Form No. 3376-901 Rev B Reelmaster® 5410-D & 5510-D ト ラクションユニット シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03672—シ シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03687—シ 製品の登録は www.Toro.com.
におたずねください。お問い合わせの際には、必ず製 品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。モ デル番号とシリアル番号はフレームの左側、フットレス トの下に取り付けた銘板に表示されています。いまの うちに番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気には発癌性や先天性異常などの原因とな る物質が含まれているとされております。 モデル番号 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すための 警告記号図 1を使用しております。死亡事故を含む重 大な人身事故を防止するための注意ですから必ずお 守りください。 地域によっては、この機械の使用に当たり、本機のエ ンジンにスパークアレスタを取り付けることが義務付け られておりますので、この機械のマフラー・アセンブリに はスパ
目次 ディーゼル酸化触媒DOCとすすフィルタの整 備............................................................47 燃料系統の整備 ................................................... 47 ウォーターセパレータの整備 .............................. 47 エンジン側燃料フィルタの整備..........................48 燃料ラインとその接続の点検 ...........................48 燃料ピックアップチューブのスクリー ン ............................................................48 電気系統の整備 ................................................... 48 バッテリーの整備 ..........................................48 ヒューズ....................
安全について 運転の前に 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵 守事項は必ずお守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる注意事項 を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 • 作業には頑丈な靴と長ズボン、および聴覚保護具 を着用してください。長い髪、だぶついた衣服、 装飾品などは可動部に巻き込まれる危険がありま す。また、裸足やサンダルで機械を運転しないで ください。 • 機械にはね飛ばされて危険なものが落ちていない か、作業場所をよく確認しましょう。 • 警 告 燃料は引火性が極めて高い。以下の注意を必 ず守ってください。 安全な運転のために – 燃料は専用の容器に保管する。 以下の注意事項はCEN規格EN 836:1997,ISO規格 5395:1990 およびANSI規格B71.
• • • • • • • • • • • • • • – マニュアルに指示があれば、カウンタバランス やホイールバランスを使用すること。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らない ようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するときは 通行に注意しましょう。 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回転 を止めてください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に気を付 け、人に向けないようにしてください。また作業中 は機械に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられていない 状態のままで運転しないでください。インタロック装 置は絶対に取り外さないこと、また、正しく調整し てお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。規定以上 の速度でエンジンを運転すると人身事故が起こる 恐れが大きくなります。 運転位置を離れる前に – 平坦な場所に停止する – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させる – ギアシフトをニュートラルに入れ、駐車ブレー キを掛ける – エンジンを止め、キーを抜き取る。 移動走行
• 移動走行時にはカッティングユニットを上昇させて ください。 • エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、マフ ラー、排気管などに触れると火傷の危険がありま すから手を触れないでください。 • 斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなったりした 時は、絶対にターンしないでください。必ずバック で、ゆっくりと下がって下さい。 乗用芝刈り機を安全にお使い い た だ く た め に TORO か ら の お願い • 人や動物が突然目の前に現れたら直ちにリール停 止注意力の分散、アップダウン、カッティングユ ニットから飛びだす異物など思わぬ危険がありま す。周囲に人がいなくなるまでは作業を再開しな いでください。 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれ ていませんが、Toroの芝刈り機を安全に使用していた だくために必ずお守りいただきたい事項です。 保守整備と格納保管 • 可動部に手足を近づけないよう注意してください。 エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能 な限り避けてください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテ
音力レベル この機械は、音力レベルが 103 dBA であることが確 認されています ただしこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 音圧レベル この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レベ ルが 86 dBA であることが確認されています。ただしこ の数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 0.98 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.66 m/s2 不確定値 K = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施され ています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.31 m/s2 不確定値K = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-7272 93-7272 1. ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 decal93-6696 93-6696 1. 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 負荷が掛かっている危険 オペレーターズマニュアル を読む こと。 decal110-9642 110-9642 decal106-6754 106-6754 1. 警告高温部に触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 decal110-0986 110-0986 1. 駐車ブレーキの操作方法ブレーキペダルと駐車ブレーキ ペダルを踏み込む。 2.
