Reference Manual

SETUP - ットアップ・
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 88
GLOBAL PITCH CORRECT - グローバル・
ピッチ補正パラメーター
声に少量のクロマチックなピッチ補正を施します。こ
のピッチ補正は HardTune エフェクト・ブロックとは独
立しており、HardTune をオンにするとそちらの設定が
優先されます。
ここでのピッチ補正の目的は、ヴォーカルの音程の安
定度を改善して常時直近のセミトーンになだらかに誘
導することです。補正はクロマチックですので、設定
キー/スケール外の音に誘導されることもあります。
設定レンジ:0 100 %
自然な効果を得るには、40% 近辺の値でご使用くださ
い。
モニタリング時には声がダブリングされて聴こえてく
る錯覚を覚えるかも知れません。これはピッチ補正に
よって修正された声と、自分の元の声の音程差によっ
て発生する現象で、心配ありません。詳しくは、次の
Craig's Corner ビデオをご参照ください(英語のみ)
youtube.com/watch?v=KWrEIuiDXsA
ROOMSENSE AUTO-DETECT - RoomSense
自動検知パラメーター
RoomSense 内蔵マイクを NaturalPlay のソースとして
使用するかどうかを指定します。
設定オプションは次の通りです。
ON:ギター/ MIDI AUX のいずれの信号も検知
できない場合にRoomSense マイクが拾った音か
らキー/スケール情報を割り出します。
OFFRoomSense マイクの入力の音程検出は無効
になります。
LEAD DELAY - リード・ディレイ・パラメー
ター
リードヴォイスとエフェクト間のレイテンシー(遅延)
補正を設定します。
設定オプションは次の通りです。
NONE - なし:エフェクト処理のレイテンシーに関
わらず、リード・ヴォイスのレイテンシーが最小と
なります。
VOICE SYNC - ヴォイスシンクハーモニーヴォ
イス等の生成されるヴォイスとリード・ヴォイスの
タイミングを合わせます。その分、リード・ヴォイ
スは原音に対して若干遅れます。遅れの量は、生成
ヴォイスの数によって変わります。
AUTO - 自動:VOICE SYNC 同様 VoiceLive 3 の処
理とリード・ヴォイスのタイミングを揃えますが
AUTO は生成ヴォイスに加えてエフェクトによる遅
延も考慮します。
一番正確な出力が得られますが、出力が全体的に遅
れて聴こえることがあります。
レイテンシーの許容範囲は個人差がありますので
それぞれの違いを音で確認した上で設定を確定させ
ることをお勧めいたします。