Recording Equipment User Manual
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演奏を録音する/再生する
演奏を録音する/再生する
Step8 録音した演奏を再生する
再生する
1.
[ZERO]を押して、曲の頭に戻します。
2.
[PLAY]を押すと、再生が始まります。
このとき、録音されたトラックの REC TRACK ボタンは
橙色と緑色の交互点灯になり、トラックが再生中である
ことを示します。
各トラックの音量を調節する
TRACK フェーダーで、それぞれのトラックの再生音量がコ
ントロールできます。
特定のトラックの音を消す∼ミュート
再生中に[TRACK MUTE]を押しながら、橙色と緑色の交
互点灯または緑色に点灯しているREC TRACKボタンを押し
ます。
REC TRACK ボタンが橙色または緑色の点滅に変わり、その
トラックの音がミュート(消音)されます。
もう一度同じ操作を行うと、ボタンが元の点灯状態に戻り、
音が聴こえるようになります。
fig.07-16(Push MUTE+REC TRACK1 Button)
Step9
録音した演奏を聴きながら別の演奏を録音する∼オーバー・ダビング
REC TRACK ボタンが緑色で点灯または橙色と緑色で交互点
灯しているトラックにはすでに音が録音されています。録音
した音を聴きながら別のトラックに演奏を録音(オーバー・
ダビング)することができます。
録音するトラックを選ぶ
REC TRACK ボタンを使って次に録音するトラックを選びま
す。前に録音したトラックとは別のトラックを録音先に選ぶ
と、録音した演奏を聴きながら新たな演奏を別のトラックに
録音することができます。
※ このとき、REC TRACK ボタンが緑色に点灯しているト
ラックを録音先に選ぶと、橙色と緑色の交互点灯に変わ
り、録音した演奏に新しい演奏が上書きされます。
録音する
「Step7 録音する」(P.33)と同じ手順で録音してください。
※ 録音時に INPUT LEVEL つまみで入力ソースの音量を絞
ると、小さな音量でトラックに録音されます。そのため、
再生時にトラックの音量を上げるとノイズが目立ちやす
くなってしまいます。録音時に、モニター(試聴)して
いる入力ソースの音量を下げたい場合は、MASTER
フェーダーや PHONES VOLUME つまみで音量を下げて
ください。再生されている演奏の音量を変えたいときは、
各トラックの TRACK フェーダーで調節してください。
このとき、新しいトラックには今弾いている音だけが録音さ
れ、再生中のトラックの音は録音されません。
オーバー・ダビングとは
前に録音した音を聴きながら、別のトラックに新たに録
音することをオーバー・ダビングといいます。ドラム、
ベース、キーボード、ギター、ボーカルといった各パー
トを別々のトラックに録音していくことで、あとから楽
器同士の音量バランスや左右の振り分けを変えたり、あ
るパートの演奏を差し替える、といったことが可能にな
ります。
オーバー・ダビング時のちょっとしたテクニック
録音した演奏を聴きながら新たな録音をする場合、今弾
いている音が以前の演奏に埋もれて聞き取りにくくなる
場合があります。このような場合は、再生しているトラッ
クのフェーダーを少し下げるか、再生しているトラック
のパンを左(右)に振り、今弾いている演奏のパンを右
(左)に振るなどすると聞き取りやすくなります。
「音の左右の位置(パン)を決める」(P.36)
「入力音のパンを変える」(P.38)