FORM NO．3318−232 JP Rev. A（日本語版） Model NO. 03426−60001 & UP Model NO. 03422 −70001 & UP Model NO.
このオペレーターズ マニュアルでは、安全上の注意事項、運転操作、および保守整備について解説しています。 安全に効率よく作業を行っていただくために、初めて運転する前にこのマニュアルをお読みください。特に「注意」「警告」 「危険」と表示されている項目は、いずれも安全作業のための重要な情報をお知らせするものですから、内容を十分に理解し、 必ず指示をお守りください。「重要」は機械に関する特殊事項を示し、「注」は本機に関する一般的な注意事項です。 製品番号の確認方法とパーツ注文時のご注意 モデル番号とシリアル番号の確認方法 トラクションユニットのモデル番号とシリアル番号は、機体の左前フレーム部に取り付けた銘板に刻印されています。本機に 関してご連絡をいただく際やパーツの注文をされる場合には、必ずこの２つの番号をお知らせください。 パーツをご注文される場合には、以下の情報をお知らせください： １．モデル番号とシリアル番号 ２．注文したい部品のパーツ番号，名称，個数。 注：パーツ カタログでご注文の場合には、対照番号ではなく、必ずパーツ番号でご指定ください。 目 次 安全について ………………………………………………
安全について ３．警告−軽油は引火性が高い。取り扱い注意。 事前の知識 ・燃料容器は規格認可品を使用する。 １．必ず本書をお読みになり、内容をよく理解してくださ い。各部の操作方法の基本を知っておきましょう。 ２．絶対に子供に運転させないこと。大人でも、正しい運 転知識のない方には運転させないでください。法律で 運転資格が定められている場合はそれを守ってくださ い。 ３．人や動物（特に子供やペット）の近くでは絶対に芝刈 り作業を行わないでください。 ４．事故を起こせば、必ずオペレータや使用者の責任問題 となります。安全第一を心がけましょう。 ・給油は屋外で行い、禁煙を厳守する。 ・給油はエンジン始動前に。エンジンを運転しながら の給油は厳禁。エンジンが冷えるまで燃料タンクの フタを開けないこと。 ・地面に燃料をこぼしたら、エンジンを掛けない。火 気のない離れた安全な場所まで機械を移動させ、気 化した燃料が拡散するのを待つ。 ・キャップ類は確実にしめる。 ４．マフラーが破損していたら交換してください。 ５．オペレータ以外の人間を乗せないでください。 ６．運転前に十分な安全教育を受けてください。特に： 運
安全について ・斜面の走行や小さな旋回をする時は十分減速する。 ・燃料を補給する時 ・隠れた障害物があることを念頭において常に運転に 集中する。 ・集草箱を取り外す時 ・作業に適した機種を選択する。特に、斜面を横切り ながらの芝刈りは、その業務条件に相応しい性能を 持った機械を使用すること。 ６．牽引しながらの作業や重量のある機械を運転する時 は： ・正しい規格の牽引方式と機材を使用する。 ・アタッチメントに近づいて調整を行う時（運転席で 調整できる時はこの限りでない） ・詰まり、噛み込み、引っ掛かりなどを修正する時 ・機械の点検、清掃、整備などを行う時 ・異物をはね飛ばした直後。この時は必ず機体各部を 点検し、破損部分は必ず修理してから作業を再開す る。 ・自分が安全に取り扱える範囲内で運転する。 ・小さな旋回や急旋回をしない。後退走行にも注意。 15．作業が終わった後はエンジンのスロットル下げてくだ さい。燃料バルブが付いている機種では、最後にバル ブを閉めてください。 ・所定のカウンタバランスやホイールバランスを正し く装着する。 保守整備と格納保管 ７．道路の横断や道路の付近での安全
安全について 10．駐車中、格納保管中などには、カッティングユニット を地表面まで下降させておいてください（ラッチなど のロック機構により確実に支持できる場合はこの限り ではありません）。 騒音および振動レベル 騒音レベル 本機は、EEC 基準 84/538 に則って実機で測定した結果、運 転士の耳の位置での連続聴感補正音圧レベルが 84 dB（A） 相当であることが証明されています。 本機は、EEC 規則 79/113 及びその改訂に則って実機で測定 した結果、音力レベルが 98 dB（A）1pW 相当であることが 証明されています。 振動レベル 本機は、ISO 5349 に定める手順に則って実機で測定した結 果、臀部における振動レベルが 5.0m/S2 であることが証明さ れております。 本機は、ISO 5349 に定める手順に則って実機で測定した結 果、臀部の振動レベルが 0.
