Operator's Manual

カッティングユニットの姿
カッティングユニットの「姿勢」とはリールの中心線か
ら地表面に引いた垂線とベッドナイフの切っ先との距離
を言います(図11:ベッドナイフがわずかに後ろに下が
っている)「姿勢」は、草種や刈り高に応じて変更する
ことができます。変更は、前後のローラの高さを変える
ことにより行います。
切っ先が後ろに下がるほど「きつい刈り込み」になり、
切っ先が中心線に近づくほど「ゆるやかな刈り込み」と
なります。
前ページまでで説明した刈り高の設定方法は、ほとんど
のターフで十分有効ですが、さらに、以下の表に、カッ
ティングユニットの姿勢と芝刈り後の見栄えとの関連を
示します。カッティングユニットの姿勢は、全部のカッ
ティングユニットで同じに設定することが非常に重要で
す。
カッティングユニットの姿勢調整
いつも一定の調整ができるように、2本ネジのゲージバ
(P/N98-1852の使用をお勧めします(図12)。このゲ
ージでは、第1ネジで刈り高を設定し、第2のネジでカ
ッティングユニットの姿勢を設定することができます。
この方法を使うと、全部のカッティングユニットでまっ
たく同じ調整を簡単に行うことができます。
1.ベッドナイフに傾斜計(P/N99-3503)を当て、ベッ
ドナイフの角度を測る(図13)
2.2本ネジのゲージバー(P/N98-1852)の第1ネジを
所望の刈り高に設定する。
10
図11
リールの中心線 姿
2.00
(51 mm)
図12
姿勢
第2ネジ
第1ネジ
刈り高
1
図13
1.ベッドナイフの角度
ターフ
カッティングユニット姿
きつい姿勢 ゆるやかな姿勢
寒冷種の芝草 ×
×
×
×
×
×
温暖種の芝草
ノピ(芝草頂部の
重なり合い)が大きい
ノピ(芝草頂部の
重なり合い)が小さい
刈り高が高い
刈り高が低い