Reference Manual

VoiceLive 3 概要
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 29
◀▶左右矢印ボタン
コントロール・ノブ下の◀▶ボタンで、プリセット変
更やエディット・ページの移動を行います。
ホーム・スクリーンでは、プリセットの変更に使用
します。
ボタンを押すと、次のプリセットに移動します。
ボタンを押すと、前のプリセットに移動します。
– EDIT(エディット)または SYSTEM(システム)ス
クリーンでは、各メニューのタブ移動を行います。
例えば、VOCAL(ヴォーカル)エディットスクリー
ンは、各ヴォーカル・エフェクト用に個別のタブが
用意されています。◀▶ボタンでタブを切り替えま
す。
プリセット
VoiceLive 3 を含む多くの TC-Helicon 製品は「プリ
セット」を設定の単位として使用します。プリセット
、多数のエフェクトや設定オプションの設定内容の
集合体です。プリセットをリコール(呼び出し)すると、
無数の設定が一括して変更され、瞬時にまったく異な
るサウンドに切り替えることができます。
一般的でシンプルな使い方としては、汎用的なサウン
ドのプリセットを作成しておき、そこから個別のエフェ
クトをフットスイッチでオン/オフする、といった使
い方が考えられます。
ステージ上で複雑な設定を頻繁に切り替える場合であ
れば、曲毎、場合によっては曲のセクション毎に専用
のプリセットを事前に仕込んでおく、といった方法も
考えられます。
VoiceLive 3 のプリセット構成は極めて柔軟で、ユーザー
が望む使い方に合わせて、高い自由度で設定できます。
STEP - ステップ機能
ステップ機能は、「プリセットの中のプリセット」とも
言える機能で、特定のプリセットに関連したエフェク
トの状態の変化を記憶させて、順番に切り替えられる
機能です。
次の構造の典型的なポップソングがあるとします。
ヴァース
コーラス
ヴァース
コーラス
ブリッジ
コーラス
ヴァース/コーラス/ブリッジの各セクションで違う
サウンドを使いたいとします。一つの曲で 2 種類の設
定だけを交互に切り替える場合には後述する HIT 機能
を使えますが、ここでは3 種類の設定が必要となります。
このような場合、普通は曲のセクション毎に別のプリ
セットを用意します。どの順番でどのプリセットに変
更する、というのは奏者の操作にゆだねられます。
STEP 機能では、始点のプリセット(この場合はヴァー
ス用のプリセット)から、楽曲のアレンジに合わせて
設定を指定した順番で切り替えていくことができます。