Form No. 3355–875 8 & 11枚刃 7インチ・リール DPA カッティングユニット Reelmaster® 5510 & 5610 トラクションユニット用 Model No. 03681—Serial No. 260000001 and Up Model No. 03682—Serial No.
• はじめに 図2 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に 理解し、他人に迷惑の掛からない、そして適切な方法でご 使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのは お客様の責任です。 1. 危険警告記号 重要 この他に2つの言葉で注意を促しています。 は製品の構造などについての注意点を、 注: はそのほか の注意点を表しています。 弊社のウェブサイトwww.Toro.
安全 ず長ズボンと頑丈な靴を着用してください。安全メガ ネ、安全靴、およびヘルメットの着用をおすすめしま す。地域によってはこれらの着用が義務付けられていま す。 危険防止や安全管理は、機械の運転、輸送、整備、保管に 関わる人々全員の正しい意識、配慮、訓練にかかっていま す。不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、死亡 や負傷などの人身事故につながります。事故を防止するた め、以下に示す安全上の注意を必ずお守りください • 作業場所をよく確認し、リールにはね飛ばされる危険 のあるものはすべて取り除いてください。作業場所から 人を十分に遠ざけてください。 • カッティングユニットが硬いものに当たったり、異常な 振動をしたりした場合は、すぐに作業を停止し、エンジ ンを止めてください。機体や部品に損傷が発生してい ないか点検してください。損傷や異常があれば修理を 行い、それまでは作業を再開しないでください。 • 絶対に、カッティングユニットを子供に触らせないでく ださい。大人であっても適切な訓練を受けていない人 には、トラクションユニットの運転やカッティングユニ ットの操作をさせないでください
組み立て 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 付属部品表 チャート 注: 組み立てに必要な部品がそろっているか以下の表で確認してください。 手順 名称 数量 用途 1 カッティングユニット 1 カッティングユニットを取り付けます。 2 必要なパーツはありません – カッティングユニットを立てるときにはキックスタン ドを使用します。 3 必要なパーツはありません – 後シールドを調整します。 4 必要なパーツはありません – カウンタ・ウェイトを取り付けます。 書類等およびその他のパーツ 名称 パーツカタログ オペレーターズマニュアル 認証証明書 数量 1 1 1 用途 以下の文書をよく読み、適切な場所に保管してください。 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 確認 2 カッティングユニットのキックス タンド このステップに必要なパーツ: カッティングユニット 必要なパーツはありません カッティングユニットの梱包を解いたら、以下のことを確認 してください: 手順 ベッドナイフやリールを見るためにカッティングユニットを 立てる場合には、
図4 図3 1. 後シールド 1. カッティングユニットのキックスタンド 2. キャップスクリュ 3 後シールドを調整する 4 カウンタ・ウェイトを取り付ける 必要なパーツはありません 必要なパーツはありません 手順 手順 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈りカスを前に 排出する)のがベストです。濡れ芝などのように草が非常に 重い時はシールドを開ける方が良い場合もあります。 どのカッティングユニットも、カウンタ・ウェイトをカッティ ングユニットの左側に取り付けて出荷しています。下の図 で、リール・モータとカウンタ・バランスとの位置関係を確認 してください。 1. 後シールド(図 4)を開けるには、シールドを左サイド プレートに固定しているキャップスクリュをゆるめ、シ ールドを開位置にセットし、キャップスクリュを元のよう に締めてください。 図4 A= モータ B = ウェイト 1.
図6 1. カウンタ・ウェイト 2. カッティングユニット右側のベアリング・ハウジングにつ いているプラスチック製のプラグを外す(図7)。 3. 右サイド・プレートからキャップスクリュ(2 本)を抜く。 (図7) 図7 1. プラスチック製プラグ 2. キャップスクリュ(2本) 4. 先ほど取り外したキャップスクリュ2本を使って、カッテ ィングユニット右側にカウンタ・ウェイトを取り付ける。 5.
仕様 主な仕様 トラクタ Reelmaster 5510 & 5610 トラクションユニット用カッティングユニット 刈高 ユニット左右にある垂直ねじによって前ローラを上下させて刈高を調整し、ロック・ネジ で固定する。 刈高調整範囲 作業台で設定した場合の標準的な刈高範囲は 0.250 インチ(3 mm)から 1.00 インチ (25 mm) ; 高刈りキットを取り付けた場合の刈高範囲は 1.00 インチ(25 mm) から 1.
カッティングユニット用アクセサリ とキット (パーツカタログでパーツ番号をご カラー・キット(ローラ 1 本に 6 個必要) : 暖地型の芝草 (バミューダ、ゾイシア、パスパラムなど)で、オーバーラッ プ・マークができる場合に有効です。通常の溝付きローラ に取り付けて使用しますが、ショルダ・ローラよりもあたり が軟らかいのが特長です。 確認ください)。 注: 特に明記しない限り、どのアクセサリもカッティング ユニット1台あたりに1つ必要です。 短い後ローラ: 寒地型の芝草(ベント、ブルーグラス、ライ グラスなど)で、ダブル・ローラ・マークができる場合に有 効です。 集草箱キット: カッティングユニットに取り付けて刈りか すを収集します。 前用フル・ローラ: よりはっきりとしたストライプを作り たい(同じ方向に繰り返し刈る)場合に有効ですが、実効 刈高がわずかに高くなりカットのクオリティがわずかに下 がります。 後部昇降シリンダ・キット 1 トラクタにつき 1 キット; カ ッティングユニットに集草箱を取り付けた場合に必要で す。集草箱がトラクタのフレームに当たらないように後部 のカッティングユニ
運転操作 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 調整 リールと下刃の調整を行う 図9 リールと下刃の調整は、ユニット上面にあるベッド・バー調 整ネジで行います。 4. この作業をリールの反対側の端でも行い、新聞紙で確 認して必要に応じて調整する。 1. ユニットを水平で平らな作業台の上に置く。ベッド・バ ー調整ネジを左に回して、リールと下刃の接触を完全に なくす(図 8)。 5. 両側とも調整ができたら最終確認を行う:紙片をリー ルの前から差し込んだ時にははさむだけ、下から差し 込むと切れるのが適切な調整である(図 9)。リール と下刃のごくわずかの接触で紙が切れなければいけ ない。接触を強くしないと切れない(リールが新聞紙 を強く挟み込まないと切れない)場合には、鋭利な刃 先を取り戻して精密なカットができるようにバックラ ップか研磨を行うことが必要である(Toroリール・モア とロータリー・モアのための研磨マニュアル Form No. 80–300PT を参照)。 後ローラを調整する 1.
