Form No. 3328-842 リールマスター 5500-D 2輪駆動 /4輪駆動トラクションユニット Model No. 03550 - Seial No. 230000001 and Up Model No. 03551 - Seial No.
警 リールとベッドナイフのすり合わせを点検する …22 ホイールナットのトルクを点検する ………………22 運 転 …………………………………………………23 各部の名称と操作 ……………………………………23 始動と停止 ……………………………………………25 燃料系統からのエア抜き ……………………………25 リール回転速度の設定 ………………………………26 昇降アームの押圧の調整 ……………………………27 緊急時の牽引方法 ……………………………………27 故障診断ランプ ………………………………………28 故障診断 ACE ディスプレイ ………………………28 インタロック・システムの作動確認 ………………28 油圧バルブ・ソレノイドの機能分担 ………………30 運転の特性 ……………………………………………30 保 守 …………………………………………………31 定期整備項目一覧表 …………………………………31 グリスアップ …………………………………………32 日常点検項目一覧表 …………………………………34 整備点検ステッカー …………………………………34 エアクリーナの整備 ………
はじめに 安全について 安全に効率よく作業を行っていただくために、必ずこの マニュアルをお読みください。ご自身や周囲の人々を事 故から守り機械を正しく使っていただくために必要な情 報が掲載されています。Toro 社では、安全防災面につい て十分な配慮のもとに設計・製造を行っておりますが、 安全に正しく使用する責任はお客様にあります。 この製品は、CEN 規格 EN836:1997、ISO 規格 5395:1990 および米国連邦 ANSI B71.
● 準 ● ● ● オーナーやオペレータ、整備士などには事故を防止す る責任があり、それぞれの協力によって事故を無くす ことができることをいつも忘れないようにしましょう。 作業にふさわしい服装と装備をしてください。ヘル メット、安全ゴーグル、耳プロテクタを着用してく ださい。長髪やダブついた衣服、ネックレスなどは 機械の可動部に巻き込まれる恐れがあり危険です。 また、裸足やサンダル履きでの運転も危険ですから やめてください。 − − − 石、おもちゃ、針金など、はね飛ばされて危険なもの がないか十分に確認してから作業を開始してください。 − − 燃料容器は規格認可品を使用する。 給油は必ず屋外で行い、作業中は絶対禁煙を厳 守する。 給油は作業前に済ませる。エンジン作動中やエ ンジンが熱い時には絶対に燃料タンクのフタを 開けない。 燃料がこぼれた場合にはその場でエンジンを掛 けない。離れたところまで車体を押して移動さ せてからエンジンの始動を行う。またこぼれた 燃料が完全に発散するまで火気を近づけない。 燃料タンクや燃料容器のふたは確実にしめる。 ● 防音装置やマフラーに不良があれば必ず
− − − − ● 刈高を調整するとき(ただし運転席から調整可 能な場合は除く) 詰まりを取り除くとき 機械を点検、清掃、整備などするとき 異物を噛み込んだり異常な振動をしたとき。機 体に異常がないか直ちに点検し必要な修理を行う。 エンジンを停止する時にはスロットルを下げておい て下さい。また、燃料バルブの付いている機種では 燃料バルブを閉じてください。 ● カッティングユニットに手足を近づけないでください。 ● バックするときには、足元と後方の安全に十分な注 意を払ってください。 ● 旋回時、道路や歩道を横切るときなどは減速し周囲 に十分な注意を払ってください。刈り込み中以外は リールの回転を止めておいてください。 ● アルコールや薬物を摂取した状態での運転は避けて ください。 ● トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときに は安全に十分注意してください。 ● 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害 物の近くでは安全に十分注意してください。 ● 火災防止のため、カッティングユニットや駆動部、 マフラーの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜ま らないようご注意ください
警 保守と冬期格納 告 エンジンからの排気ガスには一酸化炭素が含まれて いる。一酸化炭素は無色無味無臭で毒性があり大量 に吸い込むと死亡する場合がある。 ● 緊急時のエンジン停止方法を十分にマスターしてく ださい。 ● サンダル、テニスシューズ、スニーカー等での作業 は危険ですからやめてください。 ● 安全靴と長ズボンの着用をお勧めします。地域によ ってはこれらの使用が義務づけられていますのでご 注意ください。 ● 燃料の取り扱いに注意してください。こぼれた燃料 は必ずふき取ってください。 インタロックの動作を毎日点検してください。スイ ッチの故障を発見した場合には必ず使用前に修理し てください。また、故障の有無に関係なく2年ごと に交換してください。 ● ● エンジンを始動する際には必ず着席してください。 ● 運転には十分な注意を払ってください。特に転倒や 暴走事故防止のために以下の点にご注意ください。 − サンドトラップや溝・小川などに近づかない。 − 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速する。 − 道路横断時の安全に注意する。常に道を譲る心 掛けを。 − 下り坂
