Recording Equipment User Manual
70
テンポを設定する
テンポ・マップを作る
1.
[UTILITY]を押します。
2.
CURSOR[ ][ ]を押し てテン ポ・マッ プ・ア
イコンを選択し、[ENTER]を押します。
fig.10-17(LCD:Select Tempo Map Icon)
テンポ・マップの設定画面になります。
以下の表示では、テンポ・マップ 1 が 1 小節目から始まり、
4/4 拍子、4 分音符 =120 のテンポに設定されていることを
示しています。
fig.10-18(LCD:Tempo Map Edit)
3.
テンポと拍子を設定します。
CURSOR[ ][ ]を押して変更したい値を選び、
TIME/VALUE ダイヤルを回して値を変更します。
※ テンポ・マップ 1 の開始小節は変更できません。
・MEAS(メジャー):
テンポ・マップの開始小節(1 ∼ 999)を設定します。
ディスプレイに表示される小節と拍、リズム・ガイド音、
BR-8 から送信される MIDI クロックは、この小節の設定
にしたがいます。
・BEAT(ビート):
テンポ・マップの拍子(1/1 ∼ 8/1、1/2 ∼ 8/2、1/4
∼ 8/4、1/8 ∼ 8/8)を設定します。ディスプレイに表
示される拍、リズム・ガイド音、BR-8 から送信される
MIDI クロックは、この拍子の設定にしたがいます。
・TEMPO(テンポ):
テンポ・マップのテンポ(25.0 ∼ 250.0)を設定します。
ディスプレイに表示される小節と拍、リズム・ガイドの
テンポ、BR-8 から送信される MIDI クロックは、このテ
ンポの設定にしたがいます。
・PTN(パターン):
リズム・ガイドのパターンを設定します。
※ このときパターンを“OFF”に設定すると、リズム・ガ
イドの音をミュート(消音)することができます。
リズム・ガイドには、メトロノームを含んださまざまなタイ
プのリズム・パターンがあらかじめ内蔵されています。
リズム・ガイドのリズム・パターンについては、別紙の「リ
ズム・パターン・リスト」をご覧ください。
4.
CURSOR[ ]を押 して、次のテ ンポ・マップの
“NEW”を選択します。
5.
必要に応じて、手順 3 ∼ 4 を繰り返します。
テンポ・マップを削除したい場合は、消したいテンポ・
マップの行にカーソルを合わせ、CURSOR[ ]を押
して“DEL”を選択します。[ENTER]を押すと、指定
された行のテンポ・マップが削除されます。
※ テンポ・マップ 1 は削除できません。
6.
テンポ・マップの設定を終えたら、[EXIT]を数回押
してレベル・メーター表示画面に戻します。
7.
テンポ・マップを使用するには、リズム・ガイドの制
御方法を変更する必要があります。
詳しくは次項の「テンポ・マップでリズム・ガイドを制
御する」(P.71)をご覧ください。
テンポ・マップとは
曲のテンポは「テンポ・マップ」で設定します。テンポ・
マップはテンポの変化を小節単位で設定するのもので、
指定の小節から「この拍子」の「このテンポ」に変える
という情報が記録されています。テンポ・マップは曲の
頭から順に、テンポ・マップ 1、テンポ・マップ 2、テ
ンポ・マップ 3 と番号が付けられます。
曲にはあらかじめテンポ・マップ 1 が設定されており、
このテンポ・マップ 1 で曲の初期テンポを決めます。途
中の小節からテンポを変えたいときは、新たにテンポ・
マップを作成し、指定の小節からテンポが変わるように
順番に設定していきます。テンポ・マップは 50 個まで
作成できます。
また、テンポ・マップを使うことで、リズム・ガイドの
テンポを変化させるだけでなく、リズム・パターンを切
り替えることもできます(P.71)。
fig.10-16(VS-840EX P.113)
時間
テンポ・
マップ2
テンポ・
マップ1
テンポ・
マップ1
テンポ・
マップ3