Form No. 3447-603 Rev B Reelmaster® 3100-D ト ラ ク シ ョ ン ユ ニット シリ ア ル 番 号 409210000 以 上 モ デ ル 番 号 03170—シ シリ ア ル 番 号 409210000 以 上 モ デ ル 番 号 03171—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連する全ての欧州指令に適合してい ます。詳細については、別添えの規格適合証明書 DOC をご覧ください。 い。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 重要 シリアル番号プレートについている QR コード 無い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュア ルはエンジンのメーカーから入手することができます。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号
エンジンオイルとフィルタの交換 ........................47 エアクリーナの整備........................................47 燃料系統の整備 ................................................... 48 燃料タンクの整備 ..........................................48 燃料ラインとフィッティングの点検 ......................48 燃料・水セパレータの水抜き ............................48 燃料フィルタのキャニスタの交換 .......................49 インジェクタからのエア抜き ..............................49 電気系統の整備 ................................................... 50 電気系統に関する安全確保.............................50 バッテリーの整備 ........
安全について 機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけな いでください。 ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない 時は、運転しないでください。 作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づ けないでください。子供に運転させないでください。 エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作 が完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十 分に冷えてから行ってください。 • • この機械は、EN ISO 5395: 規格に適合していますた だし所定のセットアップを行うことが必要です。また、こ の機械は、ANSI B71.
decal121-3598 121-3598 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後 方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認 められる法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で 運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場 所条件のもとでこの機械を使用することができるかどうかを判断す る方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。 同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変 わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面ま で下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させ ると機体が不安定になる恐れがあります。 1. 転倒の危険傾斜が17°を超える斜面を横切らないこと。 decal136-3702 136-3702 1. 警告 オペレーターズマニュ 2.
decal133-8062 133-8062 decal106-9290 106-9290 1. 入力 2. リールアクティブ 3. オーバーヒート時のエンジ ン停止 7. 駐車ブレーキOFF 11. エンジン ― 始動 4. オーバーヒート時の警告 8. ニュートラル 12. エンジン 作動 5. 着席 6. PTO 9. 出力 10. PTO モデル 03170 6 13. 14.
decal139-6026 139-6026 1. PTO 切 6. 2. PTO 入 エンジン 停止 7. エンジン 作動 3. カッティングユニット下降。 8. エンジン ― 始動 4. 5. カッティングユニット上昇。 ロック 9. 高速 10.
モデル 03171 decal136-3679 136-3679 1. PTO 切 8. エンジン 停止 2. PTO 入 9. エンジン 作動 3. カッティングユニット下降。 10. エンジン ― 始動 4. カッティングユニット上昇。 11. ライト 5. カッティングユニットを右へシフト 12. 高速 6. 7. カッティングユニットを左へシフト ロック 13.
decal121-3623 121-3623 1. 2. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 5. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 6. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 アル を読むこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと下り坂では必ずカッ 7. ティングユニットを下げ、シートベルトを着用すること。 4.
decal138-6979 138-6979 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 前ホイールアセンブリ 後輪アセンブリ ハンドル ハンドルのキャップ ワッシャ 大 ジャムナット ねじ 2 1 1 1 1 1 1 必要なパーツはありません。 – バッテリーの充電と接続を行う。 斜面計 携帯型 1 傾斜計を点検する。 5 ROPSアセンブリ フランジヘッドボルト ロックナット ホースクランプ 1 4 4 1 ROPSを取り付けます。 6 昇降アームキットオプション。別途購入 のこと 1 前昇降アームを取り付けます 7 カッティングユニットオプション。別途購 入のこと 3 カッティングユニットにキャリアフレームを 取り付けます。 8 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを取り付ける。 9 必要なパーツはありません。 – カッティングユニット駆動モータを取り付 けます。 10 11 必要なパーツはありません。 – 昇降アームを調整します。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 ロック
その他の付属品 内容 数量 用途 始動キー 2 エンジンを掛ける。 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 1 1 ご使用前にお読みください。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 納品前検査リスト 1 マシンの組み立てが正しく行なわれていることを確認してく ださい。 認証証明書 1 CE 規格に適合していることを証明する書類です 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 ハンドルを取り付ける 車輪を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 2 前ホイールアセンブリ 1 後輪アセンブリ 手順 重要 後輪は、リムもタイヤも前輪よりも幅が狭くなっ ています。 1. ホイールハブにホイールアセンブリを取り付け る。空気注入バルブが外側を向くように取り付 けること。 2. ラグナットでホイールをハブに固定し、ラグナット を対角線パターンで締め付けながら 61-88 N∙m 6.2-9.0 kg.m = 45-65 ft-lbにトルク締めする。 3.
注 プラス端子が電極に十分にはまり込んでいる こと、ケーブルの配線に無理がないことを確認 してください。 3 重要 ケーブルとバッテリーカバーを接触させな いこと。 バッテリーの充電と接続 6. 必要なパーツはありません。 警告 手順 バッテリーケーブルの接続ルートが不適切で あるとケーブルがショートを起こして火花が発 生する。それによって水素ガスが爆発を起こ し人身事故に至る恐れがある。 危険 電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を 起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や 目や衣服に付けないよう十分注意すること。安 全めがねとゴム製手袋を着用すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必 ず十分な量の真水を用意しておくこと。 • 1.
