Recording Equipment User Manual

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録音された演奏を編集する∼トラック・エディット
より進んだ使いかた
演奏を消去する
∼トラック・イレース
指定範囲の録音データを消去します。この操作で録音データ
を消去した場合、消去した録音データの後ろに録音データが
あっても、前に詰まることはありません。テープレコーダー
に例えると、不要な部分に無音録音するようなものです。
fig.09-28(VS-840EX P.74)
消去範囲の前後には、1.0 秒より短い音を残さないでく
ださい。1.0 秒以内の音が残っても、その音は鳴りません。
1.
[UTILITY]を押します。
2.
CURSOR[ 押してトラックィッ
ト・アイコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.09-03(LCD:Select Track Edit Icon)
3.
CURSOR[ ]をてトラ・イレス・アイ
コンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.09-29(LCD:Select Track Erase Icon)
トラック・イレース画面が表示され、録音データを消去
するトラック/ V トラックが選択できる状態になりま
す。
4.
CURSOR[][]と TIME/VALUE ダイヤルを使っ
て、消去するトラック/ V トラックを選択します。
選択したトラックに名前が付けられている場合はトラッ
ク・ネームが表示されます。
fig.09-30(LCD:Track Erase-Track)
5.
他にも同じ設定(範囲)で消去したいトラックがある
は、CURSOR[ ]を数回押して以下の位置に
カーソルを合わせ、TIME/VALUE イヤルを回しま
す。
fig.09-30a
新しく消去したいトラックを指定してください。
消去を取り消したいトラックがあるときは、TIME/
VALUE ダイヤルで“?”を表示させます。
“?”が 1 つでもある行は消去は実行されません。
TIME/VALUE ダイヤルで“*”を選ぶと、すべてのト
ラックまたはすべての V トラックを対象とすることがで
きます。
すべてのトラックのすべての V トラックを対象にしたい
ときは“* - *”と設定してください。
6.
消去範囲を指定します。
[CURSOR]をて“LOC”にカーソルを移動させ
[ENTER]を押すと、トック・イース(LOCATE)
画面が表示されます。
fig.09-31(LCD:Track Erase-Point)
このとき、“DISP”を選択して[ENTER]を押すと、押
すたびに指定方法(小節、時刻、マーカー)を切り替え
ることができます。
次の項目を設定してください。
START(スタート・ポイント)
消去したい録音データの先頭位置を指定します。
END(エンド・ポイント)
消去したい録音データの終了位置を指定します。
曲の先頭から最後までを消去範囲としたい場合は
“ALL”アイコンを選んで[ENTER]を押します。
7.
設定が終わったら[CURSOR]を て“GO”ア
イコンにカーソルを移動させ[ENTER]を押します。
消去が実行されます。
8.
[EXIT]を、レベル・メータ表示画面に
戻します。
START END 時間
A
消去するトラック
(トラックーVトラック)
消去する
トラックの名前