Recording Equipment User Manual
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録音された演奏を編集する∼トラック・エディット
演奏を削除してつなぐ
∼トラック・カット
指定範囲の録音データを削除します。
この操作で録音データを削除した場合、削除した録音データ
の後ろに録音データがあると、削除した分だけ前に詰まりま
す。
テープ・レコーダーに例えると、オーディオ・テープの不要
な部分をはさみで切り取り、つなぎ合わせるようなものです。
fig.09-24(VS-840EX P.73)
※ 削除範囲の前後には、1.0 秒より短い音を残さないでく
ださい。1.0 秒以内の音が残っても、その音は鳴りません。
1.
[UTILITY]を押します。
2.
CURSOR[ ][ ]を押してトラック・エディッ
ト・アイコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.09-03(LCD:Select Track Edit Icon)
3.
CURSOR[ ][ ]を押してトラック・カット・ア
イコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.09-25(LCD:Select Track Cut Icon)
トラック・カット画面が表示され、録音データを削除す
るトラック/ V トラックが選択できる状態になります。
4.
CURSOR[][]と TIME/VALUE ダイヤルを使っ
て、削除するトラック/ V トラックを選択します。
選択したトラックに名前が付けられている場合はトラック・
ネームが表示されます。
fig.09-26(LCD:Track Cut-Track)
5.
他にも同じ設定(範囲)で削除したいトラックがある
ときは、CURSOR[ ]を数回押して以下の位置に
カーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルを回しま
す。
fig.09-26a
新しい削除先のトラックを指定してください。
削除を取り消したいトラックがあるときは、TIME/
VALUE ダイヤルで“?”を表示させます。
“?”が 1 つでもある行は削除は実行されません。
TIME/VALUE ダイヤルで“*”を選ぶと、すべてのト
ラックまたはすべての V トラックを対象とすることがで
きます。
すべてのトラックのすべての V トラックを対象にしたい
ときは“* - *”と設定してください。
6.
削除範囲を指定します。
[CURSOR]を押して“LOC”にカーソルを移動させ
[ENTER]を押すと、トラック・カット(LOCATE)画
面が表示されます。
fig.09-27(LCD:Track Cut-Point)
このとき、“DISP”を選択して[ENTER]を押すと、押
すたびに指定方法(小節、時刻、マーカー)を切り替え
ることができます。
次の項目を設定してください。
START(スタート・ポイント):
削除したい録音データの先頭位置を指定します。
END(エンド・ポイント):
削除したい録音データの終了位置を指定します。
※ 上記の項目を時刻で指定した後で、小節やマーカー表示
に切り替えた場合、現在の表示位置と実際の位置がずれ
ていることを示す“+”が表示されることがあります。小
節やマーカーを使って指定する場合は、それぞれの画面
の中で TIME/VALUE ダイヤルを使って指定すれば、ず
れを無くすことができます。
曲の先頭から最後までを削除範囲としたい場合は、
“ALL”アイコンを選んで[ENTER]を押します。
7.
設定が終わったら、[CURSOR]を押 して“GO”ア
イコンにカーソルを移動させ[ENTER]を押します。
削除が実行されます。
8.
[EXIT]を数回押して、レベル・メーター表示画面に
戻します。
時間 START END
A
削除するトラック
(トラックーVトラック)
削除する
トラックの名前