シンボル ステッカー 劇薬 火傷に注意 毒性ガス 中毒に注意 感電に注意 高圧の液体 触れると体内 に入る 危険注意 高圧スプレー 肉が吹き飛ぶ 危険注意 上に注意 落ちると危険 横に注意 当たると危険 横に注意 はさまれると 危険 足部に注意 当たると危険 周囲に注意 当たると危険 足に注意 巻き込み危険 足に注意 回転刃 手指に注意 回転羽根 完全に停止す るまで待て 手指に注意 エンジンファン 高圧スプレー 肉が吹き飛ぶ 危険注意 上に注意 落ちると危険 手指の上方に 注意 落ちると危険 手指に注意 切断危険 巻き込み危険 回転軸 巻き込み危険 回転ベルト 飛んでくる異物 全身注意 飛んでくる異物 顔面注意 機械の通り道 立ち入り注意 （枠内に略画 が入る） 前倒事故注意 乗用芝刈機 転倒に注意 横転保護バー 装着せよ （枠内に略画 が入る） 爆発注意 火事または 裸火に注意 昇降シリンダを 固定装置で 確実にロック せよ 安全距離を 保て 旋回半径内 立ち入り禁止 エンジン回転中 エンジン回転中 開けるな （PTO 接続中） 乗るな 整
防護めがねを 着用せよ ヘルメットを 着用せよ 火気厳禁 レベル インジケータ 接続 毒物危険 救急看護 油圧装置 ブレーキ オイル 冷却水 （水） 液量レベル フィルタ 温度 切り離し アタッチメント 下降 アタッチメント 上昇 流水で洗浄 せよ 吸気 エンジン トランスミッ ション 排気 圧力 故障/不具合 始動スイッチ または メカニズム ON または スタート OFF または ストップ 間隔あける 除雪装置 集塵装置などの 回転螺旋装置 プラス（足す） 増やす 正極（＋極） マイナス（引く） 比例関係で 増減する タンクが空 満タン状態 減らす 負極（−極） バッテリの 充電状態 アワーメータ または 所定時間経過 速い 走行方向 前進/後退 レバーの操作 方向 ２方向レバー レバーの操作 方向 ４方向レバー 右回転 時計回転 左回転 反時計回転 グリスポイント 注油ポイント つり上げはこ の位置で ジャッキや支 えは この位置で ドレン 空にする エンジンオイル エンジンオイル の圧力 エンジンオイル
エンジン冷却 液の温度 エンジン冷却 液のフィルタ エンジン故障 エンジンの 回転速度 エンジン冷却 液の温度 エンジン吸気 または混合気 エンジン吸気 圧縮混合気 エンジン吸気 またはエアフ ィルタ エンジン始動 エンジン停止 トランスミッ ションオイル トランスミッ ションオイル の圧力 トランスミッ ションオイル の温度 n/min チョーク プライマ 電気式予熱 （始動補助剤） （ 低 温 時 の 始 動補助装置） NH L F RP トランスミッ ションの故障 クラッチ ニュートラル High（ハイ） L o w （ ロ ー ） 高い 低い 前進 後退 