Recording Equipment User Manual
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より進んだ使いかた
Roland VS シリーズとデータをやり取りする∼ソング・コンバート
本機(BR-8)と Roland VS シリーズ(VS-1680/880EX/880/840EX/840)の間で、曲のデータを直接やり取りすることはで
きません。やり取りができるようにするには、曲のデータを変換(ソング・コンバート)する必要があります。
※ VS-1680 や VS-880EX と曲のデータをやり取りする場合は、一旦 VS-880 用にデータを変換する必要があります。VS-1680
や VS-880EX で作った曲を BR-8 用に変換する場合は、VS-1680 や VS-880EX で一旦 VS-880 用にデータを変換したもの
を Zip ディスクに書き込み、これを BR-8 に挿入してさらに変換(VS-880 → BR-8)を行います。
逆に、BR-8 で作った曲を VS-1680 や VS-880EX 用に変換する場合は、BR-8 で一旦 VS-880 用にデータを変換したものを
Zip ディスクに書き込み、これを VS-1680 や VS-880EX に接続した Zip ドライブに挿入してさらに変換(VS-880 → VS-
1680 または VS-880EX)を行います。
VS-880 とデータをやり取りする∼ソング・コンバート(880 ←→ BR-8)
曲のデータを変換して、VS-880 とデータをやり取りできる
ようにします。ここでは、VS-880 で作成した曲のデータを
BR-8 で扱えるように変換する手順を説明します。
※ BR-8 / VS-880 間でやり取りできる曲のデータは、互
いに対応しているデータ・タイプ(VS シリーズではレ
コーディング・モード)(MT2,LV1)とサンプル・レイ
ト(44.1 kHz)で作成した曲のデータだけです。(BR-8
のデータ・タイプ“LV1”は VS-880 のレコーディング・
モード“LIV”に対応しています。)また、変換される内
容は、曲の名前と録音データとその録音データがどの V
トラックに録音されているかという3つの情報だけです。
その他の情報(システムに関する設定、ミキサーに関す
る設定、曲に付けたマークなど)は互換性がありません。
1.
[UTILITY]を押します。
2.
CURSOR[ ][ ]を押してディスク・アイコン
を選択し、[ENTER]を押します。
fig.10-07(LCD:Select Disk Icon)
3.
CURSOR[ ][ ]を押してソング・コンバート・
アイコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.10-07a
“Select Convert Type.”と表示されます。
4.
CURSOR[ ][ ]を押して、コンバート・タイ
プを選びます。
ここでは、880→ BR-8 のアイコンを選択して、[ENTER]
を押します。
fig.10-09(LCD:Select Convert 880 Icon)
ディスクが取り出され、“Insert VS-880 Disk!”と表示
されます。
5.
VS-880 で作成した曲の入っているディスク(VS-880
ディスク)を挿入します。
VS-880 で作成された曲の一覧が表示されます。
6.
CURSOR[ ][ ]を押してコンバートしたい
曲にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。
VS-880 ディスクが取り出され、“Insert BR-8 Disk!”と
表示されます。
■ 録音・編集、またはミキサー部の設定やエフェクト
のソング・パッチ(P.86)を変更した場合
“Save Current?”と表示されます。
現在使用している曲やミキサーの状態やソング・
パッチの変更などを保存してからコンバートを実行
したい場合は[YES]、保存せずにコンバートを実行
したい場合は[NO]を押します。
※ 保存せずにソング・コンバートを実行した場合、現
在の曲に対して、前回保存してから今回までに行
なった録音、編集作業の全てと、現在のミキサー部
の設定状態やソング・パッチの変更は保存されませ
ん。ご注意ください。