Recording Equipment User Manual
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録音された演奏を編集する∼トラック・エディット
より進んだ使いかた
fig.09-15(LCD:Track Move-Track)
4.
CURSOR[][]と TIME/VALUE ダイヤルを使っ
て、移動元と移動先のトラック/ V トラックを選択し
ます。
選択したトラックに名前が付けられている場合はトラッ
ク・ネームが表示されます。
5.
他にも同じ設定(範囲、位置)で移動させたいトラッ
クがあるときは、CURSOR[ ]を数回押して以下
の位置にカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルを
回します。
fig.09-15a
新しい移動元と移動先のトラックが指定できるようにな
ります。
この場合、他の移動元トラックで指定している移動先ト
ラックを重複して指定することはできません。
移動を取り消したいトラックがあるときは、TIME/
VALUE ダイヤルで“?”を表示させます。
“?”が 1 つでもある行は移動は実行されません。
6.
移動範囲や移動先の位置を指定します。
CURSOR[ ]を押して“LOC”にカーソルを移動さ
せ[ENTER]を押すと、トラック・ムーブ(LOCATE)
画面が表示されます。
fig.09-16(LCD:Track Move-Point)
このとき、“DISP”を選択して[ENTER]を押すと、押
すたびに指定方法(小節、時刻、マーク)を切り替える
ことができます。
以下の項目を設定してください。
START(スタート・ポイント):
移動元の録音データの先頭位置を指定します。
END(エンド・ポイント):
移動元の録音データの終了位置を指定します。
TO(トゥー・ポイント):
移動先の基準位置を指定します。
FROM(フロム・ポイント):
トゥー・ポイントにおける移動元の位置を指定します。
通常はスタート・ポイントと同じ位置にします。
※ 前記の項目を時刻で指定した後で、小節やマーカー表示
に切り替えた場合、現在の表示位置と実際の位置がずれ
ていることを示す“+”が表示されることがあります。小
節やマーカーを使って指定する場合は、それぞれの画面
の中で TIME/VALUE ダイヤルを使って指定すれば、ず
れを無くすことができます。
曲の先頭から最後までを移動範囲としたい場合は、
“ALL”アイコンを選んで[ENTER]を押します。
7.
設定が終わったら、[CURSOR]を押 して“GO”ア
イコンにカーソルを移動させ[ENTER]を押します。
移動が実行されます。
8.
[EXIT]を数回押して、レベル・メーター表示画面に
戻します。
移動元
(トラックーVトラック)
移動先
移動元の名前
移動先の名前