r:\decal110-8869 110-8869 1. r:\decal117-0169 117-0169 1. 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 4. ヘッドライト 10 A 電源 10 A 電源ソケット 10 A 5. エンジン始動 15 A 6. エアライドシートサスペンションオプション 10 A 7. コンピュータによるエンジン管理回路 C 10 A 8. コンピュータによるエンジン管理回路 B 10 A 9. コンピュータによるエンジン管理回路 A 10 A 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 2. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしな いこと下り坂ではカッティングユニットを下降させることROPS 横転保護バーとシートベルトを使うこと。ROPS を立てて運転 中は必ずシートベルトを着用すること。 4.
decal110-8924 110-8924 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読みトレーニングを受け ること 2. 異物が飛び出す危険 人を近づけないこと 3. 警告 ― 斜面に駐車しないこと平らな場所で、駐車ブレーキ を掛け、カッティングユニットを下降させ、エンジンを停止さ せ、マシンから離れる場合にはキーを抜き取ること 4. 転倒の危険 ― 旋回する時は速度を落とすこと高速でター ンしないこと下り坂ではカッティングユニットを下降させるこ とROPS横転保護バーとシートベルトを使うこと。 5. 警告 オペレーターズマニュアル を読むことこのマシンを牽 引しないこと decal125-8754 125–8754 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. r:\decal110-8973 切 6. 低速 7. カッティングユニット下降 8. カッティングユニット上昇 9. オペレーターズマニュアル を読むこと。 110-8973 CE用に P/N 110-8924 の上から貼り付ける 5.
decal125-2927 125–2927 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 2 3 4 5 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 必要なパーツはありません。 – ステップの高さを調整します。 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 前ホースガイド 右 前ホースガイド 左 1 1 カッティングユニットを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – ターフ補正スプリングを調整します。 6 カッティングユニットのキックスタンド 1 カッティングユニットにキックスタンドを 取り付けます。 その他の付属品 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 運転をする前にオペレーターズマニュアルを読んでください。 エンジンマニュアル 1 エンジン関係の情報を調べるための資料です。 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください 刈り込み性能確認ペーパー 1 カッティングユニットの下刃とリールの刃
3. 1 機体の反対側でも同じ作業を行う。 3 タイヤ空気圧を調整する コントロールアームの位置を 調整する 必要なパーツはありません。 手順 必要なパーツはありません。 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。運 転前に正しいレベルに下げてください。適正圧は前・ 後輪とも8341kPaです。 手順 重要 各タイヤがターフに均等に着地するよう、全部の オペレータが運転しやすいように、コントロールアーム の位置を調整することができます。 タイヤを同じ圧力に調整てください。 1. 2 コントロールアームをリテーナブラケットに固定し ている2本のボルトをゆるめる図 3。 ステップの高さを調整する 必要なパーツはありません。 手順 オペレータが乗り降りしやすいように、ステップの高さを 調整することができます。 1. ステップのブラケットをトラクションユニットのフレー ムに固定しているボルト2本を外す図 2。 g004152 図3 1. コントロールアーム 2. リテーナブラケット 2. g003959 図2 1. 2. ステップ 2.
4 カッティングユニットを取り付 ける g003949 図5 この作業に必要なパーツ 1 前ホースガイド 右 1 前ホースガイド 左 1. ターフ補正スプリング 2. ロッドブラケット 4. 出荷用ブラケットからリールモータを取り出す。 出荷用のブラケットを外して破棄する。 カッティングユニットをカートンから取り出す。同 梱されているカッティングユニット用 オペレーター ズマニュアル に従って、希望の設定に組み立 て、調整を行う。 カウンタウェイト(図 4) を、決められている側に 取り付けるカッティングユニットの オペレーター ズマニュアル を参照。 スプリングチューブ B. スプリングチューブのボルトをキャリアフレー ムのタブに固定しているフランジナット図 5を 外し、アセンブリを取り外す。 C. スプリングチューブのボルトを、反対側のキャ リアフレームのタブに取り付け、フランジナッ トで固定する。図 6に示すように、ボルトの頭 部がタブの外側を向くように取り付けること。 手順 1. 2. 3. 3. g003967 図6 1.
g015160 図8 1. ホースガイド図は #4 用 2. ロッドブラケット 3. ナット g019284 図9 1. ホースガイドは、それぞれ中央カッティングユニットに向かって傾斜するのが正しい。 注 カッティングユニットをトラクションユニット に取り付ける時には、ロッドブラケットの隣 にあるスプリングロッド穴にヘアピンコッター を、忘れずに取り付けてください。カッティン グユニットをトラクションユニットに取り付けて いない時には、ロッドの端部にある穴にヘア ピンコッターを忘れずに取り付けてください。 6. 全部の昇降アームを完全に下降させる。 7.
