Recording Equipment User Manual
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録音された演奏を編集する∼トラック・エディット
より進んだ使いかた
例 4:トラック・コピー+インサートの場合
fig.09-06(VS-840EX P.68-3)
※ トラック・コピー+インサートの場合には、コピー元と
コピー先に同じトラックを指定することはできません。
トラック・コピー画面が表示され、コピー元とコピー先のト
ラック/ V トラックが選択できる状態になります。
fig.09-07(LCD:Track Copy-Track)
4.
CURSOR[][]と TIME/VALUE ダイヤルを使っ
て、コピー元とコピー先のトラック/ V トラックを選
択します。
選択したトラックに名前が付けられている場合はトラッ
ク・ネームが表示されます。
5.
他にも同じ設定(範囲、位置)でコピーしたいトラッ
クがあるときは、CURSOR[ ]を数回押して以下
の位置にカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルを
回します。
fig.09-08a
新しいコピー元とコピー先のトラックが指定できるよう
になります。
この場合、他のコピー元トラックで指定しているコピー
先トラックを重複して指定することはできません。
コピーを取り消したいトラックがあるときは、TIME/
VALUE ダイヤルで“?”を表示させます。
“?”が 1 つでもある行はコピーは実行されません。
6.
コピー範囲やコピー先の位置を指定します。
CURSOR[ ]を押して“LOC”にカーソルを移動さ
せ[ENTER]を押すと、トラック・コピー(LOCATE)
画面が表示されます。
fig.09-09(LCD:Track Copy-Point)
このとき、“DISP”を選択して[ENTER]を押すと、押
すたびに指定方法(小節、時刻、マーカー)を切り替え
ることができます。
次の項目を設定してください。
START(スタート・ポイント):
コピー元の録音データの先頭位置を指定します。
END(エンド・ポイント):
コピー元の録音データの終了位置を指定します。
TO(トゥー・ポイント):
コピー先の基準位置を指定します。
FROM(フロム・ポイント):
トゥー・ポイントにおけるコピー元の位置を指定します。
通常はスタート・ポイントと同じ位置にします。
COPY(コピー・タイム):
コピー回数(1 ∼ 99)を指定します。
※ 上記の項目を時刻で指定した後で、小節やマーカー表示
に切り替えた場合、現在の表示位置と実際の位置がずれ
ていることを示す“+”が表示されることがあります。小
節やマーカーを使って指定する場合は、それぞれの画面
の中で TIME/VALUE ダイヤルを使って指定すると、ず
れを無くすことができます。
曲の先頭から最後までをコピー範囲としたい場合は、
“ALL”アイコンを選んで[ENTER]を押します。
7.
設定が終わったら、[CURSOR]を押 して“GO”ア
イコンにカーソルを移動させ[ENTER]を押します。
コピーが実行されます。
8.
[EXIT]を数回押して、レベル・メーター表示画面に
戻します。
A
START END TO
A'
時間
コピー元
(トラックーVトラック)
コピー先
コピー元の名前
コピー先の名前