Form No.
• 警告 運転操作 各部の名称とはたらき 始動と停止 燃料系統からのエア抜き リール回転速度の設定を行う アームの押圧を調整する 緊急時の牽引について 故障診断ランプ 故障診断用ACE ディスプレイ インタロック・スイッチの動作を点検する 油圧バルブ・ソレノイドの機能 運転の特性 ロジック・チャート 保守 推奨定期整備一覧表 始業点検表 定期整備ステッカー ベアリングとブッシュのグリスアップ エア・クリーナの日常点検 プレクリーナ・ボウルの整備 エア・クリーナの整備 エンジン・オイルとフィルタ 燃料システムの整備 インジェクタからのエア抜き エンジンの冷却システムの整備 エンジンベルトの整備 スロットルの調整 油圧オイルの交換 油圧フィルタの交換 油圧ラインとホースの点検 油圧システムのテストポート 走行ドライブのニュートラル調整 カッティングユニットの上昇速度を調整する 走行リンクの点検と調整 ブレーキの調整 トランスミッション・オイルの交換 トランスミッション・オイル・フィルタの交換 リア・アクスル・オイルの交換 後輪のトーインの調整 バッテリーの整備 ヒューズ ヘッドライト(オプション) カッティン
はじめに 「注意」 「警告」または「危険」の文字と共に表示され、い ずれも安全作業のための重要事項を示します。これらの注 意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生するこ とがあります。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に 理解してください。オペレータや周囲の人の人身事故や製 品の損傷を防ぐ上で大切な情報が記載されています。製 品の設計製造、特に安全性には常に最大の注意を払って おりますが、この製品を適切かつ安全に使用するのはお客 様の責任です。 安全な運転のために 以下の注意事項はCEN規格EN 836:1997,ISO規格 5395:1990 およびANSI規格B71.
• 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らないよう にしましょう。 運転の前に • 作業には頑丈な靴と長ズボン、および聴覚保護具を着 用してください。長い髪、だぶついた衣服、装飾品など は可動部に巻き込まれる危険があります。また、裸足や サンダルで機械を運転しないでください。 • 荷を引いたり、重機を取り扱う際には安全に十分注意 してください。 – 必ず所定の牽引バーやヒッチポイントを使用する。 – 自分が安全に取り扱える重量の限度内で作業を行 う • 機械にはね飛ばされて危険なものが落ちていないか、 作業場所をよく確認しましょう。 – 急な旋回をしない。バックする時には安全に十分注 意する。 • 警告―燃料は引火性が極めて高い。以下の注意を必ず 守ってください。 – マニュアルに指示があれば、カウンタバランス やホ イールバランスを使用すること。 – 燃料は専用の容器に保管する。 – 給油は必ず屋外で行い、給油中は禁煙。 • 道路付近で作業するときや道路を横断するときは通行 に注意しましょう。 – 給油はエンジンを掛ける前に行う。エンジンの運転 中やエンジンが熱い間に燃料タンクのフタを開
• エンジンを停止する時にはスロットルを下げておいて下 さい。また、燃料バルブの付いている機種では燃料バ ルブを閉じてください。 • オイルや燃料がこぼれた場合はふきとってください。 • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確実に支え てください。 • カッティングユニットに手足を近づけないでください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かって いる場合があります。取り外しには十分注意してくださ い。 • バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意 を払ってください。 • 旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、減速 し周囲に十分な注意を払ってください。刈り込み中以外 はブレードの回転を止めておいてください。 • 修理を行うときには必ずバッテリーの接続と点火プラ グの接続を外しておいてください。バッテリーの接続を 外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラス ケーブルを外してください。取り付けるときにはプラス ケーブルから接続します。 • アルコールや薬物を摂取した状態での運転は避けてく ださい。 • リールの点検を行うときには安全に十分注意してくだ さい。必ず
• インタロック・スイッチは使用前に必ず点検してくださ い。スイッチの故障を発見したら必ず修理してから使用 してください。また故障の有無に関係なく2年ごとに4 つのスイッチ全部を新しいものに交換してください。 • エンジンを回転させながら調整を行わなければならな い時は、手足や頭や衣服をカッティングユニットや可動 部に近づけないように十分ご注意ください。特にエン ジン側面の回転スクリーンに注意してください。また、 無用の人間を近づけないようにしてください。 • エンジンを始動する時は必ず着席してください。 • Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検 査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。この 機械の最大エンジン速度は2900 RPMです。 • 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走事故を防 止するために以下の点にご注意ください: – サンドトラップや溝・小川などに近づかないこと。 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が必要な時 Toro 正規代理店にご相談ください。 – 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速すること。急 停止や急発進をしないこと。 • 交換部品やアクセサ
安全ラベルと指示ラベル • 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはが れたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 107-8841 93-6693 104-2052 1. 手に注意: 挟まれる危険 1. オペレーターズマニュアルを参照。 2.
