Operator's Manual
B.キャップスクリュと調整ナットを、ギアケース
の上穴に付け替える。
C.ローラブラケットを上または下に1/2ノッチず
らして調整ナットが正しいノッチに入るように
してキャップスクリュを締め付ける。
運 運
運
転 転
転
の の
の
ヒ ヒ
ヒ
ン ン
ン
ト ト
ト
•刈 刈
刈
り り
り
込 込
込
み み
み
速 速
速
度 度
度
—このカッティングユニットは、時速
1.6-9.66km/hの範囲であれば良好な刈りを実現で
きますが、最も質の良い刈り上がりを実現するため
には、時速6.4-9.66km/hの範囲で刈り込みを行う
ことをお奨めします。ただし、刈り込み中に旋回す
る場合は速度を落としてください。旋回時には外側
のカッティングユニットの走行速度が上がってバウン
ド可能性があります。また、刈り込み速度が速すぎ
るとベッドナイフとリールの温度が高くなりすぎてこ
れらに悪影響を与えます。刈り込み中は芝草が潤
滑剤として機能しますので、まばらな芝生、非常に
乾燥した芝生、トリミング中などは刈り込み速度を
落としてください。芝草による潤滑が非常にすくない
と機器の温度が上がりすぎ、ベッドナイフとリール
の接触が強くなりすぎて両者が不均一に摩耗し、刈
り上がりが悪くなります。こうした事態を防止する
ため、刈り込みを行っていない時、すなわち刈り
込み現場から次の現場への移動走行中は、必ず
リールを解除しておいてください。
•刈 刈
刈
高 高
高
—実際の刈高を決定するために、刈り込みを
行う芝草の草丈を測定してください。これに基づい
て、草丈の1/3以上を一度に刈り取らない刈高を
決定し、その刈高で適切な日数間隔で定期的に刈
り込みを行うようにしてください。ニューマチックタイ
ヤを装着したカッティングユニットでは、タイヤ空気
圧を2.413bar2.45kg/cm2=35psiに維持してくだ
さい。タイヤ空気圧が低すぎるとベッドナイフが芝
面に食い込んで芝を削る恐れがあります。また刈り
上がりが不均一になることが考えられます。
•運 運
運
転 転
転
音 音
音
—適切に調整されたカッティングユニット
は、サラサラとした音を立てて作動します。ゴリゴ
リした音、カリッカリッとした音、金属音などがする
時は、ベッドナイフとリールの接触が強すぎる可能
性が高いです。異物が当たってリールやベッドナイ
フが損傷している可能性もあります。カッティング
ユニットの作動音が大きい場合は使用を中止し、
修理、調整などを行わないと大きな損傷に発展す
る可能性があります。
•刈 刈
刈
り り
り
込 込
込
み み
み
の の
の
パ パ
パ
タ タ
タ
ー ー
ー
ン ン
ン
—芝草が一つの方向に倒れて
しまわないように、また仕上がりがきれいに見える
ように、可能であれば、刈り込みの方向を毎回変
えるようにしてください。
刈 刈
刈
り り
り
上 上
上
が が
が
り り
り
が が
が
悪 悪
悪
く く
く
な な
な
る る
る
原 原
原
因 因
因
1.ベ ベ
ベ
ッ ッ
ッ
ド ド
ド
ナ ナ
ナ
イ イ
イ
フ フ
フ
と と
と
リ リ
リ
ー ー
ー
ル ル
ル
の の
の
接 接
接
触 触
触
図8–ベッドナイフと
リールの接触は軽くなければなりません。これに
よって刃先が鋭利に保たれて美し良い刈り上がり
になるのです。刃と刃を接触させずに使用する
と、ベッドナイフとリールの間に砂粒や芝草を挟
み込んでしまいます。これによって刃先が短時間
で丸くなってしまい、刈り上がりが悪くなります。
刃先が鈍くなってしまったベッドナイフとリールは
ラッピングが必要になります。摩耗の程度がひど
い場合には、研磨をしてからラッピングを行うとい
う手間が必要になります。切れが悪くなったから
と言って、ベッドナイフとリールが強く接触するほ
どに締め付けてしまうと、偏摩耗が発生しますか
ら、絶対に強く締めないでください。
g026931
図 図
図
8
1.鋭利な刃先、軽い接触
3.接触あり、刃先が摩耗
2.接触なし、刃先が摩耗する
注 注
注
ベッドナイフとリールを強く接触させて使用する
と、ベッドナイフとリールの両方が異常な摩耗ライ
フリングを起こします図9。芝草が刈り込まれず
に縞状に残って刈り上がり全体の印象が悪い場
合はライフリングの疑いがあります。ないライフリ
ングを起こしたベッドナイフやリールは、研磨機に
掛けて修正しなければなりません。
g026932
図 図
図
9
1.当たり傷のあるリール刃
2.異 異
異
音 音
音
–鋭利な刃先で軽い当たりに調整された
カッティングユニットは刈り込み音も軽快です。一
方、刈り込み中にゴリゴリした音、カリッカリッと
した音、金属音などがする時は、ベッドナイフと
リールが強く当たっています。当たりが強いと、
ベッドナイフとリールの両方に不規則な摩耗や波
状の摩耗が発生します。このような摩耗は研磨す
る以外に修正の方法がありません。ベッドナイフ
とリールを適切に接触させて使用していても、接
触面が徐々にすり減っていく結果として、ベッド
ナイフの両端部に角ができてきます。この部分
にリール当たらないように、この角張った部分は
ヤスリで削り落としてください。
3.リ リ
リ
ー ー
ー
ル ル
ル
ベ ベ
ベ
ア ア
ア
リ リ
リ
ン ン
ン
グ グ
グ
の の
の
ゆ ゆ
ゆ
る る
る
み み
み
–リールベアリングの
ゆるみが疑われた時は直ちに点検を行ってくださ
い。放置すると大きな損傷になりますリールベア
リングの調整の項を参照。
8