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには見やすい位置に、安全ラベルと指示ラベルを貼付しています。 破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 1 P/N 93-6680 2 3 1.軽油 4 1 P/N 93-6699 P/N 93-6689 1.低速 2.高速 3.走行速度 1.危険:ここに乗るな 1 P/N 93-6696 1.危険−スプリングの圧力に注意。 2.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 P/N 104-2052 1 2 P/N 93-6686 1.油圧オイルレベル 2.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 1 2 3 1 4 P/N 93-6687 5 1.ここに乗るな 1 P/N 105-7506 2 1.オペレーターズマニュアル を参照のこと。 2.エンジン停止 P/N 93-6697 (モデル 03551) 1.オペレーターズマニュアルを読むこと。 2.潤滑ポイント 3.交換時間 7 3.ON 4.エンジン予熱 5.エンジン始動
1 9 2 3 4 10 7 6 5 8 11 P/N 104-9296 1.スロットル(低速) 2.スロットル(高速) 3.リール上昇して停止 4.リール降下して回転 (回転スイッチ ON の時) 5.リール回転(ON) 6.リール回転(OFF)上昇のみ 7.リール回転(OFF)上昇と下降 8.ヘッドライト(オプション) 9.ヘッドライト ON 10.ヘッドライト OFF 11.マニュアルをよく読むこと 1 2 3 4 6 5 7 8 P/N 104-9294 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 2.牽引禁止 3.警告:オペレーターズマニュアルを参照の こと。 4.手足の切断危険: 可動部に近づかないこと。 5.警告:周囲の人間から十分距離を 保て。 6.警告:車両から離れる時は駐車ブ レーキを掛け、エンジンを停止し、 キーを抜くこと。 8 7.警告:横転保護バーとシート ベルトを使用のこと。 8.転倒危険:斜面を下る時はカ ッティングユニットを降ろす こと。
1 1 P/N 7515 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 1 P/N 93-6692 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 2.エンジンのプライミング禁止。 3.エンジン始動剤使用禁止。 P/N 7527 2 1 P/N 93-8050 (モデル 03551 の み) 1 1.危険 2.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 3.転倒危険 2.シートベルト着用せよ。 P/N 6691 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 9
2 1 1 P/N 93-6693 1.巻き込まれ危険:止まるまで待て 3 1 P/N 93-8060 P/N 98-7976 1.危険 2.オペレーターズマニュアルを参照のこと 3.刈高 4.スロットルを低速にセット 5.足に注意 6.手に注意 7.触れる前にリール停止 1.警告:オペレーターズマニュアルを参照のこと 1 1 P/N 76-8730 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 2.ホイールのトルク規定値 P/N 104-9298 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと 1 1 2 3 2 4 3 P/N 93-1263 P/N 94-6767 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと。 2.駐車ブレーキの掛け方:左右のペダルをピンで連結し、 両方のペダルを踏み込みながらラッチを引く。 3.駐車ブレーキの解除方法:ラッチが外れるまでペダル を踏み込む。 4.危険:リール回転スイッチが ON である。 1.オペレーターズマニュアルを参照のこと 2.ヘッドライト(オプション) 3.エンジン始動 10
P/N 93-9335 1.手足の切断危険。可動部に近づかないこと。 2 1 3 4 1 1 4 4 5 3 6 P/N 104-0082 1.刈高 2.刈り込みとバックラップ 3.オペレーターズマニュアルを参照のこと 4.トラクションユニットの走行速度 5.後リールの速度コントロール 6.前リールの速度コントロール 11
仕 様 主な仕様 エンジン クボタ4気筒 OHV 液冷ディーゼルターボエンジン。排気量 1123 cc, 42.5 馬力(@3000 rpm) を 3200 rpm で使用。大型3段エアクリーナを別途搭載,オーバーヒート時の自動停止スイ ッチを装備。 メインフレーム 成形鋼による総溶接構造,車体固定用ループ付。 冷却システム ラジエター液は水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液。容量は約 9.4 l,補助タン クに 0.9 l。ラジエター前部に可動式空冷オイルクーラーを搭載。通気スクリーンは着脱式。 燃料システム 燃料は2号軽油。タンク容量は 57 l。水セパレータ付き燃料フィルタを使用。 走行システム ペダルによる前進後退速度制御。走行速度は前進0〜 16 km/h,後退0〜 6.4 km/h。HST ト ランスミッションを前アクスルに直結,減速比は 20.9 : 1。アクスル/タンク容量は 4.
標準後ローラ(50.8 mm) モデル No. 03525 後ローラ・スクレーパ * P/N 98-1450 5枚刃カッティングユニット(7インチ), モデル No. 03860 7枚刃カッティングユニット(7インチ) モデル No. 03861 11 枚刃カッティングユニット(7インチ) モデル No. 03862 サッチング用ユニット モデル No. 03871 集草箱キット モデル No. 03882 アームレスト キット モデル 30707 4輪駆動キット モデル No. 03538 (モデル 03550 専用)。 ターフディフェンダ(tm) 電子リーク警報機キット モデル No.