1. 2. 3. 4. スロットル - 低速 スロットル - 高速 リールは上昇して停止 リール下降し、回転モードの場合回転 - 正転および逆転 104-9296 5. リール - 回転モード 7. 8. 9. 10. リールは停止モード - 上昇と下降 ヘッドライト(オプション) ヘッドライト - ON ヘッドライト - OFF 11. オペレーターズマニュアルを読むこと。 6. リールは停止モード - 上昇のみ 104-9298 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 94-6767 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 98-9342 2. エンジン始動 1. 刈高 3. ヘッドライト(オプション) 2. 刈り込みとバックラップ 3. オペレーターズマニュアルを読むこと。 4. トラクションユニットの速度 5. 後リール回路コントロール 6.
3-6699 1. 低速 2. 高速 3. 走行速度 106-9224 1. 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 手足や指の切断の危険 - 完全に停止するまで触れないこと 93-6691 1. オペレーターズマニュアルを読むこと - 偏芯ボルト 93-6697 (モデル 03544 のみ) 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 潤滑ポイント 3. 時間間隔 93-6692 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 始動補助剤は使用しないこと。 3. 始動補助剤の使用禁止。 98-9335 1. 切傷や手足の切断の危険: 可動部に近づかないこと。 93-6686 1. 油圧オイル レベル 2. オペレーターズマニュアルを読むこと。 93-6696 1. 危険–スプリングに力が掛かっている。 2. オペレーターズマニュアルを読むこと。 106-9206 1. ホイール・トルクについての規定 2.
93-6680 1. 軽油 93-6689 1. 危険: 乗らないこと バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります. 105-7506 1. オペレーターズマニュアルを読むこと 2. エンジン停止 3. ON 4. エンジン予熱 5. エンジン始動 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 3. 劇薬につき火傷の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと 5. オペレーターズマニュアルを読むこと。 6. バッテリーに人を近づけないこと。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷の危険あり。 9. 液が目に入ったら直ちに真水で洗眼し医師の手当てを受けるこ と。 10. 鉛含有:普通ゴミとして投棄禁止。 93-1263 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 駐車ブレーキを掛けるには、ロック用のピンで2枚のペダルを連結 し、両方のペダルを踏み込んで、駐車ブレーキ用ノブを引く。 3. ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまでペダルを踏み込 む。 4.
104-9294 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. オペレーターズマニュアルを読むこと。 牽引禁止。 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと 手足や指の切断の危険 - 可動部に近づかないこと。 警告: 人との十分な安全距離を維持すること。 警告: 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジンを停止し、キーを抜くこと。 警告: ROPS(横転保護バー)とシートベルトを使用すること。 転倒の危険: 下り斜面ではカッティングユニットを降ろして走行すること。 1. 2. 3. 4. 5. オペレーターズマニュアルを読むこと。 牽引禁止。 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと 手足や指の切断の危険 - 可動部に近づかないこと。 警告: 人との十分な安全距離を維持すること。 104-9295(CE 諸国で 104–9296 に代えて使用する) 6. 警告: 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジンを停止し、キーを抜くこと。 7. 警告:ROPS(横転保護バー)とシートベルトを使用すること。 8.
仕様 主な仕様 エンジン クボタ,3 気筒 4 サイクル液冷ディーゼルエンジン。25 hp @ 3000 rpm (リールマスタ ー 5200) ; 31.5 hp @ 3000 rpm (リールマスター 5400)。どちらも調整速度は 3200 rpm。排気量 1123 cc。大型 3 段エアクリーナを別途搭載。オーバーヒート時の自動停止 スイッチを装備。 冷却系統 ラジエター容量は約 7 リットル。冷却液はエチレングリコールと水の 50/50 混合液。容 量0.9リットルの補助タンクを別途搭載する。ファンは 2 速度式でコントロールされる。 燃料系統 燃料タンクの容量は約 36 リットル。使用する燃料は #2 軽油。水セパレータ付き燃料フ ィルタを使用する。 走行系統 ペダルにより前進後退速度を制御する。走行速度: 前進 0~16 km/h, 後退 0~5.4 km/h。 HST(ハイドロスタティック・トランスミッション)を減速比 20.9:1 の前アクスルに直結し ている。アクスルはオイル溜めをかねており、容量は 4.
寸法諸元 刈幅 オプション機器 95 in(241 cm) 全幅 後ローラ・スクレーパ Part No. 104–3395 コーム・キット Part No. 104–3385 移動走行 87 in.(221 cm) 前ローラ(むく) Part No. 82-6680 前輪の外側で 87 in.(221 cm) 5枚刃カッティングユニット Model No. 03527 後輪の外側で 52-1/2 in.(133 cm) 8枚刃カッティングユニット Model No. 03528 後ローラ用ブラシ・キット Model No. 03533 刈高調整キット(前用) Part No. 104-8205 全長 集草バスケットを含めずに 集草バスケットを含めて 103-1/2 in.(263 cm) 116 in.(295 cm) 溝付きローラ用スクレーパ・キットPart No. 104-3380-03 高さ ROPS なしで ROPS を含めて ショルダ・ローラ用スクレーパ・キットPart No. 104-8208-03 56-1/2 in.