g003979 図 12 1. 昇降アームのピボットシャフトのリンチピンとワッシャ g003975 図 10 1. 8. スナッパピン 2. B. 昇降アームのヨークをキャリアフレームのシャ フトに通す 図 11 。 C. 昇降アームのシャフトを昇降アームに差し込 み、ワッシャとリンチピンで固定する図 12。 キャップ フロントに取り付けるカッティングユニットは、昇 降アームの下に入れるときにキャリアフレームの シャフトを立てて昇降アームのピボットヨークに 挿入する 図 11 。 10. キャリアフレームのシャフトと昇降アームのヨー クにキャップを通す。 11. スナッパピンを使って、キャップとキャリアフレー ムのシャフトとを昇降アームのヨークに固定する。 カッティングユニットをステアリングモードで使う場 合はスロットを使い、固定モードで使用する場合 には、穴を使う図 10。 12.
重要 リールモータのホースがねじれたり、折れた り、はさまれたりしないように注意してください。 g003863 図 15 1. ターフ補正スプリング 3. スプリングロッド 2. ヘアピンコッター 4. 六角ナット スプリングロッド前部の六角ナットを締めて、スプ リング圧縮状態の長さが以下の通りになるように するリールマスター5410の5インチカッティングユ ニットでは 12.7 cmリールマスター5510の7インチ カッティングユニットでは 15.9 cm図 15。 2. g004127 図 14 1. リール駆動モータ 2. 取り付けボルト 注 アップダウンの激しい場所で使用する時には、 スプリングの長さを 12.
製品の概要 g003985 図 16 1. g003945 図 18 カッティングユニットのキックスタンド スタンドを立てたら、スナッパピンでキックスタンドを チェーンブラケットに固定します図 17。 座席 1. エンジンフード 2. 運転席 6. 前カッティングユニット 3. コントロールアーム 7. 後カッティングユニット 4. ハンドル 5. 各部の名称と操作 座席調整ノブ 座席調整レバー図 19は、運転席の前後位置の調整を 行います。座席調整ノブは、オペレータの体重に合わ せて調整を行います。調整のできたところで体重ゲー ジインジケータに表示が出ます。身長調整ノブは、オ ペレータの身長に合わせて調整を行います。 g004144 図 17 1. チェーンブラケット 2. スナッパピン 3. カッティングユニットのキッ クスタンド g003954 図 19 1. 体重調整ゲージ 3. 身長調整ノブ 2. 体重調整ノブ 4.
エンジン速度スイッチ します。刈り込みを行っていない時負荷が掛かってい ない時には、ペダルを一杯に踏み込むと最高走行速度 になりますすエンジンの速度設定はハイアイドル位置。 エンジン速度スイッチ図 21は、2つのエンジン速度 モードを切り換えます。スイッチを軽くたたくと、エンジ ン速度を100 rpmずつ増加または減少させることがで きます。スイッチの端を押し下げてそのまま保持する と、エンジンは自動的にハイ・アイドルまたはロー・ア イドルになります。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に戻 り、走行を停止します。 g021208 図 21 g003955 図 20 1. 走行ペダル 4. ブレーキペダル 2. 刈り込み速度リミッタ 5. 駐車ブレーキ 3. スペーサ 6. チルト調整ペダル 1. 昇降コントロールレバー 4. 回転許可/禁止スイッチ 2. キースイッチ 5. エンジン速度スイッチ 3. インフォセンター 6.
カッティングユニット操作レバー 油圧フィルタの目詰まりインジケータ このレバー図 21で、カッティングユニットの昇降動作を 行うほか、カッティングユニットが刈り込みモードになっ ているときには、カッティングユニットの回転と停止も 行います。カッティングユニット昇降レバーが移動走行 位置にセットされているときには、カッティングユニッ トを下降させることができません。 エンジン通常の温度で回転中はこのインジケータ(図 23)の表示が緑色の領域にあります。表示が赤色の領 域に入ったら、油圧フィルタを交換してください。 ヘッドライトスイッチ ヘッドライトスイッチ図 21を下げるとヘッドライトが点 灯します。 バックラップレバー バックラップレバー図 22は、回転許可/禁止スイッチと 連動し、リールをバックラップするときに使用します。 g004132 図 23 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 電源ソケット 電源ソケットから、電動機器用に12 Vの電源をとる ことができます(図 24)。 g021209 図 22 1. バックラップレバー g004133 図 24 1.
