Form No. 3363-333 Rev A 5, 8, 11 枚 刃 DPA カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト Reelmaster ® 3100 & ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト 用 03180— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 03180 03181— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 03181 03183— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 03183 03182— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 03182 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 このリール式芝刈りユニットは、乗用型の装 置に取り付けて使用する専門業務用の製品であ り、そのような業務に従事するプロのオペレー タが運転操作することを前提として製造されて います。この製品は、集約的で高度な管理を受 けているゴルフ場やスポーツ・フィールド、商 用目的で使用される芝生に対する刈り込み管理 を行うことを主たる目的として製造されており ます。本機は、雑草地や道路わきの草刈り、農 業用地における刈り取りなどを目的とした機械 ではありません。 図1 1. この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 銘板取り付け位置 モデル番号 弊社Toroのウェブサイトwww.Toro.
安全について 4 カウンタ・ウェイトを取り付け る ............................... 6 5 チッパー・ローラ・キット(オプショ ン)を取り付ける .................. 7 6 固定プレート・キット(オプション) を取り付ける...................... 7 製品の概要 ............................. 9 仕様 ............................... 9 カッティングユニット用アクセサリと キット(パーツカタログでパーツ番 号をご確認ください)。 ............10 運転操作 ...............................11 調整 ...............................11 刈高チャートで使用している用語の解 説 ...............................12 刈高チャート .......................13 ベッドナイフ(下刃)の整備 ...........15 保守 ...................
• 刃が硬いものにぶつかったりカッティング ユニットが異常な振動をしたりした場合は、 直ちにエンジンを停止し、そして。機体や 部品に損傷が発生していないか点検してく ださい。損傷や異常があれば修理を行い、 それまでは作業を再開しないでください。 • このマニュアルに記載されている以外の保 守整備作業は行わないでください。大がか りな修理が必要になった時や補助が必要な 時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 • Toro製品をToro製品として維持し、いつも最 高の性能を発揮できるよう、必ず Toro 他社 の 部 品 の純正部品をご使用ください。他 やアクセサリは絶対にご使用にならないで く だ さ い 。必ずToroの商標を確かめてご購 入ください。他社の部品やアクセサリを使 用すると Toro カンパニーの製品保証が適用 されなくなる可能性があります。 • 機械から離れる前に、必ずカッティングユ ニットを地面に降下させ、キーを抜き取っ てください。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつ け、常にカッティングユニットの安全を心 掛けてください。 • 整備・調整・格納作業の前には、エンジンが 不
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 数量 用途 カッティングユニット 1 カッティングユニットを点検する 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを立てるときにはキッ クスタンドを使用します。 必要なパーツはありません。 – 後シールドを調整します。 必要なパーツはありません。 – カウンタ・ウェイトを取り付ける チッパー・ローラ・キット(別売) 1 チッパー・ローラ・キット(オプション)を取 り付ける 固定プレート・キット(別売) 1 固定プレート・キット(オプション)を取り 付ける その他の付属品 内容 数量 用途 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレーターズマニュアル 1 資料をよく読み、適切な場所に保管してください。 認証証明書 1 CE 規格に適合していることを証明する書類です 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2. ボルト ナット類にゆるみがないか点検。 3.
図4 図3 1. 1. 後シールド 2. キャップスクリュ カッティングユニットのキックスタンド 4 3 カウンタ・ウェイトを取り付ける 後シールドを調整する 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 どのカッティングユニットも、カウンタ・ウェ イトをカッティングユニットの左側に取り付 けて出荷しています。下の図で、リール・モー タとカウンタ・バランスとの位置関係を確認し てください。 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈 りカスを前に排出する)のがベストです。濡れ 芝などのように草が非常に重い時はシールドを 開ける方が良い場合もあります。 シールド(図 4)を開けるには、シールドを左 サイドプレートに固定しているキャップスク リュをゆるめ、シールドを開位置にセットし、 キャップスクリュを締めてください。 図5 1.
