Form No. 3355–864 8 枚刃 5インチ・リール DPA カッティングユニット リールマスター 5210 & 5410 トラクションユニット用 Model No. 03661—Serial No.
もくじ ページ はじめに 2 安全 3 安全な運転のために 3 安全ラベルと指示ラベル 3 仕様 4 主な仕様 4 カッティングユニット用のアクセサリとキット 5 組み立て 6 付属部品表 6 確認 6 カッティングユニットのキックスタンド 6 後シールドを調整する 7 カウンタ・ウェイトを取り付ける 7 調整 リールと下刃の調整を行う 8 後ローラを調整する 8 刈高チャートで使用している用語の解説 10 刈高チャート 11 刈り高の調整 12 運転操作 13 カッティングユニットの毎日の調整 13 潤滑 いまのうちに番号をメモしておきましょう。 モデル番号: シリアル番号: 14 14 ベッド・バーの整備 15 16 ________________________________ 危険は最重要安全注意事項であり、これを遵守しないと 死亡事故を含む重大な人身事故を引き起こす恐れがあり ます。 はじめに 警告 は死亡事故を含む人身事故を防止するための重要安 全注意事項です。 この説明書を読んで製品の運転方法
安全 ネ、安全靴、およびヘルメットの着用をおすすめしま す。地域によってはこれらの着用が義務付けられていま す。 安全な運転のために • カッティングユニットをお使いになる前にトラクション ユニットのマニュアルもよくお読みになり、内容をよく 理解してください。使い方を守ってください。 • このカッティングユニットをお使いになる前にこのマニ ュアルをよくお読みになり、内容をよく理解してくださ い。使い方を守ってください。 • 絶対に、カッティングユニットを子供に触らせないでく ださい。大人であっても適切な訓練を受けていない人 には、トラクションユニットの運転やカッティングユニ ットの操作をさせないでください。このマニュアルを読 み、内容をきちんと理解した人のみが取り扱ってくださ い。 • アルコールや薬物を摂取した状態で運転や操作を行う ことは避けてください。 • ガードなどの安全装置は必ず所定の場所に取り付けて 使用してください。安全カバーや安全装置が破損した り、ステッカーの字がよめなくなったりした場合には、 機械を使用する前に修理や交換を行ってください。ま た、常に機械全体の安全を心
仕様 主な仕様 トラクタ Reelmaster 5210 & 5410 トラクションユニット用カッティングユニット 刈高 ユニット左右にある垂直ねじによって前ローラを上下させて刈高を調整し、ロック・ネジ で固定する。 刈高調整範囲 作業台で設定した場合の標準的な刈高範囲は 0.250 インチ(3 mm)から 1.00 インチ (25 mm) ; 高刈りキットを取り付けた場合の刈高範囲は 1.00 インチ(25 mm) から 1.50 インチ(38 mm)である。実効刈高はターフのコンディション、ベッドナイフの種類、 ローラの種類、装着しているアタッチメントなどによって変化する。 リール溶接部 リールの大きさは直径 5 インチ(12.
カッティングユニット用アクセサリ とキット (パーツカタログでパーツ番号をご カラー・キット(ローラ 1 本に 6 個必要) : 暖地型の芝草 (バミューダ、ゾイシア、パスパラムなど)で、オーバーラッ プ・マークができる場合に有効です。通常の溝付きローラ に取り付けて使用しますが、ショルダ・ローラよりもあたり が軟らかいのが特長です。 確認ください)。 注: 特に明記しない限り、どのアクセサリもカッティング ユニット1台あたりに1つ必要です。 短い後ローラ: 寒地型の芝草(ベント、ブルーグラス、ライ グラスなど)で、ダブル・ローラ・マークができる場合に有 効です。 集草箱キット: カッティングユニットに取り付けて刈りか すを収集します。刈り込み跡に刈りかすがかたまりになっ て残らず、見栄えが向上し、また種子も収集されるため、 目的外の草種の発生を減らします。 前用フル・ローラ: よりはっきりとしたストライプを作り たい(同じ方向に繰り返し刈る)場合に有効ですが、実効 刈高がわずかに高くなりカットのクオリティがわずかに下 がります。 後部昇降シリンダ・キット 1 トラクタにつき 1 キット; カ
組み立て 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 付属部品表 チャート 注: 組み立てに必要な部品がすべてそろっているか、以下の表で確認してください。1つでも欠けていると組み立てを完 成させることができません。 名称 数量 用途 O リング 1 リール・モータに取り付けます。 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 パーツカタログ 1 認証証明書 1 確認 カッティングユニットのキックスタ ンド カッティングユニットの梱包を解いたら、以下のことを確認 してください: ベッドナイフやリールを見るためにカッティングユニットを 立てる場合には、ベッドバー調整ネジのナットが床面に接 触しないように、カッティングユニットの後ろ側についてい るキックスタンド(スタンドはトラクションユニットの付属 品です)で支えるようにしてください(図 2)。 1. リールの両側にグリスが付いていることを確認する。リ ール ベアリングとリール シャフトのスプラインに目で見 てはっきりグリスが確認できることが必要。 2. ボルト ナット類にゆるみがないか点検する。 3.