の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不具合 診断など、マシンに関わる様々な情報を表示します図 25。インフォセンターには初期画面スプラッシュ画面と メイン画面があります。インフォセンターのどのボタンで も、押せば初期画面とメイン画面とをいつでも切り替え ることができ、また、矢印ボタンで選択することによっ て、希望する項目の内容を確認することができます。 定期整備時期であることを示します Engine RPM/status—エンジンの回転 数RPMを表示します アワーメータ 情報アイコン 高速 低速 燃料レベル 静止再生を実施する必要があります g020650 グロープラグが作動中です 図 25 • 1. インジケータランプ 3. 中央ボタン 2. 右ボタン 4.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
Settings 設 定 メニュー項目 内容 Units 単位 インフォセンターで表示される 項目の単位を選択することがで きます。ヤードポンド系または メートル系から選択します。 Language言語 インフォセンターの表示に使う 言語を選択することができます *。 LCD Backlightバックライト LCD 表示の明るさを調整しま す。 LCD Contrastコントラスト LCD 表示のコントラストを調整 します。 前ユニットのバックラップ速度 前方のカッティングユニットの バックラップ時のリール速度を コントロールします。 後ユニットのバックラップ速度 後方のカッティングユニットの バックラップ時のリール速度を コントロールします。 Protected Menus保護項目 許可された人が PIN コードを入 力してアクセスできます。 オートアイドル マシンの運転操作をしていない 状態から自動的にアイドリング に移行するまでの時間の長さ を設定します。 Blade Count刃数 リール速度を計算するために 必要な刃数です Mow Speed刈込速度 リール
オートアイドルの設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「オートアイドルAuto Idle」があります。 • 右ボタンを使って、オートアイドル時間を、 OFF, 8S, 10S, 15S, 20S, および 30S から選択します。 刃数の設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「Blade Count」があります。 • 右側のボタンを使用して、刃数を 5、8 または 11 から選択してください。 刈り込み速度の設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「Mow Speed」があります。 • 右側のボタンを使用して、刈り込み速度を選択して ください。 • 中央の右側のボタンを使って、走行ペダルの速度リ ミッタに、適当な刈り込み速度を設定してください。 • 設定が終了したら左ボタンを押すと、設定内容を保 存して設定が終了します。 g028522 図 27 3. 4.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 仕様 ReelMaster® 5410-D ReelMaster® 5510-D 移動走行時の幅 228 cm 233cm 刈幅 254cm 254cm 長さ 282cm 282cm 高さ 160cm 160cm 1,335 kg 1,420 kg エンジン ヤンマー 36 hp ヤンマー 36 hp 燃料タンク容量 53 リ ッ ト ル 53 リ ッ ト ル 移動走行速度 0–16 km/h 0–16 km/h 刈込速度 0–13 km/h 0–13 km/h 重量 油脂類および8枚刃カッティングユニットを含 む アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳 細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 危険 燃料を補給中、静電気による火花が燃料に引火 する危険がある。発火したり爆発したりすると、や けどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しない。 車両のカーペットやプラスチック製の床材など が絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなる ので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には、大型タンクのノズルからで なく小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつで もエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユニッ トを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取っておくこと。 エンジンオイルの量を点検する エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を
燃料タンク容量 燃 料 表 (cont'd.) 53 リットル ディーゼル燃料の仕様 地域 燃料を補給する ASTM D975 No. 1-D S15 USA No. 2-D S15 EN 590 EU 諸国 ISO 8217 DMX 米国外 JIS K2204 Grade No. 2 日本 KSM-2610 大韓民国 • 不純物のない新しい軽油またはバイオディーゼル燃 料を使用してください。 • 燃料の劣化を避けるため、180日以内に使いきれ る程度の量を購入するようにしてください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 燃料タンクの補給口付近をよごれのないウェスで きれいにぬぐう。 3.
1.
リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する リール回転速度の設定を行う 一定で、クオリティの高いカットを行い、均一な刈り上が り見栄えを作るには、リール速度を正しく設定しておく必 要があります。リール速度は以下の手順で調整します 前日の調子に係わりなく 毎日の点検の一つとして必ず リールとベッドナイフの接触状態を点検してくださいリー ルと下刃の全長にわたって軽い接触があれば適正で す カッティングユニットのオペレーターズマニュアルの リールと下刃の調整の項を参照してください) ホイールナットのトルクを点検 する 1. インフォセンターの「設定メニュー」から blade count、mow speed、HOC に入ってリール速度 計算値の表示を見る。 2. 更に調整が必要な場合は、「設定メニュー」 で F Reel RPM、R Reel RPM またはその両方 までスクロールする。 3.
