Manual Addendum
4
Killdry - キルドライ(UTILITY メニュー)
設定レンジ: Off / On
G-System
をパラレルのセットアップ(またはパラレル・ループ)で使用する場
合には、キルドライ機能は重宝する機能となるでしょう。
Kill Dry をオンにする
と、原音が
G-System から出力されなくなります。
パラレル
・セットアップにおける Kill Dry 機能の留意点
まず、
• ルーティングは Parallel(パラレル)で使用することをお勧めいたします。
• Kill Dry パラメーターをオンにすると、アウトプットからクリーンの信号が
出力されなくなり、全アルゴリズムの
Mix パラメーターが「Wet」に変わり
ます。
別の留意点として、パラレル・ループにおける信号の流れはミキサー内のルー
ティングに類似していることがあげられます。信号は分割され、片方はその
まま出力に、もう片方はエフェクト・プロセッサーを通過します。すなわち、
この「もう片方」の信号は
G-System で処理され、後に原音と混ざること
となる訳です。そのため、パラレル・セットアップでは、全てのエフェクト
の利点を享受できなくなります。トレモロやパンナーなどのレベルを扱う
エフェクトは原音と混ぜてしまうと効果が損なわれますし、コーラス/フラン
ジャー/フェーザー/ビブラート、そして
PITCH ブロックなども影響を受け
てしまいます。
KILLDRY - キルドライ(UTILITY メニュー) SERIAL 2 - シリアル 2 ルーティング
Serial 2 - シリアル(直列)2 ルーティング
Serial 2 は Serial のバリエーションで、ディレイの反復成分にのみモジュレー
ションがかかります。
Serial 2 の利点として、ロング・ディレイを使用する場合に、原音が
濁ることなく極端なモジュレーション・エフェクトを施すことが可能
となります。