Form No. 3377-482 Rev A Reelmaster ® 5610 ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト用 03691— —シ リ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03691 製品の登録は: www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 モデル番号 シリアル番号 警告 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 図1 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 1.
バイオディーゼル燃料の使用につい て .................................. 油圧オイルを点検する ................... リールとベッドナイフの摺り合わせを点検 する ................................ ホイールナットのトルクを点検す る .................................. 燃料系統からのエア抜き ................. エンジンの始動と停止 ................... リール回転速度の設定を行う .............. 昇降アームのカウンタバランスを調整す る .................................. 旋回時の昇降アームの高さを調整す る .................................. 緊急時の牽引移動 ....................... ジャッキアップポイント ................. ロープ掛けのポイント ................... 診断ランプについて ..............
安全について ◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配の不 適切。 • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に この機械は、リアウェイトを搭載するこ CEN安 安 全 規 格 EN836: 1997 1997、 、 ISO と に よ っ て CEN 1990お お よ び ANSI ANSI規 規 格 B71.
• • • • • • • • • • • • バックするときには、足元と後方の安全に十分 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に注意す ること。 – 急な旋回をしないでください。バックする時 には安全に十分注意する。 – マニュアルに指示があれば、カウンタバラン ス やホイールバランスを使用すること。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らな いようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意しましょう。 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回 転を止めてください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に 気を付け、人に向けないようにしてください。ま た作業中は機械に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられてい ない状態のままで運転しないでください。イン タロック装置は絶対に取り外さないこと、ま た、正しく調整してお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の回転数を上げすぎたりしないでください。規 定以上の速度でエンジンを運転すると人身事故 が起こる恐れが大きくなります。 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に
• 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が • • • • 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外し てください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときにはプ ラスケーブルから接続します。 リールの点検を行うときには安全に十分注意し てください。必ず手袋を着用してください。 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ い。エンジンを駆動させたままで調整を行うの は可能な限り避けてください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の 良い場所で行ってください。バッテリーと充電 器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコ ンセントから抜いておいてください。また、安 全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたも のを使ってください。 • • • • 乗用芝刈り機を安全にお使いいた だ く た め に : TORO か ら の お 願 い 保守整備と格納保管 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれて いませんが、Toroの芝刈り機を安全に使用して
音力レベル 振動レベル この機械は、音力レベルが 105 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 0.84 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.77 m/s2 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 不確定値(K) = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 音圧レベル 全身 この機械は、オペレータの耳の位置における音 圧レベルが 84 dBA であることが確認されていま す; ただしこの数値には不確定値(K)1 dBA が 含まれています。 振動レベルの実測値 = 0.27 m/s2 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 不確定値(K) = 0.
110-8924 110-0986 1. 駐車ブレーキの操作方法;ブレーキペダルと駐車ブレーキペ ダルを踏み込む 2. ブレーキの操作方法:ブレーキペダルを踏み込む 3. 前進走行;走行ペダルを踏み込む 4. リール回転許可モード 5. 移動走行モード 1. 警告 - オペレーターズマニュアル を読みトレーニングを受け ること 2. 異物が飛び出す危険 - 人を近づけないこと 3. 警告 ― 斜面に駐車しないこと;平らな場所で、駐車ブレーキ を掛け、カッティングユニットを下降させ、エンジンを停止さ せ、マシンから離れる場合にはキーを抜き取ること 4. 転倒の危険 ― 旋回する時は速度を落とすこと;高速でターン しないこと;下り坂ではカッティングユニットを下降させること; ROPS(横転保護バー)とシートベルトを使うこと。 5.
110-8921 1. トラクションユニットの速度 2. 3. 低速 高速 110-9642 1. 負荷が掛かっている危険 - オペレーターズマニュアル を読 むこと 2. ロッドブラケットに一番近い穴にコッターピンを移し、昇降 アームとヨークをを外す 117–0170 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. 切 5. 高速 6. 無段階調整(スロットル) 7. 低速 8. カッティングユニット下降 9. カッティングユニット上昇 10. オペレーターズマニュアル を読むこと。 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 警告: 表面が熱い。触れな いこと。 2. 爆発の危険オペレーターズ マニュアル を読むこと。 4. 警告: オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 93-6689 1. 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7.