すすがたまってくると、DPF を高温にして再生を行いま す。溜っているすすを高温によって燃焼させて灰にし、 すすフィルタの詰まりを取り除き、排気ガスが DPF を 通り抜けられるようにします。 注意 DPF の 駐 車 再 生 中 や リ カ バ リ ー 再 生 中 の 排 気 は にな る 。 高 温 の 排 気 高 温 お よ そ 600°C (1112°F)に は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 すすの蓄積具合は、DPF のバック圧をコンピュータで 監視することによって行っています。バック圧が高くな りすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタ の中ですすを燃焼させることができなくなります。すす を DPF にためないようにするには、以下のような注意 が必要です • • • エンジンが作動している間は常に DPF のパッシブ 再生が行われていますので、エンジンは可能な限 りフルスロットルで使用して再生を促進するように してください。 • 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • 高温になっている排気系統各部に触れないこ
• このアドバイスや警告は、DPF の整備が必要であ ることを示しています。 • 警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰 の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とし ます。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル アドバイスまたは不具合コード レベル 1システ ムアドバイス エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし 100% インフォセンターにアドバイ ス番号 #179 が表示された ことを整備士に知らせる。 なし コンピュータはエンジン パワーを 85に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタの整備 (ペー ジ 47)を参照。 なし コンピュータはエンジン パワーを 50%に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタの整備 (ペー ジ 47)を参照。 エンジン速度が MAX トルク + 200rpm コンピュータはエンジン パワーを 50%に下げる
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 33)を参照。 アシスト エンジンの低速運転、低負荷運転を行うこと、DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知すること が原因で実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイ が表示された場合には、アシスト再 コン 生が進行中。 アシスト再生中は、コンピュータが吸気スロットルを 調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 33)を参照。 リセット アシスト再生によってもすすの量を十分に減らすこと ができない時にのみ実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイコン センサー読み値の基準をリセ
リセット再生 DPF の パ ッ シ ブ 再 生 • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • パッシブ再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 g214711 図 38 アシスト/リセット再生アイコン g214711 図 37 アシスト/リセット再生アイコン • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 37。 • コンピュータが吸気スロットルを調整してエンジンの 排気温度を高めます。 • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 38。 • コンピュータが吸気スロットルと燃料噴射とを調整し てエンジンの排気温度を高めます。 重要 アシスト再生やリセット再生のアイコンが表示 される時には、マシンからの排気の温度が通常よ りも高くなる可能性があります。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 • アシスト再
駐車再生 駐車再生の実行 注 保護メニューのロック解除方法 アクセス制限付きメ ニューへのアクセス (ページ 23)を参照。 1. 保護メニューにアクセスし、サブメニューのロッ クを解除する図 41 アクセス制限付きメニューへ のアクセス (ページ 23)を参照。 g214713 図 39 駐車再生要求アイコン g028523 図 41 • インフォセンターに、駐車再生要求アイコンが表 示されます 図 39 。 • 駐車再生が必要になると、インフォセンターにエン ジン警告 SPN 3719, FMI 16図 40 が表示され、エ ンジン出力が 85% にダウンします。 2.
g212138 g211986 図 43 4. 図 45 Initiating DPF Regen DPF 再生開始Are you sure?というメッセージが表示されるので、中央ボ タンを押す 図 44 。 6. スロットルコントロールを低速アイドル位置にセッ トして、中央ボタンを押す図 46。 g212372 図 46 g212125 図 44 7. 5. 冷却液の温度が 60°C (140°F) 未満の場合に is running and above 60C/140F” は、Insure エンジン作動と冷却水を確認と表示される図 45。 駐車再生が開始されると、以下のメッセージが 表示される A.
g212405 g213424 図 47 B. 図 49 • Waiting on 待機中というメッセージが表 示される 図 48 。 再生不許可の場合には DPF Regen Not Allowed と表示される図 50。左ボタンを 押してホーム画面に戻る。 重要 再生実行条件のすべてを満たして いない場合や、前回の再生からの経過 時 間 が 50 時 間 未 満 の 場 合 は 再 生 不 許 可 と な っ て DPF Regen Not Allowed と 表示されます。 g212406 図 48 C. 再生を行うかどうかをコンピュータが判断す る。判断結果は、インフォセンターにメッセー ジで表示される • 再生許可の場合には Regen Initiated 再 生を開始しましたと表示。再生が終了す るまで、最大 30 分間が必要。終了ま で待つ 図 49 。 g212410 図 50 8.
