Form No. 3359-725 Rev A Reelmaster ® 2000 トラクションユニット 03431— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 03431 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 ディーゼルエンジンの排気やその成分はカ リフォルニア州では発ガン性や先天性異 常を引き起こす物質とされています。 図1 1. 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適 合品です。 重要 このエンジンにはスパーク・アレスタが 装着されていません。カリフォルニア州の森林 地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用す る場合には、法令によりスパーク・アレスタの 装着が義務づけられています。他の国や地域に おいても、法令によりスパーク・アレスタの装 着が義務づけられている場合があります。 目次 はじめに ............................... 2 安全について ........................... 4 安全な運転のために .................. 4 乗用芝刈り機を安全にお使いいた だくために:Toro からのお願 い ..........
ホイール・ナットのトルクを点検す る ...............................28 燃料系統からのエア抜き ..............28 エンジンの始動と停止 ................29 インタロック・スイッチの動作を点検 する .............................29 緊急時の牽引について ................30 運転の特性 .........................30 リール回転速度の設定を行う ...........30 トレーニング期間 ....................32 芝刈り作業の前に ....................32 移動のための運転 ....................32 作業後の洗浄と点検 ..................32 スタンダード・コントロール・モ ジュール(SCM) ..................... 32 保守 ...................................35 推奨される定期整備作業 ................
安全について ◊ ブレーキの不足; ◊ 機種選定の不適当; ◊ 地表条件、特に傾斜角度を正しく把握 していなかった; ◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配 の不適切。 • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全 に責任があり、オペレータやユーザーの注意 によって事故を防止することができます。 この機械は、リア・ウェイトを搭載することに よ っ てCEN CEN安 安 全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規 格 5395: 1990お およ び ANSI ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
– 集草袋や集草バスケットを取り外すとき • 作業は日中または十分な照明のもとで行っ てください。 • エンジンを掛ける前には、アタッチメン トのクラッチをすべて外し、ギアシフトを ニュートラルにし、駐車ブレーキを掛けて ください。 • 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜 面での作業には特に注意が必要です。転倒 を防ぐため: – 斜面では急停止・急発進しない。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に 注意すること。 – 急な旋回をしない。バックする時には安 全に十分注意する。 – マニュアルに指示があれば、カウンタ バランス やホイールバランスを使用す ること。 • 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠 らないようにしましょう。 • 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 • 移動走行を行うときはリールの回転を止め てください。 • アタッチメントを使用するときは、排出方 向に気を付け、人に向けないようにしてく ださい。また作業中は機械に人を近づけな いでください。 • ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転
用していただくために必ずお守りいただきた い事項です。 • 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあ るか点検を怠らないでください。消耗した り破損した部品やステッカーは安全のため 早期に交換してください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合 は屋外で作業を行ってください。 • 機械の調整中に指などを挟まれないように 十分注意してください。 • 複数のリールを持つ機械では、1つのリー ルを回転させると他のリールも回転する場 合がありますから注意してください。 • 整備・調整作業の前には、必ず機械を停止 し、カッティングユニットを降下させ、駐車 ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キー を抜き取ってください。また、必ず機械各 部の動きが完全に停止したのを確認してか ら作業に掛かってください。 • 火災防止のため、カッティングユニットや 駆動部、マフラーの周囲に、草や木の葉、 ホコリなどが溜まらないようご注意くださ い。オイルや燃料がこぼれた場合はふきとっ てください。 • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体 を確実に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があ
• 斜面でエンストしたり、坂を登りきれなく なったりした時は、絶対にUターンしない でください。必ずバックで、ゆっくりと下 がって下さい。 • Toro 正規代理店でタコメータによるエンジ ン回転数検査を受け、安全性と精度を確認 しておきましょう。この機械の最大エンジ ン速度は3200 RPMです。 • 人や動物が突然目の前に現れたら直ちにリー ル停止。注意力の分散、アップダウン、カッ ティングユニットから飛びだす異物など思 わぬ危険があります。周囲に人がいなくな るまでは作業を再開しないこと。 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が必 要な時はToro正規代理店にご相談ください。 • 交換部品やアクセサリは必ず Toro 純正品を お求めください。他社の部品やアクセサリ を御使用になると製品保証を受けられなく なる場合があります。 保守整備と格納保管 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検して ください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの 接続やホースの状態を確認してください。 音圧レベル この機械は、ISO 11201 に定める手順に則って 同型機で測定した結果、オペレータの耳の位置 での連続
94-3353 1. 手を押しつぶされる危険 ― 手を近づけないこと。 93-6668 1. バッテリーには鉛が含まれている;ごみとして投棄しないこと; 充電方法については オペレーターズマニュアル を読むこと。 94-5056 1. 2. 3. リール速度:低速 リール速度:高速 リール高さ 4. 5 枚刃カッティングユニット 5. 8 枚刃カッティングユニット 93-6696 1. 負荷が掛かっている危険: オペレーターズマニュアル を読 むこと。 106-5976 93-7267 1. 2. 駐車ブレーキ ロック 3. ロック解除 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ マニュアル を読むこと。 3. 警告:表面が熱い。触れな いこと。 4. 警告 — オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 93-7272 1.
