Reference Manual
ヴォーカル・レイヤーのエディット
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 51
VOCAL ボタンを押すと、ヴォーカル・エディット・ス
クリーンに入ります。各エフェクトの STYLE(スタイ
ル)/ LEVEL(レベル)/ CONTROL(コントロール)
等のパラメーターのエディットについての詳細は、ペー
ジ 40「エフェクトのエディット」をご参照ください。
HARMONY - ハーモニー・ブロック/タブ
ハーモニーは、TC-Helicon の代名詞とも言えるポピュ
ラーなエフェクトです。
ハーモニー・エフェクトは、元の声(リード・ヴォイス)
を元に、ハーモニー・ヴォーカルを生成します。最大 4
声のハーモニーを、それぞれキー/スケールのソース
を使って、異なったインターバル/パンニング/ヒュー
マニゼーション等の設定で生成できます。
目的や用途によって、1 声のハーモニーから、シンガー・
グループのようなサウンドまで得ることができます。
ハーモニー・エフェクトを効果的に活用す
るためのヒント
– ハーモニー・シンガーは、ほとんどの場合において
リード・ヴォーカルの背景にいる役割を担います。
設定時においてもその点を考慮し、ハーモニーのレ
ベルは下げ気味でご使用ください。ハーモニー・エ
フェクトが目立ちすぎると、機械的または不自然に
聞こえてしまいがちです。
– 設定中は低すぎると感じても、多くの場合は -6 dB
以下の設定でも十分な効果が得られます。
– ポピュラー音楽では、HIGH(ハイ)と LOW(ロー)
が一番基本的なスタイルだと言えます。男性シンガー
であるか低い声で歌う場合は、「HIGH」をお試しく
ださい。女性シンガーであるか高い声で歌う場合は、
「LOW」をお試しください。
– 「HIGH & LOW」「 HIGH & HIGHER」といった複数の
ヴォイスで構成されるハーモニー・スタイルを選択
する場合は、VOCAL エディット・スクリーンでそれ
ぞれのヴォイスに異なるパンとレベルの設定を与え
ることで臨場感を高めることができます。
– その発展系として、VOICE 3 と 4 をオンにして、1
と 2 のセッティングをコピーしてみてください。そ
れぞれの対を左右逆側にパンニングし、レベルを若
干下げてみてください。「HIGH & LOW」のペアが左
右にパンニングされ、片方は「HIGH」が強く、もう
片方は「LOW」が強くなります。
High Low Lead High Low
Harm. (1) Harm. (2) Voice Harm. (3) Harm. (4)
< レフト ライト >
ハーモニー・ヴォイスのパンニング