エンジン低温—待て エンジン適温—待て リカバリ再生に要する時間は 4 時間程度です。 • リカバリ再生は、弊社正規代理店の整備士が行い ます。弊社正規代理店に連絡してください。 昇降アームのカウンタバラン スを調整する エンジン高温—再生中~% 終了 9. • 凹凸の激しいターフで一定の刈高にカット、サッチが厚 くたまっているターフで削らないように刈るなど、様々 なターフ条件に合わせて、後カッティングユニットの昇 降アームについているカウンタバランスを調整するこ とができます。 駐車再生が終了すると、インフォセンターに Regen Complete と表示される。左ボタンを押し てホーム画面に戻る図 51。 調整は、カウンタバランスのスプリングの設定位置全 部でヶ所ありますを変更することによって行います。位 置を1目盛り変えるごとに、カウンタバランスの重量効 果が2.3 kg変わります。カウンタバランスをゼロにした い場合には、スプリングを第1スプリングアクチュエータ の裏側第4番目の位置にセットしてください。 1.
旋回時の昇降アームの高さを 調整する 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛 けてキーを抜き取る。 2. 昇降アームのスイッチは、油圧のメインタンクの 下にある右前昇降アームの後ろ側に装着されて いる 図 54 。 3. スイッチの取り付けネジ図 54をゆるめ、スイッチ の位置を下げると、昇降アームの旋回高さが長く なり、上げると、昇降アームの旋回高さが短くな る取り付けボルトを締め付ける。 g003995 図 55 1. 2. バイパスバルブ エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉め る。ただし、バルブの締め付けトルクが 7-11 N·m 5-8 ft-lb = 1.0-1.5 kg.mを超えないようにするこ と。 重要 バイパスバルブを開いたままでエンジンを 回転させるとトランスミッションがオーバーヒー トします。 ジャッキアップポイント 注 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確実 に支えてください。 g012154 図 54 1. スイッチ 2.
ロープ掛けのポイント 診断ランプについて 前各前輪の内側、アクスルチューブの下にある四 角いパッド(図 57) • このマシンには故障診断用ランプが付いており、電気 系統の異常を探知するとそれを知らせます。故障診断 ランプはインフォセンター表示画面の上についています 図 59。マシンが適切に作動している場合には、キース イッチをON位置にすると、コントローラの診断ランプが 短時間点灯し、ランプが正常に作動していることを示し ます。アドバイスメッセージが表示されると、ランプが 点灯してメッセージがあることを知らせます。故障メッ セージが表示された場合にはランプが点滅し、その故 障が解消されるまで点滅を続けます。 g004558 図 57 1. 車両前部のロープ掛けポイント g021272 図 59 後車両の左右側それぞれの後フレーム(図 58) • 1.
