Manual
ループ
G-System
は、ブースターなどを接続するためのループを
4
系統と、プリ
アンプ用に設計されたループを
1
系統の、合計
5
系統のループを装備して
い
ます。
5
つ
のループをどの組み合わせで使用するかは、プリセット毎に
指定できます。
さらに、ループ
1
〜
3
はコントロールボードから
ON/OFF
できます。スイッ
チの割り当てをカスタイマイズすることにより、ボードから
4
つめのループ、
またはプリアンプ用のループを
ON/OFF
することも可能です。
活用例(概要)
G-System
の活用法はギタリストの数だけ異なりますが、ここでは
G-System
の設計思想に一番忠実な例を紹介します。
まず、
4
系統のループのいくつかには歪みのペダルが接続され、インサート・
ループにプリアンプが接続されていると想定します。さらに、エキスプレッ
ション・ペダルを接続することにより、ボリュームや、エフェクトのパラメー
ターをリアルタイムにコントロールできます。これは、例えばエキスプレッ
ション・ペダルでピッチをコントロールすることにより、「ワーミー」エフェ
クトを得るなどの用途に使用できます。
この例では、セットアップは次の図の様になります。
• 5
つのプリセット・スイッチでサウンドを切り替えることができます。プ
リセットの切替には、スイッチ
1
〜
5
を使います。
本機でできること
ま
ずは、
G
-System
の
基本的な構成と、どの様なシステムを構築できるかを
解
説いたします。この情報を元に、構築したいセットアップの構成を決める
参考としていただければ幸いです。操作方法は別のセクションで後述いた
します。
プリセットとバンクについて
5
つのプリセットで
1
つのバンクを構成します。プリセットの切替には
5
つの
プリセット・スイッチを、バンクの切替には▲▼(
UP/DOWN
)スイッチを
使用します。これらのスイッチで、サウンドを切り替えます。
プリセットに含まれる内容
プリセットには、次の設定が含まれます。
•
使用しているエフェクト組み合わせ
•
使用している・していないに関わらず、エフェクト・ブロックの設定
•
使用しているループの組み合わせ
•
エキスプレッション・ペダルがどのパラメーターに割り当てられているか
•
その他
エフェクトとループの
ON/OFF
これらのスイッチは、一つのプリセット内で、ディレイ/リバーブ/ピッチ/
モジュレーション/フィルター/コンプレッション/ループなど、個別の
エフェクトをプリセット
設定の一部
として
ON/OFF
するためのものです。
これらのスイッチは、通常のコンパクト・エフェクトの
ON/OFF
スイッチと
解釈できます。
はじめに
6