組み立て 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 付属部品表 注: 組み立てに必要な部品がすべてそろっているか、以下の表で確認してください。全部そろっていないと正しい組み立 てができません。 名称 数量 用途 フード用ロック・スイッチ ロック・ワッシャ ナット キー フード・ラッチ・ブラケット キャップスクリュ, 1/4 x 3/4 in. 平ワッシャ, 1/4in ロックナット, 1/4 in. 1 1 1 2 1 2 2 2 CE諸国向けのフード・ラッチです フランジ・ヘッド・キャップスクリュ, 5/16 x 5/8 in. 1 CE諸国向けのフロア・パネル・ボルトです フランジ・ヘッド・キャップスクリュ, 5/16 x 3/4 in.
4. 黒いマイナス・ケーブルをバッテリーのマイナス端子に 取り付け、ナットでしっかりと固定する。 5. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X:スキンオーバーグリス;P/N 505-47)またはグリ スを薄く塗る。 6. フードを閉じる。 2 1 フード・ラッチを取り付ける 1. フードの左前上部についているプラグを取り除く (図. 2)。 2. フードを開ける。 1 図1 1. プラス・ケーブル • 2. マイナス・ケーブル 警告 • 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけ ない。 • 警告 図2 1. フード・プラグ • 3.
5. ラッチ用ブラケットの位置を微調整してスイッチがスム ーズにブラケットに嵌まるようにしてキャップスクリュを 締める。 2. 集草バスケットを取り付ける場合には以下のチャート (図 5)にしたがって、バスケット・ガイドおよびバスケ ット・ブラケットの取り付け場所を決める。集草バスケ ットを取り付ける場合には、手順 5 に進む。 6. キーを回してスムーズに施錠解錠できることを確認す る。キーを抜き取り、なくさないように保管する。 バスケット バスケット ガイド ブラケット 7. フードを閉じる。 パネルの固定具を交換する 1. フロア・パネルの左前角およびアクセス・パネルの左端 をフレームに固定している留め具を取り外す(図 4)。 バスケット バスケット・ ガイド ブラケット 左前 中央 バスケット・ブラ ケット バスケット ガイド バスケット ガイド 右前 バスケット・ ブラケット 左後 右後 2 図5 3.
5. カッティングユニットの取り付けシャフトとキャリアフレ ームのピボット・チューブを整列させる。シャフトをチュ ーブに差し込む(図 8)。 2 3 4 9. 昇降アームからチェーンを外して各後カッティングユニ ットのクロス・チューブに固定する: キャップスクリュ、 平ワッシャ、ロックナットを使用する(図10)。 5 1 6 図 10 1 1. ロックアップ・チェーン 図8 1. 2. 3. 4. 5. 重要 油圧ホースの配置に注意;カッティングユニッ トの動きでホースが擦れないように十分離してください。 カッティングユニットの取り付けシャフト キャリアフレームのピボットチューブ スラスト・ワッシャ 平ワッシャ ロック・ワッシャ 10. ロックアップ・ローラの調整を点検する(図11)。カッテ ィングユニットが完全に上昇した状態でロックアップ・レ バーに当たってカッティングユニットを支持するのが正 しい状態である。 6. キャップスクリュ 6. シャフトをピボット・チューブに固定する; スラストワッ シャ、平ワッシャ、ロックワッシャ、ボルトを使用する(図 8)。 7.
ターフ補正スプリングを調整する 注: この調整はモデル03527 および03528にのみ必要 な作業です。 ターフ補正スプリング(図12)は、キャリアフレームとカッ ティングユニットをつないでおり、前後の揺れの大きさを 調整する働きと、移動走行中や旋回動作中の地上高の調 整を行っています。 また、カッティングユニットの前から後ろへの「体重移動」 を行う働きもあります。 (これにより、ボビング(波打ったよ うな仕上がり)を防ぎます。 重要 この調整は、カッティングユニットをトラクタ に取り付け、ユニットを床に降ろした状態で行ってくださ い。 1. スプリング・ロッド後部についているロックナットを締め てスプリングを縮め、スプリング・ブラケット後部とワッ シャ前部とのすきま C を 32 mm に調整する(図12)。 2.
後ウェイトを取り付ける リールマスター5200-D および 5400-D トラクションユニットは所定のリア・ウェイトを搭載し、また、使用条件に合わせ て後輪に 41 kg の塩化カルシウム・バラストを搭載することにより、CEN安全規格EN836: 1997、ISO規格5395: 1990お よびANSI規格B71.
運転の前に 2 注意 • • 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 1 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユニットを 床まで降下させ、キーを抜き取っておくこと。 エンジン・オイルを点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回運転 の前後に必ずエンジン・オイルの量を確認してください。 油量は約 2.8 リットル(フィルタ共)です。 以下の条件を満たす高品質なエンジン・オイルを使用して ください: API規格CH-4、CI-4 またはそれ以上のクラス。 推奨オイル: SAE 15W-40 (-18℃以上) 他に使用可能なオイル:SAE 10W-30 または 5W-30(全 温度帯) Toro のプレミアム・エンジン・オイル(15W-40 または 10W-30)を代理店にてお求めいただくことができます。パ ーツカタログでパーツ番号をご確認ください。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、キーを抜 き取る。フードを開ける。 2.