組み立て 注:前後左右は運転席に座った状態からみた方向です。 注:組立に必要な部品がそろっているかをこの表で確認してください。全部そろっていないと正しい組み立てができま せん。一部組み付け済みの部品もありますのでご注意ください。 部 品 名 用 数量 途 鍵付きフード用スイッチ 1 ロックワッシャ 1 ナット 1 キー 1 フード・ラッチ用ブラケット 1 フード・ラッチ用ストラップ 1 キャップスクリュ(1/4 × 3/4 ) 4 平ワッシャ(1/4) 4 ロックナット(1/4) 4 キャップスクリュ(3/8 × 1 ) 1 チッパー・チェーンをカッティングユニットに固定 フランジ・ナット(1/4) 1 するのに使用。 フランジヘッド・キャップスクリュ(5/6 × 5/8 ) 1 フロアパネルのボルト交換用(CE 規格による要求) 。 カウンタ・ウェイト 5 Oリング(大) カッティングユニットへ取り付ける 10 リンチピン 5 カッティングユニットをマシン本体に取り付けるの ステアリングピン 5 に使用する。 故障診断
バッテリーを接続する 警 告 1 カリフォルニア州 第 65 号決議による警告 2 バッテリーには鉛や鉛を含む物質が使用されてい る。鉛はカリフォルニア州ではガンや先天性異常を 引き起こす物質として知られている。バッテリーに 触れた後は手をよく洗うこと。 図2 1.プラス(+)ケーブル 警 告 バッテリー端子部に工具や機体の金属部が触れてシ ョートを起こす可能性がある。ショートを起こすと 電気火花が発生し、バッテリーが爆発して人身事故 に至る危険がある。 危 険 電解液には、触れると火傷を起こす劇薬である硫酸 が含まれている。 ・バッテリーの取り付け取り外し時には端子部分を 周囲の金属部にさせないよう十分に注意する。触 れ ・バッテリー端子部に工具などを触れさせないよう 十分に注意する。 警 2.マイナス(−)ケーブル ・電解液を飲まないこと。電解液を皮膚や目や衣服 に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグル とゴム手袋で目と手を保護すること。 ・万一皮膚に付いた場合すぐに洗浄できるよう、電 解液を取り扱う場所には必ず十分な量の真水を用 意すること。 告 バッテリー・ケー
フード・ラッチを取り付ける フロア・パネルのボルトを交換する 1.フードの左前上部についているプラグを取り除きま す(図3)。 1.フロア・パネルの左前隅の固定ボルトを取り外す (図5)。 2.フードを開ける。 図3 1.フード・プラグ 3.錠を取り付ける(ロックワッシャ、ナットを使用す る)。錠のラッチがマシン側に向くように取り付け る(図4)。 図5 1.フロア・パネル 4.ラジエターのサポートにラッチ用ブラケットを仮止 めする(図3; 1/4 × 3/4 キャップスクリュ、平ワ ッシャ、ロックナットを使用する)。 2.アクセス・パネル 2.付 属 部 品 の フ ラ ン ジ ヘ ッ ド ・ キ ャ ッ プ ス ク リ ュ (5/16 × 5/8 )を取り付ける(図5)。 タイヤ空気圧を点検する 1 タイヤは空気圧を高めにして出荷していますから、多少 の減圧が必要です。正しいタイヤ空気圧は前後とも 10 〜 15 psi(0.7 〜 1.
モータ ウェイト モータ モータ ウェイト ウェイト ウェイト ウェイト モータ モータ 図6 注:カウンタウェイトの取り付け用キャップスクリュ は、カッティングユニットの右側ベアリングハウジ ングに取り付けてあります。左側ベアリングハウジ ングに付いているキャップスクリュは油圧モータ取 り付け用です。 図8 1.カッティングユニットをカートンから取り出し、同 梱のマニュアルに従って組み立て調整を行う。 1.キャリアフレーム 4.リンチピン 2.ピボットナックル 5.ステアリング・ロックピン 3.昇降アームステアリングプレート 2.カッティングユニット両側の保護プラグを取る。 3.大きなOリングにグリスを塗り、カッティングユニ ット両側のベアリングハウジングの溝にそれぞれ取 り付ける(図7 & 10)。 注:油圧モータやカウンタウェイトを取り付ける前に、 カッティングユニット内部のリールシャフトのスプ ラインにグリスを塗布してください。 7.ピボットナックルの水平シャフトをキャリアフレー ムの取り付け穴に差し込む(図8)。 8.スラストワッシャ、平ワッシャ、フランジヘッドキ ャッ
また、カッティングユニットの前から後ろへの「体重移 動」を行うことによりユニットを安定させ、いわゆる 「波打ったような」仕上がりを防いでいます。 重要 この調整はカッティングユニットをトラクタに取 り付けて床に降ろした状態で行ってください。カッティ ングユニットをトラクタに取り付ける手順は前ページに 掲載されています。 1.スプリングロッド後部のロックナットを締めて、す きま(C)を 25 mm とする(図7)。 2.スプリングロッド前部の6角ナットを締めて、スプ リング(圧縮状態)の長さ(A)が 203 mm になる ようにする(図7) 。 図9 1.チェーン 3.カッティングユニット スタビライザの耳 2.ターフ補正キット取り付けブラケット 注:ラフで使用する時やアンジュレーションの大きなフ ェアウェイを刈る時は上記の圧縮長さ(A)を 216 mm とし、スプリング ブラケット後部とワッシャ前 面のすきま(C)を 38 mm としてください(図7)。 14.ステアリングロックピンの下にスプリングを掛けて 終了(図 10)。 注:スプリングの圧縮長さ(A)が短くなるほど前から 後ろへの重量移動が大き
1.全部のカッティングユニットを移動走行位置にセッ トしてエンジンを停止させる。 1 3 2.前中央のユニットのスタビライザをサドルに固定し ているキャリッジ・ボルトとナットをゆるめる(図 13)。 2.サドルを下げてキャリア・フレームに当てる(図 13)。 2 注:必要であれば取り付け穴を変えてさらに大きな調整 ができます。 図 12 1.昇降アームのスイッチ 3.昇降アームのフラッグ 2.キャリッジボルトのナット リア・バラストを搭載する 調整の手順: ・ 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止する。 ・ 4番(左前)の昇降アームにスイッチプラケットを 固定しているキャリッジボルトナット(図 12)をゆる める。 ・ 昇降アームスイッチのブラケットを所望の位置まで 上げる。 ・ 昇降アームスイッチとアームのフラッグとの距離を 約 1.
