Form No. 3396-313 Rev A Reelmaster® 5010 シ リ ー ズ ・ ト ラ ク ションユニット シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03675—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03675N—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03676—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03676N—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03677—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03677N—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 モデル番号 シリアル番号 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 図1 1.
油圧ラインとホースの点検.................................49 油圧システムのテストポートの使 用 .....................................................................49 カッティングユニットの保守.................................50 カッティングユニットのバックラッ プ .....................................................................50 保管 ...........................................................................51 トラクションユニットの整備 .............................51 エンジンの整備 ..................................................51 油圧オイルを点検する...................................
安全について • こ の 機 械 は 、 EN ISO 5395:2013 規 格 お よ び ANSI B71.
• • • • • • • • • • • • 作業は日中または十分な照明のもとで行って ください。 エンジンを掛ける前には、アタッチメントのク ラッチをすべて外し、ギアシフトをニュートラ ルにし、駐車ブレーキを掛けてください。 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面で の作業には特に注意が必要です。転倒を防ぐため – 斜面では急停止・急発進しない。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に注意す ること。 – 急な旋回をしないでください。バックする時 には安全に十分注意する。 – マニュアルに指示があれば、カウンタバラン ス やホイールバランスを使用すること。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らな いようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意しましょう。 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回 転を止めてください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に 気を付け、人に向けないようにしてください。ま た作業中は機械に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられてい ない状態のままで運転しない
ださい。また、必ず機械各部の動きが完全に停止 したのを確認してから作業に掛かってください。 • エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一 酸化炭素が含まれている。 火災防止のため、カッティングユニットや駆動 部、マフラーの周囲に、草や木の葉、ホコリな どが溜まらないようご注意ください。オイルや 燃料がこぼれた場合はふきとってください。 • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確 実に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 • 警告 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転し ないこと。 • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • テニスシューズやスニーカーでの作業は避け • 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外し てください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときにはプ ラスケーブルから接続します。 • リールの点検を行うときには安全に十分注意し てください。必ず手袋を着用してください。 •
• • • • • • この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 84 dBA であることが確認されています。ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 す。万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ち に専門医の治療を受ける。 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジン を停止し、カッティングユニットを下降させてシ ステム内部の圧力を完全に解放してください。 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的に点 検してください。必要に応じて締め付けや修 理交換してください。 エンジンを回転させながら調整を行わなければ ならない時は、手足や頭や衣服をカッティング ユニットや可動部に近づけないように十分ご注 意ください。また、無用の人間を近づけないよ うにしてください Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回 転数検査を受け、安全性と精度を確認しておき ましょう。この機械の最大エンジン速度は3200 RPMです。 大がかりな修理が必要になった時、補助が必要 な時Toro 正規代理店にご相談ください。 交換部品やアクセサリはToro純正品をお求めくだ さい。他社の部品やアクセサリを御
振動レベルの実測値 = 0.27 m/s2 不確定値 K = 0.5 m/s2 実測は、EN ISO 5395:2013 に定められた手順に則っ て実施されています。 安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-7272 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 110-0986 93–6696 1. 負荷が掛かっている危険 オペレーターズマニュアル を読む こと。 1. 駐車ブレーキの操作方法ブレーキペダルと駐車ブレーキペ ダルを踏み込む 2. ブレーキの操作方法ブレーキペダルを踏み込む 3. 前進走行走行ペダルを踏み込む 4. リール回転許可モード 5. 移動走行モード 106-6754 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 110-8921 1. トラクションユニットの速度 2. 低速 3.
106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. 警告 オペレーターズマニュ マニュアル を読むこと。 アル を読むこと。 3. 警告 表面が熱い。触れ ないこと。 93-6689 1. 警告 人を乗せないこと。 121–5644 1. 117–2718 ライトスイッチ 2. 入 3. PTO 4. 切 6. 低速 7. 8. 下降 上昇 9. オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 高速 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 2. 3. 4. 5. 爆発の危険 バッテリーに人を近づけな いこと 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと 爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 6. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 120–4158 バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 1. 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 2. オペレーターズマニュアル 10.