るめて 0°の読みが出る位置に調整し、ねじを締 めて調整を固定する。 4 5 傾斜計を点検する この作業に必要なパーツ を取 り 付 け る ROPSを 斜面計 携帯型 1 この作業に必要なパーツ 手順 1. 2. 凹凸のない水平な場所に駐車する。 機体のクロスビーム燃料タンク脇に携帯式の斜 面計付属品を置いて、機体が水平になっている ことを確認する図 6。 1 ROPSアセンブリ 4 フランジヘッドボルト 4 ロックナット 1 ホースクランプ 手順 重 要 ROPSは は絶対に改造したり溶接したりしないでく だ さ い 。 ROPS が 破 損 し た 場 合 に は 修 理 せ ず 、 必 ず 新品に交換してください。 1. ROPS を機体の固定穴に差し込み、取り付け穴 を整列させる。ROPSについている換気管が機体 の左側にくるように配置すること図 8。 g353081 図6 1. 3. 4. クロスレースフレーム 2.
注意 燃料ラインの換気ホースを外したままでエン ジンを始動すると、換気チューブから燃料が 流れ出して発火や爆発を起こす危険がある。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 エンジンを始動する前に、燃料ラインの換気 ホースを 換気チューブに接続する。 6 g011161 図 10 前昇降アームを取り付ける 1. ピボットシャフトのリンク 2. 昇降アームのピボットシャ フト この作業に必要なパーツ 1 昇降アームを機体に取り付ける 昇降アームキットオプション。別途購入のこと 1. 昇降アームの取り付け準備 1. 図 11のように、昇降アームを昇降アームピボット シャフトに取り付ける. 左右の昇降アームにそれぞれピボットロッドを差し 込み、取り付け穴を整列させる図 9。 g346437 g011162 図 11 図9 1. 昇降アーム 2. ピボットロッド 2. ボルト2本5/16 x ⅞"を使って昇降アームにピボッ トロッドを固定する。 3. ボルトを37-45 N·m3.7-4.6 kg.
g346438 図 12 1. グリスフィッティング 4. 取り付けピン 2. 昇降アームのフランジ左 5. 昇降シリンダキャップ端 3. スナップリング g346440 図 14 1. 2. フランジにシリンダを取り付ける取り付けピンとス ナップリング2 個を使用する図 12。 3. 昇降アームと油圧シリンダのグリスフィッティング に、No. 2 リチウムグリスを注入する図 12。 ストレートスイベルフィッティ 2. 90°スイベルフィッティング ング戻りホース 昇降ホース 3. 各ホースのフィッティングをウェスで包む。 4. 昇降シリンダのロッドをゆっくり動かして右側昇降 アームのフランジの穴に合わせる図 15。 重要 昇降シリンダのロッドを動かすと、ホース のフィッティングから少量の油圧オイルが漏れ 出てきます。 右昇降アームに昇降シリンダを取り 付ける グ リ ス の 種 類 No. 2 リチウム系グリス 1. 昇降シリンダの油圧フィッティングの下にオイル 回収容器を置く図 13。 g346439 図 15 g346441 図 13 2.
g346476 図 16 ストレートスイベルフィッティ 2. 90°スイベルフィッティング ング戻りホース 昇降ホース 1. g353162 図 17 ピボットプレート前キャリア フレーム 2. キャリッジボルト⅜ x 2¼" 1. 機体に付いた油圧オイルをきれいに拭きとる。 8. 7 3. 2. カッティングユニットにキャリア フレームを取り付ける カッティングユニットオプション。別途購入のこと カッティングユニットの準備 1. カッティングユニットをカートンから取り出す。 2. カッティングユニットに同梱されている オペレー ターズマニュアル に従って調整を行う。 5. リンクカッティングユニット プレート前キャリアフレーム 6. フランジロックナット⅜" ワッシャをキャリアプレートとリンクの間に合わ せ図 17、プレートとスペーサを仮止めするキャ リッジボルト⅜ x 2¼"、ワッシャ、フランジロック ナット⅜"を使用する。 3. 他のプレートの穴とリンクについてもステップ2 を行う。 4. フランジロックナットを 37-45 N·m 3.8-4.5 kg.
g353163 図 19 ピボットプレート前キャリア フレーム 2. キャリッジボルト⅜ x 1¼" 1. g353110 図 18 1. キャリッジボルト⅜ x 2¼" 2. 3. プレート後キャリアフレーム 5. ワッシャ 4. スペーサ 5. 取り付けプレートカッティン グユニット リンクカッティングユニット 3. フランジロックナット⅜" 2. 2. 4. ワッシャをキャリアプレートとリンクの間に合わ せ図 18、プレートとスペーサを仮止めするキャ リッジボルト⅜ x 2¼"、ワッシャ、フランジロック ナット⅜"を使用する。 プレート前キャリアフレーム 6.
注 後ろのカッティングユニットでは、キャリアフ レーム後部とリンチピンとの間にスラストワッシャ を入れます。 g012016 図 21 g353096 図 20 1. キャリッジボルト⅜ x 1¼" 2. 3. プレート後キャリアフレーム 5. スペーサ 2. 4. 取り付けプレートカッティン グユニット 1. スラストワッシャ 2. キャリアフレーム 3. フランジロックナット⅜" 3.