106-8120 1. 2.
4-3994 (CE用:104-3991 の上から貼付する) オペレーターズマニュアル を 読むこと。 2. 警告: オペレーターズマニュ アルを読むこと。始動補助剤 の使用禁止。 3. リールの上昇と下降 4. リール下降 1. 5. ニュートラル 9. 6. リール上昇 7. PTO 8. 引くとON 押すとOFF 13. 高速 10. エンジン - 停止 14. 低速 11. 12.
106-8109 11
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 内容 数量 用途 ホイール・アセンブリ ラグ・ナット 1 4 後輪を取り付けます。 後キャリア・フレーム 1 後キャリア・フレームの高さを調整します。 ワッシャ Bolt (3/8 x 2-1/4 inches) ロックナット (3/8 インチ) 昇降アーム ピボット・ロッド Bolt (5/16 x 7/8 inch) ロック・ワッシャ 昇降チェーン クレビス・ピン コッター・ピン 6 3 3 2 2 2 2 2 4 4 必要なパーツはありません。 – スラスト・ワッシャ 平ワッシャ フランジヘッド・ボルト スプリング ビニル・スリーブ スプリング・シャックル クレビス・ピン コッター・ピン シャックル(32 インチ・ユニットのみ) スプリング・アンカー(32 インチ・ユニット のみ) ボルト (1/4 x 3/4 inch) (32 インチ・ユニッ トのみ) ロックナット(32 インチ・ユニットのみ) 3 3 3 3 1 3 6 6 2 前昇降
その他の付属品 内容 数量 用途 キー 2 機械を始動させるキーです。 油圧オイルタンク用プラグ 1 フィルタを交換するときにタンクを封鎖するための栓です。 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 1 1 ご使用前にお読みください。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 パーツカタログ 1 交換部品の注文にお使いください。 認証証明書 1 CE 規格適合の認証書です。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 後キャリア・フレームの高さを調 整する 後輪を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 1 ホイール・アセンブリ 4 ラグ・ナット 後キャリア・フレーム 手順 1. 後キャリア・フレームを後昇降アームのピ ボット・ロッドに引き込む(図 3)。この 時点ではまだ、キャリア・フレームをカッ ティングユニットに接続しない。 手順 1.
フット・ステップの下面に当たるようにす る(図 3)。 1 押し下げた側では、上ストップとフット・ ステップ間の距離が6mm程度となっている のが適正である。 2 • 調整の必要がない場合は次の組み立て段 階へ進む。 • 距離が6mmになっていない場合には以下 の手順に従って調整を行う。 A. 昇降シリンダのロッドの先端と昇降 アームとをつないでいるクレビスピン を外す(図 3)。 3 G009852 図4 B. クレビスをシリンダ・ロッドに固定し ている六角ナットをゆるめる。 C. クレビスを内か外に回してすき間を 6mmに調整する。調整を確認し、必要に 応じて上記 2~3 の手順を繰り返す。 1. キャリア・フレーム 2. 取り付けリンク 3. ベアリング・ハウジングの カバー 3. ボルト(3/8 x 2-1/4 in)、ワッシャ 2 枚、 ロックナット 1 枚を使い、図 4 のように 各取り付けリンクをキャリア・フレームに 取り付ける。取り付ける時にリンクの各側 にワッシャを入れる。42 N.m(4.2 kg.m) にトルク締めする。 D.
に嵌まるようにする。カウンタバランス・ アームはまだ固定しない。 7. クレビスピンとコッターピンを使って、昇 降チェーンの片方の端部を昇降シリンダの ピンに固定する。 1 8. クレビスピンとコッターピンを使って、昇 降チェーンの他方の端部を昇降アーム取り 付けタブの穴に固定する。図 7に示すよう に、適当な穴を使用する。 2 1 G009853 図5 1. 昇降アーム 2. 2 ピボット・ロッド 2. ボルト(5/16 x 7/8 in)とロック・ワッ シャを使って、ピボット・ロッドを昇降アー ムに固定する。 G009855 図7 3. 左カウンタバランス・アームをフレームに固 定している上ボルトをゆるめる(図 6)。 1. 27 インチのカッティングユ ニット(内側の穴) 7 1 6 9. 同様にして右昇降アームを取り付ける。 5 2 3 リール・モータを取り付ける 8 4 必要なパーツはありません。 5 手順 1. 各ユニットをピボット・ロッドの前に置く。 G009854 図6 1. 2. 3. 4. 2.