1 1 図 17 1. 燃料タンクのキャップ トランスミッション・オイルの点検 油圧オイルはアクスル・ハウジングに貯蔵されます。 図 16 出荷時に、Mobil 424油圧オイルを約 4.7 リットル注入し ています。しかし、初めての運転の前に必ず油量を確認し、 その後は毎日点検してください。 1. 補助タンク 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下させ、 エンジンを停止させる。 2. 液量が不足している場合には補助タンクに補給する。 入れすぎないこと。 2. フロア・パネルを外す。 3. 補助タンクのキャップを取り付けて終了。 3. トランスミッションのフィルタの首(図18)からディップ スティック・キャップを抜き、ウ ェスできれいに拭う。 補給口にディップスティックをねじ込む。ディップスティ ックをもう一度抜きとって、オイルの量を点検する。ディ ップスティックについている溝マークから 13 mm 以 内になければ、オイルを適正量まで補給する。 入れす ぎに注意;上限マーク(溝)より 6 mm以上入れないこ と。 燃料を補給する 1.
油圧オイルを点検する 油圧オイル・タンクに約 30 リットルの油圧オイルを満たし て出荷しています初めての運転の前に必ず油量を確認し、 その後は毎日点検してください。推奨オイルの銘柄を以下 に示します: Toro プレミアム・トランスミッション/油圧トラクタ・オイル (19 リットル缶または208 リットル缶。)パーツカタログ または代理店でパーツ番号をご確認ください。 使用可能な他のオイル:Toroオイルが入手できない場合 は、以下に挙げる特性条件および産業規格を満たす石油 系のユニバーサル・トラクタ油圧オイル(UTHF)を使用 することができます。合成オイルの使用はお奨めできませ ん。オイルの専門業者と相談の上、適切なオイルを選択し てください: 注: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は 責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使い下さ る様お願いいたします。 物性: 3. 補給口の首からディップスティックを抜き、きれいなウ ェスでていねいに拭う。もう一度首に差し込んで引き抜 き、オイルの量を点検する。FULL 位置から上下 6 mm 程度の範囲内にあればよい。 4.
4. さらにアクスル左右のプラグを外して穴の上面まで補 給する。 5. 全部のプラグを取り付けて終了。 リールとベッドナイフの摺り合わせ を点検する 前日の調子に係わりなく、 毎日の点検の一つとして必ずリ ールとベッドナイフの接触状態を点検してください。リール と下刃の全長にわたって軽い接触があれば適正です。(カ ッティングユニットのオペレーターズマニュアルの「リールと 下刃の調整」の項を参照してください。) ホイール・ナットのトルクを点検す る • 警告 • 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破損から人身 事故につながる恐れがある。 運転開始後1~4時間で1回、また、10 時間で1回、ホイ ール・ナットのトルク締めを行う(10~11 kg.
運転操作 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に戻り、 走行を停止します。 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 • • 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユニットを 床まで降下させ、キーを抜き取っておくこと。 各部の名称とはたらき 1 図 23 1.
燃料計 3 燃料計(図25)は、燃料タンクに残っている燃料の量を表 示します。 1 4 2 ジョイスティック(カッティングユニット操作レ バー) 5 このレバー(図25)で、カッティングユニットの昇降とリー ルの回転停止の制御を行います。 7 6 グロープラグ・インジケータ 図 24 制御系統に異常が発生するとこのランプ(図25)が点灯し ます。グロー・プラグが予熱を行っている時にはこのランプ が点滅します。 1. 走行速度リミッタ 2. リール・コントロール・ランプ 3. 速度計 4. ブレーキ・ペダル エンジン・オイル圧警告灯 5. 駐車ブレーキのラッチ エンジン・オイルの圧力が危険域まで低下するとこのランプ (図25)が点灯します。 6. ロック・ピン 7.
リール速度コントロール リール速度コントロール(図27)は、前と後ろのカッティン グユニットの回転速度(rpm)を調整します。設定位置1番 はバックラップ用です。その他の位置は刈り込み用です。 使用方法はマニュアルの該当個所をご覧ください。 1. 着席し、走行ペダルから足をはなす。駐車ブレーキが 掛かっていること、走行ペダルがニュートラル位置にあ ること、 スロットルが FAST 位置にあること、 リール回 転スイッチが「停止」位置にあることを確認する。 2. 始動キーを ON/Preheat 位置に回す。自動タイマーが 働いて6秒間の予熱が行われる。予熱終了後、 キーを START 位置に回す。スタータ・モータは15秒間以上連 続で作動させないようにすること。エンジンが始動した ら、キーから手を離す。予熱をやり直すときは、キーを OFF 位置に戻して最初からやり直す。必要に応じてこの 手順を繰り返す。 3. アイドル位置か中間位置でウォームアップを行う。 1 図 27 1.
• 危険 • 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発火したり爆 発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行 う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料タンク の首の根元から2.5 cm 程度下までとする。これは、 温度が上昇して燃料が膨張したときにあふれないよ うに空間を確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に 近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、容器に は必ずキャップをはめること。 注: 通常は上記の操作でエンジンが始動できるようにな ります。もし始動できない場合は、噴射ポンプと噴射ノズ ルの間にエアが入っている場合がありますので、39ページ の「インジェクタからのエア抜き」を参照してください。 リール回転速度の設定を行う 一定で高品質な刈りあがりとムラのない見栄えを実現する ためには、リール速度コントロール(運転席の下に搭載さ れています)を正しく設定しておく必要があります。 調整は以下の手順で行います: 1.