冷却系統を点検する 運転の前に 注 毎日、スクリーンとオイル・クーラ、ラジエター前面の 清掃を行ってください。汚れやすい場所では清掃を頻繁 に行ってください。エンジンの冷却システム(P.39)を 参照。 意 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キ ーを抜き、カッティングユニットをさげておくこと。 冷却液は水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液 で、容量は 9.2 リットルです。補助タンクの中の液量を 毎日の作業前に点検してください。 注 エンジンオイルを点検する オイルの容量は 3.
3.注油口のネック(図 17)からディップスティック キ ャップを抜き、ウェスで拭ってからもう一度差し込 んで引き抜き、オイルの量を点検する:マークから 12 mm 以内になければ補給する。入れすぎに注意。 マークより6 mm 上を上限とする。 燃料を補給する 危 険 条件次第では軽油は引火・爆発しやすく、火災や爆 発を起こすと非常に危険である。 1 ・燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬよう、 補給に際しては漏斗などの器具を使用する。エン ジン作動中、エンジンが高温の時、及び密室内で の燃料補給は行わないこと。 ・燃料タンクの首の根元より 2.
2.注油口(図 18)周辺をきれいに拭き、キャップを外 す。 1 1 図 20 図 18 1.左側点検プラグ(アクスル後部) 1.油圧オイルタンクのキャップ 3.量が不足していればアクスル中央のプラグを外して 穴の上面まで補給する。 3.注油口のネックからディップスティックを抜き、ウ ェスで拭ってからもう一度差し込んで引き抜き、オ イルの量を点検する:溝マークから6 mm 以内にあ ればよい。 4.さらにアクスル左右のプラグを外して穴の上面まで 補給する。 4.油量が少なければマークまで補給する。 5.全部のプラグを取り付けて終了。 5.ディップスティックとキャップを取り付けて終了。 後アクスルオイルを点検する リールと下刃のすり合わせを点検する (モデル 03551 のみ) 前日の調子に係わりなく、毎日の点検の一つとして必ず 点検してください。リールと下刃の全幅にわたって軽い 接触があれば適正です。(カッティングユニットのマニ ュアル「リールと下刃の調整」を参照してください。) 後アクスルは3つのタンクに分かれています。出荷時に SAE 80W − 90 オイルを注入してい
警 告 運転開始後1〜4時間で1回、また、10 時間で1回、 ホイール・ナットのトルク締めを行う(6.2 〜 7.6 kg.
始動スイッチ(図 23) グローインジケータ(図 24) ON/Preheat,OFF,START の3ポジションがあります。 グロープラグが ON の時に点灯します。 速度計(図 23) 充電警告灯(図 24) 走行速度を表示します。 充電回路に異常があると点灯します。 ジョイスティック(図 24) スロットル・コントロール(図 24) カッティングユニットの昇降動作と回転・停止の制御を 行います。 前に倒すとエンジン回転速度が速く、後ろで遅くなりま す。 燃料計(図 24) リール回転スイッチ(図 24) 燃料残量を表示します。 ジョイスティックと連動してリールを駆動させます。中 央位置では、リールを上昇させることはできますが下降 させることはできません。 エンジンオイル圧警告灯(図 24) エンジンオイルの圧力が危険域まで下がると点灯して警 告します。 2 4 バックラップ・ノブ(図 24) ジョイスティックと併用してバックラップを行います。 「カッティングユニットの保守」の「バックラップ」の 項を参照してください。 3 5 リール速度コントロール(図 25)
アワーメータ(コントロール・パネルの下) 積算運転時間を表示します。 注 1 意 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キ ーを抜き、カッティングユニットをさげておくこと。 図 26 1.エア抜きネジ 始動と停止 3.始動キーを START 位置に回し、燃料の流れを観察 する。エアが抜けたらキーを OFF に戻す。燃料が連 続的に流れるのがネジ穴から確認できたらエア抜き ネジを締めてキーを OFF にもどす。 重要 以下のような場合には燃料システムのエア抜き作 業を行う必要があります。 A.新車を初めて始動するとき 危 B.燃料がなくなって停止した後で再始動するとき C.燃料系の整備の後(フィルタ交換,セパレータ 整備等) 険 条件次第では軽油は引火・爆発しやすく、火災や爆 発を起こすと非常に危険である。 ・燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬよう、 補給に際しては漏斗などの器具を使用する。エン ジン作動中、エンジンが高温の時、及び密室内で の燃料補給は行わないこと。 ・燃料タンクの首の根元より 2.