3 2 2 3 1 1 G009856 図8 1. 2. スパイダ・カップリング リール・モータ 3. O リング G009857 図9 3. 駆動モータのフランジにOリング(カッ ティングユニットの付属部品)を取り付け る(図 8)。 4. モータとスパイダ・カップリングをカッティ ングユニットの駆動側に取り付け、カッティ ングユニットに付いているボルト(2個)で 固定する(図 8)。 1. スラスト・ワッシャ 2. キャリア・フレーム 注 後ろのカッティングユニットでは、キャ リア・フレームと平ワッシャとの間にスラ ストワッシャを入れます。 3. チッパー・チェーンをカッティングユニッ トに取り付ける; 27 インチ・ユニットの 場合はキャリア・フレームの上面に、32 イ ンチ・ユニットの場合はキャリア・フレー ムの下面に、それぞれボルト、ワッシャ、 ロックナットで取り付ける(図 10)。 6 カッティングユニットを取り付ける この作業に必要なパーツ スラスト・ワッシャ 3 平ワッシャ 3 フランジヘッド・ボルト 平ワッシャとフランジヘッ ド・ボルト 2.
27 イ ン チ ・ カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト へ の カ ウ ン タ バランスの取り付け 7 1. 前後のカッティングユニットの昇降タブ についている穴のうち一番上から内側に数 えて3 番目の穴にスプリングを引っ掛ける (図 11)。 カウンタバランス・スプリングを取 り付ける 注 4 番目の穴(テンション増加)を使うと カッティングユニット内側の押圧が減り、 外側の押圧が増え、牽引力が増加します。2 番目の穴ではその逆になります。 この作業に必要なパーツ 3 スプリング 1 ビニル・スリーブ 3 スプリング・シャックル 6 クレビス・ピン 6 コッター・ピン 2 シャックル(32 インチ・ユニットのみ) 2 スプリング・アンカー(32 インチ・ユニットのみ) 4 ボルト (1/4 x 3/4 inch) (32 インチ・ユニットのみ) 4 ロックナット(32 インチ・ユニットのみ) 1 G009859 カウンタバランス・スプリングの取り付けと 設定についての注意事項 図 11 1. カッティングユニットの昇降タブ 2.
32 イ ン チ ・ カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト へ の カ ウ ン タ バランスの取り付け 1. 前カッティングユニットの昇降タブのそれ ぞれの後方の内側にスプリング・アンカー を取り付け、ボルト 2 本(1/4 x 3/4 in) とロックナットで図 14のように固定する。 2 図 12 1. 2. カウンタバランス・アーム 上ボルト 3. 下ボルト 4. 5. スプリング・シャックル クレビス・ピンとヘアピン・ コッター 1 G009862 図 14 1. カッティングユニットの昇降 タブ 2. スプリング・アンカー 2. 前カッティングユニットについては、ス プリングを、スプリング・アンカーの下か ら 2 つ目の穴(# 3 位置)に取り付ける (図 14)。 注 4 番目の穴(テンション増加)を使うと カッティングユニット内側の押圧が減り、 外側の押圧が増え、牽引力が増加します。2 番目の穴ではその逆になります。 図 13 1. 2. 後カウンタバランス・スプリ ング ビニル・カバー 3. スプリング・シャックル 3.
A. カウンタバランス・アームにスプリ ング・シャックルを固定しているコッ ター・ピンとクレビスを外す。他のクレ ビス・ピンは外さないこと。 B. カウンタバランス・アーム上の希望する 穴にシャックルをあわせる。コッターピ ンとクレビスピンを取り付ける。 8 図 15 1. 2. カウンタバランス・アーム 上ボルト 3. 下ボルト 4. 5. スプリング・シャックル クレビス・ピンとヘアピン・ コッター 6. チェーン、クレビス、クレビ ス・ピン リア・バラストを搭載する この作業に必要なパーツ 条件に よる リア・ウェイト・キット 手順 このユニットは、所定のリア・ウェイトを搭載 することにより、ANSI規格B71.4-2004 および すべての欧州規格要求に適合する製品となりま す。下の表で、必要なウェイトの種類や個数を ご確認ください。 図 16 1. 2. 後カウンタバランス・スプリ ング ビニル・カバー 3. スプリング・シャックル 5.
