Reference Manual
VoiceLive 3 概要
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 38
ALL HIT - オール HIT
ギターとヴォーカルの HIT に加えて、両方を一度にコ
ントロールする ALL HIT が用意されています。ALL HIT
は、ページ 35「フットスイッチのリマップ」に解説さ
れているのと同様の手順でフットスイッチにアサイン
できます。
– VOCAL ボタンを押します。
– ▶ボタンをホールドして、最後のタブに移動します。
– ◀▶ボタンで BUTTONMAP(ボタンマップ)タブに
移動します。
– コントロール・ノブで HIT から始まる行に移動しま
す。
– MIX ノブで、HIT の設定を VOC HIT(ヴォーカル
HIT)から ALL HIT(オール HIT)に変更します。
HIT フットスイッチを ALL HIT にリマップした状態
– HOME を押します。
これで、このプリセット内では HIT フットスイッチは
ギターとヴォーカル・エフェクトを両方コントロール
するようになります。HIT を押すと LED が紫に点灯し、
ヴォーカルとギター HIT を両方コントロールしている
ことを表示します。画面にはマイクのアイコン代わり
にレンチが表示されます。
HIT フットスイッチを ALL HIT にリマップした状態
HIT 機能:ダイナミックとスナップショット
HIT の設定は、プリセットに保存されている内容と、プ
リセットのリコール後にエフェクト・フットスイッチ
を操作してエディットされた設定の 2 通りが常時併存
することとなります。
VoiceLive 3 では、HIT のオン/オフを切り替える際に、
どちらを優先させるかを指定できます。
デフォルトの設定はダイナミック型で、前述「HIT のエ
ディット」セクションで解説した手順における振る舞
いです。この設定をスナップショット型にすると、常
にプリセットに保存されている設定が優先されるよう
になります。
次に、ダイナミックとスナップショットそれぞれの例
を紹介します。
ダイナミックとスナップショットの比較例
リバーブは常時オン、ハーモニーは HIT オン時にだけ
オンになるプリセットを作成したとします。
曲の最初のヴァースは HIT オフ(リバーブ=オン、ハー
モニー=オフ)だと想定します。途中でディレイを加
えたいと思い、オンにしたとします。曲のコーラス・
セクションの移り変わりに合わせて HIT をオンにして、
ハーモニーをオンにしたとします。リバーブはオンの
まま、ディレイはオフになります。
コーラスからヴァースの移り変わりで HIT オフの状態
に戻す際に、「ダイナミック」ではディレイは先ほどの
オンの状態に戻ります。「スナップショット」では現在
の各エフェクトの状態に関わらずプリセットに保存さ
れているディレイがオフになります。