114–8891 1. 前リール回路コントロール 3. 刈り込みとバックラップ 5. 刈高 2. 後リール回路コントロール 4. オペレーターズマニュアル を読むこと 6. トラクションユニットの速度 117-0168 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 7 8 数量 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 必要なパーツはありません。 – ステップの高さを調整します。 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 前ホースガイド(右) 前ホースガイド(左) 1 1 カッティングユニットを取り付ける。 必要なパーツはありません。 – ターフ補正スプリングを調整します。 リアウェイト(マシン構成により異なる) 9 用途 条件に よる リアウェイトを取り付ける(ご注文は Toro 代理店へ) フードラッチ・アセンブリ ワッシャ 1 1 フードにCE用のラッチを取り付ける.
3. 1 機体の反対側についているステップに対して も同じ作業を行う。 3 タイヤ空気圧を調整する 必要なパーツはありません。 コントロールアームの位置を調 整する 手順 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。適正圧は 前・後輪とも83~41 kPa(0.28~0.42 kg/cm2=12-15 psi)です。 必要なパーツはありません。 手順 重要 各タイヤがターフに均等に着地するよう、全 部のタイヤを同じ圧力に調整てください。 オペレータが運転しやすいように、コントロール・ アームの位置を調整することができます。 1. 2 コントロールアームをリテーナブラケットに固 定している2本のボルトをゆるめる(図 3)。 ステップの高さを調整する 必要なパーツはありません。 手順 オペレータが乗り降りしやすいように、ステップの 高さを調整することができます。 1. ステップブラケットをトラクションユニット のフレームに固定しているボルトとナット(2 組)を外す(図 2)。 図3 1. コントロールアーム 2.
4 カッティングユニットを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 1 図5 前ホースガイド(右) 1. ターフ補正スプリング 前ホースガイド(左) 2. ロッドブラケット 手順 1. 出荷用ブラケットからリールモータを取り出 す。 2. 出荷用ブラケットを外して廃棄する。 3. カッティングユニットをカートンから取り出 し、同梱されている オペレーターズマニュア ル にしたがって組み立ておよび調整を行う。 4. カウンタウェイト(図 4) を、決められている 側に取り付ける;カッティングユニットの オ ペレーターズマニュアル を参照。 3. スプリングチューブ B. スプリングチューブ・ボルトをキャリア フレームのタブに固定しているフランジ ナットを外して(図 5)アセンブリを取 り外す。 C. スプリング・チューブのボルトを、反対側 のキャリア・フレームのタブに取り付け、 フランジ・ナットで固定する。 注 ボルトは、図 6に示すように、頭部が 外側にくるように取り付ける。 図6 1. 反対側のキャリアフレーム タブ D. 5.
図8 1. ホースガイド(図は #4 用) 2. ロッドブラケット 3. ナット 1 1 g019284 図9 1. ホースガイド(それぞれ中央カッティングユニットに向かって傾斜するのが正しい) 注 カッティングユニットをトラクション ユニットに取り付ける時には、ロッドブラ ケットの隣にあるスプリングロッド穴にヘ アピンコッターを、忘れずに取り付けてく ださい。トラクションユニットを外してい る時は、必ずヘアピンコッターをロッド の端の穴に差し込んでおいてください。 6. 全部の昇降アームを完全に下降させる。 7. 昇降アームのピボットヨークからスナッパピ ンとキャップを取る(図 10)。 図 10 1. 14 スナッパピン 2.
