Recording Equipment User Manual

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録音された演奏を編集する∼トラック・エディット
より進んだ使いかた
演奏に空白を入れる
∼トラック・インサート
指定位置に空白を挿入します。
録音データの途中にフレーズを追加したいときは、その
レーズの長さだけ空白を追加し、空白部分にフレーズを録音
してください。
fig.09-20(VS-840EX P.72)
挿入先の前後には、1.0 秒より短い音を残さないでくだ
さい。1.0 秒以内の音が残っても、その音は鳴りません。
1.
[UTILITY]を押します。
2.
CURSOR[ 押してトラックィッ
ト・アイコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.09-03(LCD:Select Track Edit Icon)
3.
CURSOR[ 押してトラックサー
ト・アイコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.09-21(LCD:Select Track Insert Icon)
トラック・インサート画面が表示され、挿入先のトラッ
ク/ V トラックが選択できる状態になります。
4.
CURSOR[][]と TIME/VALUE ダイヤルを使っ
て、挿入先のトラック/ V トラックを選択します。
選択したトラックに名前が付けられている場合はトラッ
ク・ネームが表示されます。
fig.09-22(LCD:Track Insert-Track)
5.
他にも同じ設定(位置、長さ)で挿入したいトラック
があるときはCURSOR[ ]を数 して以下の
位置にカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルを回
します。
fig.09-22a
新しい挿入先のトラックが指定できるようになります。
挿入を取り消したいトラックがあるときは、TIME/
VALUE ダイヤルで“?”を表示させます。
“?”が 1 つでもある行は挿入は実行されません。
TIME/VALUE ダイヤルで“*”を選ぶと、すべてのト
ラックまたはすべての V トラックを対象とすることがで
きます。
すべてのトラックのすべての V トラックを対象にしたい
ときは“* - *”と設定してください。
6.
空白を挿入する位置と空白の長さを指定します。
[CURSOR]をて“LOC”にカーソルを移動させ
[ENTER]を押すと、トラック・インサート(LOCATE)
画面が表示されます。
fig.09-23(LCD:Track Insert-Point)
このとき、“DISP”を選択して[ENTER]を押すと、押
すたびに指定方法(小節、時刻)を切り替えることがで
きます。
以下の項目を設定してください。
START(スタート・ポイント)
空白を挿入する位置を指定します。
LENGTH(レングス)
空白の長さを指定します。
上記の項目を時刻で指定した後で、小節表示に切り替え
た場合、現在の表示位置と実際の位置がずれていること
を示す“+”が表示されることがあります。小節を使って
指定する場合は、小節表示の画面の中で TIME/VALUE
ダイヤルを使って指定すれば、ずれを無くすことができ
ます。
7.
設定が終わったら[CURSOR]を て“GO”ア
イコンにカーソルを移動させ[ENTER]を押します。
空白が挿入されます。
8.
[EXIT]を、レベル・メータ表示画面に
戻します。
時間 TO
空白
LENGTH
挿入先
(トラックーVトラック)
挿入先の名前