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目次 1. はじめに 3 2. Combo FX 6 基本操作編 6 応用操作編 11 3. Hot Cue Roll 18 4. Sampler Roll 19 5. Trans Pad 21 6. ホールド機能 23 7. Serato DJ FXの概要 24 8. Serato DJ FXのActivate方法 25 9.
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PAD PLUSモードに設定してみましょう。 PAD PLUS ONボタンを押すと、PAD PLUSモードに切り替わります PAD PLUS TAP PAD PLUS TAP 押す: 1秒以上押す: [SHIFT] + 押す: ボタンを数回タップすると、MANUALテンポモードに切り替わります AUTOテンポモードに切り替わります ホールド機能をオンします ◆ ホールド機能については後で詳しくご紹介します PAD PLUS ON PAD PLUS ON 押す: PAD PLUSモードをオンまたはオフします コントローラーのボタンやLEDが図1-2のようになっていることを確認してください。 Beat IndicatorにはPAD PLUSで動作する拍が表示されます。 PAD PLUSモードがオンのときはBeat Indicatorの「+」マークが点灯します。 ◆ PAD PLUSモードがオフのときはBeat Indicatorにオートループの拍を表示します Beat Indicator 図1-2 HOT CUE ROLLモード PAD PLUSモードには、テンポを設定する方法として、「AUT
また、以下に示すようにそれぞれのPADモードの状態で、PAD PLUSモードをオンにすると該当するPAD PLUSモードに切り替わります。 逆にそれぞれのPAD PLUSモードの状態で、PAD PLUSモードをオフにすると該当するPADモードに切り替わります。 PADモード HOT CUE ⇔ PAD PLUSモード HOT CUE ROLL ROLL ⇔ TRANS PAD SLICER ⇔ COMBO FX SAMPLER ⇔ SAMPLER ROLL 「PAD PLUS」の各機能のチュートリアルはそれぞれのページへお進みください。 COMBO FX 6ページ HOT CUE ROLL 18ページ SAMPLER ROLL 19ページ TRANS PAD 21ページ *本資料はSerato DJ 1.5.
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これでCombo FX機能の下準備ができました。 Combo FXに設定しましょう。 [PAD PLUS ON]ボタンを押下したあと[SLICER]ボタンを押下して、Combo FXに設定します。 コントローラーのボタンやLEDが図2-3のようになっていることを確認してください。 Beat Indicator 図2-3 COMBO FXの初期状態 エフェクトをかける前にFX BEATSの操作について確認しておきましょう。 パッド4またはパッド8を押すと、コンピューター画面のFX BEATS表示が図2-4のように変化します。 ◆ FX BEATS 表示は Beat Indicator にも表示されます。 ◆ FX BEATS の変更はパラメーターボタンでもできます。 図2-4 BEATSの動作 エフェクトを上手にかけるにはFX BEATSの設定も重要です。 ここではFX BEATSの設定を、EchoやDelayなどのエフェクトで効果的な「1/2」の設定にします。 コンピューター画面のFX BEATS表示とBeat Indicator表示が図2-5のようになっていることを確認してください。 図2-
冒頭で説明したように、1つのエフェクトにつきパッドが2つずつ割り当てられており、各パッドでは、異なるパラメーターをアサイン できます。 パッド1またはパッド5ではEcho エフェクトを実行しますが、それぞれパラメーターが異なります。 同じエフェクトでもパラメーターが異なると、エフェクトのかかり方も異なり、効果的な操作方法も違ってきます。 ここからはもっと具体的な操作例をWAVE波形を示しながらご説明しましょう。 パッド5を操作するときは、以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。 ◆ FX BEATS の設定が「 1/2 」になっていることを確認し、操作例を実行してください。 Echo 操作例1) 小節の頭から2拍の間だけパッド5押す、これを続けて何度か繰り返す。 楽曲に抑揚が付くようにアレンジすることができます :パッド5を押すタイミング 操作例2) サビが始まる4拍前からパッド5押す、2拍経過したところでパッド8を押してBEATSを1/2から1/4に切り換える。 サビの直前にブレイクを作るようにアレンジすることができます サビが始まるところ BEATS=1/2 BEATS=1/4 :パッド5