8. 注 カッティングユニットをステアリングモー ドで使う場合はスロットを使い、固定モード で使用する場合には、穴を使う(図 10)。 フロントに取り付けるカッティングユニット は、昇降アームの下に入れるときにキャリア フレームのシャフトを立てて昇降アームのピ ボットヨークに挿入する(図 11)。 12. スナッパピンを使って、昇降アームのチェーン を昇降アームに固定する(図 13)。カッティ ングユニットの オペレーターズマニュアル に 従って、決められたリンクを使用すること。 図 13 図 11 1. 昇降アーム 2. キャリアフレームのシャフト 9. 3. 昇降アームのチェーン チェーンブラケット 3. スナッパピン 昇降アームのピボットヨーク 刈高 18 mm 超で使用する場合には、リアカッ ティングユニットの取り付けは以下の要領で 行う。 A. 1. 2. 13. リールモータのスプラインシャフトにきれい なグリスを塗りつける。 14. リールモータのOリングにオイルを塗りつけ、 モータのフランジに取り付ける。 15.
重要 リールモータの各ホースにねじれ、折 れ、挟まれなどがないことを確認する。 5 ターフ補正スプリングを調整する 必要なパーツはありません。 手順 図 15 ターフ補正スプリング(図 15)は、前ローラから 後ローラへと、カッティングユニットの体重移動を 行います。(これによりユニットを安定させ、いわ ゆる「波打ったような」仕上がり(ボビングとか マーセリングといわれる現象)を防いでいます。 1. ターフ補正スプリング 2. ヘアピンコッター 2. 重要 この調整は、カッティングユニットをトラク タに取り付け、ユニットを真っ直ぐ前に向けて床に 降ろした状態で行ってください。 1. ヘアピンコッターがスプリングロッドの後の 穴に差し込まれていることを必ず確認しおい てください(図 15)。 3. 4. スプリングロッド 六角ナット スプリングロッド前部の6角ナットを締めて、 スプリング(圧縮状態)の長さが15.
図 16 1. 2. 走行マニホルド スペーサ 3. 4. ボルト ワッシャ 5. ウェイト 6. 7. キャリッジボルト ナット • 走行マニホルドをバンパーの下に固定しているボルト、ワッシャ、ナット(各3個)を外す(図 16a)。 • 定められた数のウェイトバンバーの上および/または下にセットする。 • 先ほど取り外したボルト、ワッシャ、ナット(各3個)を使ってウェイトと走行マニホルドを、バン パーに固定する(図 16b)。 下に ウェイトを2つ以上取り付ける場合にはスペーサを使用しないこと(図 16c)。 注 バンパーの下 • キャリッジボルトとナット(各2本)を使って、ウェイトの外側の端部をバンパーに固定する(図 16c)。 7 CE用 用の ラ ッ チ を 取 り 付 け フ ー ド に CE る この作業に必要なパーツ 1 フードラッチ・アセンブリ 1 ワッシャ 手順 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードの左側についているゴム製のハトメを 取り外す(図 17)。 図 17 1. 3.
図 18 1. 2. フードラッチ ナット 4. 3. 4. ゴムワッシャ 金属ワッシャ フードの外側から、ラッチのフック側をフー ドの穴に通す。ゴム製のシールワッシャが、 フードの外側に付くようにすること。 5. 図 19 フードの内側から、ラッチに金属ワッシャを通 し、ラッチをナットで固定する。ロックをか けたときに、ラッチがフレームのキャッチに 確実にはまることを確認する。フードのラッ チを操作するときには、付属のフードラッチ 用キーを使用する。 1. カッティングユニットのキックスタンド スタンドを立てたら、スナッパピンでキックスタン ドをチェーンブラケットに固定します(図 20)。 8 カッティングユニットのキックスタ ンドを使う この作業に必要なパーツ 1 カッティングユニットのキックスタンド 手順 ベッドナイフやリールを見るためにカッティングユ ニットを立てる場合には、ベッドバー調整ネジの ナットが床面に接触しないように、カッティングユ ニットの後ろ側についているキックスタンドで支え るようにしてください(図 19)。 図 20 18 1.
