Operator's Manual
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図 図
図
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1.前面
2.刈り込み面
図16にランド部とリリーフ二番角を示してあります。ラ
ンド部とは、リール刃のうち、実際にベッドナイフと接
触する部分ハサミの動作をして草を切り取る時に接触
する部分を言います。リリーフ二番角は、リール刃の
裏側を削って付ける角度で、ベッドナイフに当たるリー
ル刃の面積を減らすためのものです。リリーフ二番の
推奨角度は15度です。
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図 図
図
16
1.ベッドナイフ
3.15-20度のリリーフ角
2.リール刃
4.ラッピングで作られたラン
ド部
注 注
注
手入れをせずにリールを使い続けると、リール刃と
ベッドナイフとの接触面積が大きくなってきて、最終的
にはリール刃の厚みすべてがランド部になってしまいま
す。このこと自体は自然なことで、リールを再研磨しな
いと効率が悪くなるということはありません。リール刃
の端から端まで全体が鋭利な刃先を維持しているよう
に頻繁に調整を行えば、このような状態になっても効率
的に刈り込みを続けることができます。
リールとベッドナイフの研磨が終了したら、以下の調整
を行ってください。
1.刈り高を調整する。
2.リールと下刃の調整を行う。
注 注
注
ベッドナイフとリール刃は継続的に接触してい
るので、使用期間が長くなるとベッドナイフの全
長にわたり、切先部に小さなバリが出来てきま
す。時々ヤスリでこのバリを取り除いてやると
切れ味が向上します。
ベッドナイフとリールの刃先が少し丸くなってきた
程度で、特に大きな傷がなければ、ラッピングコ
ンパウンドを使用したラッピングだけで、鋭利で当
たりの良い刃先を取り戻すことができます。リー
ルベアリングやベッドナイフの調整やラッッピング
で十分な刃先を作れるのに、研磨が必要である
と判断されることが多くあります。
カ カ
カ
ッ ッ
ッ
テ テ
テ
ィ ィ
ィ
ン ン
ン
グ グ
グ
ユ ユ
ユ
ニ ニ
ニ
ッ ッ
ッ
ト ト
ト
の の
の
ラ ラ
ラ
ッ ッ
ッ
ピ ピ
ピ
ン ン
ン
グ グ
グ
カッティングユニットのラッピング準備は以下のように
行います
1.右車輪を取り外す。
2.ホイールをギアケースの下に置いて機体を支え
る。
3.リールのピニオンカバーを外す図17。
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図 図
図
17
1.リールピニオンカバー
4.リール回転停止。
5.ラッピングマシンのカップラをリールシャフトのナッ
トに接続する。
市販の適切な粒径のラッピングコンパウンドを使
用してラッピングを行ってください。最初は中目の
コンパウンドを使い、仕上げには細めを使用してく
ださい。液体洗剤液1に対してラッピングコンパウ
ンド2を混合すると良いでしょう。液体洗剤液を使
うと終了後の洗浄が大変楽になります。水洗い可
能なオイルを使用しても同じ効果が得られます。
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