2.芝生の状態を見て適当な作業速度を決める。 1 3.図 30 の表から、上の条件に最も合ったリール速度番 号を探す。5枚刃用と8枚刃用のグラフを間違えな いように注意する。 2 図 28 1.リール速度コントロール 2.バックラップ・ノブ 5.この設定で数日間作業し、刈上がりの状態を観察す る。芝草の状態、刈り込みの長さ、刈上がりの好み などに応じて、設定を1目盛り上にまたは下に変更 してよい。設定を1目盛り上に変更すると、刈り取 り量が少し多くなってクリップがよりくっきりと見 えるようになる。逆に、設定を1目盛り下に変更す ると、刈り取り量が少し少なくなってクリップが目 立たなくなる。 注:芝質、カットの長さ、好みの問題などにより、設定 を変更して構いません。 昇降アームの押圧を調整する 各カッティングユニットの昇降アームに付いている押圧 スプリングは、芝質などに合わせて調整することができ ます。刈り込み速度が速い場合、凹凸の多い場所やサッ チの堆積が厚い場所では、押圧を大きくしてカッティン グユニットをしっかり接地させると刈り高を一定に維持 するのに役立ちます。各スプリングには4つの設定位置
1 図 31 1.前フレーム部材の中央部 図 29 2.前フレーム部材の中央部(図 31)に、チェーンやロ ープなど適当な牽引索を取り付ける。 1.カウンタ・バランスのスプリング 2.スプリングのボルト 3.調整穴 注:牽引の前に 左右のブレーキ・ペダルをロックして ください。 2.スプリングの張力をゆるめながら、キャップスクリ ュとロックナットを外す(図 29)。 3.ロープの他端を牽引用の機械につなぎます。時速 4.8 km/h 以下で安全に牽引することのできる機械が必要 です。 3.スプリング・ブラケットを希望位置に移動し、キャ ップスクリュとロックナットで固定する(図 29)。 4.牽引中は必ず本機にオペレータが乗車し、ハンドル 操作を行いながら、走行ペダルを常に前進一杯の位 置に踏み込んでおく。 5.牽引が終わったら、図 33 のように駆動シャフトを元 通りに取り付ける。スプラインにより、正しい方向 以外では接続できないようになっている。 故障時の牽引移動 緊急時には、本機を牽引して移動することができます。 牽引は前進方向に限り、速度は 4.
2.出力回路の1つが断線している。 インタロック・スイッチの機能点検手順: このような場合には、診断ディスプレイを使って異常の ある出力回路を探します。「インタロック・スイッチの点 検」の項(このページ)を参照してください。 始動スイッチを ON 位置にしても診断ランプが点灯しな い時は、電子コントローラが作動していないことを示し ています。考えられる原因としては: 1.平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。 2.コントロールパネルのカバーを開け、コントローラ (図 36)の側にあるワイヤハーネスに付いているル ープバック・コネクタを注意深くはずす。 1.ループバックがはずれている。 2.ランプが切れている。 3.ヒューズが切れている。 4.電子コントローラの不良。 結線部、ヒューズ、ランプを点検し、ループバック コネ クタが確実に接続されているか確認してください。 故障診断用 ACE ディスプレイ 1 リールマスター 5500-D では、電子コントローラがほと んどの機械機能を制御しています。コントローラは、入 力側のスイッチ(シート・ス
スイッチを一旦 OFF にしてから ON にもどすと、点 滅中の LED はリセットされます。 6.ACE は入力スイッチが閉じられると、対応する LED を点灯させてそれを知らせる。それぞれのスイッチ を一つずつ閉じて(例:運転席に座る、走行ペダル を踏む)、ACE 上で対応する LED の点灯・消灯を確 認する。各スイッチについて何度か繰り返し、動作 不良がないことを確認する。 出力 LED が一つも点滅せず、点灯すべき LED も点灯し ない場合は、その機能に必要な入力側のスイッチが正し い状態にあり、また正常に機能しているかを確認します。 7.スイッチを閉じても ACE の LED が点灯・消灯しな い回路を発見したら、その配線の結線部とスイッチ をテスターで点検し、不良部分をすべて修理する。 出力に異常がないのに正常に動かない場合は電気系には 問題がなく、それ以外(油圧系)に問題の原因があると 考えられます。必要な修理を行ってください。 ACE は、出力のチェック(ソレノイドやリレーに通電が あるかどうか)を行うこともできます。これらにより、 故障の原因が電気系にあるのか油圧系にあるのかを
運転の特性 芝刈り エンジンを始動し、スロットルを FAST 位置としてエン ジンの回転を最高にします。リール回転スイッチを「回 転」にし、ジョイスティックでカッティングユニットの 制御を行います。(前ユニットは後ユニットより早く降 下してきます。)走行ペダルを前に踏み込めば刈り込み が始まります。 運転操作に慣れる 実際に芝刈りを始める前に、安全な場所で運転操作に十 分慣れておいてください。特に機械の始動、停止、前進 後退、カッティングユニットの回転、停止、昇降動作な どを十分に練習してください。操作に慣れてきたら、斜 面の上り下りや速度を変えての運転も練習しましょう。 移動時の注意 旋回時にはブレーキを使用して構いませんが、誤って芝 を傷つけないよう注意が必要です。左右独立ブレーキは 斜面での運転にも応用できます。例えば山側の車輪がス リップする場合には山側のブレーキをゆっくり、スリッ プが止まる所まで踏み込んでやると、谷側のトラクショ ンが増加します。 芝刈りが終ったらリール回転スイッチを「停止」とし、 カッティングユニットを上昇させてから移動を開始しま す。狭い場所を通り抜ける時、カッティング