110-8973 CE 用 110-8869 の 上 か ら 貼 付 す る * * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN ISO 5395:2013 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されてい ます。ここに記載されている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されてい る控えめな角度です。 117–0169 1. 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 4. ヘッドライト 10 A 電源 10 A 5. エンジン始動 15 A 電源ソケット 10 A 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず、講習を 受けてから運転すること。 2. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 3. 転倒の危険 15度より急な斜面で運転しないこと 斜面で使 用する時にはカッティングデッキを下げておくこと シートベ ルトを着用すること。 4. 警告 斜面に駐車しないこと平らな場所で、駐車ブレーキを掛 け、カッティングデッキを下降させ、エンジンを停止させ、マ シンから離れる場合にはキーを抜き取ること。 5. 6.
125-8753 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 6 7 用途 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 必要なパーツはありません。 – ステップの高さを調整します。 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 前ホースガイド 右 前ホースガイド 左 1 1 カッティングユニットを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – ターフ補正スプリングを調整します。 フードラッチアセンブリ ワッシャ 1 1 フードにCE用のラッチを取り付ける.
コントロールアームをリテーナブラケットに 固定している2本のボルトをゆるめる図 3。 1. 2 ステップの高さを調整する 必要なパーツはありません。 手順 好みに合わせてステップの高さを調整することが できます。 1. ステップのブラケットをトラクションユニッ トのフレームに固定しているボルト2本を外 す図 2。 図3 1. コントロールアーム 2. リテーナブラケット 3. ボルト 2本 コントロールアームを希望位置に動かし、ボ ルトを締めて固定する。 2. 4 カッティングユニットを取り付ける 図2 1. ステップ 2. ステップのブラケット この作業に必要なパーツ 2. 希望する高さにステップをセットしたら、ボ ルトとナットで、ブラケットを固定する。 3. 機体の反対側でも同じ作業を行う。 1 前ホースガイド 右 1 前ホースガイド 左 手順 3 コントロールアームの位置を調 整する 1. 出荷用ブラケットからリールモータを取り出 す。 2. 出荷用のブラケットを外して破棄する。 3.
図6 1. 反対側のキャリアフレーム タブ D. 5. カウンタウェイト どのカッティングユニットも、カッティング ユニットの右側にターフ補正スプリングを取 り付けて出荷している。ターフ補正スプリン グは、リール駆動用モータを取り付ける側に 取り付ける必要がある。以下の要領で、ター フ補正スプリングの位置換えを行う A. ロッドブラケット カッティングユニットのタブにロッドブ ラケットを取り付け、キャリッジボルト2 本とナットで固定する図 6。 重 要 #4左 左 前 カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト と 、#5 右 前 カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト で は 図 7、 、ロッ ドブラケット取り付けナットを使って、 各ユニットのタブの前に、ホースガイド 。ホ ー ス ガ イ ド は 、 中 央 を 取 り 付 け る 図 8。 カッティングユニットに向かって傾斜す と図 9。 。 る の が 正 し い 図 8と 図4 1. 2. カッティングユニットのタブにロッドブ ラケットを固定しているキャリッジボル ト2本を外す図 5。 図7 図5 1.
1 1 g019284 図9 1. ホースガイドは、それぞれ中央カッティングユニットに向かって傾斜するのが正しい。 注 カッティングユニットをトラクション ユニットに取り付ける時には、ロッドブラ ケットの隣にあるスプリングロッド穴にヘ アピンコッターを、忘れずに取り付けてく ださい。トラクションユニットを外してい る時は、必ずヘアピンコッターをロッド の端の穴に差し込んでおいてください。 6. 全部の昇降アームを完全に下降させる。 7. 昇降アームのピボットヨークからスナッパピ ンとキャップを取る図 10。 図 11 1. 昇降アーム 2. キャリアフレームのシャフト 9. 図 10 1. 8. スナッパピン 2. キャップ 15 昇降アームのピボットヨーク 刈高 18 mm 超で使用する場合には、リアカッ ティングユニットの取り付けは以下の要領で 行う。 A. フロントに取り付けるカッティングユニット は、昇降アームの下に入れるときにキャリア フレームのシャフトを立てて昇降アームのピ ボットヨークに挿入する図 11。 3.
