Manual
エキスプレッション・ペダルの用途
エ
キスプレッション・ペダルは、ボリュームなどのパラメーターをリアル
タ
イムに手動で調節する用途に使用します。通常のボリューム・ペダルは
ギターの信号が直接通過しますが、特に長距離の配線を行なうと音質の
劣化を招いてしまいます。エキスプレッション・ペダルを
G-System
に
接続して
G-System
の
Volume
パラメーターを調節することにより、
よりスマートなシステムが構築できます。
エキスプレッション・ペダルは音量だけのものではありません。ペダルで
ピッチを調節すればワーミー効果が得られますし、ディレイのリピート量
を調節したり、トレモロのスピードを変えたりする用途にも使用できます。
可能性は莫大です。エキスプレッション・ペダルがどの様な効果をもた
らすかは、プリセット毎に指定できます。これは、プリセット毎に、違う
機能を持たせることができることを意味します。
プレイヤーによって、エキスプレッション・ペダルの機能を固定させたい
人と、プリセット毎に違う効果を得たい人に分かれます。これは純粋な
好みの問題ですので、
G-System
では
、ペダルの割り当てをプリセットの
設定に依存しないグローバルな設定にすることもできます。
G-System
のコントロールボードと
GFX01
を見ると、まず
GFX01
に
2
つのエキスプレッション・ペダル用の入力端子が装備されているのが
確認できます。
また、コントロールボードにも二つの入力端子が用意されています。
これらの端子は「クローン」−すなわち重複であり、独立していません。
プリセットごとに
2
つのパラメーターをコントロールすることができ、
機能毎に二つのペダルを接続することができます。これは、
ステージの
2
箇所に同じ機能を持ったペダルを設置できる、という応用を可能とします。
4
つのペダルのキャリブレーションは全て独立して行えます。
デ
ィフォルトでは、片方のエキスプレッション・ペダル入力は
G-System
の
ボリュームに固定されており、グローバルな
Input Gain
(入力ゲイン)
パラメーターに割り当てられています。しかし、前述の通り、エキスプレッ
ション・ペダルの割り当ては、自由に変えられます。
ペダルの接続
エキスプレッション・ペダルの種類によって、使用するケーブルの種類は
異なります。ペダルの機種によって、
1/4"
のモノラルあるいはステレオ・
ケーブルを使用します。
モノラル
ステレオ
使用すべきケーブルの種類がわからない場合は、ペダルの製造元に確認
するか、両方のケーブルをお試しください。
Y
ケーブルなどで複数のペダルを
1
つのペダル入力端子に接続することはできません。
MENU
モード
PEDALS -
ペダル・メニュー
40
重要
•
エキスプレッション・ペダルは、
G-System
でアサインできる全
てのパラメーターのコントロールに使用できます。
•
ボリューム・ペダルでコントロールするのは、ボリューム・パラ
メーターのみとしてください。ボリュームペダルで他のパラメー
ター(ワーミーやワウ等)をアサインすると、正しく作動しない
ことがあります。