定期整備チャート 注:前後左右は運転席に座った状態からみた方向です。 定期整備表 作 作業間隔 最初の 10 運転時間 最初の 50 運転時間 最初の 200 運転時間 50 運転時間ごと 内 容 ・ファンベルトとオルタネータのベルトの点検 ・ホイールナットのトルク締め ・トランスミッション・オイルの交換 ・トランスミッション・フィルタの交換 ・エンジンオイルとフィルタの交換 ・エンジンの回転数の点検(アイドル時とフルスロットル時) ・エンジンのヘッド・ボルトのトルク締めとバルブ調整 ・プラネタリギア・オイルの交換 ・エンジンオイルの交換 ・グリスアップ ・バッテリー液量のとケーブルの状態点検 ・エアクリーナの点検清掃1 100 運転時間ごと ・エンジンオイルのフィルタ交換 ・ラジエター・ホースの点検 ・ファンベルトとオルタネータのベルトの点検 200 運転時間ごと ・油圧オイルタンクの水抜き ・燃料タンクの水抜き ・ホイールナットのトルク締め ・リールベアリングのプレロード(前負荷)の点検 400 運転時間ごと ・エアクリーナの点検清掃1 ・燃料フィルタ/水セパレータの交換 ・
注 意 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キ ーを抜き、カッティングユニットを降下させておく こと。 ベアリングとブッシュのグリスアップ ベアリングとブッシュを定期的にグリスアップしてくだ さい。通常の使用条件では 50 運転時間ごとに、以下の 部分に No.
図 38 図 41 図 39 図 42 図 43 図 40 33
定期整備チャート 図 44 34
仕業点検チャート このページをコピーして使ってください。 年 点検・整備項目 月 月 火 第 水 週 木 始業時点検・整備記録 金 土 日 インタロックの動作 ブレーキ 燃料残量とエンジンオイルの量 ラジエターの液量 燃料フィルタからの水ぬき エアフィルタのインジケータ ラジエター・スクリーンのよごれ エンジンからの異常音1 運転時の異常音 トランスミッション・オイルの量 油圧オイルの量 油圧フィルタのインジケータ2 油圧ホースのいたみ具合 オイル漏れ タイヤ空気圧 計器の動作 リールとベッドナイフの摺り合わせ 刈り高 グリスアップ3 塗装傷のタッチアップ 1=黒煙、回転の不安定などの場合はグロープラグとインジェクタノズルを点検する。 2=エンジンを掛けてオイルが温まっている状態で確認する。 3=車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 ジケータ(図 45)の色が赤に変わったら直ちにフィ ルタの整備を行う。運転条件の悪いところでは整備 間隔を短くするが、あまり頻繁におこなうのは良く ない。 エアクリーナの整備 注 意 3.ダスト・カップがエアクリーナ本体に十
3 2 4.フィルタを回転させながら、内側から外側へ圧縮空 気を吹きつける。空気圧は 2.8 kg/cm 2 以下とする。 これ以上ではフィルタを損傷するので注意する。 1 5.-空気ノズルはフィルタ表面から 2.
1 1 図 48 1.エンジンオイルのフィルタ 2 3.クランクケースに新しいオイルを入れる。「エンジ ンオイルの点検」の項(p.
3.始動キーを START 位置に回し、燃料の流れを観察 する。エアが抜けたらキーを OFF に戻す。 2 4.コネクタをしっかり締めつける。 2 5.残りのインジェクタも同様にする。 1 エンジンの冷却システム 図 50 1.燃料フィルタ 清 掃 2.ホース・クランプ オイル・クーラー、ラジエター、後部スクリーンは毎日 清掃。汚れが激しければ頻繁な清掃が必要です。 インジェクタからのエア抜き 1.エンジンを停止、フードを開け、エンジン周囲をて いねいに清掃する。 注:以下の手順は、通常のエア抜きでエンジンを始動す ることができない時のみ行います。「燃料システム のエア抜き」(p.25)の項を参照してください。 2.クランプをゆるめてスクリーンを引き上げて傾け、 圧縮空気で洗浄する。 1.No.
2 1 2 1 図 54 1.オルタネータのベルト 2.ブレース 3 3.ブレースをエンジンに固定しているボルトと、オル タネータをブレースに固定しているボルトをゆるめ る。 4.オルタネータとエンジンの間にバールを差し込み、 オルタネータの位置を変えて必要な張りを出す。 図 53 1.リール・オイル・クーラー 2.ラジエター 3.トランスミッション・オイル・クーラー 5.調整が終わったらボルトを締める。 冷却ファンのベルト エンジンベルトの整備 1.ベルトテンショナ・レバー(図 55)のロックナット をゆるめる。 初回運転後および 100 運転時間ごとに全部のベルトの劣 化状態と張り具合を点検してください。 2.レバー端に 2.3 〜 4.5 kg 程度の力を掛けてファンベル トに張りを与える。 オルタネータのベルト 3.ロックナットで調整を固定する。 張りの点検手順: 1.フードを開ける。 2.ベルト中央(オルタネータとクランクシャフト プー リの間)を 10 kg で押したときに 10 mm 程度のたわ みがあればよい。値から外れていれば、3.