アームの押圧を調整する 緊急時の牽引について 各カッティングユニットの昇降アームに付いている押圧ス プリングは、芝質などに合わせて調整することができま す。 緊急時には、本機を牽引して移動することができますが、 牽引は前進方向に限り、速度は4.8 km/h 以下を厳守して ください。 刈り込み速度が速い場合、凹凸の多い場所やサッチの堆 積が厚い場所では、押圧を大きくしてカッティングユニット をしっかり接地させると刈り高を一定に維持するのに役立 ちます。 重要 上記を遵守しないと油圧系に重大な損傷を 起こす場合がありますから十分注意してください。 各スプリングには 4 つの設定位置があり、1つを選んで設 定します。位置を1つずらすごとに、押圧が 3.6 kg 増加ま たは減少します。 1. 駆動シャフトをエンジンの駆動カップラに固定している キャップスクリュをゆるめて外す。駆動シャフトをトラン スミッションに接続しているキャップスクリュを外す( 図33)。駆動シャフトを取り外す 1.
3. ロープの他端を牽引用の機械につなぐ。時速 4.8 km/h 以下で安全に牽引することのできる装置を準備するこ と。 このような場合には、コントローラへの電源回路、ヒュー ズ、ランプを点検してください。最初に、ループバック・コネ クタが確実に接続されていることを確認してください。 4. 牽引中は必ず本機にオペレータが乗車し、ハンドル操 作を行いながら、走行ペダルを常に前進一杯の位置に 踏み込んでおいてください。 故障診断用ACE ディスプレイ リールマスター5200-D および 5400-D では、電子コント ローラがほとんどの機械機能を制御しています。コントロ ーラは、入力側のスイッチ(シート・スイッチや始動スイッ チなど)が果たすべき機能をチェックし、それに基づいて 出力回路を操作し、機械の運転に必要なソレノイドやリレ ーを作動させます。 5.
7. スイッチを閉じても ACE の LED が点灯しない回路を 発見したら、 その配線の結線部とスイッチを回路テス ターなどで点検する。不良個所は一カ所とは限らないか らすべて修理する。 ACEは、出力のチェック(ソレノイドやリレーに通電がある かどうか)を行うこともできます。これらにより、故障の原 因が電気系にあるのか油圧系にあるのかを容易に判断す ることができます。 1 出力機能のチェック手順 図 36 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降させ、 エンジンを停止させて駐車ブレーキを掛ける。 3. ACE 故障診断ディスプレイのコネクタをハーネスのコネ クタに接続する(図37)。ACEディスプレイ表面にのせ るオーバーレイの種類を間違えないように確認する。 2. コントロールパネルのカバーを開ける。コントローラの 近くにあるワイヤ・ハーネスとそのコネクタを探し出す。 ワイヤハーネスのコネクタからループバック・コネクタを 注意深く外す。 1. ワイヤ・ハーネスとコネクタ 4. 始動キーをON位置に回すが、エンジンは始動させな い。 1 3.
運転の特性 出力に異常がないのに正常に動かない場合は電気系には 問題がなく、それ以外(油圧系)に問題の原因があると考 えられます。必要な修理を行ってください。 運転操作に慣れる 注: 電気系の特殊事情により、 実際に芝刈りを始める前に、安全な場所で運転操作に十 分慣れておいてください。特に機械の始動、停止、前進走行 と後退走行、カッティングユニットの回転・停止、昇降動作 などを十分練習してください。操作に慣れてきたら、斜面の 上り下りや速度を変えての運転も練習しましょう。 START, PREHEAT, ETR/ALT に問題が発生しても出力 LED が点滅しない場合があります。点滅がなく、 しかも上 記部分の機能不良が疑われる場合には、回路テスターに よる通常のチェックも合わせて行ってください。 旋回時にブレーキを使用すると、小さな半径で旋回するこ とができます。但し、誤って芝を傷つけないよう注意が必 要です。特に、ターフが柔らかいときやぬれているときは注 意してください。左右独立ブレーキは斜面での運転にも応 用できます。例えば、斜面を横断中に山側の車輪がスリップ して地面に走行力を伝えられなく
X 前と後) 上昇(旋回時 上昇(旋回時 8) 後バックラップ O 4 座席スイッチ 9 前ユニット降下 7 上昇 O O O O O X X O X M O X X O X X X X X O X X X O 6 X X X X O O O O X X X O O O M X X O O O X O O X X O O M O X X O O X O X X O O M O X O O O X O O X O O X O O O O O X 10 前バックラップ O X X X O M X X X X X X X 8 リール回転許可 O O 11 後バックラップ X X X X 前と後) 上昇(旋回時) X 6) 上昇(移動走行) X 降下/刈り込み —前と後 X X 降下/刈り込み —前 5) 刈り込み X 降下(回転許可のとき全部のユニット) X X 7) バックラップ 前 X 5 冷却水過熱 X O X O 降下(回転禁止のとき全部のユニット) 4) 降下(旋回時) Run (オ
保守 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 定期整備間隔 整備内容 • ファン・ベルトとオルタネータ・ベルトを点検する。 最初の 10 運転時間後 • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • トランスミッション・オイルを交換する。 • トランスミッション・フィルタを交換する。 最初の 50 運転時間後 • エンジン・オイルとフィルタを交換する。 • エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフル・スロットル)。 • バッテリー液の量を点検する。 50運転時間ごと • バッテリー・ケーブルの接続状態を点検する。 • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • エア・フィルタ、ダスト・カップ、バッフルを点検する。 100運転時間ごと 150運転時間ごと • ファン・ベルトとオルタネータ・ベルトを点検する。 • 冷却系統のホースを点検する。 • エンジン・オイルとフィルタを交換する。 • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • 油圧オイル・タンクの内部を清掃する。 200運転時間ごと • 燃料タンクの内
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第 点検項目 月 火 水 週 木 インタロックの動作の点検。 ブレーキ動作の点検。 エンジン・オイルの量を点検。 燃料・水セパレータの水抜き。 エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ。 エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音。 トランスミッション・オイルの量を点検。 油圧オイルの量を点検。 エアフィルタのインジケータの表示。2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を確認する。 リールとベッドナイフの摺り合わせ。 刈高の調整の点検。 カッティングユニットのシャー・ピンを点検する。 各グリス注入部のグリスアップを行う。3 塗装傷のタッチアップ。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロー・プラグと燃料噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
定期整備ステッカー • 注意 • 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユニットを 床まで降下させ、キーを抜き取っておくこと。 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 図 38 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.