次に、パッド2またはパッド6を押してみましょう。 パッド2またはパッド6ではReverb エフェクトを実行します。 フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。 パッド2 パッド6 フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=クイック Reverb エフェクトはEchoエフェクトに比べてエフェクト効果が短いので、先程のパッド1とパッド5の操作例よりも短い時間で 操作したほうがよいでしょう。 パッド6を操作するときは、以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。 Reverb 操作例5) 小節の頭から1拍の間だけパッド6押す、これを続けて何度か繰り返す。 パッドを押した瞬間の音だけがリバーブ効果をかけながら残るので、楽曲に抑揚が付くようにアレンジすることができます。 特にボーカルやラップのある楽曲で効果があります。 :パッド6を押すタイミング Jackson Jordan Ja! Jo! 歌/ラップの歌詞の最初の言葉だけが残ります 操作例6) 1小節の中の最後の1拍の間だけパッド6押す、これを続けて何度か繰り返す。 操作例5)とは違ったアレンジに
次に、パッド3またはパッド7を押してみましょう。 パッド3またはパッド7ではDelay エフェクトを実行します。 フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。 パッド3 パッド7 フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=クイック Delay エフェクトとEchoエフェクトは似たようなエフェクト効果を持ちます。 Delay エフェクトのほうが残響音が少なくなりますが、効果はほとんど同じです。 したがって、パッド3/パッド7の効果的な操作方法は、Echoエフェクトのときと同じです。 パッド7の操作は操作例1),操作例2)をご参照ください。 パッド3の操作は操作例3),操作例4)をご参照ください。 さて、ここまでCombo FX機能の操作方法について説明してきましたが、基本操作の説明は以上で終わりです。 Combo FXの使い方をご理解頂けたでしょうか。 パッドの操作方法については例で示した方法に限らずいろいろな操作方法ができます。 お客様自身でいろいろな操作方法を試してみてください。 本資料では、エフェクトの種類をEcho、Reverb、Delayに設定する前
ここからは、もっとCombo FX機能を使いこなしたいお客様に向けた応用操作について説明します。 応用操作編 基本操作編では、エフェクトの種類にEcho、Reverb、Delayを選んだ場合の説明をしてきました。 では、他のエフェクトを選んだときはどうでしょうか。 Echo、Reverb、Delay以外のエフェクトを選択してみましょう 図2-6に示すように、エフェクトの種類をFX(1) :Flanger、FX(2) :Phaser、FX(3) :Distortionとなるように設定します。 Flanger Phaser Distortion FX(1) FX(2) FX(3) Flanger FX(1) 図2-6 Phaser Distortion FX(2) FX(3) エフェクトの種類の設定 フィルター動作モードのパラメーターは、以下のようになっています。 パッド1,2,3 フィルター動作モード=スロー パッド5,6,7 フィルター動作モード=クイック まずは、この設定のままパッド1,2,3を押してみましょう。 パッド1,2,3を押すとエフェクト効果をかけながら徐々に音量が小さ
次にFilter系のエフェクトを選んだときを試してみましょう。 図2-7に示すように、エフェクトの種類をFX(1) :HPF、FX(2) :LPF、FX(3) :LFO Filterとなるように設定します。 HPF LPF FX(1) FX(2) LFO Filter HPF LPF FX(3) FX(1) FX(2) 図2-7 LFO Filter FX(3) エフェクトの種類の設定 フィルター動作モードのパラメーターは、以下の設定のままで試してみましょう。 パッド1,2,3 パッド5,6,7 フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=LFO ほとんどのパッドで押してすぐに音が消えてしまい、有効なエフェクトがありません。 前に説明した通り、Combo FX機能を実行したときにはエフェクトをオンする他にフィルター(HPF)の効果をかけています。 したがって、エフェクトの種類にFilter系を選んでしまうとCombo FX機能は効果を発揮しなくなります。 それでは、Filter系のエフェクトをCombo FXで使いたいときはどうすればよいのでしょうか? パラメーターを適
次に、複数のパッドを組み合わせたときの操作方法をいくつかご紹介しましょう。 パラメーターは前のページのままで、図2-8に示すように、エフェクトの種類を次のように設定します。 FX1 FX(1) :HPF、FX(2) :LPF、FX(3) :LFO Filter FX2 FX(1) :Tremolo、FX(2) :Delay、FX(3) :Reberb ◆ Tremoloを選択するには、WOLF PACKのアクティベートが必要です。 ◆ WOLF PACKのアクティベートがまだ終わっていないときは、Tremoloの代わりにFlangerやPhaserを選んでください。 FX BEATSの設定はFX1が2、FX2が1/4に設定します。 FX1とFX2の両方をデッキ1に適用できるようにFX2アサイン設定をデッキ2からデッキ1へ変更します。 楽曲はデッキ1へLOADし、再生します。 HPF LPF FX(1) FX(2) LFO Filter FX(3) Tremolo 図2-8 エフェクトの種類の設定 FX(1) Delay FX(2) Reberb FX(3) では、この設定でデッキ