4. 残りのカッティングユニットからは、ベアリングハ ウジングに入っている出荷用のプラグ栓を取り 出す。 5. 駆動モータのフランジにリングカッティングユニット の付属部品を取り付ける図 25。 g011218 図 23 1. チッパーチェーン 9 カッティングユニット駆動モー タを取り付ける g012025 図 25 必要なパーツはありません。 手順 1. 各ユニットをピボットロッドの前に置く。 2. 右側カッティングユニットの内側端部からウェイト とOリング図 24を取る。 リールモータ 1. リング 6. リールモータを各カッティングユニットに装着し カッ ティングユニットの付属部品のキャップスクリュ 2 本で固定する図 25。 2. 10 昇降アームを調整する 必要なパーツはありません。 昇降アームと後カッティングユニットの 間のすき間を確認する g011964 3. リング ウェイト 3. エンジンを掛ける。 2. カッティングユニット上昇。 3.
g353279 図 26 1. 昇降アーム 2. フロアプレートのブラケット 4. 3. 5-8 mm の隙間 g353278 図 27 後カッティングユニットで、後カッティングユニット のウェアバーの上部にあるウェアストラップとバン パーストップとの間のすき間を測定する図 27。 注 すき間が 0.512.54 mm であれば適切であ る。すき間がこの範囲にない場合には、カッティ ングユニットの昇降シリンダを調整する 後ろの カッティングユニットのすき間を調整する (ページ 22)を参照。 3. 0.512.54 mm の隙間 1. バンパーストラップ 2. ウェアバー後カッティング ユニット 5. エンジンを始動し、カッティングユニットを下降さ せてエンジンを止め、キーを抜き取り、可動部が 完全に停止したのを確認する。 昇降アームのすき間を調整する 重要 後ウェアバーにすきまがないとカッティング ユニットが破損する恐れがあります。 1. 機体の左右で、ジャムナットをゆるめて昇降アー ムのストップボルトをゆるめる図 28。 g353221 図 28 1. 2.
g008878 図 29 1. シリンダの前 2. ジャムナット 3. ロッドの端部からピンを外し、クレビスを回転さ せる。 4. 調整が終わったらピンを取り付けて隙間の大き さを確認し、 5. その後、必要に応じて上記1-4を繰り返す。 1. ジャムナット 3. エンジンを始動し、カッティングユニットを上昇さ せてエンジンを止め、キーを抜き取り、可動部が 完全に停止したのを確認する。 2. ストップボルト 4. 0.13-1.02 mm の隙間 6. 7. g353280 図 30 3. 左右の昇降アームとフロアプレートのブラケットと の間の距離を測定する。 4. 注 すき間が 0.512.54 mm であれば適切である。 8. 必要に応じて3-7を繰り返す。 9. クレビスのジャムナットを締める。 10.
すき間が 0.512.54 mm であれば適切である。 5. 必要に応じて1-4を繰り返す。 6. カッティングユニットを降下させ、エンジンを止 め、キーを抜き取り、可動部が完全に停止した のを確認する。 7. ジャムナットを締める。 11 タイヤ空気圧を調整する g012628 図 32 1. 必要なパーツはありません。 3. 手順 各タイヤの空気圧を調整する タイヤ空気圧を点検する (ページ 51)を参照。 フードラッチブラケット 2. リベット CEロックブラケットとフードラッチブラケットの穴を 整列させてフードにセットする。ロックブラケットを フード側にフードに当てて取り付けます図 33。 ロックブラケットアームについているボルトナットア センブリは外さないでください。 注 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 12 フードラッチを取り付ける CE 諸 国 用 マ シ ン この作業に必要なパーツ 1 ロックブラケット 2 リベット 1 ワッシャ 1 ねじ ¼ x 2" 1 ロックナット ¼" g012629 図 33 1.
g354465 図 34 フードラッチ 1. フードロックブラケットのもう一つのアームにボルト を差し込んでラッチをロックする図 35。 7. 注 CE 用ロックブラケットの中でボルトが動かなく なるまでボルトとナットを締め付ける。 g008875 図 36 排気管ガード 1. タップねじ本で固定する図 36。 2. 14 用デカルを貼り付ける CE用 g350021 図 35 1. ナット 2. フードロックブラケットの アーム 3. ボルト CE 諸 国 用 マ シ ン この作業に必要なパーツ 13 1. この作業に必要なパーツ 4 タップねじ 手順 1.
g353161 図 39 傾斜デカル傾斜計 1. g352028 2. CE 傾斜警告デカル P/N 121-3598 図 37 1. モデル・シリアル番号プレー 2. ト 製造年デカル デカルの裏紙をはがして傾斜計に貼ってある既存 のデカルの上から貼り付ける図 39。 2. 2. 製造年デカルの裏紙をはがし、図 37のようにモ デル・シリアル番号プレートの近くに貼り付ける。 3. 機体左側フレームのフードロック付近をアルコー ルできれいに拭いて乾燥させる図 38。 15 チッパーローラキット オプショ ン を取り付ける この作業に必要なパーツ チッパーローラキット別売 1 手順 高い刈高で刈り込みを行う場合には、チッパーローラ キットを取り付けてください。 g352025 図 38 1. 4. フードの CE 規定ラッチ 2. CE デカルP/N 133-8095 CE デカルP/N 133-8095の裏紙をはがし、図 38 のようにフレームに貼り付ける。 1. ユニットを一番上まで上昇させる。 2.
4. 製品の概要 カッティングユニットを下降させ、キットに付属して いるキャリッジボルト 2 本とナットを使って、チッ パーブラケットをフレームに取り付ける図 40。 g336464 図 41 1. 2. エンジンフード 運転席 4. ハンドル 5. 前カッティングユニット 3. コントロールアーム 6. 後カッティングユニット 各部の名称と操作 g353291 図 42 後退走行ペダル チルトステアリングレバー 4. 2. 傾斜計 5. インジケータ窓 3. 前進走行ペダル 6. 刈り込み・移動走行切り換 えレバー 1.
