Reference Manual
ヴォーカル・レイヤーのエディット
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 53
DOUBLE - ダブリング・ブロック/タブ
ダブリングは、同じメロディを数回録音することで音
に厚みを与えるレコーディングのテクニックです。ダ
ブリング・エフェクトは、リード・ヴォイスに対して
微妙に音程とタイミングが異なる声を重なる効果を再
現します。
現代のポピュラー音楽では、ダブリング・エフェクト
を曲を通してオンにする使い方も多く見られます。
ダブリング・エフェクトを効果的に活用す
るためのヒント
– ダブリングの効果は音程とタイミングのばらつきで
キャラクターが変わります。「TIGHT」(タイト)の
スタイルではばらつきは少なく、「LOOSE」(緩い)
のスタイルではばらつきが多くなります。そのため、
TIGHT の各スタイルは、エフェクト・レベルを上げ
ても、効果が比較的あらわれにくいと言えます。
– LEAD LEVEL(リード・レベル)パラメーターをオ
フの状態で、「WIDE」(ワイド)のスタイルをお試し
ください。ステレオ音像の中央からメインの声が抜
けるため、近年のレコーディングで一部聴かれるよ
うな、ワイドにパンニングされたヴォーカル・スタ
イルが得られます。
– ハーモニー・エフェクトを使用する場合、「1 VOICE
TIGHT」( 1 ヴォイス・タイト)のダブリング・エフェ
クトを加えることで、リード・ヴォイスがハーモニー
に埋もれないように存在感を補強することができま
す。
– ハーモニー・エフェクトを使用する場合(2 声以上
の場合は特に)、「4 VOICES WIDE」( 4 ヴォイス・
ワイド)のダブリング・エフェクトを加えることで、
ハーモニー・ヴォイスのグループ感を増強すること
ができます。
