Reference Manual
ルーパー
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 84
メトロノームの出力先指定とレベル設定
VoiceLive 3 では独立したメイン・ミックスとヘッドフォ
ン・ミックスを作成できるため、メトロノームをモニ
タリング専用にするかメイン・アウトから出力させる
かを選べます。詳細はページ 11「9. MIX - ミックス・
ノブ」をご参照ください。
テンポとメトロノーム
ループ・スロットに何も保存されていない状態であれ
ば、TAP ボタンで自由にテンポを指定できます。
メトロノームがオンの状態でループを録音すると、テ
ンポは固定され、後から変更はできません。テンポを
変更するには、ループを消去するか、別のループ・スロッ
トに移動します。
メトロノームがオフの状態でループを録音した場合は、
後からテンポを変更できます。
SYNC - シンク(同期)サブメニュー
SYNC(DOUBLE/COMP フットスイッチ)をタップ
すると、SYNC サブメニューが開きます。ここで、
VoiceLive 3 のルーパーがテンポに対してどう同期する
かを設定できます。
設定オプションは次の通りです。
SMART - スマート
LoopAssist ™ の全機能を有効にします。LoopAssist ™
機能は、録音済みの内容から、インテリジェントにルー
プのトリムと拡張を自動的に行います。
SWAP ボタンを押すと、再生中のループが終点に到達
した時点でループ・トラック B と C が切り替わります。
ループ A と B、そしてループは A と C は、同時に再生
できます。
SMART を選ぶと、ループ・トラック B と C のループ
長さは、基本ループ・トラック(トラック A)の倍数
に固定されます。ループ・トラック B と C のループ長
は 1 倍、すなわちループ・トラック A の長さとなります。
SMART を使用する際には、後述の QUANTIZE(クオン
タイズ)機能との関連性についての記述もご参照くだ
さい。
SERIAL - シリアル
ループを順番に再生します(A → B → C、 等 )。 SERIAL
モードでは、複数のループ・トラックを同時に再生す
ることはありません。
曲の各セクションに別のループ・トラックを再生させ
る用途に使用します。ループの再生順は変更できます。
QUANTIZE - クオンタイズ
SMART と同様、QUANTIZE は LoopAssist ™ 機能を使
用し、ループを指定したテンポの一番近いビートに補
正します。SMART とは違い、QUANTIZE はループの拡
張とトリムを行いません。
次の手順で SMART と QUANTIZE の違いを確認できま
す。
– SYNC サブメニューで SMART を選択します。
– ループ・トラック A に短いループを録音します。
– ループ・トラック B に、ループ・トラック A より長
いループを録音します。
– ループを繰り返し再生させながら、音と表示をご確
認ください。
– ループ・トラック A と B を消去します(ページ 85
「ERASE - イレース(消去)サブメニュー」参照)。
– ループ・トラック A に長いループを録音します。
– ループ・トラック B に、ループ・トラック A より長
いループを録音します。
– 短かったはずのループ・トラック B の最後に無音部
分が挿入され、ループ・トラック A と B が同じ長さ
になります。
– ループ・トラック A と B を消去します。