最後に、お勧めのパラメーター設定とエフェクト操作をいくつかご紹介しましょう。 フィルター動作モードのパラメーターおよびFXレベルのパラメーターは、以下のように設定します。 パッド1 パッド2 パッド3 パッド5 パッド6 パッド7 フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=クイック フィルター動作モード=クイック フィルター動作モード=LFO FXレベル=レベル 100 FXレベル=レベル 75 FXレベル=レベル 50 FXレベル=レベル 100 FXレベル=レベル 75 FXレベル=レベル 50 ユーティリティーモード2 を起動する Serato DJを終了させます。 一度コントローラーの電源をオフして、右側のデッキの[SHIFT] ボタンと[PLAY/PAUSE] ボタンの両方を押しながら、 電源をオンします。 右側のデッキの[ROLL] モードボタンを押す 設定したいパッドを押し、右側デッキの[PARAMETER ] ボタン、または[PARAMETER ] ボタンを押して、設定を変更します ◆ 押したパッドが点灯し、現在設定さ
EchoとVersion Echoを同時に実行する場合の操作例をご紹介しましょう。 パッド5とパッド6を操作します。 以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。 Echo & Version Echo 操作例8) パッド6を小節の頭から1小節の間押し続ける。 2拍経過したところでパッド5も押し続け、両方同時に離す :パッド6を押すタイミング :パッド5を押すタイミング 上記の例ではパッド6を先に押してから、パッド5を後から押していますが、順番を逆にする使い方もできます。 :パッド6を押すタイミング :パッド5を押すタイミング もちろん、Echo、Version Echoをそれぞれ単独で使うベーシックな操作方法も有効です。 この操作方法については基本操作編 操作例1)~操作例4)をご参照ください。 次に、パッド3を押してみましょう。 FX BEATSの設定は1または2に設定します。 パッド3を押すと楽曲を細切れにしたようなエフェクト効果がかかります。 さらにパッド3を押し続けると徐々に楽曲の音量が小さくなっていき、無音状態になります。 パッドから手を離すとエフェクトがオフされ、元の再生状態に戻りま
では、この設定でパッドを操作してみましょう。 ◆ Echo と Version Echo の操作は先程の設定と同じなので詳細な説明は省略します。 FX BEATSの設定は1/2に設定します。 パッド3を押してみましょう。 パッドを押した瞬間の音声を1/2拍周期で繰り返し再生します。 以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。 Pitch Looper 操作例10) 小節の頭から2小節の間だけパッド3押す。 1小節経過したところでパッド8を押してBEATSを1/2から1/4に切り換える。 :パッド3を押すタイミング BEATS=1/2 BEATS=1/4 パッド8を押す 今度はFX BEATSの設定は1に設定します。 以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。 操作例11) 小節の頭から3小節の間だけパッド3押す。 1小節経過したところでパッド8を押してBEATSを1から1/2に切り換える。 2小節経過したところでパッド8を押してBEATSを1/2から1/4に切り換える。 :パッド3を押すタイミング BEATS=1 BEATS=1/2 BEATS=1/4 パッド8を押す パッド8を押す 次に、パッ
Pitch Looperでピッチを変えるときは、以下の操作例のようにパッドとノブをコントロールすると効果的です。 操作例12) 小節の頭から2小節の間だけパッド3押す。 1小節経過したところでノブを右または左に回し始める。同時にパッド8を押してBEATSを1/2から1/4に切り換える。 ノブを右または左の端まで回し、パッド3を離す 最後にノブをセンターへ戻しておく :パッド3を押すタイミング BEATS=1/2 BEATS=1/4 パッド8を押す ピッチUP 右方向へ回す センターへ戻す ピッチDOWN 左方向へ回す センターへ戻す 操作例13) 小節の頭から3小節の間だけパッド3押す。 1小節経過したところでノブを右または左に回し始める。同時にパッド8を押してBEATSを1から1/2に切り換える。 さらにノブを右または左に回しながら2小節経過したところでパッド8を押してBEATSを1/2から1/4に切り換える。 ノブを右または左の端まで回し、パッド3を離す 最後にノブをセンターへ戻しておく :パッド3を押すタイミング BEATS=1 BEATS=1/2 BEATS=1/4 パッド8を押す パッ