フランジをしっかりと掛け、ボルトを締めて モータを固定する。 重要 リールモータのホースがねじれたり、 折れたり、はさまれたりしないように注意し てください。 図 12 1. 昇降アームのピボットシャフトのリンチピンとワッシャ B. 昇降アームのヨークをキャリアフレーム のシャフトに通す図 11。 C. 昇降アームのシャフトを昇降アームに差 し込み、ワッシャとリンチピンで固定す る 図 12 。 10. キャリアフレームのシャフトと昇降アームの ヨークにキャップを通す。 11. スナッパピンを使って、キャップとキャリアフ レームのシャフトとを昇降アームのヨークに固 定する。カッティングユニットをステアリン グモードで使う場合はスロットを使い、固定 モードで使用する場合には、穴を使う図 10。 12. 図 14 1. スナッパピンを使って、昇降アームのチェー ンを昇降アームに固定する図 13。カッティ ングユニットの オペレーターズマニュアル に 従って、決められたリンクを使用すること。 リール駆動モータ 2.
図 15 1. ターフ補正スプリング 3. スプリングロッド 2. ヘアピンコッター 4. 六角ナット 図 16 1. スプリングロッド前部の六角ナットを締め て、スプリング圧縮状態の長さが以下の通り になるようにするリールマスター5410の5イン チカッティングユニットでは 12.7cmリールマ スター 5510 と 5610 の7インチカッティングユ ニットでは 15.9cm図 15。 2. 3. ゴム製のハトメ フードラッチアセンブリからナットを取り外 す 図 17 。 注 アップダウンの激しい場所で使用する時に は、スプリングの長さを 13 mmに調整してくだ さい。地表追従性が若干下がります。 6 図 17 用の ラ ッ チ を 取 り 付 け フ ー ド に CE用 る 1. 2. この作業に必要なパーツ 1 フードラッチ アセンブリ 1 ワッシャ 手順 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードの左側についているゴム製のハトメを 取り外す 図 16 。 17 フードラッチ ナット 3. ゴムワッシャ 4.
7 カッティングユニットのキックスタ ンドを使う この作業に必要なパーツ カッティングユニットのキックスタンド 1 手順 ベッドナイフやリールを見るためにカッティング ユニットを立てる場合には、ベッドバー調整ねじ のナットが床面に接触しないように、カッティン グユニットの後ろ側についているスタンドで支え てください 図 18 。 図 19 図 18 1. カッティングユニットのキックスタンド スタンドを立てたら、スナッパピンでキックスタン ドをチェーンブラケットに固定します図 19。 18 1. チェーンブラケット 2. スナッパピン 3.
製品の概要 各部の名称と操作 座席調整ノブ 座席調整レバー図 20は、運転席の前後位置の調整を 行います。座席調整ノブは、オペレータの体重に合 わせて調整を行います。調整のできたところで体重 ゲージインジケータに表示が出ます。身長調整ノブ は、オペレータの身長に合わせて調整を行います。 図 21 1. 走行ペダル 4. ブレーキペダル 2. 刈り込み・移動走行切り換 えレバー 刈り込み速度リミッタとス ペーサ 5. 駐車ブレーキ 6. チルト調整ペダル 3. 図 20 1. 体重調整ゲージ 3. 身長調整ノブ 2. 体重調整ノブ 4.