駐車 1 2 3 ファーストギ ア セカンドギア 油圧系統の故障 駐車ブレーキ ヘッドライド ロック施錠 リール式カッ ターの刈り高 調整 走行 牽引力 サードギア （以下４，５ ６，７…） 燃料 ロック解除 常用温度範囲 を超過 油圧オイル 油圧オイルの 圧力 油圧オイルの レベル 油圧オイルの フィルタ 油圧オイルの 温度 燃料レベル 燃料フィルタ 燃料系統の故障
仕 様 エンジン：パーキンス, ４サイクル３気筒 V − OHV 水冷デ ィーゼル。排気量 676 cc，出力 13.4 kW を 3200 rpm に調整 して使用。冷却水は遠心ポンプ，潤滑はギアポンプによる。 ガバナは機械式遠心タイプ。燃料ポンプは機械式。燃料フィ ルタ/水セパレータはエレメント交換式。12 V スタータ。大 型リモート エアクリーナを採用。オイル フィルタはスピン オン タイプ｡ ラジエター：側面搭載タイプ｡ 冷却液の容量は 4.7 l｡ 電気系統： 12v，グループ 55 バッテリ。− 18 ℃におけるク ランキング電流は 450。27 ℃におけるリザーブ能力は 75 分 間。14 A オルタネータとレギュレータ/整流器を装備。イン タロック スイッチを運転席，PTO，トラクションに配置。 カッティングユニット回転中はランプが点灯する｡ 燃料容量： 2.
運転の前に 注 意 整備や調整を行う時は、必ずエンジンを停止させ、始 動キーを抜き取っておくこと。 エンジン オイルを点検する（図 1 & 2） クランク ケースの容量はフィルタ共で 2.8 l です出荷時に給 油してありますが､ 初回運転の前後に必ず点検してくださ い、。。 １．平らな場所に駐車します｡ 重要：オイルは５運転時間ごと又は毎日点検し、50 運転時 間ごとに交換してください｡ 燃料を補給する 燃料は､ No.2 自動車用軽油を使用します｡ 燃料タンクの容量は約 24.
運転の前に ４．こぼれた軽油は必ず拭きとってください｡ 冷却システムを点検する ラジエタ スクリーンとその周囲､ 及びオイルクーラは毎日清 掃してください（図４)｡ 汚れやすい場所で使用している時 は１時間ごとに点検・清掃してください｡ １．火傷などに注意してラジエタ キャップを開けます｡ ２．冷却液の量を点検します｡ ネックの上部まであれば OK です｡ ３．量が足りなければ冷却液を補給します｡ 入れすぎないよ う注意してください｡ ４．キャップを閉めて終了です｡ 冷却液は水とエチレングリコール不凍液の 1 ： 1 の混合液 で､ 容量は５ l です｡ 液量を毎日の作業前に点検してくださ い｡ 警 告 エンジンが熱い時に冷却液のキャップを開けると、液が 噴出して火傷をする可能性があるので十分に注意するこ と。 油圧オイルを点検する 油圧システムはアンチ ウェア タイプの油圧作動油を約 12.
