Form No. 3425-137 Rev A HoverPro® 450 お よ び 550 モ デ ル 番 号02610—シ シ リ ア ル 番 号 403230000 以 上 モ デ ル 番 号02611—シ シ リ ア ル 番 号 402000000 以 上 オペレーターズマニュアル はじめに この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、また適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用 するのはお客様の責任です。 弊社に直接おたずねをいただく場合www.Toro.
安全について 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 カリフォルニア州では、この製品に使用 されているエンジンの排気には発癌性や 先天性異常などの原因となる物質が含ま れているとされております。 米国カリフォルニア州では、この製品を使用し た場合、ガンや先天性異常などを誘発する物 質に触れる可能性があるとされております。 この機械は、 規格およびANSI B71.4-2012 規格に適 合しています。 安全に関する一般的な注意 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする 能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべ ての注意事項を厳守してください。 この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者 本人や周囲の人間に危険な場合があります。 目次 はじめに .................................................................... 1 安全について ............................................................. 2 安全に関する一般的な注意 ....
安全ラベルと指示ラベル 危険箇所の近くには、安全警告や正しい取扱い方法を示す見やすいステッカーが貼ってありま す。破損するなどして読めなくなったステッカーは交換してください。 decal130-8322 130-8322 1. ガソリンへのアルコール添 加は体積比で最大 10%ま で。 2. 燃料に関する詳しい情報 は オペレーターズマニュア ル を参照のこと。 3. アルコール添加は体積比 で 10%を超える燃料は使 用しないでください。 decal111-9826 111–9826 1. カッティングユニットによる 手足や指の切断の危険可 動部に手足を近づけない こと。 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal111-5393 111-5393 1. 警告 講習を受けてから運転すること オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 2. 刈り込みブレードによる手や足の負傷/切断の危険整備を開 始する前には必ず点火プラグコードを外すこと刈り込み部に 金属製品を使用しないこと。 5.
組み立て 1 ハンドルを組み立てる 必要なパーツはありません。 decal94-8072 94-8072 1. 手順 警告 刈り込み機構部による手足のけが/切断の危険。 1. フレームにブッシュ2枚を挿入する。 g017410 H295159 1. エンジン停止シャットダウン decal133-8062 133-8062 g017333 図3 1. 下ハンドル 4. フレーム 2. 3. ブッシュ ナット 5. 6. ボルト ワッシャ 2.
3. 反対側についても同じ作業をする。 4. 上下のハンドルの穴を揃える。 2 フットストップを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 下ハンドルの右側部分にあるボルトにフットストップを取 り付けてナットとワッシャ2枚で固定する 図 6。 注 フットストップの下穴を使って 図 6のようにフットス トップを取り付ける。 g209291 図4 1. 上ハンドル 2. 3. ハンドホイール ワッシャ 4. 5. ボルト 下ハンドル 5. 上下のハンドルに U ボルトを通し、ワッシャとノ ブでこのU ボルトを固定する。 6. ハンドルバーの外側にスロットル・アセンブリを取 り付け、ナットと皿ねじで固定する。 g027774 図6 g209280 図5 1. ナット 2. ナベねじ 5 1. 2. フットストップ ナット 3. ワッシャ 4. ボルト 5.
3 エンジンにオイルを入れる 必要なパーツはありません。 手順 重要 エンジンにはオイルが入っておりません。エンジ g017338 図8 ンを始動する前に、エンジンオイルを入れてください。 エンジンオイルの仕様 4. オイルがエンジン内部に落ち着くまで 3 分間待 つ。 SAE 10W-30 マルチグレード 鉱物性オイル 5. きれいなウェスでディップスティックをぬぐう。 SJ またはそれ以上のクラス 6. ディップスティックを補給管に差し込み、ねじ込 まずに引き出す。 7. ディップスティックの目印で油量を点検する図 7。 エンジンオイルの量 0.59 リットル オイルの粘度 API 規 格 1. 平らな場所に駐車する。 2.
製品の概要 g017335 図 10 1. 点火プラグ 6. 燃料キャップ 2. 排気ガード 7. フィンガーガード 3. 排気口 8. エアクリーナ 4. ディップスティック 9. キャブレター 5. スタータグリップ 仕様 g017341 図9 1. 燃料キャップ 6. ハンドル固定ノブ 2. 3. エンジン始動 スロットルコントロール 7. エンジンカバー 8. 排気ガード オペレータプレゼンスコン トロール 5. ハンドルバー 9. ディップスティック 4. 7 モデル 刈り幅 製品の幅 02610 46.5 cm 57.5 cm 02611 53.5 cm 63.