図 40 図 43 図 41 図 44 図 42 図 45 36
エア・クリーナの日常点検 エア・クリーナの整備 • エア・クリーナ本体にリーク原因となる傷がないか 点検 してください。破損していれば交換してください。吸気 部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみなどを 点検してください。 1. ラッチを外し、エア・クリーナのボディーからカバーを 外す(図46)。フィルタを外す前に、低圧のエア(2.
エンジン・オイルとフィルタ 燃料ラインとその接続 運転開始後50時間でエンジン・オイルの初回交換を行い、 その後は、150 運転時間ごとにオイルとフィルタを交換し てください。 400 運転時間ごと又は1年に1回のうち早い方の時期に点 検を行ってください。劣化・破損状況やゆるみが発生して いないかを調べてください。 1. ドレン・プラグ(図48)を外してオイルを容器に受ける。 オイルが抜けたらドレン・プラグを取り付ける。 燃料フィルタ・水セパレータ 水セパレータ(図50)からの水抜きは毎日おこなって異物 を除去してください。 1. 油圧オイル・タンクの下にある燃料フィルタの下に、汚れ のない容器をおく。 1 2. フィルタ容器下部のドレン・プラグをゆるめて水や異物 を流し出す。終了したらプラグを締める。 図 48 1. エンジン・オイルのドレン・プラグ 2. オイル・フィルタ(図49)を取り外す。新しいフィルタの シールに きれいなエンジン・オイルを薄く塗って取り付 ける。締めすぎないこと。 1 2 図 50 1. 燃料フィルタ・水セパレータ 2.
3. ホースを止めているクランプを外し、フィルタを取り出 す。 4. パイプをしっかり締め付ける。 5. 残りのノズルについても同じ手順でエアを抜く。 2 2 1 1 図 51 1. 燃料フィルタ 2. ホース・クランプ 4. ホース・クランプを燃料ラインの端までずらす。新しい フィルタをホースに差し込み、クランプで固定する。フ ィルタに付いている矢印が噴射ポンプの方向を向くよ うに取り付けること。 • 危険 図 52 1. 燃料インジェクタ (3) • 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発火したり爆 発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。 エンジンの冷却システムの整備 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行 う。こぼれた燃料はふき取る。 清掃 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料タンク の首の根元から2.
3. オイル・クーラー少し持ち上げて前に傾ける(図54)。 オイル・クーラとラジエターの裏表を圧縮空気でてい ねいに清掃する。オイル・クーラを元に戻す。 2 3. ブレースをエンジンに固定しているボルト(図55)と、 オルタネータをブレースに固定しているボルトをゆるめ る。 4. オルタネータとエンジンの間にバールを差し込み、 オ ルタネータの位置を変えて必要な張りを出す。 5. 調整ができたら両方のボルトを締める。 1 3 図 54 冷却ファンのベルト 1. ベルト・テンショナ・レバーのロックナットをゆるめる (図56)。 2. レバー端に 2.5~4.5 kg程度の力を掛けてファンベル トに張りを与える。 3. ロックナットを締めて調整を固定する。 1. リール・オイル・クーラ 2. ラジエター 3. トランスミッション・オイル・クーラ 4. スクリーンを取り付け、フードを閉じる。 エンジンベルトの整備 2 初日の運転が終了したら全部のベルトの状態と張りの点 検調整を行い、その後は100運転時間ごとに点検調整し ます。 1 オルタネータ・ベルト 張りの調整: 1.