3. インフォセンターの故障診断メニューから、確認 すべきスイッチを探し出す。 油圧バルブソレノイドの機能 4. それぞれのスイッチを個別に ON/OFF 操作し運 転席に座る・立つを繰り返す、走行ペダルを踏み 込む、など、各スイッチが正常に作動しているか どうか確認する。各スイッチについて何度か繰り 返し、動作不良がないことを確認する。 以下に油圧マニホルドにあるソレノイドの機能を示しま す。各機能ともソレノイドに通電したときに行われます。 5. ソレノ イド スイッチが閉じているのにそれに対応する LED が点灯しない場合は、そのスイッチに関わる配 線とスイッチ自身に異常がないかをテスターで調 べる。不良個所は一カ所とは限らないからすべ て修理する。 注 インフォセンターは、出力のチェックソレノイドやリ レーに通電があるかどうかを行うこともできます。これ らにより、故障の原因が電気系にあるのか油圧系にあ るのかを容易に判断することができます。 キーを OFF 位置にしてエンジンを始動する。 3. インフォセンターの故障診断メニューから、確認 すべき出力内容を探し出す。 4.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを 95-122 N·m(9.5-12.2 kg.m)にトルク締めする。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを 94~122 N·m(9.5~12.2 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 インタロックの動作を点検する。 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検 エアフィルタのインジケータの表示2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作 リールとベッドナイフの摺り合わせ 刈高の調整の点検。 グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ修理を行う。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
定期整備ステッカー decal125-2927 図 60 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 運転 時 間 ご と に一般用2号リチウム 通常の使用では50運 グリスによる潤滑を行います。車体を水洗いしたときは 直ち に グリスアップしてください。 整備間隔に関係なく直 g012150 グリスアップ箇所は以下の通りです • 図 62 ポンプ駆動シャフト3ヶ所 図 61。 g021216 図 61 • 昇降アームのシリンダ各アームに2ヶ所 図 62 43 • 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 62 • カッティングユニットのキャリアフレームとピボッ ト 各 (図 63)
• アクスルのステアリングピボット1ヶ所 図 66 g004169 図 66 g003960 図 63 • • ステアリングシリンダのボールジョイント 2ヶ所図 67 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 64 g004157 図 64 g003966 • 図 67 後アクスルのタイロッド2ヶ所 図 65 • ブレーキペダル1ヶ所(図 68)。 g011615 図 68 g003987 図 65 44
エンジンの整備 エアクリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検 してください。破損していれば交換してください。吸 気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみ などを点検してください。 g021218 図 70 エアクリーナの整備はインジケータ図 69が赤色になっ てから行ってください。早めに整備を行っても意味があ りません。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に 異物を入れてしまう危険が大きくなります。 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着しているの を確認してください。 1. 1. 2. エアクリーナのカバー エアクリーナのフィルタ 3. エアクリーナのインジケータ 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃す る。カバーについているゴム製のアウトレットバル ブを外し、内部を清掃して元通りに取り付ける。 5. アウトレットバルブが下向き後ろから見たとき、 時計の5:00と7:00の間になるようにカバーを取 り付ける。 6.
エンジンオイルの量を点検する エンジンオイルの量 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 5.2 リットル 重要 エンジンオイルの量は毎日点検してください。 油 量 が デ ィ ッ プ ス テ ィ ッ ク の FULL マ ー ク よ り 上 に あ る場合は、オイルが燃料で薄められている可能性が あります。 油 量 が FULL マ ー ク よ り 上 に あ る 場 合 は 、 エ ン ジ ン オ イルを交換してください。 エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと オイルとフィルタを 250 運転時間ごとに交換します。 1.
とす 燃 料 系 統 の 整 備 デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 危険 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと またはエンジンの不具合 表示が SPN 3720 FMI 16、SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合 は、すすフィルタを清掃する。 • 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 インフォセンターにADVISORY 179 が表示された場合 は、DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィル タの整備時期が近づいています。 g213865 図 73 • エンジンの不具合として CHECK ENGINE SPN 3251 FMI 0、 CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 0 または CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 16がインフォセンターに表示さ れる場合には図 74、各表示の指示に従ってすす フィルタを清掃してください • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯
エンジン側燃料フィルタの整備 電 気 系 統 の 整 備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 本の ケ ー ブ ル を 両 方 と 行 う 時 に は 、 バ ッ テ リ ー か ら 2本 も、電子コントロールモジュールからのワイヤハーネ 本と も 、 そ し て オ ル タ ネ ー タ か ら の タ ー ミ ナ ル コ ス を 2本 ネクタを外してください。 エンジンの燃料フィルタは400運転時間ごとに交換 します。 1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 76。 バッテリーの整備 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 g021576 図 76 1. 燃料フィルタのヘッド 2. 燃料フィルタ 危険 2.
走行系統の整備 ヒューズ 全部で8本のヒューズを使用しています。ヒューズブ ロックは、コントロールアームのアクセスパネルの裏側 にあります 図 77 。 走行ドライブのニュートラル調 整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすようでし たら調整が必要です。調整が必要な場合は、以下の 要領で行います 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止させる。 2. 機体前部をジャッキアップして前タイヤを床から浮 かす。落下事故防止のために、ジャッキスタンド や支持ブロックなどを使って機体をサポートする。 注 WD モデルでは後輪も浮かせてください 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調整カム のロックナットをゆるめる図 79。 g021219 図 77 1. ヒューズブロック g004147 図 79 1. ロックナット 2.
