Instructions

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(日本語)UMS4 説明書
使用方法
電源に接続する :
付属の USB 充電ケーブルを使って、本体を外部電源につなぐ (USB アダプター、PC、USB
電デバイスなど )。
バッテリーを入れる :
UMS4 には独立して制御される充電スロットが 4 つあります。 互換性のあるバッテリー
を、スロットの極性マークに従って挿入します。 バッテリーを入れると UMS4 は充電を開始し、充電電流、
バッテリー電圧、充電量、充電時間、内部抵抗、それとバッテリーの状態を「Good」または「Poor」で LCD
に表示します。
バッテリーの点検とエラーレポート :
UMS4 は電池の逆入れ防止および短絡防止機能を備えています。バッテ
リーを逆向きに入れたり短絡したバッテリーを入れると、該当スロットの LCD 画面に「EE EE」と表示され、
パワーレベルの表示が点滅してエラーを通知します。
スマートチャージ :
本器はバッテリーのタイプと容量を検出することで、最適な充電電流を自動設定します。
電流は手動で設定することもできます。互換性のあるバッテリーは:
1) 3.6V/3.7V リチウムイオン充電池
2) 3.8V リチウムイオン充電池 ( 最大充電時 4.35V±1%)
3) 1.2V ニッケル水素 / ニッカド充電池
4) 3.2V LiFePO4 充電池
初期設定
UMS4 の初期設定 ( 手動で設定していない場合 ) は以下の通りです:
バッテリータイプと容量
スタンダードモード QC モード
充電電流
初期値
選択可能な
充電電流値
充電電流
初期値
選択可能な
充電電流値
リチウムイオン充
電池 ( 最大充電時
4.2V±1%)
>1,200 mAh 2,000mA* 300mA-2,000mA 2,000mA 300mA-3,000mA**
<1,200 mAh 1,000mA 300mA-2,000mA 1,000mA 300mA-2,000mA
ニッケル水素 / ニッカ
ド充電池 ( 最大充電時
1.48V±1%)
AA/AAA 1,000mA 300mA-2,000mA 1,000mA 300mA-2,000mA
C/D 1,000mA 300mA-2,000mA 1,000mA 300mA-2,000mA
* 1~2 本のバッテリーを充電するときは、最大充電電流で充電するためにスロット 1 と3、もしくはスロット
2 と4の組み合わせで使用してください。違う組み合わせで使用した場合、充電電流は 1,000mA となります。
** 1~2 本のバッテリーを充電するときは、300mA - 3,000mA のレンジで充電するためにスロット 1 と3、も
しくはスロット 2 と4の組み合わせで使用してください。違う組み合わせで使用した場合、充電電流のレンジ
は 300mA – 2,000mA となります。
ノート :
UMS 4はニッケル水素 / ニッカド及び 3.7V リチウムイオン充電池使用時に自動的に充電モードを選
択します。LiFePO4 充電池および 3.8V リチウムイオン充電池使用時は手動でカットオフ電圧を設定する必要
があります。長さが >60mm のバッテリーは、その容量を自動的に >1,200mAh と検出します。
操作方法
充電中 :
C ボタンを押と4スロットの充電状態の表示を切り替わります。
V ボタンを押すと LCD スクリーンの表示がバッテリーの状態、内部抵抗、充電電流、バッテリー電圧、充電電
圧、充電時間と切り替わります。
C ボタンを長押しすると設定モードに入ります。
V ボタンを長押しすると復元モードに入ります。 ( 過放電された IMR バッテリーのみ )
設定モード :
C ボタンを押すと設定パラメータが切り替わります(充電電流とカットオフ電圧)。
充電電圧設定時は、V ボタンを押すと充電電流が 100mA ずつ上がります。カットオフ電圧設定時は、異なる
バッテリータイプと電圧値に切り替わります。
充電電圧設定時に V ボタンを長押しすると、最大電流値まで上がります。
C ボタンを長押しすると変更をセーブして設定モードから抜けます。
ノート :
10 秒以上操作をしないとセーブせずに設定モードから抜けます。
充電電圧の設定