コントロールコンソール す。ペダルをニュートラル位置にすると車両は停止し ます。ペダルから足をはなすだけでもニュートラル位 置となります。 刈り込み・移動走行切り換えレバー 靴のかかと部分で刈り込み・移動走行切り替えスライ ド図 42を左側の移動走行位置または右側の刈り込 みに動かす。 • カッティングユニットは、刈り込み・移動走行切り 替えスライドが刈り込み位置のとき以外は作動し ません。 • 刈り込み・移動走行切り替えスライド移動走行位置 にあるときには、カッティングユニットを下降させるこ とができません。 g353346 図 43 チルトステアリングレバー カッティングユニットシフト レバー 2. カッティングユニット作動ス イッチ 1. レバー図 42を下げると、ハンドルの角度位置を調 整できるようになります。調整が終わったらレバーを 上げて固定してください。 インジケータ窓 カッティングユニットが中央位置にあるかどうかを確認 するための窓図 42です。 3. オイル圧警告灯 7. スロットル 8. オルタネータランプ 9. 始動スイッチ 4.
カッティングユニット作動スイッチ 駐車ブレーキ カッティングユニット回転スイッチ図 43には回転と停止 の2 つの位置があります。バルブバンクの電磁弁を操 作してリールを回転させるスイッチです。 エンジンを停止させる時には、車体が不意に動き出さ ないよう、必ず駐車ブレーキ図 43を掛けてください。 レバーを引き上げると駐車ブレーキが作動し、押し 下げると解除されます。 エンジンオイル圧警告灯 注 駐車ブレーキが掛かっているのに走行ペダルが踏 むとエンジンが停止します エンジンオイルの圧力が異常に低下するとこの警告 灯図 43が点灯します。 刈り込みマニホルド 冷却水温警告灯 コントロールコンソールカバーの下にあります図 44。 エンジンの冷却水の温度が異常に高くなると温度警告 灯図 43が点灯します。この温度になると、カッティン グユニットの動作を停止させます。冷却液の温度がさ らに 5.
セサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を 受けられなくなる場合がありますのでおやめください。 g353382 図 45 1. 座席調整レバー 2.
運転操作 に拡散するまで引火の原因となるものを近づけな いでください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料についての仕様 運転の前に 硫黄分の少ない極微量15 ppm 未満、または微量1000 ppm 未満の新しい軽油以外は使用しないでください。 燃料の劣化を避けるため、180日以内に使いきれる程 度の量を購入するようにしてください。 運転前の安全確認 重要 硫黄分の多い0.50 % (5000 ppm) - 1.
燃料を補給する マシンの準備を行う 燃 料 タ ン ク 容 量 約 28 リットル 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止さ せてキーを抜き取る。 2. 燃料タンクのキャップ図 46の周囲をきれいに拭 く。 1. ゆっくりとした速度で、広い場所に移動する。 2. カッティングユニットを下降させ、エンジンを停止 させて、駐車ブレーキを掛ける。 走行ペダルのスタートインタロック試験 1. 運転席に座る。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. カッティングユニットのスイッチを切位置にする。 4. 走行ペダルを踏み込む。 5. キーを START 位置に回す。 注 走行ペダルを踏んでいるとスタータが動作しな いのが正常。 カッティングユニットの駆動スイッチス タートインタロック試験 g191214 図 46 1. 燃料タンクのキャップ 1. 運転席に座る。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. カッティングユニットのスイッチをENGAGE 入位置 にする。 3. 燃料タンクのキャップを取る。 4.
5. エンジンを掛ける。 6. 走行ペダルを踏み込む。 • • 注 駐車ブレーキが ENGAGED 入の状態で走行ペ ダルを踏み込むとエンジンが停止するのが正常。 • 運転席および走行ペダルの走行イン タロック試験 1. 運転席に座る。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. カッティングユニットのスイッチを切位置にする。 4. 走行ペダルから足を離したままにする。 5. エンジンを掛ける。 6. 駐車ブレーキを解除する。 7. 運転席から立ち上がる。 8.
際に運転する前に、現場の状態をよく観察し、その 日その場所でこのマシンで安全に作業ができるかど うかを判断してください。同じ斜面上であっても、地 表面の条件が変われば運転条件が変わります。 – 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。 急に方向を変えたり急な加速やブレーキ操作を しないでください。旋回は速度を落としてゆっ くりと行ってください。 – 走行、ステアリング、安定性などに疑問がある 場合には運転しないでください。 – 隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見 えない障害は、取り除く、目印を付けるなどし て警戒してください。深い芝生に隠れて障害物 が見えないことがあります。不整地では機体が 転倒する可能性があります。 – ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転する と滑って制御できなくなる危険があります。 – 段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十 二分の注意を払ってください。万一車輪が段差 や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体 が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全 距離を確保してください。 – 斜面に入る前に、安全の判断をしてください。 乗用の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに 危険が
4. カッティングユニットシフトレバーで、カッティング ユニットを床面まで降下させる カッティングユニッ トシフトレバー昇降 (ページ 27)を参照。 5. カッティングユニット駆動スイッチを押してカッティ ングユニットの動作準備を行うON 位置。 6. カッティングユニットシフトレバーで、カッティング ユニットを床面から上昇させる。 7. 刈り込みエリアに乗り入れ、カッティングユニッ トを降ろす。 注 カッティングユニットが動作を開始する。 8. 旋回場所に入る前に、カッティングユニットシフト レバーを軽く手前に引き、カッティングユニットが 上昇したらレバーから手を離す。 重要 旋回中はカッティングユニットシフトレバーを 保持しないでください。 9. 雨だれ形に旋回して次の列に入る準備を行う。 移動走行モードでの運転 1. カッティングユニット駆動スイッチを切位置にする。 2. カッティングユニットを移動走行位置に上昇させ る。 3. 刈り込み/移動走行切り替えスライドを移動走行 位置にする。 g352480 図 47 1. 移動走行 2.