冷却系統の整備 後輪のトーインの調整 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向ける。 2. 各タイロッド図 80の端についているジャムナット をゆるめる。 冷却部の清掃 スクリーンとラジエター・オイルクーラを毎日清掃してく ださいほこりの多い場所で使用するときはさらに間隔を 詰めて清掃してください。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところのねじ は左ねじですから注意してください。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エンジン部を丁寧に清掃する。 3. クランプをゆるめ、後スクリーンを開く図 81。 g004136 図 80 1. ジャムナット 2. タイロッド 3. レンチ用のスロット 3. レンチ用スロットを利用して、タイロッドを回転 させる。 4. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測るアクスルの高さ位置で計測。後ホイール の前側で測定した距離が、後側での測定よりも 6mm 小さければ適正である。 5. g004138 図 81 1. 必要に応じてこの調整操作を繰り返す。 4. 50 後部スクリーンのラッチ 2.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが25 mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュギ アのガタを利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何 にも接触していないことを確認してください。 1. 遊びを減らすブレーキを締めるには、ブレーキ ケーブルのねじ山の前ナットをゆるめ、後ろの ナットを締める図 83。 g021880 図 82 1. 5. ラジエター・オイルクーラのスクリーン スクリーンを閉じ、ラッチを掛ける。 g011616 図 83 1. 51 ブレーキケーブル 2. 前ナット 2. 後ナットを締めてケーブルを後方に移動させて、 ホイールがロックする前のブレーキペダルの遊び が 12.7 - 19 mm なるように調整する。 3.
ベルトの整備 駐車ブレーキの調整 駐車ブレーキが掛からなくなったら、ブレーキのツメの 調整が必要です。 1. オルタネータベルトの整備 駐車ブレーキのツメをフレームに固定しているネ ジ2本をゆるめる(図 84)。 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間 100運転時間ごと 100 運転時間ごとにベルト図 85の劣化状態および張り 具合を点検してください。 1. プーリとプーリとの中間部を 40N約4.5 kg の力 で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれば 適正です。 2. たわみが10mmでない場合には、オルタネータ 取り付けボルトをゆるめる図 85。適当な張りに 調整してボルトを締める。ベルトのたわみが適切 に調整されたことを確認する。 g011617 図 84 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ 2本 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるまで駐 車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 84). 3. ねじを 2 本とも締めて調整を固定する。 4.
油圧系統の整備 いるときにインジケータの表示が緑色のゾーンにあれ ば交換は不要です。表示が赤色の領域に入ったら、 油圧フィルタを交換してください。 油圧オイルの交換 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。オイ ルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄 する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡くださ い。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ 色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンク図 86の下についているフィッティングの下 に、オイルを受ける大型の容器を置く。 g004132 図 87 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛 けてキーを抜き取る。 2. フィルタ取り付け部付近をきれいに拭い、下に容 器を置く図 88と図 89。 g004139 図 86 1. ホース 3.
油圧ラインとホースの点検 毎日、油圧ホースと油圧ラインを点検し、漏れ、折 れ、サポートのゆるみ、磨耗や腐食があれば交換して ください。異常を発見したら必ず運転を行う前に修理 してください。 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷 や変形がないか接続部が確実に締まっている かを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 g004150 図 89 1. 油圧フィルタ 3. フィルタを外す。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 4. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを薄く 塗る。 • 5. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受ける。 6. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタを手で ねじ込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 油圧システムのテストポート 7.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットのバック ラップ 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをする。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等を 近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリールを 絶対に手や足で回そうとしないこと。 注 バックラップの時は、前ユニット、後ユニットがそ れぞれ共に回転します。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、エンジンを停止して、駐車ブレーキを掛 け、リール回転スイッチを回転禁止位置とする。 2. ラッチのロックを外してフードを開けるとバックラッ プレバーが見える図 93。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバックラッ プ用に設定するカッティングユニットの オペレー ターズマニュアル を参照。 4. エンジンを始動し、アイドル回転にセットする。 g021221 図 91 1.
9. 保管 バックラップ中にカッティングユニットの調整を行う 場合は、必ず、ジョイスティックを後ろに倒して リールを停止し、リール回転スイッチを回転禁止 にセットし、エンジンを停止させる。調整が終った ら4 8を行う。 トラクションユニットの整備 1. トラクションユニット、カッティングユニット、エンジ ンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気圧を 83103kPa に調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な 締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアップす る。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッ チアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重 曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D.
図面 g021293 油 圧 回 路 図 モ デ ル 5410 (Rev.
g021222 油 圧 回 路 図 モ デ ル 5510 (Rev.
メモ
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期