運転の前に 重要：上記の油圧オイルは様々な温度環境下で効率良く使 用できるように選択されたものです｡ 第１グループの オイルはマルチ粘性オイルで､ 低温下でもストレート 粘性タイプよりも粘度の上昇が少なくなっています｡ 注：グループや銘柄が異なると完全な互換性が得られない 場合がありますので､ オイルを入れ換える時は､ 必ず古 いオイルを完全に抜き取ってください｡ 重要：表に挙げられた以外の銘柄を使用しないでください｡ システムを損傷する恐れがあります｡ 重要：油圧系統の汚染を防止するため､ 油圧オイルの缶を開 ける前に缶ブタをきれいに拭いてください｡ ４．キャップを締め､ こぼれたオイルを拭いて終了です｡ 燃料フィルタを点検する 燃料フィルタのボウルは毎日点検し､ 水やその他の異物が溜 まっていれば運転前に除去します｡ １．燃料バルブ（フィルタ上）を閉じます｡ 注：油圧オイル着色剤（P/N44 − 2500 ； 20 ml 瓶, 15 〜 23 l に使用可能）があります｡ ご注文は代理店へ｡ ２．ボウルをヘッドに固定しているナットをゆるめ､ ボウル 内に溜まっている水などを除きます｡ １．平らな
運転の前に 警 告 軽油は引火しやすいため、保管や取り扱いに十分注意す ること。 ・取り扱い中は禁煙を厳守。 ・エンジン作動中、エンジンが高温の時、および密室内 での燃料補給はしない。 ・燃料補給は必ず屋外で行い、こぼれた燃料はエンジン を始動させる前に拭き取る。 ・必ずエンジン用の燃料を使用する。保管は安全で汚れ のない認可された容器で行い、容器には必ずキャップ をはめる。 タイヤ空気圧を点検する タイヤは空気圧を高くして出荷していますので調整が必要 です｡ 適正空気圧は以下の通りです： 前輪： 0.84 〜 1.12 kg/cm2（80 〜 110 kPa） 後輪： 0.56 〜 0.
各部の名称と操作 走行ペダル（図８，９，10） 走行ペダルには､ 前進､ 後退､ 停止の３つの働きがあり､ 右 足のつま先とかかとを使って操作します｡ つま先でペダル前 部を踏み込むと前進､ かかとでペダル後部を踏み込むと後退 です｡ 前進中に後退側へ踏むと素早く停止することができま す｡ 踏まれていない状態（ニュートラル位置）では､ 車両は 停止します｡ 足を休めるつもりで、前進中にバック側にかか とを乗せないでください｡ 図９ スロットル（図 10） エンジンの回転速度を調整するレバーで､ 上位置で高速､ 下 位置で低速です｡ 図８ カッティングユニット昇降レバー（図 10） 「下降」、「上昇」、「ニュートラル」の３つの位置があり､ 前 へ倒すと下降です｡ １．走行ペダル ２．速度セレクタ ３．ペダル ストップ 速度セレクタ（図８） 走行ペダル横のカム レバーを使うと､ 希望の速度で定速走 行を行うことができます｡ また､ 後退用ペダル ストップ（ペダル下）により､ 後退時の 最高速度を 4.
各部の名称と操作 図 11 １．2WD/3WD 切替えバルブ 引くと２ WD､ 押すと３ WD リール速度コントロール（図 12） 刈り込み速度と刈り高に合わせて設定します｡ 詳細は本書 p.
各部の名称と操作 図 15 １．燃料バルブ（燃料フィルタ上） 図 13 １．前後調整レバー ２．体重調整レバー ３．リクライニング調整 燃料バルブ（図 14 ＆ 15） 機械を格納保管する時に燃料の供給を遮断するバルブです｡ 図 14 １．燃料バルブ（燃料タンク下） 16