クリップレート リール速度 高品質の安定した刈りを行い、均一な感じの刈り上がりのためには、リール速度が刈り高とマッチしているこ とが非常に重要です。 重要 リール回転速度が遅すぎるとクリップマーク 刈 り取り模様 がはっきり見えてきます。リール回転速度が速 すぎると「ボサッとした」刈り上がりになります。 リール回転速度の選択表 5 枚刃リール 刈高 8 枚刃リール 11 枚 刃 リ ー ル 8 km/h 9.6 km/h 8 km/h 9.6 km/h 8 km/h 9.6 km/h 63.5mm 2½" 3 3 3* 3* – – 60.3mm 2⅜" 3 4 3* 3* – – 57.2mm 2¼" 3 4 3* 3* – – 54.0mm 2⅛" 3 4 3* 3* – – 50.8mm 2" 3 4 3* 3* – – 47.6mm 1⅞" 4 5 3* 3* – – 44.5mm 1¾" 4 5 3* 3* – – 41.
リール速度を調整する 1. 2. する好みなどにより、回転速度の設定を 1 目盛 り上または下に変更してよい。 カッティングユニットの設定刈高を確認する。リー ル回転速度の選択表の該当欄5 枚、8枚または 11枚にある刈高から、実際に設定されている刈 高に一番近い数字を探し出す。刈高に対応する リール回転速度の数字を探し出す。 燃料系統からのエア抜き 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止さ せてキーを抜き取る。 2. 燃料タンクに少なくとも半分まで燃料が入っている ことを確認する。 3. ラッチを外してフードを開ける。 4. 燃料噴射ポンプのエア抜きねじを開ける 図 50 コントロールアームからカバーを外す図 48。 g336520 図 48 1. カバーコントロールアーム 2. リール回転速度とバックラッ プコントロール g008891 3. 図 50 リール速度コントロールノブ図 49を、ステップ1で 決めた番号に合わせる。 1. 5.
ヒント • 駐車ブレーキを掛ける。 • エンジンを止め、キーを抜き取る。 刈り込みのテクニック • 全ての動きが停止するのを待つ。 • ブレードを回転させてからゆっくりと芝刈り場所に入り • 調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷 えてから行ってください。 • 火災防止のため、カッティングユニットや駆動部、 マフラー、冷却スクリーン、エンジン構成品の周囲 に、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご 注意ください。オイルや燃料がこぼれた場合はふ き取ってください。 • 移動走行時など、刈り込みなどの作業をしていな い時には、アタッチメントの駆動を解除しておいて ください。 • 必要に応じてシートベルトの清掃と整備を行って ください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容 器を保管格納しないでください。 ます。前のカッティングユニットが芝刈りの境界内に 入ったところでカッティングユニットを降下させます。 • 真っ直ぐに刈りたいきれいなストライプを作りたい ときなど場合は、樹木などを目印にして走行して く
トレーラへの積み込み g352601 図 51 1. バイパスバルブ 3. フード元に戻してラッチを掛ける。 4. マシンのロープ掛けポイントを利用して、牽引用 の車両に接続する ロープ掛けのポイント (ページ 38)を参照。 5. 牽引作業中はマシンの運転席に座り、必要に応 じて駐車ブレーキを使ってマシンの動きをコント ロールする。 重要 バイパスバルブを開けたままでエンジンを 掛けないでください。 6. エンジンを掛ける時にはバルブを90°¼ 回転さ せて元通りに閉める。 ロープ掛けのポイント g336541 図 52 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
整備間隔 整備手順 400運転時間ごと • 燃料ラインとその接続を点検します。 • 燃料フィルタのキャニスタは所定時期に交換してください。 500運転時間ごと • 後アクスルベアリングのグリスアップ。 800運転時間ごと • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合、代替品のオイルを使用した場合に は、油圧オイルフィルタを交換してください。 • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合や代替品のオイルを使用したことが ある場合には、油圧オイルフィルタを交換してください。 1000運転時間ごと • 推奨オイルをご使用の場合には、油圧オイルフィルタを交換してください。 2000運転時間ごと • 推奨オイルをご使用の場合には、油圧オイルを交換してください。 2年ごと • 燃料タンクを空にして内部を清掃します。 • 冷却系統の内部清掃を行います(代理店にご依頼いただくか、 サービスマニュア ルを参照してください)。 40
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 燃料残量を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却系統を点検 燃料・水セパレータの水抜 き。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 1 ラジエターとスクリーンを点検 する。 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する。 リールとベッドナイフの刃合 わせ 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 塗装傷のタッチアップを行う。 マシンを洗浄する。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 41 土 日
要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 整備前に行う作業 整備作業にかかる前に 1. 平らな場所に駐車する。 2. カッティングユニットを下降させる。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. エンジンを止め、キーを抜き取る。 5. 全ての動きが停止するのを待つ。 g336542 図 54 バッテリーカバーの取り外し 1. バッテリーカバーを機体に固定しているノブ2本を外 してカバーを外す図 52。 2. フードのラッチ フードを後方に跳ね上げる図 54。 g336164 図 53 1. ノブ 2. g336543 図 55 バッテリーカバー フードを開ける 1.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと ほこりの非常に多いところ で使用しているときには、毎日グリ スアップしてください。 500運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 グ リ ス の 仕 様 No. 2 汎用リチウム系グリス このマシンには定期的なグリスアップの必要な箇所があ ります。ベアリングやブッシュの内部に異物が入ると急 激に磨耗が進行します。車体を水洗いしたときは整備 間隔に関係なく直ちにグリスアップしてください。 1. マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前 に (ページ 42)を参照。 2.