5 チッパー・ローラ・キット(オプショ ン)を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 チッパー・ローラ・キット(別売) 手順 通常よりも高い刈高での刈り込みには、チッ パー・ローラ・キットの装着をお奨めします。 1. ユニットを一番上まで上昇させる。 図6 3. 1. O リング 2. カウンタ・ウェイト 2. 中央のカッティングユニットの上にあるフ レーム・ブラケットを探し出す(図 8)。 取り付けボルト 3. チッパー・ブラケット装着後もローラの接 触状態が変わらないようにするには、チッ パー・ブラケットのどの穴を使ってフレー ム・ブラケットに取り付ければよいかを、 中央カッティングユニットの前ローラを押 し下げて調べる(図 8)。 2. カッティングユニット右側のベアリング・ハ ウジングについているプラスチック製のプ ラグを外す(図 7)。 3. 右側サイドプレートからキャップスクリュ2 本を取り外す(図 7)。 1 図8 G003321 1. フレーム・ブラケット 2. チッパー・ブラケット 2 図7 1. プラスチック製プラグ 2. 4.
6 固定プレート・キット(オプション) を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 固定プレート・キット(別売) 手順 図 10 1. 1. カッティングユニットのサイド・プレート とキャリア・フレームに昇降リンクを固定 しているなっとを外す(図 10)。 ナット 2. 固定プレート 3. 刈り高ブラケットをカッティングユニットの サイドプレートに固定しているロックナッ トをゆるめる(図 11)。 図9 1. ナット 2. 図 11 ワッシャ 1. 2. 2. 2番目の穴を使用して、固定プレートをボル トに通し、先ほど取り外したナットで固定 する。 1 番の穴が前を向くように取り付け ること。ワッシャは再使用しないこと。 刈高ブラケット ロックナット 3. 調整ネジ 4. カッティングユニットのサイド・プレート から刈高ブラケットと前ローラを取り外す ()。 注 1 番の設定を使うとやや弱い刈り込みに なり、3 番の設定を使うとやや強い刈り込 みになります。 5.
製品の概要 仕様 トラクタ 刈高 これらのカッティングユニットはリールマスター 3100 & トラクションユニット用です。 ユニット左右にある垂直ねじによって前ローラを上下させて刈高を調整し、ロック・ネジで 固定する。 刈高調整範囲 作業台の上で設定する通常の刈高の範囲は 3 mm~25 mm。高刈りキットを取り付けた場合の 刈高調整範囲は 25 mm~51 mm。固定プレート・キットを取り付けた場合の刈高調整範囲は 51 mm~64 mm。実効刈高はターフのコンディション、ベッドナイフの種類、ローラの種類、装着して いるアタッチメントなどによって変化する。 リール溶接部 リールの直径は7インチ(18 cm)。: 27インチ(69 cm)。全長は 32 インチ(81 cm)。高張力低合金 鋼製の刃に硬化処理と耐衝撃処理を行っている。 リール・ベアリング 2トラック式自動整列ボール・ベアリングをリール・シャフトの各端に押し嵌めしている。 動力アタッチメント カッティングユニットへのリール・モータの取り付けはクイック着脱方式を採用している。カッティン グユニットは左右どちら側からでも駆動可能。
短 い 後 ロ ー ラ : 寒地型の芝草(ベント、ブ ルーグラス、ライグラスなど)で、ダブル・ ローラ・マークができる場合に有効です。 フ ル 前 ロ ー ラ : よりはっきりとしたストライ プを作りたい(同じ方向に繰り返し刈る)場合 に有効ですが、実効刈高がわずかに高くなり カットのクオリティがわずかに下がります。 スクレーパ(溝付きローラ、ショルダ・ロー ラ 、 後 ロ ー ラ 、 フ ル 前 ロ ー ラ 用 ) : オプショ ン・ローラのどれにでも取り付けられる固定式 のスクレーパで、ローラについた刈りかすを掻 き落とすことによって一定の刈高でのカット を行います。 ロ ー ラ ・ リ ビ ル ド ・ キ ッ ト : ローラの分解組 み立てに必要なすべてのベアリング、ベアリ ング・ナット、内側シール、外側シールをセッ トにしたキットです。 ロ ー ラ ・ リ ビ ル ド ・ ツ ー ル ・ キ ッ ト : ローラ・リ ビルド・キットをつかってローラの再組み立て を行うのに必要な工具と説明書のキットです。 カッティングユニット用アクセサリとキット (パーツカタログでパーツ番号をご確認く ださい)。 注