チルト調整ペダル 1 ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダル 図 21を踏みこみ、ステアリングタワーを手前に引き寄 せ、ちょうど良い位置になったら、ペダルから足 を離します。 スロットルコントロール スロットルコントロール図 22を前に倒すとエンジン 回転速度が速くなり、後ろに引くと遅くなります。 g021209 図 23 1. バックラップレバー 図 22 1. 昇降コントロールレバー 2. 3. キースイッチ インフォセンター 4. 5. 回転許可/禁止スイッチ スロットルコントロール 6.
注 各ボタンの機能はメニューの内容によって、変 わります。各ボタンについて、その時の機能がア イコンで表示されます。 インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です 定期整備時期であることを示します アワーメータ 情報アイコン 高速 図 25 1.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
保護 項 目 Protected Menus保 Settings 設 定 メニュー項目 名称 Units 単位 インフォセンターで表示される 項目の単位を選択することがで きます。ヤードポンド系または メートル系から選択します。 インフォセンターの「設定」メニューで変更可能な 項目は5つあります刃数、刈り込み速度、刈高、前 リール速度、および後リール速度です。これらの 設定は、「パスワード保護メニュー」で保護する ことができます。 Language言語 インフォセンターの表示に使う 言語を選択することができます *。 注 納品時のパスワードは、代理店にて設定してい ます。 LCD Backlightバックライト LCD 表示の明るさを調整しま す。 LCD Contrastコントラスト LCD 表示のコントラストを調整 します。 前ユニットのバックラップ速度 前方のカッティングユニットの バックラップ時のリール速度を コントロールします。 後ユニットのバックラップ速度 Protected Menus保護項目 Blade Count刃数 Mow Speed刈込速度 「パスワー
刈り込み速度の設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「Mow Speed」があります。 • 右側のボタンを使用して、刈り込み速度を選 択してください。 • 中央の右側のボタンを使って、走行ペダルの速 度リミッタに、適当な刈り込み速度を設定し てください。 • 設定が終了したら左ボタンを押すと、設定内容 を保存して設定が終了します。 刈高の設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「HOC」があります。 • 右側のボタンを使用して、刈高を選択してく ださい。 • 中央の右側のボタンを使って、適当な刈高を設 定してください。ご希望の通りの刈高が表示さ れない場合には、表示されている数値の中から 最も近いものを選んでください。 • 設定が終了したら左ボタンを押すと、設定内容 を保存して設定が終了します。 前後のリール速度の設定方法 前後のリールの速度は、刃数、刈り込み速度および 刈高からインフォセンターが自動的に計算します が、いろいろな刈り込み条件に対応するために速 度設定を手動で変更することができるようになっ ています。 • リール速度設定
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 仕様 ReelMaster® 5410 ReelMaster® 5510 ReelMaster® 5610 移動走行時の幅 228 cm 233 cm 233 cm 刈幅 254 cm 254 cm 254 cm 長さ 282 cm 282 cm 282 cm 高さ 160 cm 160 cm 160 cm ウェイト 1,136 kg 1,222kg 1,276kg エンジン クボタ 35.5 hp クボタ 35.5 hp クボタ 44.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユ ニットを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取っておくこと。 エンジンオイルの量を点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 図 27 1. 油 量: 約 5.2 リットルフィルタ共 以下の条件を満たす高品質なエンジンオイルを使用 してください 4. • API 規格CH-4, CI-4 またはそれ以上のクラス。 • 推奨オイル SAE 15W-40 -18℃以上 • 他に使用可能なオイルSAE 10W-30 または 5W-30 全温度帯 ディップスティック ディップスティックをもう一度引き抜いて、 オイルの量を点検する。 注 FULL マークまであればよい。 5.