油圧フィルタの交換 1 油圧オイルのフィルタには整備時期を示すインジケータが ついています。エンジンを始動させた状態でインジケータ が緑色のゾーンにあれば交換は不要です。インジケータの 表示が赤いゾーンにある場合はフィルタのエレメントを交 換してください。 必ず所定のフィルタ(P/N 75-1310)を使ってください。 図 57 1. インジェクション・ポンプのレバー・アーム 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機 器の保証が適用されなくなる場合があります。 油圧オイルの交換 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降させ、 エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜 き取る。 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。オイルが 汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄する必要 がありますので、Toro 代理店にご連絡ください。汚染され たオイルは乳液状になったり黒ずんだ色なったりします。 2. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐう(図59) 。フィルタの下に廃油受けを置いてフィルタを外す。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2.
油圧ラインとホースの点検 走行ドライブのニュートラル調整 毎日、油圧ホースと油圧ラインを点検し、漏れ、折れ、サポ ートのゆるみ、磨耗や腐食があれば交換してください。異 常を発見したら必ず運転を行う前に修理してください。 走行ペダルがニュートラル位置にあるときには本機は停止 していなければいけません。動きだすようでしたら調整が 必要です。 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な 損傷を引き起こす。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、速度コント ロールをLOWレンジにセットし、カッティングユニット を降下させる。右ブレーキだけ踏んだ状態で駐車ブレ ーキを掛ける。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷や変形 がないか 接続部が確実に締まっているかを確認す る。 2.
カッティングユニットの上昇速度を 調整する カッティングユニット昇降回路には3つの調整バルブがあ り、ユニットが早く上がりすぎてストップにぶつからない ように調整することができます。調整は以下の手順で行い ます: 1 中央カッティングユニット 1. 調整バルブ(図62)は運転台の床のアクセス・パネル裏 にある。 2. バルブの固定ネジをゆるめ、バルブを右に約 1/2 回転 させる。 図 63 1. 前方両サイドのカッティングユニット用の調整バルブ 3. カッティングユニットを数回上下させて調整を確認す る。必要に応じて再調整する。 後カッティングユニット 4. 希望のタイミングに合わせたら固定ネジを締めて終 了。 1. フードを上げ、機体の左側にあるバルブを探し出す(図 64)。 1 図 62 1 1. 中央カッティングユニット用の調整バルブ 図 64 前方外側カッティングユニット 1. 後ろのカッティングユニット用の調整バルブ 1. フロー・デバイダ(フット・レストの下にある)を探し出 す(図63)。 2.
走行リンクの点検と調整 コントロール・リンクと油圧トランスミッションが磨耗してく ると、トランスミッションをニュートラル位置に戻すのに大 きな力が必要になります。定期的に点検してください。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを床まで降 下させ、エンジンを停止させる。 2. 左右のブレーキ・ペダルをピンで接続し、両ペダルを踏 み込んだ状態で駐車ブレーキ・ラッチを引く。 3. スプリング・アンカー・プレートにアイ・ボルトを固定し ている外側六角ナットをゆるめる(図65)。 2 注: アイボルトの輪の内側とアンカー・プレートの内側の 間の距離を小さくするとペダルを踏むのに大きな力が必要 になります。あまりきつい調整をしないでください。 ブレーキの調整 ブレーキ・ペダルの「遊び」が 25 mm以上となったり、ブ レーキの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を 行ってください。遊びとは、ブレーキ・ペダルを踏み込んで から抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 1. 左右のペダルが独立に動けるように、ブレーキ・ペダル のロック・ピンを外す。 2.
リア・アクスル・オイルの交換 6. チャージ後、エンジンを始動する前に、エンジンの ETR ソレノイドをはずし、15 秒間程度のクランキング を数回行う。これにより、トランスミッション内にオイル を事前に送り込むことができる。 注: この点検はモデル03544のみに必要な作業です。 800運転時間ごとに後アクスル・オイルの交換を行ってくだ さい。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレン・プラグ(図68)の周辺をウェスできれいにぬぐ う。 3. ドレン・プラグを外し、流れ出すオイルを容器で回収す る。 2 4. オイルが抜けたら、ドレン・プラグのねじ部にロッキング コンパウンドを塗って元通りに取り付ける。 5. オイルを入れる; 22 ページの「後アクスルのオイルを 点検する」を参照のこと。 1 図 67 1. トランスミッションへの吸い込みライン 2. トランスミッション・オイル・フィルタ トランスミッション・オイル・フィルタ の交換 1 最初の10運転時間で初回交換を行います。以後は800運 転時間ごとに交換します。 1 図 68 1.
7. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を測 る(アクスルの高さ位置で計測)。トーインの計測を行 い(後輪の前と後ろとで車軸の高さで左右のタイヤの 中心間距離を測定)前での測定値が、後ろでの測定値 より 0~3 mm小さければよい。 8. 必要に応じて上記 3~7 を繰り返す。 9. ボール・ジョイントの六角ネジを締めて新しいコッター ピンで固定する。 1 バッテリーの整備 • 図 69 第65号決議による警告 3. 正しく調整できたら、タイ・ロッドのジャム・ナットを締め る。 バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有 物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物 質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱 い後は手を洗うこと。 モデル 03544 のみ 2. 片方のタイ・ロッドのボール・ジョイントからコッターピ ンとスロット付きの6角ナットを外す。ボール・ジョイン トのフォークを使って、タイロッドのボール・ジョイント をアクスル・ケースのサポートから外す。 • カリフォルニア州 1. タイロッド 1.