フの外へ退避させてください。そして、ターフ への被害を防止するため、塩化カルシウム液が こぼれた場所に十分な散水を行ってください。 2. 通気穴が車体の後ろ(燃料タンクの方)を向 くようにキャップをはめ、3~4 A で4~8 時 間充電する。3~4 Aで4~8時間充電する。 使用する塩化カルシウムは市販品の Type 1 (77%) および Type 2 (94%) のどちらでも構 いません。 充電中は爆発性のガスが発生する。 真水は 0°C で凍結します。水1 リットルに対 して塩化カルシウム 420 グラムを溶かした溶液 は、-24°C までは全く凍りませんが、-46°Cで 凍結します。水1 リットルに対して塩化カルシ ウム 600 グラムを溶かした溶液は、-45°C ま では全く凍りませんが、-52°Cで凍結します。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 3. 充電が終わったらチャージャをコンセント から抜き、バッテリー端子からはずす。 4.
製品の概要 10 各部の名称と操作 慣らし運転期間 走行ペダル 必要なパーツはありません。 走行ペダル(図 17)は3つの機能があります; 前進、後退、停止です。右足のつま先でペダル 前部を踏み込むと前進、かかとでペダル後部を 踏み込むと後退ですが、前進中に後退側へ踏む と素早く停止することができます(図 18)。ペ ダルから足をはなせばニュートラル位置とな り、車両は停止します。前進中にかかとをペダ ル後部に乗せないでください。 手順 エンジンを初めて始動した時、エンジンやトラ ンスミッション、アクスルなどのオーバーホー ルを行った後などは、1~2分間の時間を取って 前進および後退走行の確認を行う。また、昇降 レバーやリール回転スイッチを操作して各部の 作動状態を確認する。 ハンドルを左右一杯に切って応答を確認する。 以上の点検の後、エンジンを停止させ、オイル 漏れや各部のゆるみなどがないかさらに点検す る。 機体の点検を行う前に、機械の可動部がす べて完全 に停止していることを必ず確認 すること。 図 17 1. 2. 走行ペダル 速度セレクタ 3.
があり、最大後退速度が 4.
オルタネータ・ライト 燃料バルブ オルタネータ・ランプ(図 20)は、エンジン が作動中は消えているのが正常です。点灯し た場合は充電系統の異常ですから点検と修理 が必要です。 保管時には燃料タンクの下にある燃料バルブ (図 22)を閉じてください。 グロープラグ・インジケータ グロープラグ・インジケータ(図 20)は、グ ロープラグが作動中に点灯します。 リール回転表示灯 リール回転表示灯(図 20)は、リールが回転 しているときに点灯します。 駐車ブレーキ エンジンを停止させる時には、車体が不意に 動き出さないよう、必ず駐車ブレーキを掛けて ください。レバーを後ろに引き上げると駐車ブ レーキがかかります。 図 22 1. 燃料バルブ(燃料タンクの下) リール速度コントロール リール速度コントロール(図 21)を使って、 刈り高に適した希望のクリップ(リール回転速 度)を選択することができます。 仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 1 2 G009878 リール速度コントロール 2.
運転操作 3. 引き抜いてディップスティックの目盛り で油量を点検する。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 FULL マークまであればよい。 4. 不足している場合は、キャップ(図 24)を 入 取り、Full 位置までオイルを補給する。入 れすぎはよくない。 始動キーをつけたままにしておくと、誰で もいつでもエンジンを始動させることが でき、危険である。 重要 エンジン・オイルの量が常時ゲージの 上限と下限との間にあるよう、気をつけて 管理してください。オイルの入れすぎもオ イルの不足も、エンジンの不調や故障の原 因となります。 整備・調整作業の前には、必ずカッティン グユニットを床まで降下させ、駐車ブレー キを掛け、キーを抜き取っておくこと。 エンジン・オイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 油量は約 3.
5. オイル・キャップとディップスティックを 取り付け、フードを閉じる。 • バイオディーゼル成分が ASTM D6751 また は EN 14214 に適合していること。 6.
5. 燃料タンクのキャップをしっかりとはめ る。 燃料を補給中、静電気による火花がガソリ ンに引火する危険がある。発火したり爆 発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 6.