運転操作 エンジンの始動と停止 重要：以下のような場合には燃料システムのエア抜き作業 を行う必要があります｡ Ａ．新車を初めて始動するとき Ｂ．ガス欠で停止した後で再始動するとき Ｃ．燃料系の整備（フィルタ交換など）の後 エア抜き作業は ｢燃料システムのエア抜き｣ の項を参照 してください（このページ）。 １．駐車ブレーキが掛かっていること､ リール回転スイッチ が「停止」位置にあることを確認します｡ ・前進・後退を約２分間行う｡ ・リールの回転と昇降動作を確認する｡ ・ハンドルを左右一杯に切ってそれぞれの応答を見る｡ ・エンジンを停止し､ オイル漏れや各部のゆるみ、その 他の不具合がないか点検する｡ 注 意 オイル漏れや各部のゆるみの点検は、必ず機械が完全に 停止したのを確認してから開始すること。 ２．走行ペダルから足を離し､ ペダルが「ニュートラル」位 置にあることを確認します｡ ７．エンジンを停止するには､ スロットルを「IDLE」位置 とし､ リール回転スイッチを「停止」位置としてから､ キーを「OFF」位置に回します｡ 安全のためにキーを抜 き取り､ カバーを下ろしてください｡ ３．ス
運転操作 ３．燃料バルブ（燃料タンク下と燃料フィルタ上にそれぞ れ１か所ずつある）を開きます｡ ４．燃料フィルタ ヘッドのブリード ネジ（２個）を開きま す。ボウル内に燃料が満ちたらブリード ネジを閉めま す｡ 図 17 １．トランスファ ポンプのネジ ２．噴射ポンプの供給ネジのある場所 ３．噴射ポンプの供給ネジ ４．プライマ ポンプのレバー ５．フィッティングの取り付け角度に注意 図 16 １．燃料バルブ ２．ブリード ネジ ３．ボウル インタロック スイッチを点検する 危 ５．トランスファ ポンプ（エンジン左側、オルタネータの 下）の供給側フィッティングの取り付け角度を確認し､ そのネジ（左側のネジ）をゆるめます｡ ６．ネジから連続的に燃料が流れるようになったら､ フィッ ティングとポンプ入口の角度を元通りにしてネジを締 めます｡ 険 インタロック スイッチは機械を正しく作動させ、運転者 の安全を確保するための装置であるから、絶対に取り外 してはならない。スイッチの動作を毎日確認し、動作不 良があれば必ず修理してから運転にかかること。念のた め、インタロック スイッチは２年ごとにすべて新しいも
運転操作 ４．着 席 し て エ ン ジ ン を 始 動 し ､ リ ー ル 回 転 ス イ ッ チ を 「ON」にした時､ 昇降シリンダが完全に縮むと同時にダ ッシュパネルのランプが点灯しリールが回転を開始すれ ば正常｡ 昇降シリンダを伸ばすとランプが消え､ リール の回転が停止すれば正常｡ 上記以外は修理が必要です｡ ５．着席していても､ リール回転スイッチを「ON」又は走 行ペダルを踏んだ状態ではエンジンの始動ができない のが正常です｡ 始動できる時は修理が必要です｡ 故障時の牽引移動 故障時には、短距離に限り本機を牽引または押して移動す ることができますが､ あくまでも緊急時に限ってください｡ 重要：牽引時の速度は 3 〜 4.
運転操作 トレーニング期間 移動時の注意 実際に芝刈りを始める前に､ 安全な場所で運転操作に十分慣 れておいてください｡ 特に機械の始動､ 停止､ カッティング ユニットの昇降動作､ 旋回などに習熟してください｡ 運転技 術に自信が生まれれば､ 本機の性能を十分に生かして頂くこ とができます｡ カッティングユニットが完全に上昇していることを確認し､ ペダル ストップを外し､ スロットルを再び最高速度位置とし ます｡ 斜面やアップダウンの激しい場所では十分に減速し､ また旋回時には転倒しないよう十分に注意してください｡ ま た､ 見えにくい穴､ 段差などの障害物にも警戒してくださ い｡ 狭い場所でカッティングユニットをぶつけたり壊したり しないよう、車幅感覚をしっかりつかんでください。 芝刈りを始める前に 作業後の洗浄と点検 異物が落ちていないことを確認し､ 必要に応じ､ 先ず現場の 清掃を行います｡ 次に刈り込みの方向を決めます｡ 前回に芝 刈りを行った時と反対の方向から刈ってやるようにすると､ 芝が一方向に寝てしまわないのできれいに刈ることができ ます｡ 芝刈り作業が終わったら､ ホースと水道