冷却系統を点検する 燃料を補給する 通気スクリーン、オイルクーラ、ラジエター正面に たまっているごみを毎日清掃してください。非常に ホコリの多い条件で使用しているときには、より頻 繁に清掃してください。 刈り込み・移動走行切り換 えレバー (ページ 19)を参照してください。 硫黄分の少ない微量500 ppm 未満、または極微量15 ppm 未満の新しい軽油またはバイオディーゼル燃 料以外は使用しないでください。セタン値が 40以 上のものをお使いください。燃料の劣化を避ける ため、180日以内に使いきれる程度の量を購入す るようにしてください。 ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日、エンジンを掛ける 前に、補助タンクにある冷却液の量を点検してくだ さい。リールマスター 5410 および 5510 の冷却シス テムの容量は 6.6 リットル、リールマスター 5610 の 冷却システムの容量は 9.
1 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 30 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 G021210 図 30 1. 運転時には必ず適切な排気システムを取り 付け正常な状態で使用すること。 • 燃料タンクのキャップ 4. 補給管の下まで軽油を入れる。 5.
11 以上 FZG, フェールステージ 500 ppm 最大 水分含有量新しい液 産業規格 Vickers I-286-S, Vickers M-2950-S, Denison HF-0, Vickers 35 VQ 25 (Eaton ATS373-C) 車両用に製造されている適切な油圧オイル産業プラ ント用の油圧オイルではありません。マルチウェ イト・タイプの ZnDTP または ZDDP アンチウェア 磨耗防止剤入りの製品アッシュレスではありませ んを使用してください。 3. 補給口の首からディップスティックを抜き、 きれいなウェスでていねいに拭う。もう一度 首に差し込んで引き抜き、オイルの量を点検 する。FULL 位置まであればよい。燃料を入れ すぎないでください。 4. 油量が少なければFULLマークまで補給する。 5.
ポンプとインジェクタの間にエアが入っている可 能性があります 燃料インジェクタからのエア抜き (ページ 42)を参照してください。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火 爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料が 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 1.
2. 3. 更に調整が必要な場合は、「設定メニュー」 で F Reel RPM、R Reel RPM またはその両方ま でスクロールする。 右側のボタンを使用して、リール速度を変更す る。設定の変更をしているとき、ディスプレイ には、刃数、刈り込み速度および刈高に基づい て計算された以前と同じリール速度が表示され ているが、新しく入力した値も表示される。 3. もう一方のスプリングにも同じ作業を行う。 旋回時の昇降アームの高さを調 整する 1. 注 ターフの条件に合わせて、リールの回転速 度を変えて構わない。 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2. 昇降アームのカウンタバランスを 調整する 昇降アームのスイッチは、油圧のメインタン クの下にある右前昇降アームの後ろ側に装着 されている 図 34 。 3.
• 前各前輪の内側、アクスルチューブの下に ある四角いパッド 図 36 図 35 1. 車体前部のジャッキアップ・ポイント 図 36 後後アクスルの四角いアクスルチューブ • 1. 移動走行を行うとき 車両前部のロープ掛けポイント • 後車両の左右側それぞれの後フレーム図 37 マシンの移送には十分に強度のあるトレーラやト ラックを使用してください。トレーラやトラック には、法令で定められたブレーキ、灯火類やマー クを必ず取り付けてください。安全に関する注意 事項はすべてよく読んでください。あなたご自身 やご家族、ペット、周囲の人を事故から守るため の情報です。 警告 公道上を走行する場合には、適切な方向指示 器、反射器、表示、低速車表示などが定められ ており、これらを遵守しないと危険である。 公道上などを走行しないこと。 移送に際しての準備 1. 図 37 トレーラを使用する場合には、トレーラを牽 引車両に接続した後、安全チェーンを掛けて ください。 2. ブレーキを使用する場合には、ブレーキの接 続を行なってください。 3.