g008901 図 63 • 刈り込み・移動走行切り換えレバー(図 64) g008898 図 60 • 左前昇降アームのピボットと昇降シリンダ2ヶ 所 図 61 g008902 図 64 • ベルトテンションピボット図 65 g008899 図 61 • 右前昇降アームのピボットと昇降シリンダ2ヶ 所 図 62 g008903 図 65 • g008900 図 62 • ニュートラル調整機構図 63 44 ステアリングシリンダ図 66
シールドベアリングの点検 ベアリングが、材質上の欠陥や製造上の瑕疵のため に破損することはめったにありません。ベアリングが 破損する原因で最も多いのは水分などの異物がシー ルを抜けてベアリング内部に侵入して内部を破損させ るものです。グリスパックされているベアリングでは、 定期的にグリスを注入して内部の異物を外に押し出し 密封 式 の ベアリングは、製造 てやる必要があります。密 時に特殊なグリスを封入し、強力なシールによって 内部を保護しています。 密封式のベアリングは、短期的には何の整備も必要 ないので保守作業が軽減され、また、グリスが落ちて ターフを汚すというような事故がありません。そのた め、整備の手間が省け、またグリスで芝を汚すようなリ スクもありません。シールドベアリングパッケージは、 普通に使用している限り寿命まで十分に良好な性能を 発揮しますが、定期的に点検を行って万一の大きなトラ ブルを防止しましょう。シーズンごとにベアリングを点検 し、破損や大きな摩耗が見られたら交換してください。 回転がスムーズなこと、作動中に熱を持たないこと、異 音がしないこと、ガタや腐食錆がないことが大切です。 g
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エンジンオイルの仕様 g008881 図 68 以下の条件を満たす、低灰分low-ashの高品質エンジ ンオイルを使用してください 1. オイルの種類 4. ディップスティックをチューブの根元までしっか りと差し込んでから抜き取り、オイルの量を点 検する。 5.
エンジンオイルとフィルタの交 換 6. クランクケースにオイルを入れる エンジンオイル の仕様 (ページ 46)と エンジンオイルの量を点検 する (ページ 46)を参照。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 7. フード元に戻してラッチを掛ける。 150運転時間ごと エアクリーナの整備 エ ン ジ ン オ イ ル の 容 量 : 約 3.8 リットルフィルタ含む。 1. マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前 に (ページ 42)を参照。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 交換を行ってください。 2. フードのラッチを外してフードを開け、エンジンが 冷えるのを待つ。 エアフィルタの取り外し 3. ドレンプラグのどちらか一方 (図 70) を外してオ イルを容器に受け、オイルの流出がおわったら プラグを元通りに取り付ける。 g008911 図 70 1. 4.
5. 6. 燃料系統の整備 フィルタを外す前に、低圧のエア 2.76 bar = 2.8 kg、異物を含まない乾燥した空気で、1次 フィルタとボディーとの間に溜まっている大きなゴ ミを取り除く。高圧のエアは使用しないこと。異物 がフィルタを通ってエンジン部へ吹き込まれる恐 れがある。このエア洗浄により、フィルタを外し た時にホコリが舞い上がってエンジン部へ入り込 むのを防止することができる。 燃料タンクの整備 整 備 間 隔: 2年ごと—燃料タンクを空にして内部を清 掃します。 マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前に (ページ 42)を参照。 エレメントを外す図 72。 注 エレメントを再使用するつもりで洗うとフィルタ の濾紙を破損させる恐れがある。 7. エアクリーナカバーの粉塵排出ポートからゴム製 排出バルブ図 72を外す。 8.
1. 可能であれば 整備作業にかかる前に (ページ 42) の各ステップを行う。 2. ラッチを外してフードを開け、エンジンが熱い場合 には冷えるのを待つ。 3. No. 1 燃料インジェクタノズルの燃料ラインのナッ トをゆるめる。 g336554 図 73 1. 燃料フィルタ水セパレータ のキャニスタ 2. エア抜きプラグ 3. ドレンバルブ 5. 排出が終了したらプラグを締める。 6. エンジンを始動し、漏れがないか点検して、エン ジンを停止する。 g008913 図 74 1. 注 漏れている部分はすべて修正する。 7. 燃料インジェクタ 4. スロットルをFAST位置とする。 5.
電気系統の整備 5. キャップは換気穴を後ろ燃料タンク側に向けて取 り付けます。 電気系統に関する安全確保 6. バッテリー上部は、アンモニア水または重曹水に 浸したブラシで定期的に清掃してください清掃後 は表面を水で流して下さい マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • 重要 清掃中はセルキャップを外さないでください 7.