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サンプラースロットの再生モードをトリガーモードに設定します。 ◆ コンピューター画面の[再生モード]ボタンをクリックすると再生モードを変更できます。 :トリガーモード :ホールドモード :オン/オフモード 図4-3 再生モードの設定 [PAD PLUS ON]ボタンを押下したあと[SAMPLER]ボタンを押下して、Sampler Rollに設定します。 コントローラーのボタンやLEDが図3-2のようになっていることを確認してください。 Beat Indicator 図4-4 Sampler Rollの初期状態 では、Sampler Roll機能を実行してみましょう。 トラック(サンプル音)がロードされているパッドを押してください。パッドは押したままにします。 パッドを押している間、楽曲のBPMに合わせて1/4拍周期でSamplerを自動で連打します。 パッドから手を離すと、元の再生状態に戻ります。 次にリピートする拍の設定(連打する周期)を変えてみましょう。 パッドを押したまま、[PARAMETER ] ボタン、または[PARAMETER ] ボタンを押して、リピートする拍の設定を変更します。
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次は、パッド4を押してください。パッドは押したままにします。 パッドを押している間、以下のように楽曲のBPMに合わせて1/2拍周期で「音を出す」、「音をカットする」を繰り返します。 音をカットする期間は1/4拍となります。 :パッド4を押すタイミング 1/2 beat このようにパッドごとに音をカットする長さが異なります。 他のパッドでもその効果を試してみてください。 パッドを押し続けている間、Beat Indicatorに拍が表示されます。 ◆ ただし、 1/3 拍のときは表示されません。 ◆ パッド 8(Manual) はパッドを押し続けている間、拍に関係なく音をカットし続けます。 Trans Pad機能はスクラッチ中に操作しても効果的です。 スクラッチ中にTrans Pad機能を実行する場合の操作例をご紹介しましょう。 SLIPモードで1拍程度の短い間で使います。 以下の操作例のようにJOGとパッド3を操作すると効果的です。 Slip Scratch & Trans Pad 操作例 SLIPモードに設定します。 小節の頭から1拍の間だけパッド3を押す、これを続けて何度か繰り返す。 パッド3を押す
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7. Serato DJ FXの概要 Serato DJでは、以下の3種類のFX Packが利用可能です。 BASE PACK Serato DJに最初から組み込まれているエフェクトです。 Serato DJをインストールするとすぐに利用できます。 WOLF PACK 無料で利用できる標準的なエフェクトです。 コンピューターとコントローラーを接続、Serato DJを起動したのち Serato DJでアクティベートすると利用できるようになります。 BACK PACK 有料のエフェクトです。 コンピューターとコントローラーを接続、Serato DJを起動したのち Serato DJでアクティベートすると利用できるようになります。 ◆ アクティベート方法については [8.
8. Serato DJ FXのActivate方法 Serato DJのFX Packをアクティベートするにはインターネット接続環境および「Serato.com」のユーザーアカウント が必要です。 1 コンピューターとコントローラーをUSBケーブルで接続し、コントローラーの電源をオンにする Serato DJを起動する コンピューター画面右下の[Online]ボタンをクリックする コンピューター画面の[MY SERATO]ボタンをクリックする 2 「Serato.
3 ■WOLF PACKをアクティベートする場合、以下を実行してください WOLF PACKの[ACTIVATE]ボタンをクリックする アクティベート されていない状態 アクティベート済み 26
4 ■BACK PACKを購入しアクティベートする場合、以下を実行してください BACK PACKの[BUY NOW]ボタンをクリックする 必要事項を記入し[PURCHASE]ボタンをクリックする 記入例 Taro クレジットカード番号 Suzuki クレジットカード名義 11-6 Minami 2-chome Saiwai-ku Kawasaki-shi セキュリティコード 有効期限 月/年 Kanagawa-ken 212-0031 27
BACK PACKの[ACTIVATE]ボタンをクリックする アクティベート されていない状態 アクティベート済み 28
9. サンプル素材集のインストール方法 Serato.
Mac 以下のインストーラーを実行し、インストールを開始します。 1 4 [閉じる]をクリックし、インストールを終了します [続ける]をクリックします 2 5 使用許諾契約をよく読み、[続ける]をクリックします 使用許諾契約に同意の上、[同意する]を選択します Serao DJを起動し、Sample Packsがインポートされていることを 確認します。 3 インストール先を選択し、[続ける]をクリックします [インストール]をクリックし、インストールを始めます 30
商標および登録商標について ・Pioneer はパイオニア株式会社の登録商標です。 ・Serato DJ は、Serato 社の登録商標です。 ・Windows は⽶国 Microsoft Corporation の⽶国およびその他の国における登録商標です。 ・Mac OS は、⽶国およびその他の国々で登録された Apple Inc.