運転操作 ラジエターやスクリーン、オイル クーラ、冷却フィン、冷 却用エアの取り入れ口などについた汚れや刈りカスを十分 に落としておいてください｡ また、洗浄後には以下の点検も 行っておくと良いでしょう： ・オイル漏れ、油圧部や機械部の損傷や摩耗などがないか､ ・カッティングユニットのすり合わせと切れ具合 21
保守整備 定期整備項目一覧表 （最低限度これだけの整備は必要です） ✝ ✝ エア フィルタ, ダスト カップ， 調圧バルブの点検 グリス アップ エンジン オイルの交換 エンジン ベルトの点検 50 運転時間 ごと 100 運転時間 ごと 200 運転時間 ごと 400 運転時間 ごと ✝ エンジン オイル フィルタの交換 ✝ 走行ベルトの点検 ✝ ✝ エア フィルタの清掃 燃料フィルタの交換 油圧オイル フィルタの交換 ホイール ナットのトルク締め ✝✝ ✝✝ 油圧オイルの交換 バッテリ液、ターミナルの点検 走行リンクの動作点検 シリンダ ヘッドのボルト締めとバルブの調整 エンジン rpm（アイドル/フル スロットル）点検 ✝ 10 時間初回点検 ✝✝ 50 時間初回点検 油圧ホースの交換 安全スイッチの交換 冷却系内部の清掃とホースの交換 サーモスタットの交換 燃料タンク内部の清掃 油圧タンク内部の清掃 定期的な実施が望ましい作業： 左記の交換・整備作業は 1000 運転時間ごと 又は２年のうち早い時期に行うことをお薦めします。 22
整備点検チャート １．エンジン オイルの量 ２．エンジン オイルのドレン ３．油圧オイルの量（窓の中央で標準） ４．ベルト（ファン/ウォーターポンプ/油圧ポンプ） ５．冷却液の補給 ６．燃料の補給（軽油以外禁止） ７．グリス ポイント ８．ラジエタ スクリーン ９．エア クリーナ 10．ウォーター セパレータ／燃料フィルタ 11．バッテリ 12．タイヤ空気圧 前輪： 0.8 〜 1.1 kg/cm2（80 〜 110 kPa） 後輪： 0.6 〜 0.7 kg/cm2（60 〜 70 kPa） 13．ヒューズ 保守整備 エンジン オイル 種類 容量 フィルタ 交換時期 フィルタ 交換 番号 SAE 10W30 CD 3.0 l 50 100 運転時間 運転時間 85-4930 12.5 l 400 200 運転時間 運転時間 54-0110 油圧オイル Mobil 424 Perkins 200 運転時間 130366040 燃料フィルタ エア クリーナ 燃料 50 時間ごとに清掃 No.2 軽油 200 運転時間 93-2195 24.
保守 図 21 図 24 図 22 図 25 図 23 図 26 24
保守 注 意 整備や調整を行う時は、必ずエンジンを停止させ、始動 キーを抜き取っておくこと。 フードの取り外し 整備作業時にはフードを取り外すと便利です｡ １．ラッチを外しフードを上げます｡ ２．ピボット部のコッターピンを抜きます｡ ３．フードを右側に寄せ､ 左側をもち上げて取り外します｡ 図 28 ４．取り付けは上記と逆の手順で行います｡ １．ダストカップ＆バッフル ２．フィルタ エレメント ３．ボディー ２．溜まったホコリを落とさないように注意しながら､ 静か にフィルタを取り出します｡ フィルタをボディーにぶつ けないようにしてください。 ３．フィルタを点検、破損していれば新品に交換します｡ 水で洗浄する場合の手順 １．フィルタ クリーナを溶かした水に 15 分間漬けておく｡ ２．15 分たったら真水ですすぐ｡ 図 27 １．コッター ピン エアクリーナの整備 400 運転時間ごとに、水または圧縮空気でフィルタを清掃し ます。悪条件下では清掃間隔を短くしてください。 １．ラッチを外し､ カバーとボディーを分離し､ カバーの内 側を清掃します｡ ３．自然乾燥または熱風乾燥（70 ℃以下）