は、上下のマークの中央部程度まで液があ ればよい。 140~160 粘性インデックス ASTM D2270 -37°C~-45°C 流動点, ASTM D97 産業規格: ヴィッカース I-286-S (品質レベル), ヴィッカース M-2950-S(品質レベル), デニソン HF-0 注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であ り、そのためオイル洩れの発見が遅れがちで す。油圧オイル用の着色剤(20cc 瓶)をお使 いいただくと便利です。1瓶で15~22 リットル のオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500。ご注文は Toro 代理店へ。 生 分 解 油 圧 オ イ ル - Mobil EAL 224H Toro 生 分 解 油 圧 オ イ ル を販売しています (19 リットル缶ま たは 208 リットル缶)。パーツカタログまたはToro代理店で パーツ番号をご確認ください。 他 に 使 用 可 能 な オ イ ル : Mobil EAL 224H 注 植物性オイルをベースにしたオイルであり Toro 社が本機への使用を認めている唯一の生 分解オイルです。通常の油圧オイルに比べて高
燃料系統からのエア抜き 拭ってください。また、給油ホースやロー トなども汚れがないようにしてください。 また、油圧オイル・タンクのキャップの周 囲をきれいに拭いてください。 4. オイルが冷えている状態で少なくとも窓の 下のフチまでオイルがない場合は補給す る。タンクのキャップを外し、高品質の油 圧オイルを点検窓の下のフチまで補給する 入れ す ぎ な い こ と 。 (図 29)。入 5. タンクにキャップを取り付ける。こぼれた オイルはふき取る。 以下の場合には、エンジンを始動する前に燃 料システムのエア抜きを実施する必要があり ます: • 新車を初めて始動する時 • 燃料切れでエンジンが停止した後に再始 動する時 • 燃料系統の整備作業、例えばフィルタ交 換、セパレータの洗浄などを行った後 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 点検し、適正範囲は(110~138kPa = 1.1~ 1.
60秒 秒間 の 休 止 時 間 を と っ て で 使 用 し た ら 、 60 ください。 2 3. エンジンが温まるまで、低速で暖機運転 する。 エンジンの停止手順 1 1. リール駆動スイッチ「解除」にセットし、 駐車ブレーキを掛け、スロットルをロー・ア イドルにする。 3 G009880 2. 始動キーを OFF 位置に回して、抜き取る。 図 30 1. 2. 燃料フィルタ・水セパレータ エア抜きプラグ 3. 3. 長期間保管する場合には燃料バルブを閉 じておく。 ドレン・バルブ インタロック・スイッチの動作を点 検する 4. 始動キーを ON 位置に回す。燃料ポンプが 動き出し、空気が押し出されてくる。プ ラグの周囲から泡立たない燃料が出てく るようになるまで、キーを ON 位置に保持 しておく。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 5.
運転の特性 ペダルを踏み込むとエンジンは停止する。 正しく動作しないのはインタロックの故障 であるから直ちに修理する。 5.
とマッチしていることが非常に重要です。調 整は以下の手順で行います: リール回転速度の選択表:5 枚刃リール 1. カッティングユニットの設定刈高を確認す る。カッティングユニットの刃数(5 枚ま たは 8枚)と設定されている刈り高を確認 し、次頁の表で対応する数字を調べる。刈 高に対応する数字を見つければよい。 2. リール速度コントロールノブ(図 33)を、 ステップ(1)で決めた番号にセットする。 1 2 G009878 図 33 1. リール速度コントロールの ノブ 2.
い。隠れて見えない穴、溝、などの障害物に常 に警戒を怠らないようにしましょう。本機の 車両感覚(車幅)をマスターしましょう; 機 械をぶつけて破損させると大きな時間と費用 がかかります。動かせない障害物の間の無理 な通り抜けを避けましょう。 リール回転速度の選択表:8 枚刃リール mm)) 刈 高 イ ン チ ( 刈 高 mm 3輪駆動: 5 ~ 8 km/h 2輪駆動:9 ~ 11 km/h 64 mm 3* 3 60 mm 3* 3 57 mm 3* 3 54 mm 3* 3 51 mm 3* 3 48 mm 3 4 44 mm 3 4 41 mm 3 4 38 mm 4 5 35 mm 4 5 32 mm 4 6 29 mm 5 7 25 mm 5 9 22 mm 6 9* 19 mm 7 9* 16 mm 9 9* 13 mm 9 9* 10 mm 9 9* 作業後の洗浄と点検 一日の作業を終え、エンジン温度が下がった ら、洗車してください。洗車には普通のホース を使用します。ノズルや圧
出力回路が健全でも、出力装置そのものが健全 であることは保証できません。ですから電気系 統の故障探究を行う時には、出力LEDのチェッ ク以外に各機器の通常のテストやワイヤハー ネスの検査が必要になります。各機器のイン ピーダンス測定、ワイヤハーネスをつないだ状 態(SCMのところで切り離した状態)でのイン ピーダンス測定、一時的な通電試験などを行っ てみる必要があるでしょう。 SCMは外部のコンピュータや診断機器に接続す ることはできません。また、内部のプログラム を改変することもできませんし、発生した故障 内容を記憶しておくこともできません。 SCM上のLEDの説明は絵文字です。枠で囲まれ た3 つが出力です。それ以外はすべて入力で す。図 34に絵文字の意味を示します。 図 34 1. 2. 3. 入力 バックラップ オーバーヒート時のエンジン 停止 4. オーバーヒート時の警告(使 用していない) 5. 着席 6. PTO スイッチ 7. 駐車ブレーキ OFF 9. 出力 10. PTO 11. 始動 8. 12. ETR ニュートラル 13. 14.