スロットルの調整 1 1.スロットル・レバーを、シートベースのスロットに 当たるまで前に倒す。 2.インジェクション・ポンプのレバーアームの所にあ るスロットル・ケーブルのコネクタをゆるめる。 3.インジェクション・ポンプ・レバーのアーム(図 57) をハイアイドル・ストップに当てた状態でケーブル・ コネクタを締める。 図 57 注:締めるとき、ケーブル・コネクタが自由に回転でき ることを確認してください。 1.油圧オイル・タンク 3.タンク容量は約 32 リットル。「油圧オイルを点検す る」の項(p.21)を参照のこと。 4.スロットル・レバーのフリクション装置の摩擦設定 用ロックナットを(40 〜 55 in. lb.= 0.46 〜 0.63 kg.
油圧システム用テスト・ポート 油圧回路試験実施用にテスト・ポートがあります。必要 に応じ Toro 代理店にご相談ください。 1 1.#1テストポートは、前カッティングユニットと昇 降シリンダの故障探究用です。 2 図 58 1 1.油圧オイル・フィルタ 3.新しいフィルタのガスケットに薄くオイルを塗り、 中にオイルを満たす。 4.取り付け部分が汚れていないのを確認して新しいフ ィルタを取り付ける。ガスケットが当たるまで手で 軽くねじ込み、そこから半回転増し締めする。 図 59 5.エンジンを始動、約2分間運転してエアをパージし た後、エンジンを停止して漏れがないか点検する。 1.No.1テストポート 2.No.
3.カッティングユニットを数回上下させて調整を確認 し、必要に応じて修正する。 4.希望のタイミングに合わせ、固定ネジを締めて終了。 1 1 図 60 1.トラクション調整カム 図 61 警 告 1.中央カッティングユニット用の調整バルブ トラクション調整カムの最終調整は、エンジンを回 転させながら行う必要がある。 前側両サイドのカッティングユニット 1.調整バルブ(図 62)は左前昇降シリンダ(フットレ ストの下)に付いている。 危険を伴う作業であるから、マフラーなどの高温部 分や回転部、可動部に顔や手足を近づけぬよう十分 注意すること。 2.バルブの固定ネジをゆるめ、バルブを右方向に約 1/2 回転させる。 4.エンジンを始動し、車輪の回転が止まるところまで カムを回す。 3.カッティングユニットを数回上下させて調整を確認 し、必要に応じて修正する。 5.ロックナットを締めて調整を固定する。 4.希望のタイミングに合わせたら固定ネジを締めて終了。 6.エンジンを停止し、右ブレーキをゆるめ、ジャッキ をはずして、試験運転で調整を確認する。 カッティングユニットの降下速度の調整
後ろのカッティングユニット トラクション・リンクの調整手順: 1.調整バルブ(図 63)はフードを開けて機体の左後ろ 側面にある。 1.平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、エンジンを停止する。 2.左右のブレーキペダルをピンで接続し、両ペダルを 踏み込んだ状態で駐車ブレーキラッチを引く。 1 3.アイボルトをスプリング・アンカープレート(図 64) に固定している外側のナットをゆるめる。 図 63 1.後ろのカッティングユニット用の調整バルブ 2.バルブの固定ネジをゆるめ、バルブを右方向に約 1/2 回転させる。 3.カッティングユニットを数回上下させて調整を確認 し、必要に応じて修正する。 図 64 4.希望のタイミングで固定ネジを締めて終了。 1.スプリング・アンカー・プレート 2.アイボルト 3.内側ロックナット 4.外側ロックナット 5.この距離を短くすると停止距離が小さくなる。 トラクションリンクの点検と調整 コントロール・リンクと油圧トランスミッションが磨耗 してくると、トランスミッションをニュートラル位置に 戻すのに大きな力が必要になります。定期的に点検して
油 圧 回 路 図 44
注 意 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キ ーを抜き、カッティングユニットを降下させておく こと。 2 常用ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊び(踏み込んでから抵抗を感じるま でのペダルの行きしろ)が 25 mm 以上となったり、効き が遅いと感じられるようになったら、調整を行ってくだ さい。 1 図 66 1.トランスミッションのサクション・ライン 2.トランスミッション・オイル・フィルタ 1.左右のペダルが独立に動けるように、ブレーキペダ ルのロックピンをはずす。 2.行きしろを小さくするにはブレーキを締める:ブレ ーキケーブル端の前ナットをゆるめ、後ろナットを 締めてケーブルを後ろへ引く。行きしろが 12 mm と なるように調整し、前ナットを締めて終了。 3.トランスミッションからラインをはずし、容器にオ イルを受ける。 4.サクション・ラインを元通りに取り付ける。 5.新しいオイルを入れる。「トランスミッション・オイ ルを点検する」の項(p.