走行系統の整備 警告 機体を確実に支えておかないと、何かの弾み に機体が落下した場合に極めて危険である。 タイヤ空気圧を点検する 機体は、必ず片側の前輪と後輪の両方を 浮かせること 両方浮かせないと調整中に機 体が動き出す。 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 危険 3. タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安定 になり、転倒など、生命に関わる重大な人身事 故を起こしやすくなる。 トラクション調整カムのロックナットをゆるめる (図 76)。 タイヤ空気圧は絶対に規定値以下に下げてはな らない。 注 全部のタイヤを同じ圧力に調整しないと機械の性能 が十分に発揮されず、刈り上がりの質が悪くなります。 1. 各タイヤの空気圧を測定する。タイヤの適正空気圧 は、0.97-1.10 bar0.98-1.12 kg/m2=14-16 psiで す。 2. 必要に応じてエア抜きやエアの追加を行って全部 のタイヤを 0.97-1.
冷却系統の整備 と長 寿 命 OATを を混 合 し た 場 合 、 そ の 重 要 従 来 型 IATと 年 寿 命 は 、 混 合 比 率 に 関 わ ら ず 、 寿 命 の 短 い 方 2年 間 となります。 冷却系統に関する安全確保 • • 冷却液の量の点検 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 冷却液容量 約 5.
ブレーキの整備 エンジン部、オイルクーラ、ラジエターは毎日清掃し てください。汚れが激しければより頻繁な清掃が必 要です。 1. マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前 に (ページ 42)を参照。 駐車ブレーキの調整 2. フードを上げる。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—駐車ブレーキの調整状 態を点検する。 3. エンジンの周囲を丁寧に清掃する。 4. 下側ラジエターシールドを外す図 78。 1. マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前 に (ページ 42)を参照。 2. ブレーキレバーに調整ノブを固定している固定 ねじをゆるめる図 79。 g352363 図 78 1. ラジエター 2. g008923 図 79 下側ラジエターシールド 1. 駐車ブレーキレバー ノブ 3. 固定ねじ 5. ラジエターの裏表を、水または圧縮空気で丁寧 に清掃する 図 78 。 2. 6. 下側ラジエターシールドを取り付ける。 3. 7.
ベルトの整備 ハイドロスタットのベルトの交換 1. エンジンベルトの整備 警告 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間—全部のベルト の状態と張りを点検します。 ハイドロスタットの駆動ベルトを交換する時に はスプリングの張力を解放する必要がある が、このスプリングの張力は非常に大きい。 手順を間違うと大けがをする。 100運転時間ごと—全部のベルトの状態と張り を点検する。 ファ ン ベ ル ト の 張 り オ ル タ ネ ー タ /フ 1. マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前 に (ページ 42)を参照。 2. フードのラッチを外してフードを開ける。 3. プーリ間の中央部でベルトを指で押して点検す る。 ベルトのテンションスプリングの端にナットドライバ または細い金属管を差し込む。 スプリングの張力解放は安全に十分注意し て行うこと。 2.
制御系統の整備 刈り込み速度の調整 1. マシンの整備の準備を行う 整備作業にかかる前 に (ページ 42)を参照。 2. 速度ストップねじのジャムナットをゆるめる。 3. 以下の要領でストップねじを調整する 注 刈り込み速度は、出荷時に 9.7 km/h に調 整されています。 • • 刈り込み速度を遅くするには、ストップねじ図 82 を右に回す。 g008918 図 83 刈り込み速度を速くするには、ストップねじを 左に回す。 1. 5. インジェクションポンプレバーのアームをローア イドルストップに当てた状態でケーブルコネクタ を締める。 6. スロットルコントロールをコントロールパネルに固 定しているねじをゆるめる。 7. スロットルレバーを一番前に倒す。 8. ストッププレートを滑らせてスロットルレバーに当 て、その位置でスロットルコントロールをパネル に固定する。 9. 運転中にスロットルが設定位置からずれてしまう 場合には、スロットルレバーの操作抵抗を決め るフリクションデバイスのロックナットを、5-6N·m 0.46-0.65kg.
油圧系統の整備 高粘度インデックス 低流動点アンチウェア油圧 作 動 液 , ISO VG 46 (cont'd.
4. もう一度首に差し込んで引き抜き、オイルの量 を点検する。 注 ディップスティックのマークから 6 mm の範囲 にあれば適正である。 5. 油量が少なければ、所定のオイルを FULL マー クまで補給する 油圧作動液の仕様 (ページ 56)を 参照。 重要 油圧オイルを入れすぎないように注意す ること。 6. ディップスティックとキャップを取り付ける。 g353456 図 85 1. 油圧オイルの容量 フィルタヘッドの フィッティング 2. ホースクランプ 3. 油圧ホース 13.2 リットル 油圧作動液の仕様 (ページ 56)を参照。 油圧オイルの交換 推奨 オ イ ル を ご 使 用 整 備 間 隔 : 2000運転時間ごと—推 の 場 合 には、油圧オイルを交換して ください。 推奨 さ れ て い な い 油 圧 オ イ 800運転時間ごと—推 ルを使用している場合、代替品のオイルを使用 し た 場 合 には、油圧オイルフィルタを交換して ください。 g353457 図 86 1. 油圧フィルタ 2.