機能 始動 運転(非着席) 運転(着席) 刈り込み バックラップ オーバーヒート パワー On ニュート ラル – – – – – O – O – – – 始動 On + O O O O 入力 PTO On ブレーキ OFF O O – – O O O O – – O 着席 – O – – O オーバー バックラッ ヒート プ O O O O O O O O – O – 出力 ETR PTO O O O O + + + + + O O O + + O O O 始動 + 注 -:回路は閉じてアースされている。- LED 点灯 O:回路は開いてアースされている - LED 消灯 + 回路は通電している(クラッチ・コイル、ソレノイド、始動キー)LED 点灯 空白:そのロジックに無関係な入力 故障探究手順は、まず、始動キーをON に する(エンジンは始動しない)。不具合の 出ている機能を表の一番左の欄から探し出 す。その行を横に見ていくと、その機能に 必要な入力がわかるので、それぞれのLED の点灯を確認する。 入力LEDに問題がなければ出力LEDを確認す る。出力LED が点灯し
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイール・ナットを 61~88 N.m(6.2~8.9 kg.m)にトルク締めする。 使用開始後最初の 5 時間 • 油圧フィルタを交換する。 使用開始後最初の 8 時間 • オルタネータ・ベルトの磨耗と張りの点検を行う。 • 油圧ポンプのベルトの状態と張りを点検します。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイール・ナットを 61~88 N.m(6.2~8.9 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 インタロックの動作 ブレーキの動作 エンジン・オイルの量を点検する。 冷却系統を点検 燃料・水セパレータの水抜き。 エア・フィルタ、ダスト・カップ、バルブを点検する。 ラジエター、オイル・クーラ、スクリーンの汚れを点検 する。 エンジンから異常音がないか点検する。1 運転操作時に異常音がないか点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点検。 オイル漏れなど。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を確認。 リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 刈高を確認する。 グリスアップ。 2 塗装傷のタッチアップ。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2.
定期整備ステッカー 図 35 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 整備前に行う作業 フードの外しかた 整備をやりやすくするため、以下の要領でフー ドを取り外すことができます: 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードのピボット部をブラケットに固定して いるコッター・ピンを抜き取る(図 36)。 図 36 1. コッター・ピン 3. フードを右側にスライドさせながら反対側 を持ち上げると外れる。 4.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと (車体を水洗いし たときは整備間隔に関係なく直 ちにグリスアップする。) 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.
エンジンの整備 エア・クリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと (チリやホコリ の非常に多い環境で使用してい るときには頻繁な整備が必要と なる。) エア・クリーナ本体にリーク原因となる傷がな いか点検してください。破損していれば交換し てください。吸気部全体について、リーク、破 損、ホースのゆるみなどを点検してください。 図 42 • ニュートラル・センタリング(図 43) 所定の整備時間ごとにエア・クリーナの整備 を行ってください。早めに整備を行っても意味 がありません。むしろフィルタを外したときに エンジン内部に異物を入れてしまう危険が大き くなります。 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着し ているのを確認してください。 1. エア・クリーナのカバーをボディーに固定 しているラッチを外す(図 44)。 図 43 3 1 2 G009916 図 44 1. エア・クリーナ・カバーの ラッチ 2. エア・クリーナのカバー 3. フィルタ 2. ボディーからカバーを外す。 3. フィルタを外す前に、低圧のエア (2.
このエア洗浄により、フィルタを外した時 にホコリが舞い上がってエンジン部へ入り 込むのを防止することができる。 4. フィルタを外して捨てる(図 44)。 エレメントを洗って再使用しないこと。洗 浄によってフィルタの濾紙を破損させる恐 れがある。 5. 新しいフィルタに傷がついていないかを点 検する。特にフィルタとボディーの密着部 破損 し て い る フ ィ ル タ は 使 用 に注意する。破 しない。 6. フィルタをボディー内部にしっかり取り付け る。エレメントの外側のリムをしっかり押さ フィ ル えて確実にボ ディーに密着させる。フ タの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 7. カバーについている異物逃がしポートを清 掃する。カバーについているゴム製のアウ トレット・バルブを外し、内部を清掃して 元通りに取り付ける。 8. アウトレット・バルブが下向き(後ろから 見たとき、時計の5:00と7:00の間になるよ うに)カバーを取り付ける。 9. ラッチをしっかりと掛ける。 図 46 1. 5. 新しいフィルタのシールにきれいなエンジ ン・オイルを薄く塗る。 6.