また、歩み板は、傾斜が15度以下となるような十分 に長いものを使ってください図 38。角度が大きすぎ ると機体の底部をこすって装置が破損する恐れが あります。また、後ろに転倒する危険性も高くな ります。法面上や法面の近くでトラックやトレー ラに積み込む場合にはトラックやトレーラが坂下 になるように駐車して作業してください。これに より歩み板の角度を小さくすることができます。 トレーラやトラックは、できるだけ荷床面が水平 になるように駐車してください。 重要 歩み板の上では旋回動作をしないでください 転 落する危険があります。 警告 マシンをトレーラなどに搭載する作業は、機 体を転倒させる危険をはらんでおり、万一そ のような事故が起こると死亡事故など重大な 人身事故となる。 • • 図 38 歩み板の上を運転する場合には安全に十分 に注意すること。 を立 て 、 シ ー ト 積 み 込 み 作 業 中 は 必 ず ROPSを ベルトを着用して運転すること。箱型のト が天 井 に レ ー ラ に 積 載 す る 場 合 に は 、 ROPSが 引っかからないことを確認すること。 歩み板と路面との角度、およ
インタロック・スイッチの動作を点 検する インタロックスイッチは、走行ペダルがニュートラ ル位置、リール回転スイッチが停止回転禁止位置、 リールコントロールレバーがニュートラル位置の 時にのみエンジンの始動を許可します。また、走 行ペダルが踏まれた状態でオペレータが座席を離 れるとエンジンを停止させます。 注意 インタロック・スイッチは安全装置であり これ を取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしないこ と。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 図 39 1. 2. バイパスバルブ エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉め る。ただし、バルブの締め付けトルクが 711Nm 1.01.5kg.
移動走行モードでの運転 ば、ECMから適切に出力信号が出力されてい ると判断してよい。 芝刈りが終ったらリール回転スイッチを「停止」と し、カッティングユニットを上昇させてから移動を 開始します。刈り込み/移動走行切り替えレバーを 移動走行にセットしてください。狭い場所を通り 抜ける時、カッティングユニットをぶつけて損傷 しないよう十分注意してください。斜面の通行に は最大の注意を払ってください。また、転倒事故 を防止するために、法面での速度の出しすぎや急 旋回に十分注意してください。下り坂ではハンド リングを安定させるためにカッティングユニット を下降させてください。 注 出力ランプが点灯しない場合には、その出力に必 要な入力スイッチがすべて正常に作動しているかど うかを調べる。さらに、そのスイッチが正常に機能 しているかを点検してください。 出力表示に異常がないのに、マシンがその通りに動 作しないという場合、その故障は電気系統以外の原 因で発生している。必要な修理を行う。 油圧バルブソレノイドの機能 以下に油圧マニホルドにある各ソレノイドの機能を 示します。各機能ともソレノイドに通電したとき に行
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを 95-122 N·m(9.5-12.2 kg.m)にトルク締めする。 使用開始後最初の 8 時間 • オルタネータベルトの磨耗と張りの点検を行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを 95-122 N·m(9.5-12.2 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 インタロックの動作 ブレーキの動作 エンジン・オイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタのインジケータの表示 ラジエターとスクリーンの汚れ エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検 エアフィルタのインジケータの表示2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作 リールとベッドナイフの摺り合わせ 刈高の調整の点検 グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
注 配線図や油圧回路図はオンラインで入手可能ですwww.Toro.
• 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 43 • カッティングユニットのキャリア・フレームと ピボット 各 (図 44) • アクスルのステアリングピボット1ヶ所 図 47 図 47 • ステアリング・シリンダのボール・ジョイン ト 2ヶ所 図 48 図 44 • 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 45 図 48 図 45 • • 後アクスルのタイ・ロッド2ヶ所 図 46 ブレーキ・ペダル1ヶ所(図 49)。 G011615 図 49 図 46 39
エンジンの整備 フィ ル さえて確実にボ ディーに密着させる。フ タの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 エア・クリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損していれば交換してくださ い。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。 エア・クリーナの整備はインジケータ図 50が赤色 になってから行ってください。早めに整備を行っ ても意味がありません。むしろフィルタを外した ときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が 大きくなります。 図 51 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着してい るのを確認してください。 1. エアクリーナのカバーをボディーに固定して いるラッチを外す(図 50)。 1. 2. エア・クリーナのカバー エア・クリーナのフィルタ 3. エア・クリーナのインジケータ 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レット・バルブを外し、内部を清掃して元通 りに取り付ける。 5.