4.取り付け部が汚れていないのを確認し、ガスケット が当たるまでフィルタを手で回し入れ、そこから半 回転増し締めする。 5.エンジンを約2分間運転してエアを抜き、エンジン を停止してオイル漏れと油量を点検し、必要に応じ てオイルを補給する。 1 後アクスル・オイルの交換 図 68 (モデル 03551 のみ) 1.ドレンプラグ 800 運転時間ごとに交換してください。 4.
危 駐車ブレーキ・スイッチの調整 険 駐車ブレーキには近接スイッチを使用しており、このス イッチはハンドルタワーのカバーの内側にあります。駐 車ブレーキが解除された状態のときにセンサーがラッ著 ロッドのフラッグ(旗)の位置にくるように調整してく ださい。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸が 含まれている。 ・電解液を飲まないこと。電解液を皮膚や目や衣服 に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグル とゴム手袋で目と手を保護すること。 ・万一皮膚に付いた場合すぐに洗浄できるよう、電 解液を取り扱う場所には必ず十分な両の真水を用 意する。 ACE 診断ツールを使用して、センサーが正しく反応して いることを確かめてください:駐車ブレーキを掛けた時 に、診断ツールの「駐車ブレーキ」ランプが点灯し、解 除すると消えれば適切に調整されています。解除しても ランプが消えないような調整では、走行ペダルを踏み込 むとエンジンが停止します。もしこのような症状が現れ たら、故障診断ツールで確認をしてください。 注: 50 運転時間ごと又は1週間に1回バッテリを点検し てください。端子や周囲が汚れていると自然
電 気 回 路 図 48
バックラップ 危 注:速度ノブを数値の高い方へ回すとバックラップ速度 が速くなります。1目盛りで 100rpm ずつ増加します。 速度を変更してから、その速度に上がるまで約 30 秒 必要です。 険 バックラップ中にリールが止まっても再び動き出す ことがある。リールを手や足で回そうとすると大怪 我をする可能性がある。 4.各リールと下刃をバックラップ用に設定する。 5.エンジンを始動し、アイドル速度にセットする。 ・エンジン回転中は絶対にリールに手や足を触れな いこと。 ・リールを手や足で回そうとしてはならない。 ・バックラップ中にエンジンの回転数を変えないこ と。バックラップはエンジンアイドル速度でのみ 行うこと。 ・リールの回転が止まったら、まずエンジンを止め ること。そしてリール回転速度セレクタを1目盛 り高速側にセットすればよい。 危 険 バックラップ中にリールに触れると大けがをする。 ・エンジンが掛かっている間は絶対にリール部に手 足を近づけない。 ・どんな場合でもバックラップに短い柄のブラシは 使用しないこと。 6.バックラップ・ノブで前または後を選択する。 注:バックラップの
12.バックラップするユニット全部に上記手順を行う。 バックラップが終了したら、バックラップノブを通 常運転位置に戻し、運転席をもどして確実に固定し、 カッティングユニットに付いているコンパウンドを 完全に落とす。必要に応じてリールと下刃のすり合 わせを調整する。 10.バックラップ中にカッティングユニットの調整を行 う場合は、ジョイスティックを後ろに倒してリール を停止し、リール回転許可スイッチを「回転禁止」 位置とし、エンジンを停止してから調整を行う。調 整が終ったら上記5〜9の手順を行う。 11.紙を切ることができるようになるまでバックラップ を続ける。 注:バックラップ・スイッチを通常運転位置に戻さない と、カッティングユニットを上昇させるなど通常の 機能を行うことができません。 カッティングユニットの整備 1.バックラップが終わると、ベッドナイフの前端にバ リができる。刃先を削らないように注意しながら、 このバリをヤスリで落とす(図 74)。 図 74 50
冬期格納の準備 トラクションユニット エンジン 1.トラクションユニット、カッティングユニットとエ ンジンを洗浄する。 1.エンジンオイルを抜き、ドレンプラグを元通りに取 り付ける。 2.全部のタイヤ空気圧を1〜 1.4 kg/cm 2 に調整する。 2.オイルフィルタを新しいものに交換する。 3.ボルト・ナットなどに緩みがないかを点検、必要に 応じて締めなおす。 3.新しいエンジンオイル(SAE 10W-30)を約 3.
Toro 業務用機器の品質保証 2年間品質保証 Toro 社の製品保証内容 Toro 社およびその関連会社である Toro ワランティー社 は、両社の合意に基づき、Toro 社の製品(但し 1996 年 以降に製造された製品で 1997 年 1月 1日以降にお買い上 げいただいたもの、以下「製品」と呼びます)の材質 上または製造上の欠陥に対して、2年間または 1500 運転 時間のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証 を共同で実施いたします。この品質保証の対象となっ た場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行います。 この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃等 が含まれます。また、保証は「製品」が納品された時 点から有効となります。 ・通常の使用に伴って磨耗消耗する部品類。但しその 部品に欠陥があった場合には保証の対象となります。 通常の使用に伴って磨耗消耗する部品類とは、ブレ ード、リール、バッドナイフ、タイン、点火プラグ、 キャスタホイール、タイヤ、フィルタ、ベルトなど を言います。 ・外的な要因によって生じた損害。外的な要因とは、 天候、格納条件、汚染、弊社が認めていない冷却液 や潤滑剤、