Recording Equipment User Manual

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演奏を録音する/再生する
演奏を録音する/再生する
Step5 エフェクトを使う∼インサート・エフェクト
BR-8 は、インサート・エフェクトループ・エフェクト
の、2 系統のエフェクトが内蔵されています。ここではイン
サート・エフェクトを使用します。
パッチを変える
1.
EFFECTS]を押します。
fig.07-05(LCD:Select Inst EFX Patch)
2.
CURSOR[ ]を押してPATCH”を選択します。
TIME/VALUE ダイヤルを回すと、次々とパッチが切り替
わり、エフェクト音も切り替わります。このときバイパ
スがオン(エフェクトをかけない状態)の場合は、パッ
チが切り替わると自動的にバイパスがオフになり
フェクトがかかった状態になります。画面中央にはパッ
チ・ネームが、画面下部には使用しているアルゴリズム
名が表示されます。お好みのエフェクト・パッチを選ん
でください。
エフェクト・パッチには、ステレオ録音でより効果が高まる
ものも用意されています。ステレオ録音にするには「録音す
るトラックを選ぶ」(P.33)をご覧ください。
エフェクト・パッチ・リスト(別紙)
インサート・エフェクト・アルゴリズム一覧(P.94
3.
[EXIT]をて、レベル・メーター表示画面戻り
ます。
インサート・エフェクトの詳しい操作方法については「イン
サート・エフェクトを使う」(P.86)をご覧ください。
エフェクトを使わずに録音する
1.
[EFFECTS]を押します。
fig.07-05(LCD:Select Inst EFX Patch)
2.
CURSOR[ ]を押して“BYPASS”(バイ
パス)を選択します。
3.
TIME/VALUE ダイヤルを回して、オン/オフを切り替
えます。
バイパスがオンになると EFFECTS インジケーターが消
灯し、エフェクトのかかっていない音が出力されるよう
になります。
fig.07-05a(LCD:Select Inst EFX Bypass)
 インサート・エフェクトとは
特定の信号ライン(BR-8 の場合、入力の楽器や再生ト
ラックなど)に直接かけるエフェクトのことをインサー
ト・エフェクトと呼びます。ステージなどでギターとア
ンプの間に接続するエフェクターもインサート・エフェ
クトの一種です。これに対し、ミキサーなどのセンド/
リターン・ジャックに接続するエフェクトをループ・エ
フェクトと呼びます。(P.36 参照)
 パッチとは
BR-8 には、ギター用、ボーカル用をはじめ数多くのエ
フェクトが搭載されており、これらのエフェクトは同時
に複数使用することができます。このようなエフェクト
の組み合わせ(接続するエフェクトの種類や接続順など)
アルゴリズムと呼びます。
さらに、各エフェクトには音色を変えるためのパラメー
ター(コンパクト・エフェクターのつまみに相当します)
がいくつかあります。これらの組み合わせによって、音
づくりの可能性が無限に広がるわけですが、それら全て
の状態をまとめて記憶させる単位をパッチと呼びます。
パッチを切り替えることにより、記憶しておいたエフェ
クトの組み合わせやオン/オフの状態、パラメーターの
値などが全て呼び出されるため、一瞬で全く異なる音色
に変化させることができるのです。