3. オイルフィルタ図 53を外す。 図 54 図 53 1. スロットル・ケーブルのピ ボット 3. ハイアイドルストップ 2. インジェクション・ポンプの レバー・アーム 4. スロットル・ケーブルのコネ クタ 3. インジェクションポンプレバーのアームをハ イアイドルストップに当てる図 54。 4. スロットル・ケーブルを引いてたるみをなく した状態にし、スロットル・ケーブル・コネ クタを締め付ける。 オイル フィルタ 4. 新しいフィルタのシールにきれいなエンジン・ オイルを薄く塗る。 5. アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガ スケットがアダプタに当たるまで手でねじ込 み、そこから更に 1/2 回転増し締めする。 注 締めるとき、ケーブルコネクタが、燃料噴 射ポンプ・レバーのアーム上で自由に回転で きることを確認してください。 5. 重要 フィルタを締め付けすぎないでくださ い。 6. 1. クランクケースにオイルを入れる エンジンオ イルの量を点検する (ページ 26)を参照。 スロットルの調整 1.
燃料系統の整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料が 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 図 55 1. 燃料フィルタ・水セパレータ 3. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐ う。 4. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに 拭く。 5. ガスケットに薄くオイルを塗る。 燃料タンクの内部清掃 6. ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ 込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 7.
電気系統の整備 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を行 本の ケ ー ブ ル を 両 方 と う 時 に は 、 バ ッ テ リ ー か ら 2本 も、電子コントロール モジュールからのワイヤ ハー 本と も 、 そ し て オ ル タ ネ ー タ か ら の タ ー ミ ネ ス を 2本 ナル・コネクタを外してください。 バッテリーの整備 警告 図 56 1. カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 燃料インジェクタ 2. 始動キーを ON 位置に回し、接続部から流れ 出る燃料が泡立たなくなるのを待つ。エアが 抜けて燃料のみが流れ出てくるようになった らキーをOFFに戻す。 3. パイプをしっかり締め付ける。 4.
ヒューズの点検 走行系統の整備 全部で8本のヒューズを使用しています。ヒュー ズブロックは、コントロールアームのアクセスパネ ルの裏側にあります図 57。 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすよう でしたら調整が必要です。調整が必要な場合は、以 下の要領で行います 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を下降させ、エンジンを停止させる。 2. 機体前部をジャッキアップして前タイヤを床 から浮かす。落下事故防止のために、ジャッ キスタンドや支持ブロックなどを使って機体 をサポートする。 注 WD モデルでは後輪も浮かせてください. 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション 調整カムのロックナットをゆるめる図 59。 図 57 1. ヒューズ・ブロック 図 59 1. ロックナット 2. トラクション調整カム 図 58 警告 トラクション調整カムの最終調整は、エン ジンを回転させながら行う必要がある。危 険を伴う作業であるから、 マフラーなどの高温部分や回転部、可動 部に顔や手足を近づけぬよう十分注意す ること。 44 4.
7. 冷却系統の整備 試験運転で調整クリーピングがなくなってい ることを確認する。 冷却部の清掃 後輪のトーインの調整 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向け る。 2. 各タイロッド図 60の端についているジャム ナットをゆるめる。 吸気スクリーン、オイル・クーラ、ラジエターは 毎日清掃してください悪条件下で使用している場 合はより頻繁に 。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところの ねじは左ねじですから注意してください。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エンジン部を丁寧に清掃する。 3. クランプをゆるめ、後スクリーンを開く図 61。 図 60 1. ジャム・ナット 2. タイ ロッド 3. レンチ用のスロット 図 61 3. レンチ用スロットを利用して、タイロッドを 回転させる。. 4. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測るアクスルの高さ位置で計測。後ホ イールの前側で測定した距離が、後側での測 定よりも 6mm 小さければ適正である。 5. 1.
