Reference Manual

ーパー
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 77
VoiceLive 3 のルーパーは 3 トラック
仕様で、今までにない自由度を提供し
ます。
ループの基本用語
とコンセプト
まずは、本チャプターで使用する用語
と基本コンセプトを整理します。
ループ:繰り返し再生する録音物です。
ルーピング:ループを作成したり加工する行為です。
ルーパー:ルーピングを行うための機材、または機
材の機能です。
オーバーダブ:既存の録音物を再生しながら音を重
ねて録音する行為、またはその行為によって作られ
る録音物です。ルーピングでは、ループを繰り返し
再生させながら、繰り返し音を重ねていきます。
ループ・トラックVoiceLive 3 のルーパーでは、1
つのループは 3 つの独立したパートで構成されます。
ループ・トラックは、VoiceLive 3 1 つのループを
構成する各パートのことを指します。各トラックは
ループ A B C と呼びます。
SYNC サブメニュー(ページ 84SYNC - シンク
(同期)サブメニュー」参照)の設定によって、ルー
プ・トラックを切り替えて再生させるかA&B また
A&C の組み合わせで同時に再生させるかを選べま
す。
ループ・スロット:録音したループの保存場所です。
各ループ・スロットは、ループ・トラック A B
C で構成されます。
ループ・スロット/ループ・トラック、
プリセット、ボタンマップ
ボタンマップ機能を使うことで、ループ・スロットと
ループ・トラックをフットスイッチに割り当て、その
設定をプリセット毎に保存できます。プリセットを呼
び出した際に、ヴォーカルとギター用のセッティング
のみならず、曲に使うパーツがフットスイッチに割り
当てられた状態にすることができます。
ループ・モードの開始と終了
ループ・モードに入るにはLAYER ボタンをホールド
します。LAYER フットスイッチ LED の表示色が紫にな
、スクリーンにはループ・トラック等の情報が表示
されます。
ループ・スクリーンには、6 つのフットスイッチの機能
割り当て、ならびに録音したループの簡易的な波形の
表示が行われます。
ループ・モードをして元のヴォーカルまたはギター
レイヤーに戻るには、LAYER ボタンをホールドします。
ループ・モード