6. エンジンを始動し、全部の油圧装置を操作して 内部にオイルを行き渡らせる。 7. また、オイル漏れがないか点検して、エンジン を停止する。 8. 油量を点検し、足りなければディップスティックの FULLマークまで補給する。 5. 重要 入れすぎないようにしてください。 油圧オイルフィルタの交換 推奨 オ イ ル を ご 使 用 の 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと—推 場 合 には、油圧オイルフィルタを交 換してください。 推奨 さ れ て い な い 油 圧 オ イ ル 800運転時間ごと—推 を使用している場合や代替品のオイルを使用し た こ と が あ る 場 合 には、油圧オイルフィルタを交 換してください。 警告 高温の油圧オイルに触れると激しい火傷を負う。 油圧オイル関係の整備を行う時は、必ずオイル の温度が十分に冷えているのを確かめてから行 うこと。 トロの純正フィルタP/N 86-3010をご使用ください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1.
カッティングユニットの保守 3. コンソールカバー磁石で固定を持ち上げて外し図 89マニホルドにアクセスできるようにする。 刈り込みブレードについての 安全事項 磨耗したり破損したりしたリール刃や下刃は使用中に割 れて破片が飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 • リール刃や下刃が磨耗や破損していないか定期的 に点検すること。 • 刃を点検する時には安全に十分注意してください。 必ず手袋を着用してください。リールと下刃は研磨 するか交換するかのみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 • 複数のカッティングユニットを持つ機械では、1つの リールを回転させると他のカッティングユニットのリー ルも回転する場合がありますから注意してください。 g353458 図 89 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する 4.
2. カッティングユニットのスイッチを入位置にする。 3. 長い柄のブラシを使ってリールにラッピングコンパ ウンドを塗布しながらラッピングを続ける。 注 これによりベッドナイフ前端に形成されたバリ が除去されます。 危険 回転中のリールに触れると大けがをする。 人身事故防止のため、カッティングユニット から十分離れてから次の手順に進むこと。 重要 どんな場合でも短い柄のブラシは使用し ないこと。 4. 5. バックラップちゅうにカッティングユニットの調整を 行う必要が出てきた場合 A. カッティングユニット駆動スイッチを切位置 にする。 B. エンジンを止め、キーを抜き取る。 C. カッティングユニットの調整を行う。 D. 上記の手順1-3を繰り返す。 バックラップするユニット全部に上記ステップ3の 作業を行う。 バックラップの終了 1. カッティングユニット駆動スイッチを切位置にする。 2. エンジンを停止する。 3.
洗浄 保管 機体の洗浄 格納保管時の安全確保 必要に応じて水または水と刺激の少ない洗剤で車体を 洗浄する。柔らかい布などを使っても構いません。 • 運転席を離れる前に – 平らな場所に駐車する。 重要 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用 しないでください。 – カッティングユニットを停止させ、下降させる。 – 駐車ブレーキを掛ける。 重要 圧力洗浄機で機体を洗浄しないでください。高圧 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 の水で洗浄すると電気系統の損傷、重要なデカルのは がれ、グリス部への水の浸入などを起こす恐れがあり ます。コントロールパネル、エンジン、バッテリーの周 囲に大量の水を掛けないでください。 – 全ての動きが停止するのを待つ。 – 調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分 に冷えてから行ってください。 重要 洗浄はエンジンを止めて行ってください。エンジ ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容 器を保管格納しないでください。 • ンを掛けたままで洗浄を行うとエンジン内部に損傷を 起こす恐れがあります。
エンジンの整備 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめ る。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイルフィ ルタを取り付ける。 3. エンジンに推奨モーターオイルを入れる。 4. エンジンを始動し約 2 分間回転させる。 5. エンジンを止め、キーを抜き取る。 6. 新しいきれいな燃料を使って燃料タンクを洗浄 する。 7. 燃料関係のフィッティングを確実に固定する。 8. エアクリーナをきれいに清掃する。 9. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水 テープでふさぐ。 10.
故障探究 につ い て ス タ ン ダ ー ド ・ コ ン ト ロ ー ル ・ モ ジ ュ ー ル SCMに スタンダード・コントロール・モジュールは樹脂によって完全封止された汎用制御モジュールです。電子回路により機 械の状態の制御と監視を行い、機械を安全に動作させるために必要な電子制御を実現しています。 モジュールは、入力信号として、ニュートラル状態、駐車ブレーキ、PTO、エンジン始動、バックラップ、オー バーヒートなどの情報を取り込みます。そして、これらの入力情報に対する応答として、PTOスイッチ、スタータス イッチ、ETRエンジン駆動ソレノイドを制御します。 モジュール表面は入力表示部と出力表示部に分かれています。入力側の情報も出力側の情報も回路基盤に搭 載された緑色の LED で表示されます。 エンジン始動回路のLEDはDC 12Vの通電で点灯します。その他の入力表示回路は回路が閉じてアースされた時 に通電状態となります。どの入力表示LEDも、その回路に通電があったときに点灯します。これらの入力表示 LEDは故障探究のときに利用することが出来ます。 出力回路はそれぞれ所定の入力がそろった時に通電状態と
入力が正常なのに出力LEDが点灯しない場合には、SCM を交換して症状が解消するかを試験する。 7.
メモ
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号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが張られた製品を見かけることがあるでしょう 警 告 ガンおよび先天性障害の恐れ —www.p65Warnings.ca.gov.
Toro 製 品 保 証 2 年間または 1,500 時間限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro 社は、Toro 社の製品以下「製品」と呼びますの材質上または製造上の 欠陥に対して、2 年間または 1,500 運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべ ての製品に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。部品 やアセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部品による修理を行います。 保証請求の手続き ディープサイクルバッ