燃料系統の整備 燃料フィルタのキャニスタの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおき、 フィルタ容器取り付け部をきれいに拭く。 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 2. フィルタ容器を外して取り付け面をきれい に拭く(図 47)。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれた燃料はふき 取る。 3. ガスケットに薄くオイルを塗る。 4.
電気系統の整備 てください。高温環境下で保管すると、涼しい 場所で保管した場合に比べてバッテリーは早く 放電します。 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作 業を行う時には、バッテリーから2本のケーブ ルを両方とも、電子コントロール・モジュー ルからのワイヤ・ハーネスを2本とも、そして オルタネータからのターミナル・コネクタを 外してください。 電解液の量は25運転時間ごとに点検します。格 納中は30日ごとに点検します。 各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まない 水を適正レベルまで補給してください。但し、 電解液の量が、各セルの内側についているスプ リット・リングの高さ以上にならないよう、注 意してください。キャップは換気穴を後ろ(燃 料タンク側)に向けて取り付けます。 バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—バッテリー液の量 を点検し、バッテリーを清掃し ます。 バッテリー上部はアンモニア水または重曹水 に浸したブラシで定期的に清掃してください。 清掃後は表面を水で流して下さい。清掃中はセ ル・キャップを外さないでください。 25運転時間ごと—バッテリー・ ケーブルの接続状
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が 動きだすようでしたら、トラクション・カムを 調整します。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ る。 2. 前輪と片方の後輪とを床から浮かせ、フレー ムの下にサポート・ブロックを当て支える。 図 49 1. ヒューズ・ブロック 機体を確実に支えておかないと、何かの 弾みに機体が落下した場合に極めて危険 である。 3. トラクション調整カムのロックナットをゆ るめる(図 51)。 図 51 1. トラクション調整カム G009906 図 50 カムの最終調整は、エンジンを回転させなが ら行う必要がある。マフラー等の高温部分 や回転部・可動部に触れると大けがをする。 マフラー等エンジンまわりの高温部分や回 転部・可動部に顔や手足などを近づけぬよ う十分注意すること。 4. エンジンを始動し、カム()を左右に回して ニュートラル位置の中心に合わせる。 5. ロックナットを締めて調整を固定する。 6.
7. 支持ブロックをはずし、機体を床に下ろす。 試運転を行って調整を確認する。 冷却系統の整備 8. ニュートラル・スイッチの動作を点検し、 必要に応じて調整する。 冷却部の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—スクリー ン、オイル・クーラ、ラジエ ターの汚れを除去する。 (汚 れが激しければより頻繁な清掃 が必要です。) ニュートラル・スイッチの調整 ポンプ・プレートの調整を行った後には、必ず ニュートラル・スイッチ(図 52)の動作を点 検し、必要に応じて調整してください。 1000運転時間ごと/2年ごと (い ずれか早く到達した方)—冷却系 統の内部を洗浄し冷却液とホー スを新しいものに交換する。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ る。 2. スイッチ調整ネジを固定しているロックナッ トをゆるめる。ボルトの頭部がスイッチを クリアするまでゆるめる。 オーバーヒートを防止するため、ラジエターと スクリーンおよびオイル・クーラは常にきれい にしておいてください。 1. ラジエター・スクリーンを外し、ついてい るごみを除去する(図 53)。 図 52 1.
ブレーキの整備 駐車ブレーキの調整 1. 前輪を 2 本とも外す。 2. ブレーキが解除されているのを確認する。 3. クレビスのジャムナットをゆるめる (図 55)。 図 54 1. ラジエター 2. オイル・クーラ 3. オイル・クーラ(図 54)を清掃する; た まったゴミをていねいに取り除くこと。 4. スクリーンを取り付ける。 図 55 1. 上ブレーキ・レバー 2. クレビス 4. クレビスの上部を上ブレーキ・レバーに固 定しているコッターピンを外す。 5. クレビスを 1 回転ずつ回して、レバー間の 距離を小さくする。 6. クレビスを上ブレーキ・レバーに取り付け てジャムナットを締める。同様の方法で機 体の反対側でも作業を行う。 7.
ベルトの整備 与えます。古いベルトは、スパンの中央部を 5~6kgで押したときに 3mmのたわみが出る程 度の張りを与えます。 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止する ために、ベルト類は正しく調整してください。 新しいベルトは 8 運転時間で点検します。 調整ロッドのジャムナット(図 57)を締めて 必要な張りを出します。 注 締めすぎないようにしてください。ゆるすぎ るとベルトがスリップします(負荷が掛かった 時にベルトが鳴る)。 オルタネータ・ベルトのテンショ ン調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 50運転時間ごと クランクシャフトとオルタネータの中間部分を 10kg の力で押さえて点検します。 新しいベル トの場合は8~12mm 程度のたわみが出るのが適 正です。 古いベルトの場合は10~14mm 程度の たわみが出るのが適正です。たわみがこの範囲 になければ、以下の要領で調整します: 1. オルタネータの取り付けボルトをゆるめる (図 56)。 図 57 1. 図 56 1. オルタネータのベルト 2. ブレース 2.
