Reference Manual

ヴォーカルレイヤーのエデ
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 54
VOCAL DELAY - ヴォーカルディレイ
ブロック/タブ
ディレイ・エフェクトは、原音に対して一定の間隔で
同じ音を反復させた成分を付加します。物理的な空間
が持つ残響音を再現するリバーブとは異なり、ディレ
イはエフェクト音の減衰においてより原音が反復して
いる性質を保ちます。
ディレイは、設定によって、隠し味的にも、派手な特
殊効果としても使われます。リバーブと同様に、目立
ちすぎるとサウンドが嫌みに聴こえることがあります
ので、適量で使用することが極めて重要です。
ディレイは、レコーディングまたはステレオ PA におい
、ステレオ感の増強に使われる場面も多く見られま
す。
ヴォーカル・ディレイ・エフェクトを効果
的に活用するためのヒント
ディレイは、テンポの指定が極めて重要です。テン
ポの指定は、タップ・テンポ(ページ 40「タップ
テンポ」参照)、または DELAY EDIT(ディレイ・エ
ディット)タブで行えます。
– FEEDBACK(フィードバック)パラメーターの設定
を変更してみてくださいFEEDBACK を上げると
ディレイ成分の反復回数が増え、下げるとディレイ
がすぐに消えるようになります。
DELAY EDIT タブの FILTER STYLE(フィルター・
タイル)パラメーターで、ディレイ成分のサウンド
の特徴を変えられますMEGAPHONE(メガホン)
RADIO(ラジオ)/ LO-FI(ローファイ)と言っ
た効果から、往年のディレイの名機を再現するサウ
ンドまで、様々な特徴を持ったスタイルが用意され
ています。
FILTER STYLE - フィルター・スタイル
ヴォーカルとギター両方にディレイをかける場合は、
それぞれを同じ符割とは限らずに、異なる設定でも
お試しください。ディレイ成分にリズム感を与える
ことができます。