後シールドを調整する 1. 2 番、4 番、6 番カッティングユニットでは、カウンタ・ウ ェイトをカッティングユニットの左側に固定しているキ ャップスクリュ(2 本)を取る。カウンタ・ウェイトを取り外 す(図5)。 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈りカスを前に 排出する)のがベストです。濡れ芝などのように草が非常に 重い時はシールドを開ける方が良い場合もあります。 1. 後シールド(図 3)を開けるには、シールドを左サイドプ レートに固定しているキャップスクリュをゆるめ、シー ルドを開位置にセットし、キャップスクリュを元のよう に締めてください。 図5 1. カウンタ・ウェイト 2. カッティングユニット右側のベアリング・ハウジングにつ いているプラスチック製のプラグを外す(図6)。 3. 右サイド・プレートからキャップスクリュ(2 本)を抜く。 (図6) 図3 1. 後シールド 2.
調整 以下の手順で、カッティングユニットの調整が正しく行われ ているかどうかを点検してください。 リールと下刃の調整を行う リールと下刃の調整は、ユニット上面にあるベッド・バー調 整ネジで行います。 1. ユニットを水平で平らな作業台の上に置く。ベッド・バ ー調整ネジを左に回して、リールと下刃の接触を完全に なくす(図 7)。 図8 4. この作業をリールの反対側の端でも行い、新聞紙で確 認して必要に応じて調整する。 5. 両側とも調整ができたら最終確認を行う:紙片をリー ルの前から差し込んだ時にははさむだけ、下から差し 込むと切れるのが適切な調整である(図 8)。リール と下刃のごくわずかの接触で紙が切れなければいけ ない。接触を強くしないと切れない(リールが新聞紙 を強く挟み込まないと切れない)場合には、鋭利な刃 先を取り戻して精密なカットができるようにバックラ ップか研磨を行うことが必要である(Toroリール・モア とロータリー・モアのための研磨マニュアル Form No. 80–300PT を参照)。 後ローラを調整する 図7 1.
2. 後ローラの調整は以下の手順で行う: • カッティングユニットの後部を持ち上げてベッドナイ フの下に角材などの枕を置く。 • 各ローラ・ブラケットとスペーサをそれぞれのサイド プレート取り付けフランジに固定しているナット2個 を外す。 • サイドプレート取り付けフランジとスペーサから、 ローラとボルトを外す。 • • スペーサを、ローラ・ブラケットの上にしてボルトに通 す。 ローラ・ブラケットと2枚のスペーサとを、サイドプレ ート取り付けフランジの下側に、ボルトで取り付け る。 3. ベッドナイフとリールの調整を確認する。カッティング ユニットを立てて、前ローラと後ローラ、およびベッドナ イフが見えるようにする。 注: リールと後ローラとの平行関係は、カッティングユニ ット全体の組み立て精度により保証されていますから、調 整は不要です。ごくわずかの狂いの調整は以下の方法によ り可能です:カッティングユニットを定盤の上に載せ、サイ ドプレート固定キャップスクリュをゆるめる(図10)。全体 を調整してキャップスクリュを再度締め付ける。キャップス クリュを 3.7~4.6 kg.
刈高チャートで使用している用語 の解説 刈高の設定 希望の刈高に合わせること。 刈り込みの「強さ」 カッティングユニットの「強さ」あるいは「きつさ」は、刈り 上がりに大きな影響を与えます。この強さ或いは「きつさ」 とは、ベッドナイフと地表とがなす角度のことを言います (図11)。 この角度を何度にセットするのが一番よいかは、ターフの コンディションによって、また、どのような刈り上がりを希 望するかによって異なってきます。使っていくうちにベスト の設定がわかるようになります。また、ターフのコンディシ ョンはシーズンを通じて変化しますから、それに応じて調 整してゆくことができます。 後スペーサ 刈り込みの強さは、後スペーサの数で設定します。刈高の 設定が同じなら、サイドプレート取り付けフランジの下にセ ットするスペーサの数が多いほど「きつい」刈り込みになり ます。トラクションユニットに取り付ける全部のカッテ ィングユニットを同じ「きつさ」に設定する必要があります (同じ数の後スペーサ P/N 106-3925 を取り付ける);そ うしないと刈り込み後の見栄えが悪くなる場合があります (図11)。 チェーン・
刈高 チャート 刈高の設定 刈り込みの「強さ」 後スペーサの数 チェーン・リンク の数 グルーマ・キットを 取り付けてい る場合 0.250” 弱め 普通 強め 0 0 1 3+ 3+ 3 Yes Yes – 0.375” 弱め 普通 強め 0 1 2 4 3 3 Yes Yes – 0.500” 弱め 普通 強め 0 1 2 4 3+ 3 Yes Yes Yes 0.625” 弱め 普通 強め 1 2 3 4 3 3 Yes Yes – 0.750” 弱め 普通 強め 2 3 4 3+ 3 3 Yes Yes – 0.875” 弱め 普通 強め 2 3 4 4 3 3 Yes Yes – 1.000” 弱め 普通 強め 3 4 5 3+ 3 3 Yes Yes – 1.125”* 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 – – – 1.250” * 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 – – – 1.375” * 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 – – – 1.