保守 新しいフィルタを取り付ける時の注意 １．フィルタに傷がないかよく点検し､ 破損しているフィル タを取り付けないよう十分注意してください｡ 2． フィルタを本体に正しく取り付けます｡ フィルタの外側 のリムをしっかり押しつけてフィルタを密着させてく ださい｡ 中央の柔らかい部分は持たないでください｡ 3． カバーを取り付け、ラッチで固定します｡ カバーの上下 を間違えないように取り付けてください｡ エンジン オイルとフィルタの交換 エンジン オイルもフィルタも初回交換は 20 運転時間、その 後はエンジン オイルは 50 運転時間、フィルタは 100 運転時 間ごとに交換してください。 １．オイル パンの下にあるドレン プラグを抜いて廃油を受 け､ 完全に抜けたらプラグを元通りに取り付けます｡ 図 29 １．タンク プラグ ２．オイルの出口 ３．フィルタの取り付け部周辺をきれいにふき､ 下に廃油受 けを用意し､ フィルタ ハウジングからフィルタを外し ます｡ フィルタ レンチはボトム タイプのものを使用し ます｡ ２．フィルタはエンジン前部にあります｡ 古いフィルタを取 り､ 新しいフィルタのシ
保守 ９．接合部からオイル漏れがないかを点検します｡ バックラップ 危 険 ６．長い柄のブラシでラッピング パウダーを塗布します。 注 意 作業中に誤ってリールその他の可動部に触れると大怪我 をする。十分に注意すること。 人身事故防止のために以下を厳守のこと： ・エンジン回転中はリール部に絶対に手足を触れない。 ・バックラップ中、リールが一旦停止し、再び動きだす ことがある。 ・この時絶対に、手や足で回そうとしないこと。 ・エンジン回転中はリールの調整を行ってはならない。 ・停止したリールに触る時は、その前にまずエンジンを 停止する。 １．本機を平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 降下させ、エンジンを停止して駐車ブレーキを掛け、 キーを抜きます。 ２．フードを上げます（リール ノブが見えるように）。 ３．バックラップ ノブをバックラップ位置（右位置）にし、 リール速度ノブは１番にセットします。 ７．バックラップ中にカッティングユニットの調整を行う 場合は、必ず、リール スイッチ（計器パネル）を切り、 エンジンを停止してください。そして、調整が済んだ ら、上記４〜６を繰り返します。
スロープ チャート この辺を垂直に保持して使用します｡ （建物の壁や樹木に合わせると便利です｡） 線 20 ° 傾斜 線 15 ° 傾斜 確認したい斜面に合わせて折る｡ 確認したい斜面とこの チャートを重ねて傾斜 を比較する｡ 28
Toro 業務用機器２年間品質保証 Toro カンパニーは、1996 年以降に生産され、1997 年１月１日以降にお買い上げ頂いた弊社業務用機器（以下 「製品」）について、以下に表示する条件により品質の保証を行います。この品質保証の対象となった場合には、 弊社は無料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃等が含まれます。 この保証は、「製品」が初めて納品された日から以下の期間に適用されます。 品質保証期間：２年間または 1500 運転時間 * のうち、いずれか早く到達した期限まで。 * アワーメータを装備している機器に対して適用します。 オーナーの責任 「製品」のオーナーは、オーナーズマニュアルに記載 された整備や調整を実行する責任があります。これら の保守を怠った場合には、保証が受けられないことが あります。 品類とは、ブレード、リール、ベッドナイフ、タイ ン、点火プラグ、キャスタホイール、タイヤ、フィ ルタ、ベルトなどを言います。 ・外的な要因によって生じた損害。外的な要因とは、 天候、格納条件、汚染、弊社が認めていない冷却液 や潤滑剤その他の使用などが含まれます。