ヒューズ ヘッドライト(オプション) 全部で4本のヒューズを使用しています。ヒューズはコント ローラ・パネルの下に取り付けてあります(図71と72)。 重要 トラクションユニットにオプションのヘッドラ イトを取り付ける場合には、以下に示す部品と配線を使用 してください。 ライト(オプション)のための配線図 外部アース付きランプへ 黒 1 30 赤 橙 2 3 スイッチ 図 71 ランプへ 30 1. ヒューズ 85 86 リレー スイッチ* リレー トロ Part No. 75–1010 ハネウェル Part No. 1TL1–2 トロ Part No. 70–1480 ボッシュ Part No.
4. エンジンを始動しアイドル回転させる。 • 危険 • バックラップ中にエンジン速度を変えるとリールが停止 することがある。 • バックラップ中は絶対にエンジン速度を変えないこ と。 • バックラップはアイドル速度以外では行わないこと。. 5. 両方のリール速度セレクタを11にセットする。バックラ ップ・スイッチで前のカッティングユニット又は後ろのカ ッティングユニットを選択する。 • 危険 • 人身事故防止のため、カッティングユニットから十分離 れてから次の手順に進むこと。 6. リール回転許可スイッチを 「回転許可」位置とする。ジ ョイスティックを前に倒すとバックラップを開始する。 7. バックラップ中のリール回転速度コントロールを、速度 位置 1 にセットする。 8. マシンに付属している長い柄のブラシでラッピング・コ ンパウンドを塗布しながらラッピングを続ける。柄の短 いブラシは絶対に使用しないこと。 9. リールが停止したり回転にムラがある場合は、速度設 定を上げて回転を安定させてからもとの速度(または 希望速度)に戻す。 10.
リレー 5 4 1 2 ランプ スイッチ L 橙 橙 黒 G S B スタータ 始動 リレー 緑/青 橙/赤 赤 ヒューズ付 リンク ハーネス 5 3 1 6 4 2 黒 バッテリー 12 V +– 赤 水 温度 センサー 速度計 G S I 黒 警告灯 青/緑 橙 燃料 ゲージ G S I 黒 オルタネータ エンジン・オ イル圧力 スイッチ ヒューズ付 リンク オプション ランプ 橙 L 橙 黒 黒 故障診断 インジケータ アワー メータ B A 赤 赤 赤 グロー・プラグ #2A 橙 B #2B #1B A I 緑/赤 #3B 1M 1L 1K 1J 1A RUN 始動 3A 1H バッテリー 電源 3M RUN (ETR) ソレノイド 橙 グロー・プラグ リレー 黒 オルタネータ (C) 2J 2P 緑 1N 1G 3N2H 3H2B 3L フィールド(R) 速度センサー プル(B)ホールド(A) 橙 出力(B) 警告灯
P1P2 ステアリング シリンダ タンク・ブリーザ 40 ミクロン P3 LH RH ”D” SUNSTRAND M25 1.5 IN3 /REV S4A S3A OUT IN TRW HGF 16 ステアリング・コントロール・バルブ 6.6 IN 3 87.5 kg/cm2 D1 M5 M4 G1 P2 T M3 G2 M2 D2 S5A P1 ”E” テスト・ポート 後(R)ユニット用 E 前進側 (閉回路ループ) ”A” ”C” ”B” A システム油圧ゲージ・ポート 100 メッシュ テスト・ポート 前用 ユニット 入力シャフト 3200 RPM(最大) デファレンシャル ハウジング ストレーナ(タンク内) 100 メッシュ 入力シャフト トランスミッションへ 左回転 R F R F A システム・リリーフ 254 kg/cm2 B チャージ圧 10.05 kg/cm2 C クーラー・バイパス 4.9 kg/cm2 D フィルタ・バイパス 4.
冬期格納保管のための準備 トラクションユニット エンジン 1. トラクションユニット、カッティングユニット、エンジン をていねいに洗浄する。 1. エンジン・オイルを抜き取り、ドレン・プラグをはめる。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイル・フィルタ を取り付ける。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気圧を 1.0 ~1.4 kg/cm2 に調整する。 3. 新しいエンジン・オイルを3.8リットル入れる。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な締め 付けを行う。 4. エンジンを始動し、約 2 分間のアイドル運転を行う。 5. エンジンを止める。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアップする。余 分のグリスやオイルはふき取る。 6. 燃料タンク,パイプ,フィルタ/水セパレータから燃料を すべて抜きとる。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッチアッ プする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: 7. 燃料タンクから燃料を抜き取り、きれいな燃料で内部 を洗浄する。 A.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 両社の 合意に基づき、Toro 社の 製品(「製品」と呼びます)の材質上また は製造上の欠陥に対して、 2年間または1500時間* のうちいずれか 早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品 質保証の対象となった場合には 、弊社は無料で「製品」の修理を行 います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれ ます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 • 外的な要因によって生じた損害。外的な要因とは、天候、格納条 件、汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加剤の使用 などが含まれます。 • 通常の使用にともなう「汚れや傷」。通常の使用に伴う「汚れや 傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、ステッカー類、窓など に発生する汚れや傷を含みます。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はディ