刈り高の調整 注: 刈高を 25 mm 以上に設定するには高刈りキットが 必要です。 1. 刈り高アームをカッティングユニットのサイドプレート に固定しているロックナットをゆるめる(図13)。 図 15 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ頭 がリールにぴったりと掛かっているのが正しい調整状 態です。下刃の左右端でこの状態となるように調整して ください。 図 13 1. 刈高アーム 2. ロックナット 3. 調整ネジ 2. ゲージバー(図14)のナットをゆるめ、調整ネジを希望 の刈り高に合わせる。ネジ頭の下からバーの表面までの 距離が刈り高となる。 5. ナットを締めて調整を固定する。締めすぎないように 注意すること。ワッシャの遊びがなくなればよい。 注: 以下の表により、希望する刈高に最も適したベッド ナイフを決定してください。 推奨ベッドナイフ選択チャート 5 1. 2. 3. 4. 図 14 ゲージバー 刈高調整ネジ ナット グルーマ搭載時の刈高調整に使う穴 ベッドナイフ Part No.
運転操作 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 カッティングユニットの特性 このカッティングユニットではデュアル・ノブ方式によって ベッドナイフとリールの調整を行うようになっており、最適 の調整を簡単に手早く行うことができます。また、このデュ アル・ノブ方式では非常に正確な調整ができますので、ベ ッドナイフとリールとが相互に研磨しあうようになり、鋭利 な刃先が長持ちして、高品質な刈りを長時間持続させるこ とができ、バックラップの頻度を大幅に減らすことができ ます。 カッティングユニットの毎日の調整 .250” 1 .060“ 図 16 1. ベッドナイフ右端に形成された面取り部 注: 面取り部を大きくしすぎるとボサボサした刈りになる 場合がありますから注意が必要です。 毎日の芝刈りの前に、また必要に応じて、各カッティングユ ニットのリールとベッドナイフの接触状態を点検してくださ い。この点検は、前日の調子に係わりなく毎回行うことが 非常に大切です。 1. 平らな固い床の上にカッティングユニットを降ろし、 エンジンを停止、キーを抜き取る。 2.
保守 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 潤滑 1台のカッティングユニットに 6ヵ所のグリスポイントがあ りますから(図17)、それぞれのポイントに No.2 リチウム 系汎用グリスを補給してください。 グリスポイントは、前ローラ(2ヶ所)、後ローラ(2ヶ所)、 リール・ベアリング(2ヶ所)です。 重要 ユニットを水で洗浄した場合はすぐにグリス アップしてください。ベアリング内から水を追い出しておく ことにより、ベアリングの寿命を延ばすことができます。 図 18 1. ベッドナイフ調整ノブ 2. ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた手袋をして、 カッティングユニットの刃の部分をつかみ、リールを左 右に揺すってガタがあるかどうかを調べる(図19)。 1. グリス・ニップルの周囲をウェスできれいに拭く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリングの逃が しバルブからはみ出してくるまでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 図 19 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する: A.
B. ソケット・レンチ(1-3/8”)を使って、リール・ベアリン グ調整ナットをゆっくりと締め付けてガタをなくす。 この調整でガタを吸収できない場合には、ベアリン グを交換する。 注: リール・ベアリングに予負荷を掛ける 必要はあり ません。リール・ベアリング調整ナットを締め付けすぎ るとベアリングを破損しますから注意してください。 4. ベアリング・ハウジングにベアリング調整ナットを固定し ている固定ネジを締め付ける。0.13~0.17 kg.m にトル ク締めする。 ベッド・バーの整備 ベッド・バーの取り外し 1. ベッド・バー調整ネジを左に回してベッドナイフとリール の接触をなくす(図21)。 図 23 1. ベッド・バー・ボルト 2. ナット 3. スチール製ワッシャ 4. ナイロン製ワッシャ ベッド・バーの取り付け 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの間にベッド・バー の固定用「耳」を入れる。 図 21 2. スプリング・テンション・ナットをゆるめて、ワッシャがベ ッド・バーにまったく押し付けられていない状態にする (図21)。 2.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両 社の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材 質上または製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間 のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施 いたします。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無 料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業 工賃、部品代、運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された 時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊 社代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客 様から連絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service Department Toro Warranty Company 8111