運転操作 警告 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。ま た気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症 状や疾病を引き起こす。 運転の前に • ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 • ノズルや燃料タンクの注入口には手や顔を近づ けないこと。 • 目や皮膚に燃料が付着しないようにすること。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 • 燃料を補給する • 使用前に必ず目視点検を行い、ガード類や安全を 確保する部材の状態を確認してください。 機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン 価87以上の、きれいで新しい無鉛ガソリンを使って くださいオクタン価評価法は(R+M)/2 を採用。 • • 使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、刈り込 みアセンブリの点検を行ってください。 エタノール添加ガソリン10% まで、MTBE 添加ガソ リン15% までを使用することが可能です。 • • これから機械で作業する
補給し、3 分間待って量を確認し、ステップ 3-5を繰り返して適正量までオイルを入れる。 • 油量が多すぎる場合図 12は、余分のオイル を抜いて適正量までオイルを減らす エンジン オイルの交換 (ページ 15)を参照。 重要 オイル量が少なすぎても多すぎても、そ のままでエンジンを運転するとエンジンを破損さ せる恐れがあります。 6. ディップスティックを根元までしっかりと差し込む。 重要 初回のオイル交換は運転開始後 5 時間 で その後は、1 年ごとにオイル交換を行ってくださ ペー ジ 15)を を参 照 。 い 。 エ ン ジ ン オ イ ル の 交 換 (ペ 刈高を調整する 警告 g017340 図 11 刈高を調整中に刈り込みブレードが作動すると、 大けがを負う危険がある。 エンジンオイルの量を点検する 1. 平らな場所に駐車する。 2.
• 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くや視界のきかない場所では安全に特に 注意してください。 • 隠れた穴、わだち、盛り上がり、岩などの見えない 障害物に注意しましょう。不整地ではスリップ事故 や転倒事故を起こしやすくなります。 • 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じ たときには運転を停止してよく点検してください。異 常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理 してください。 • 運転位置を離れる前に、エンジンを止め、可動部 が完全に停止したのを確認してください。 • エンジン停止直後は、マフラーが高温高圧状態と なっていて触れると火傷を負う危険性がある。高温 のマフラーに触れないように注意すること。 • 弊社Toro® カンパニーが認めた以外のアクセサリや アタッチメントを使用しないでください。 g017336 図 13 1. 2. カッターバー スペーサ 3. ブレードリテーナ 4. 5. ブレードボルト 大きいスペーサ 注 大きいスペーサは、必ずインペラのすぐ下 に取り付けてください。 6. ブレードボルトを 25 N·m2.
2. 運転時には、このバーをハンドルに押し付けて おく必要があります。 g017334 図 15 1. 3. ハンドル 2. オペレータプレゼンスコン トロール 片足をデッキに載せ、機体を自分側に引き寄 せる 図 16 。 g017367 図 17 1. チョーク ON 2. チョーク OFF エンジンの停止手順 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンを停止するには、オペレータプレゼンスコント ロールから手を離します図 18。 重要 オペレータプレゼンスコントロールから手を離離す と、エンジンと刈り込みブレードの両方が 3 秒以内に停 止するのが正常です。もし正しく停止しない場合には、 直ちに機械の使用を停止し、代理店にご連絡ください。 g017329 図 16 4.
警告 また、ぬれた芝生や落ち葉の上はスリップしや すく、運転中に転んでブレードに触れると大け がをする危険もあります。芝生が乾いていると き以外は、できるだけ刈り込みを控えましょう。 • • g017366 図 18 落ち葉の刈り込み ヒント • 刈り込みについての一般的なヒント を超える場所で使用すると、潤滑不十 重要 勾配が 45°を 分によってエンジンに大きな損傷が発生します。勾配 を超 え る 場 所 で は 本 機 を 使 用 し な い で く だ さ い 。 が 45°を • これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に 巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。 • 刈り込み中にブレードを硬いものに当てないように 注意してください。障害物があるとわかっている場 所は絶対に刈り込まないでください。 • 機械が何かにぶつかったり、異常な振動を始めたら 直ちにエンジンを停止させ、点火プラグのコードをは ずし、機械が破損していないか点検してください。 • シーズンの始めにブレードを新しいものに交換す ることをお奨めします。 • また、ブレードは必要に応じて交換し、その際は Toroの
機体の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 使用後毎回 警告 機体のハウジングの下側には刈かすなどがこび りつきます。 • 保護メガネ等着用のこと。 • 正規の運転位置であるハンドルの後ろに立つ こと。 • 近くに人を寄せないこと。 1. ディップスティック側が下になるようにして機体 を傾ける。 2.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 整備手順 • オペレータプレゼンスコントロールから手を離すと 3 秒以内にエンジンが停止するこ とを確認してください。 • 刈かすやほこりなどを機体全体から除去する。 使用後毎回 • 刈かすやほこりなどを機体全体から除去する。 長期保管前 • 修理や保管の前、には、本書の説明に従って燃料タンクを空にしておいてください。 • 冷却システムを清掃する;エンジンの冷却フィンやスタータについている刈かす、ごみ、よ ごれを取り除く。汚れやすい環境で使用している場合にはより頻繁な清掃が必要である。 1年ごと • エアフィルタの整備を行う;ほこりの多い環境で使用しているときには整備間隔を 短くする。 • エンジンオイルを交換する。 • 点火プラグの整備を行う。必要に応じて交換する。 • ブレードは、交換するか研磨するかする(刃先が丸くなるのが早い場合には回数を 増やす)。 保守作業時の安全確保 • • • • • • 整備などの前には、必ず点火プラグコードを外して ください。 整備を行う時は必ず手袋と保護めがねを着用して ください。 ブレー
エアフィルタの整備 エ ン ジ ン オ イ ル の 仕 様 (cont'd.) 整 備 間 隔 : 1年ごと 1. エアフィルタカバーの上部についているラッチのタ ブを押す 図 20 。 エンジンオイルの量 0.59 リットル オイルの粘度 SAE 10W-30 マルチグレード 鉱物性オイル API 規 格 SJ またはそれ以上のクラス 1. 燃料タンク内部に燃料が残っていない、あるいは ほとんど残っていないことエンジンを傾けても燃料 が漏れる心配がないことを確認する。 2. エンジンオイルの量を点検する (ページ 9)を参 照。 3. キャップを左に回してディップスティックを抜き取 る 図 21 。 g017339 図 20 1. カバー 2. ラッチのタブ 3. フィルタ 2. カバーを開く。 3. エアフィルタのエレメントを外す図 20。 4. エアフィルタを点検し、破損していたり汚れがひ どい場合は廃棄する。 5. ペーパーエアフィルタを点検する。 A. フィルタが破損している場合や、オイルや燃 料でぬれている場合は交換する。 B.