UMS 4は、3.6V / 3.7V リチウムイオンおよびニッケル水素 / ニッカド充電池と互換性があり、適切な充電電
圧を自動的に設定します。 LiFePO4 と 3.8V リチウムイオン充電池の場合、電圧設定を充電するには、以下の
手順に従ってください。
1. バッテリーを入れて充電が始まったら、C ボタンを押して該当スロットを選択し、C ボタンを長押しして
設定モードに入ってください。
2. 設定モードに入ったら C ボタンを押してください。画面に「CHG. MODE」と点滅表示されたら、V ボタ
ンを押して充電電圧を選んでください (3.7V/4.2V/4.3V)。
3. LiFePO4 充電池の場合 , 電圧は 3.7V を選んでください。3.8V リチウムイオン充電池の場合、電圧は 4.3V
を選んでください。
4. 設定が終わったら、C ボタンを長押しして設定モードから抜けてください。
充電電流の設定
充電電流を設定するには、以下の手順に従ってください。
1. バッテリーを入れて充電が始まったら、C ボタンを押して該当スロットを選択し、C ボタンを長押しして
設定モードに入ってください。
2. 設定モードに入ると、画面に「CHG. STATUS」と点滅表示されますV ボタンを押して充電電流を
100mA ずつふやしていくか、V ボタンを長押しして最大電流に設定します。
3. 設定が終わったら、C ボタンを長押しして設定モードから抜けてください。
ノート :
設定された電流に対して入力電力がたりない場合は、入力電力に応じた電流を自動的に配分します。
QC充電モード
本器は QC 2.0 に対応しています。QC をサポートする電源やアダプターに接続した場合、画面に「Quick
Charge」と表示され、スロットの最大電流は 3,000mA となります。
バッテリー内部抵抗の自動検出
本器にバッテリーを入れると、内部抵抗を自動的に計測し「CHG. STATUS」に表示します。内部抵抗が
250mΩ 以下の場合は「Good」と表示されます。内部抵抗が 250mΩ 以上だった場合は「Poor」と表示され
ますので、バッテリーを交換してください。
充電容量の計算
充電中は充電容量を自動的に計算して「CHG. STATUS」に表示します。
電池の短絡・逆入れ防止機能
電池が短絡していたり逆向きに入れたりした場合、画面に「EE EE」と点滅表示します。
省エネ機能
3 分以上操作をしないと画面表示が消えます。何か操作をすると再び点灯します。
過放電されたリチウムイオン充電池の再活性化
本器は過放電された保護回路付きリチウムイオン充電池の再活性化が可能です。電池を入れると、充電する前
に再活性化を試みます。電池がダメージを受けていて使えない場合は画面に「EE EE」と表示されます。
過放電されたIMR充電池の復元
過放電された IMR 充電池を入れると画面に「EE EE」と表示されます。その場合、V ボタンを長押しすると復
元モードに入り、その後充電が継続されます。もし復元に何度か失敗する場合は、バッテリーを交換してくだ
さい。
ノート :
IMR 充電池の復元を試行しているとき、逆入れ防止機能は一時的に停止されています。発火や破裂の
原因となりますので、電極の向きを必ず正しく入れてください。
過充電保護
本器は各バッテリーの充電時間を個別に測定しています。充電時間が 20 時間を超えた場合、電池の不備によ
る過熱や破裂を防ぐため、充電を自動的に停止し「CHG. STATUS」に「END」と表示されます。
注意事項
1. 本器はリチウムイオン、 IMR, LiFePO4, ニッケル水素 / ニッカド 充電池専用です。電池の発火や破裂、
怪我の原因になりますので、ほかのタイプの充電池には使用しないでください。
2. 充電中に本体が熱くなりますが異常ではありません。
3. 本充電器の安全な使用環境温度は -10-40° C、安全な保管温度は -20-60° C です。
4. 本体に貼ってあるラベルなどをよく読んで正しくお使いください。
5. 本マニュアル記載の電源電圧につないでお使いください。低すぎたり高すぎたりする電圧は故障や発火の
原因となります。
6. 故障や短絡している可能性があるバッテリーは使用しないでください。
7. 本充電器は18歳以上のかたがご使用ください。18歳未満の方は、保護者の管理下のもとご使用くださ
い。
8. 充電中は充電器から目を離さないでください。異常が発生した場合はコンセントを抜いてください。