Reference Manual
ギター・レイヤーのエディット
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 70
COMP - コンプレッション・ブロック/タブ
コンプレッサーは、音の大きい瞬間と小さい場面での
音量差を減らすことで、サウンドを音量的により均一
にする処理です。コンプレッションは、スタジオ/ラ
イブに関わらず、ほぼ全てのプロダクションで利用さ
れる一般的なプロセッシングです。
ギターでは、次の効果に使用されます。
– サステインやアタック成分のエンハンス目的
– レベルの制限
– 全体的なサウンドの均一化
アコースティック・ギターでは、軽めの設定で常時オ
ンにされることが多いのに対して、ギターではソロや
ブーストとの組み合わせで使われるのが一般的です。
もちろん、他のエフェクトと同様、一般的な使用法に
縛られる必要はなく、自分にとって最も良いサウンド
を得られる設定をご使用ください。
スタジオ用途では、コンプレッションはトラックやス
テム単位で多く使われます。
コンプレッションを使うとギターの平均的な出力レベ
ルが上げることが多いため、フィードバックにはご注
意ください。
コンプレッションを効果的に活用するため
のヒント
– THRESHOLD(スレッショルド)は、コンプレッサー
が音量の調整を行い始めるレベルのしきい値です。
設定値が低い程、コンプレッサーは早い段階で効き
はじめます。
– RATIO(レシオ)は、音の圧縮比を示します。通常
は「1:X」の形式で表記され、レシオの数値が高い程
コンプレッサーの効きは強くなります。