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 調整 リールと下刃の調整を行う リールと下刃の調整は、ユニット上面にある ベッド・バー調整ネジで行います。 G003323 図 13 1. ユニットを水平で平らな作業台の上に置 く。ベッド・バー調整ネジ(図 12)を左 に回して、リールと下刃の接触を完全に なくす。 4. この作業をリールの反対側の端でも行い、 新聞紙で確認して必要に応じて調整する。 5. 両側の調整ができたら最終確認を行う:紙 片をリールの前から差し込んだ時にははさ むだけ、下から差し込むと切れるのが正し い調整である(図 13)。リールと下刃のご くわずかの接触で紙が切れなければいけな い。接触を強くしないと切れない(リール が新聞紙を強く挟み込まないと切れない) 場合には、鋭利な刃先を取り戻して精密な カットができるようにバックラップか研磨 を行うことが必要である(Toroリール・モア とロータリー・モアのための研磨マニュアル Form No. 80–300PT を参照)。 図 12 1. ベッド・バー調整ネジ 2.
4. サイドプレート取り付けフランジとスペー サから、ローラとボルトを外す。 ドナイフと地表とがなす角度のことを言います (図 16)。 5. スペーサを、ローラ・ブラケットの上にして ボルトに通す。 この角度を何度にセットするのが一番よいか は、ターフのコンディションによって、また、 どのような刈り上がりを希望するかによって 異なってきます。使っていくうちにベストの 設定がわかるようになります。また、ターフ のコンディションはシーズンを通じて変化し ますから、それに応じて調整してゆくことが できます。 6. ローラ・ブラケットと2枚のスペーサとを、 サイドプレート取り付けフランジの下側 に、ボルトで取り付ける。 7.
刈高チャート 2.500"(64 mm)** 刈高設定 刈り込みの「強さ」 後スペーサの数 0.250"(6 mm) 弱め 普通 強め 0 0 1 0.375"(9 mm) 弱め 普通 強め 0 1 2 0.500"(13 mm) 弱め 普通 強め 0 1 2 弱め 普通 強め 1 2 3 0.750"(19 mm) 弱め 普通 強め 2 3 4 0.875"(22 mm) 弱め 普通 強め 2 3 4 1,000"(25 mm) 弱め 普通 強め 3 4 5 1.125"(29 mm) 弱め 普通 強め 4 5 6 1.250"(32 mm)* 弱め 普通 強め 4 5 6 1.375"(35 mm)* 弱め 普通 強め 4 5 6 1.500"(38 mm)* 弱め 普通 強め 5 6 7 1.625"(41 mm)* 弱め 普通 強め 6 7 8 1.750"(44 mm)* 弱め 普通 強め 6 7 8 1.
3. ゲージバーのネジ頭を下刃の切っ先に引っ かけ、バーの後端を後ローラに当てがう (図 19)。 4. バーの前端がローラに当たるように、調整 ネジで調整する(図 19)。ローラ全体が 下刃と平行になるように、ローラの両側 を均等に調節する。 標準(通常 装備品) 114-9388 (27 イ ン チ ) 114–9389 (32 インチ) 0.270 インチ (6.9 mm) 0.375-2.50 インチ (9.5-63.5 mm) ヘビー・ デュー ティー(オ プション) 114-9390 (27 イ ン チ ) 114–9391 (32 インチ) 0.370 インチ (9.3 mm) 0.500-2.50 インチ (12.7-63.5 mm) 図 20 1. ベッドナイフのリップの高さ* 6.
