Manual

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エフェクト
NOISE GATE -
ノイズゲート
NOISE GATE -
ノイズゲート
イズゲートは、一般に、ギターを演奏しない時に信号を減衰させる目的
で使用されます。それによって、自身のシステム中に発生するヒス(高
の雑音)やハム(低いうなり音)などの雑音を落とすことができます。
しかしながら、これは、雑音問題の根本的な解決につながる訳ではありま
せん。まずは、雑音の発生を極力防止することが必要です。雑音の発生要因
は様々です。一般的なノイズ源としては、品質の低いケーブル、シールド
が不十なシングルコイル・ピックアップ、信号ケーブルの近くにある
AC
アダプターなどがあり、これらを原因とするノイズは試行錯誤によって多く
回避できます。
どの様なギターのセットアップにも、多少のノイズは常在します。一般
には、演奏している音のレベルに関わらず、ノイズのレベルは一定なため、
ノイズの相対的なレベルは楽器を演奏していない時が一番高くなります。
ノイズゲートは、演奏していないときの雑音を減少させることに役立ちます。
ただし、スレッショルド(しきい値とリリース・レートを設する時には
注意が必要です。スレッショルドが高すぎると、たとえばギターを静かに
いたときにゲートがかなくなります。また、リリース・タイムが遅すぎる
と、アタックがカットされてしまい不自然な音になってしまいます。
最適な設定値は
G-System
に入力する信号によって異なります。通常、
クリーンな音とオーバードライブされた音とでは、異なる設定が必要です。
Mode -
モード
設定レンジ:
Hard
Soft
ノイズゲートの基本的な特性を指定します。信号がスレッショルドを下
ったときにノイズゲートが信号を減衰させる速度を指定します。
Thr
es
Thr
eshold
-
スレッショルド
設定レンジ:
-60
0 dB
ノイズゲートが信号減衰開始するレベルを指定します。このパラメー
ターを設定するには、演奏していない状態で、ギターのボリュームツマミ
を上げていきます。続いて、
Thres
-60dB
から所望の減衰開始値まで上
げます。このとき、
Damp
パラメーターは
0dB
外であることが必です。
Damp -
最大ダンピング値
設定レンジ:
0
90 dB
信号がスレッショルドを下回ったときに信号をアッテネートする強さを設定
ます。最大の減衰量が常に適切であると解釈することも可能ですが、ゲー
トの作動/非作動時切り替えがスムーズであることも重要です。強い音を
発生させなければならないときほど、ノイズゲートの境界は明確になります。
普遍的な設定値がいつも存在するとは限らないため、それぞれの音について
試行錯誤することが必要です。
Speed
Release Speed
-
リリース速度
設定レンジ:
3 dB/sec
200 dB/sec
信号が入力信号がスレッショルドを超えた時に信号がリリースされる速さ
を設定します。原則として、このパラメーターは高めの設定でご使用くだ
さい
Enable -
エンネーブル
設定レンジ
Of
f
On
ON
OFF
状態示します。
OFF
状態でも、エフェクトの設はプリ
セットの一部として保存されます。