4. サイドプレート取り付けフランジとスペーサから、ロー ラとボルトを外す。 5. スペーサを、ローラ・ブラケットの上にしてボルトに通 す。 6. ローラ・ブラケットと2枚のスペーサとを、サイドプレート 取り付けフランジの下側に、ボルトで取り付ける。 7.
図 13 1. 昇降チェーン 2. Uブラケット 3.
刈高 チャート 刈高の設定 0.250” 0.375” 0.500” 0.625” 0.750” 0.875” 1.000” 1.125”* 1.250” * 1.375” * 1.500” * 1.625” * 1.750” * 1.875” * 2.
刈り高の調整 注: 刈高を 25 mm 以上に設定するには高刈りキットが 必要です。 1. 刈り高アームをカッティングユニットのサイドプレート に固定しているロックナットをゆるめる(図14)。 図 16 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ頭 がリールにぴったりと掛かっているのが正しい調整状 態です。下刃の左右端でこの状態となるように調整して ください。 図 14 1. 刈高アーム 2. ロックナット 3. 調整ネジ 2. ゲージバー(図15)のナットをゆるめ、調整ネジを希望 の刈り高に合わせる。ネジ頭の下からバーの表面までの 距離が刈り高となる。 5. ナットを締めて調整を固定する。締めすぎないように 注意すること。ワッシャの遊びがなくなればよい。 注: 以下の表により、希望する刈高に最も適したベッド ナイフを決定してください。 推奨ベッドナイフ選択チャート 5 1. 2. 3. 4. 5. 図 15 ゲージバー 刈高調整ネジ ナット グルーマ搭載時の刈高調整に使う穴 使用しない穴 3.
カッティングユニットの特性 このカッティングユニットではデュアル・ノブ方式によって ベッドナイフとリールの調整を行うようになっており、最適 の調整を簡単に手早く行うことができます。また、このデュ アル・ノブ方式では非常に正確な調整ができますので、ベ ッドナイフとリールとが相互に研磨しあうようになり、鋭利 な刃先が長持ちして、高品質な刈りを長時間持続させるこ とができ、バックラップの頻度を大幅に減らすことができ ます。 カッティングユニットの毎日の調整 毎日の芝刈りの前に、また必要に応じて、各カッティングユ ニットのリールとベッドナイフの接触状態を点検してくださ い。この点検は、前日の調子に係わりなく毎回行うことが 非常に大切です。 1. 平らな固い床の上にカッティングユニットを降ろし、エ ンジンを停止、キーを抜き取る。 図 18 1. ベッドナイフ右端に形成された面取り部 注: 面取り部を大きくしすぎるとボサボサした刈りになる 場合がありますから注意が必要です。 2.
保守 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 潤滑 1台のカッティングユニットに 6ヵ所のグリスポイントがあ りますから(図19)、それぞれのポイントに No.2 リチウム 系汎用グリスを補給してください。 グリスポイントは、前ローラ(2ヶ所)、後ローラ(2ヶ所)、 リール・ベアリング(2ヶ所)です。 重要 ユニットを水で洗浄した場合はすぐにグリ スアップしてください。ベアリング内から水を追い出して おくことにより、ベアリングの寿命を延ばすことができま す。 図 20 1. ベッドナイフ調整ノブ 2. ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた手袋をして、 カッティングユニットの刃の部分をつかみ、リールを左 右に揺すってガタがあるかどうかを調べる(図21)。 1. グリス・ニップルの周囲をウェスできれいに拭く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリングの逃が しバルブからはみ出してくるまでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 図 21 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する: A.
注: リール・ベアリングに予負荷を掛ける 必要はあり ません。リール・ベアリング調整ナットを締め付けすぎ るとベアリングを破損しますから注意してください。 4. ベアリング・ハウジングにベアリング調整ナットを固定し ている固定ネジを締め付ける。0.13~0.17 kg.m にトル ク締めする。 ベッド・バーの整備 ベッド・バーの取り外し 1. ベッド・バー調整ネジを左に回してベッドナイフとリール の接触をなくす(図23)。 図 25 1. ベッド・バー・ボルト 2. ナット 3. スチール製ワッシャ 4. ナイロン製ワッシャ 図 23 1. 2. 3. 4. ベッド・バー調整ネジ スプリング・テンション・ナット ベッド・バー ワッシャ 2. スプリング・テンション・ナットをゆるめて、ワッシャがベ ッド・バーにまったく押し付けられていない状態にする (図23)。 3. ベッド・バー・ボルトを固定しているロックナット(機体 両側)をゆるめる(図24)。 ベッド・バーの取り付け 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの間にベッド・バー の固定用「耳」を入れる。 2.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両 社の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材 質上または製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間 のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施 いたします。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無 料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業 工賃、部品代、運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された 時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊 社代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客 様から連絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service Department Toro Warranty Company 8111