注 ベッドナイフとリール刃は継続的に接触 しているので、使用期間が長くなるとベッド ナイフの全長にわたり、切先部に小さなバ リが出来てきます。時々ヤスリでこのバリ を取り除いてやると切れ味が向上します。 ベッドナイフは、長期間使用しているうち にリールに削られ、リールの端部と接触す る縁の部分が角張ってきます。この角張っ た部分はヤスリで削り落としてください。 の位置を正しくセットする。「後ローラ を調整する」を参照。 注 刈りの強さを 弱 め に 設定したい場合 には、カッティングユニットのリンクを1 強 番に取り付ける;逆に、刈りの強さを強 めに 設定したい場合には、カッティング ユニットのリンクを3番に取り付ける。 カッティングユニットの特性 注 出荷時に面取りを施していますが (図 22)、この面取りはベッドナイフの寿 命の中ほど(40%)でなくなりますので、再 度の面取りが必要になります。 このカッティングユニットではデュアル・ノブ 方式によってベッドナイフとリールの調整を 行うようになっており、最適の調整を簡単に 手早く行うことができます。また、このデュ アル・ノブ方式では非常に正確な調整
標準(通常 装備品) 114-9388 (27 インチ) 114–9389 (32 インチ) 0.270 インチ (6.9 mm) 0.190 インチ (4.8 mm) ヘビー・デュー ティー(オプ ション) 114-9390 (27 インチ) 114–9391 (32 インチ) 0.370 インチ (9.3 mm) 0.190 インチ (4.8 mm) 注 ベッドナイフの推奨研磨角度は、上面、前 面ともに 3~7度です(図 23)。 図 23 1.
保守 潤滑 1台のカッティングユニットに6ヵ所のグリス ポイントがありますから(図 25)、それぞれ のポイントにNo.2 リチウム系汎用グリスを補 給してください。 図 26 1. グリスポイントは、前ローラ(2ヶ所)、後 ローラ(2ヶ所)、リール・ベアリング(2ヶ 所)です。 ベッドナイフ調整ノブ 2. ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた 手袋をして、カッティングユニットの刃の 部分をつかみ、リールを左右に揺すってガ タがあるかどうかを調べる(図 27)。 注 カッティングユニットを水で洗浄した場合 はすぐにグリスアップしてください。ベアリン グ内から水を追い出しておくことにより、ベア リングの寿命を延ばすことができます。 1. グリス・ニップルの周囲をウェスできれい に拭く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリ ングの逃がしバルブからはみ出してくるま でグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 G003331 図 27 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する: A.
でガタを吸収できない場合には、ベアリ ングを交換する。 注 リール・ベアリングに予負荷を掛ける 必要はありません。リール・ベアリング調 整ナットを締め付けすぎるとベアリング を破損しますから注意してください。 4. ベアリング・ハウジングにベアリング調整 ナットを固定している固定ネジを締め付け る。0.14~0.17 kg.m にトルク締めする。 ベッド・バーの整備 図 31 ベッド・バーの取り外し 1. 2. 1. ベッド・バー調整ネジ(図 29)を左に回し てベッドナイフとリールの接触をなくす。 3. 4. ベッド・バー・ボルト ナット スチール製ワッシャ ナイロン製ワッシャ ベッド・バーの取り付け 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの 間にベッド・バーの固定用「耳」を入れる。 2. スプリング・テンション・ナットをゆるめ て、ワッシャがベッドバーを全く押さない ようにする(図 29)。 2.
ローラの整備 すべてのベアリング、ベアリング・ナット、内 側シール、外側シールをセットにしたキットで す。ローラ・リビルド・ツール・キットは、ロー ラ・リビルド・キットをつかってローラの再組み 立てを行うのに必要な工具と説明書のキットで す。詳細は、パーツカタログをご覧になるか、 代理店にお問い合わせください。 ローラの整備用として、ローラ・リビルド・キッ ト(Part No. 114–5430)およびローラ・リビル ド・ツール・キット(Part No. 115–0803)をご 用意しております(図 33)。ローラ・リビル ド・キットは、ローラの分解組み立てに必要な 図 33 1. 2. 3. 4. 5. リビルド・キット Part No. 114-5430 リビルド・ツール・キット Part No. 115-0803 内側シール ベアリング 外側シール 6. 7. 8. 9.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に 対して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到来するま で保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。 部品や アセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部