制御系統の整備 1 走行ペダルのの調整 ペダルを一杯に踏み込むと床板に当たってしま う場合や最大速度が出せない場合には、走行ペ ダルのリンクを調整します。 3 2 1. 車体右側のパネルを外して走行ロッドを露 出させる。 G009903 図 59 2. 各走行・ロッド・バレルの端についている ジャムナットをゆるめる(図 58)。 1. 2. ダンパ ダンパ・ピボット 3. ダンパ・ブラケット 3. 走行ペダルを前進側に一杯に踏み込む。 4. ダンパを一杯に押し縮め、そこから2mm伸 びるようにゆるめる。ロックナットを締め て調整を固定する。 5. 走行ペダルを前進一杯に押し込む。ダンパ が伸びる前に、ダンパが後退ストップに当 たるのを確認する。 6. ニュートラル・スイッチの調整を点検する。 図 58 1. 走行ロッド・バレル 3. バレルを回してペダルと床との間に適切な 隙間をつくる(または最高速度が出せるよ うにする)。 4. ジャム・ナットを締めて調整を固定する。 5.
油圧系統の整備 油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 5 時間—油圧フィ ルタを交換する。 200運転時間ごと—油圧フィルタ を交換する。 400運転時間ごと/1年ごと (い ずれか早く到達した方)—油圧 オイルを交換する 1000運転時間ごと/2年ごと (い ずれか早く到達した方)—油圧 オイルタンクの内部洗浄を行う (Toro 代理店に連絡する)。 図 61 1. フィルタは Toro 純正品を使用してください。 使用する油圧オイルの種類については、「油圧 オイルの量を点検する」を参照。 油圧オイル・フィルタ 4. 新しいフィルタのガスケットにオイルを塗 る。ガスケットが取り付けヘッドに当たる まで手で回して取り付け、そこから更に3/4 回転増し締めする。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニッ トを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させる。 5. 油圧オイル・タンクに適正量のオイルを入れ る;「油圧オイルの量を点検する」を参照。 2.
油圧システムのテストポート カッティングユニットの保守 油圧回路試験実施用にテストポートがありま す。必要に応じToro 代理店にご相談ください。 カッティングユニットのバックラップ • テストポート #1 (図 62)は、前進走行油 圧の測定用です。 バックラップ中にリールの回転が停止し、 また自然に回転を始める場合がある。回 転している刃に触れると重大な人身事故 となる。 • エンジン回転中は絶対にリールに手や足 を触れないこと。 • 回転の止まったリールを手や足で回そ うとしないこと • エンジン回転中はリールの調整を行わ ないこと。 図 62 1. #1 テストポート 2. #2 テストポート • リールが停止してしまった場合は、リー ルに触れる前にエンジンを停止するこ と。 • テストポート #2 (図 62)は、後退走行油 圧の測定用です。 • テストポート #3 (図 63)は、リール回路油 圧の測定用です。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニッ トを下降させ、エンジンを停止させ、駐車 ブレーキを掛けてキーを抜き取る。 2. ラッチを外してフードを開ける。 3.
保管 4. 全部のカッティングユニットを、バックラッ プ用に調整する。エンジンを始動し、ロー・ アイドルにセットする。 トラクションユニットの整備 5. 計器パネルのノブを引いてリールの回転を 開始する。 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する全部のタイヤ空気 圧を 110~138kPa(1.1~1.4kg/cm2)に調 整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをか け、タッチアップする。金属部の変形を修 理する。 6. マシンに付属している長い柄のブラシでラッ ピング・コンパウンドを塗布しながらラッピ ングを続ける。 バックラップ中にリールに触れると大け がをする。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類 等を近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まった リールを絶対に手や足で回そうとしな いこと。 バッテリーの保管 7.
2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオ イル・フィルタを取り付ける。 3. 新しいエンジン・オイルを所定量入れる。 4. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転 を行う。 5. エンジンを止める。 6. 燃料タンク,パイプ,フィルタ/水セパレー タから燃料をすべて抜きとる。 7. 燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄す る。 8. 燃料系統の接続状態を点検し必要な締め付 けを行う。 9. エア・クリーナをきれいに清掃する。 10.エア・クリーナの吸気口とエンジンの排気口 を防水テープでふさぐ。 11.
図面 G009907 電 気 回 路 図 (Rev.
G009908 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ: 54
メモ: 55
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