ブレーキの整備 駐車ブレーキの調整 ブレーキペダルの「遊び」図 64が 2.5cm以上となっ たり、強く踏み込まないとブレーキの効きが悪いと 感じられるようになったら、調整を行ってくださ い。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでから抵 抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 図 62 1. 6. オイルクーラ 2. オイルクーラのラッチ オイルクーラとラジエターの裏表を図 63圧縮 空気で丁寧に清掃する。 図 64 1. 遊び 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッ シュ ギアのガタ を利用してドラムを前後にゆす り、ドラムが何にも接触していないことを確認し てください。 1. 遊びを減らすブレーキを締めるには、ブレー キケーブルのネジ山の前ナットをゆるめ、後 ろのナットを締める (図 65)。 1 2 図 63 1. ラジエター 図 65 7. オイルクーラを元に戻し、ラッチで確実に固 定する。 8. スクリーンを閉じ、ラッチを掛ける。 1. ブレーキケーブル 2. 前ナット 2.
駐車ブレーキラッチの調整 ベルトの整備 駐車ブレーキがかからない、ラッチがかからない状 態になったらブレーキ爪の調整が必要です。 初日の運転が終了したらオルタネータベルトの状 態と張りの点検調整を行い、その後は100運転時間 ごとに点検調整します。 1. 駐車ブレーキのツメをフレームに固定してい るネジ2本をゆるめる(図 66)。 オルタネータベルトのテンション 調整 1. フードを開ける。 2. オルタネータ側プーリとクランクシャフト側 プーリ間の中央部でオルタネータベルト 図 67を指で10kg程度の力で押してベルトの張り を点検する。 2 4 1 3 図 66 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ 2本 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるま で駐車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 66). 3. ネジを 2 本とも締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを 解除する。 5. 調整を確認し、必要に応じて再調整する。 図 67 1. 2.
油圧系統の整備 油圧フィルタの交換 インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が表 示されます図 69。エンジンが常温運転中温度で作動 しているときにインジケータの表示が緑色のゾーン にあれば交換は不要です。表示が赤色の領域に入っ たら、油圧フィルタを交換してください。 油圧オイルの交換 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。オ イルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を 洗浄する必要がありますので、Toro 代理店にご連 絡ください。汚染されたオイルは乳液状になった り黒ずんだ色になったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンク図 68の下についているフィッティング の下に、オイルを受ける大型の容器を置く。 図 69 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2.
警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 図 71 1. • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。 油圧フィルタ 3. フィルタを外す。 4. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを 薄く塗る。 5. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 6. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタ を手でねじ込み、そこからさらに1/2回転締 め付ける。 7. もう1つのフィルタについても、同じ要領で 作業を行う。 8. エンジンを始動して 2 分間運転し、システム 内のエアをパージする。 9.
カッティングユニットの保守 1 カッティングユニットのバックラップ 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 注 バックラップの時は、前ユニット、後ユニットが それぞれ共に回転します。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛け、リール回転許可スイッチを「回転 禁止」にセットする。 2. ラッチのロックを外してフードを開けるとバッ クラップレバーが見える図 75。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバッ クラップ用に設定するカッティングユニット の オペレーターズマニュアル を参照。 4. エンジンを始動し、アイドル回転にセットす る。 g021221 1 図 73 1.
8. 9. 保管 リールの回転が止まってしまったり、回転が 一定しない場合には、安定する速度までバッ クラップ速度を少しずつ上げていき、安定し たところから希望する速度まで戻す。 トラクションユニットの整備 バックラップ中にカッティングユニットの調 整を行う場合は、必ず、ジョイスティックを 後ろに倒してリールを停止し、リール回転ス イッチを回転禁止にセットしてからエンジン を停止させる。調整が終ったら4-8を行う。 1 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する全部のタイヤ空気圧を 83-103 kPa0.84-1.05 kg/cm2=12-15 psiに調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う A.
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