重要 オイル量が少なすぎても多すぎても、そ のままでエンジンを運転するとエンジンを破損さ せる恐れがあります。 11. ディップスティックを根元までしっかりと差し込む。 12. 使用済みのオイルは適切に処分してください。 に交換してください。刃先が鈍くなっていたり、曲がっ たりしている場合には、研磨または交換してください。 警告 ブレードは大変鋭利である ブレードに触れると大け がをする危険がある。 点火プラグの整備 整 備 間 隔 : 1年ごと—点火プラグの整備を行う。必要に 応じて交換する。 • 点火コードを取り外す。 • ブレードの整備を行う場合には手袋をはめる。 点火プラグは Toro の純正品をご使用ください代理店で お求めになれます。 1. 整備作業にかかる前に (ページ 14)を参照。 2. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待ち ましょう。 機体を傾けるときには、ディップスティック側が下 になるように傾ける。 3. 角材などを使ってブレードをしっかり保持する。 1. 2. 点火コードを取り外す図 19。 3.
保管 保管は、汚れていない乾燥した場所で行う。 格納保管の準備 警告 気化した燃料は爆発しやすい。 • 日間 以 上 保 存 し な い 。 燃 料 は 30日 • 裸火の近くで機械を保管しない。 • 保管前にエンジンが十分に冷えていることを 確認する。 1. シーズン最後の燃料補給の時に、燃料スタビラ イザ品質保持剤エンジンメーカーが推奨するも の を添加しておく。 2. エンジンを始動し、燃料切れで自然に停止するま で放置する。 3. プライミングしてさらにエンジンを始動する。 4. エンジンが再度始動したら自然停止まで運転す る。プライミングしてもエンジンを始動できなくな れば内部のガソリンが完全になくなったとみな してよい。 5. 点火コードを取り外す。 6. 点火プラグを外し、30cc のエンジンオイルを、 プラグの取り付け穴から流し込み、スタータロー ゆっ く り と数回引いて、エンジンオイルをシ プをゆ リンダ内部全体にゆきわたらせ、保管期間中の 防錆とする。 7. 点火プラグを取り付け、20N·m2kg.m = 15ft-lbに トルク締めする。 8.
故障探究 問題 始動できない。 考えられる原因 1. 点火プラグコードが接続されていない。 1. 点火コードを接続する。 2. 燃料キャップの通気口が詰まっている。 2. 通気口を清掃するか燃料キャップを交 換する。 3. 点火プラグの割れ、ギャップの狂いな どがある。 3. 点火プラグを点検し、必要に応じて交 換する。点火プラグに割れや傷がある 場合には交換する。 4. タンクを空にして良質の燃料を入れる。 問題が解決しない場合には、弊社代 理店に連絡する。 4. 燃料タンクが空または燃料が粗悪。 エンジンが掛かりにくい、または力がな い。. 1. 燃料キャップの通気口が詰まっている。 1. 通気口を清掃するか燃料キャップを交 換する。 2. エアフィルタのエレメントが汚れていてエ アを取り込めない。 2. エアフィルタのプレクリーナを清掃また はペーパーフィルタを交換する。 3. 機体の下側に刈かすやごみがこびりつ いている。 3. 機体のハウジング下側を清掃する。 4. 点火プラグの割れ、ギャップの狂いな どがある。 6. 燃料が粗悪である。 4.
号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが貼られた製品を見かけることがあるでしょう WARNING: Cancer and Reproductive Harm—www.p65Warnings.ca.gov.
Toro 製 品 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用に伴う運転音や振動、汚れや傷、劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって取り付けられた部品は、この製品保証によ り保証期間終了