製品の概要 9 ゲージバーを使う この作業に必要なパーツ 1 ゲージバー 手順 ゲージバーは刈高の調整に使用します。調整方法の 詳細については、カッティングユニットの オペレー ターズマニュアル を参照してください(図 21)。 図 22 1. 2. エンジンフード 横転保護バー(ROPS) 5. 6. ハンドル 座席 3. 4. 運転席 コントロールアーム 7. 前カッティングユニット 8. 後カッティングユニット 各部の名称と操作 座席調整ノブ 座席調整レバー(図 23)は、運転席の前後位置の 調整を行います。座席調整ノブは、オペレータの体 重に合わせて調整を行います。調整のできたとこ ろで体重ゲージインジケータに表示が出ます。身 長調整ノブは、オペレータの身長に合わせて調整 を行います。 図 21 1. ゲージバー 4. 2. 3. 刈高調整ネジ ナット 5. グルーマの刈高設定用の 穴 使用しない穴 図 23 1. 2. 19 体重調整ゲージ 3. 身長調整ノブ 体重調整ノブ 4.
走行ペダル チルト調整ペダル 走行ペダル(図 24)は前進走行と後退走行を制御し ます。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込 むと後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合で 調整します。スロットルが FAST 位置にあり負荷 が掛かっていない状態でペダルを一杯に踏み込む と最高速度となります。 ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダル (図 24)を踏みこみ、ステアリングタワーを手 前に引き寄せ、ちょうど良い位置になったら、ペ ダルから足を離します。 スロットルコントロール ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に 戻り、走行を停止します。 スロットルコントロール(図 25)を前に倒すと エンジン回転速度が速くなり、後ろに引くと遅く なります。 5 6 7 8 4 9 10 3 2 1 図 24 1. 走行ペダル 4. ブレーキペダル 2. 3. 刈り込み速度リミッタ スペーサ 5. 駐車ブレーキ 6.
故障診断ランプ マシンに異常が検出された場合にも点灯します。 カッティングユニット操作レバー このレバー(図 25)で、カッティングユニットの 昇降動作を行うほか、カッティングユニットが刈り 込みモードになっているときには、カッティングユ ニットの回転と停止も行います。 グロープラグインジケータ 図 26 1. 2.
図 28 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 燃料計 図 30 燃料計(図 29)は、燃料タンクに残っている燃料 の量を表示します。 1. ヘッドライトスイッチ 電源ソケット 電源ソケットから、電動機器用に12 Vの電源をとる ことができます(図 31)。 図 29 1. 燃料タンクのキャップ 2. 燃料計 図 31 1.
純重量 903 kg エンジン クボタ 44.2 hp(ターボ) 燃料タンク容量 51 リ ッ ト ル 移動走行速度 0 - 16 km/h 刈込速度 0 - 13 km/h 運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 アタッチメントとアクセサリ 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユ ニットを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取っておくこと。 トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 エンジンオイルの量を点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 油量は約 5.
6. オイルキャップとディップスティックを取り 付け、フードを閉じる。 冷却系統を点検する 通気スクリーン、オイルクーラ、ラジエター正 面にたまっているごみを毎日清掃してくだ さい。非常にホコリの多い条件で使用して いるときには、より頻繁に清掃してくださ い。 冷却部の清掃 (ページ 44)(冷却系統の整備 (ページ 44) 中)を参照。 ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日、エンジンを掛ける 前に、補助タンクにある冷却液の量を点検してくだ さい。冷却システムの容量は 9.5 リットルです。 注意 図 32 1. 4. エンジン停止直後にラジエターのキャップを開 けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけ どを負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開け ないこと。 • キャップを開けるときはウェスなどを使 い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくり と開けること。 ディップスティック 引き抜いてディップスティックの目盛りで油 量を点検する。 FULL マークまであればよい。 5.
燃料を補給する • バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからし ばらくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こ す可能性があります。 硫黄分の少ない(微量:500 ppm 未満、または極 微量:15 ppm 未満)の新しい軽油またはバイオ ディーゼル燃料以外は使用しないでください。セタ ン値が 40以上のものをお使いください。燃料の劣 化を避けるため、180日以内に使いきれる程度の量 を購入するようにしてください。 • バイオディーゼル燃料についてのより詳細な情 報は代理店におたずねください。 危険 燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 燃 料 容 量 : 13.
重 要 ISO VG 46 は 、 広 い 温 度 範 囲 で 優 れ た 性 能 を °℃~ ~ 49 発 揮 し ま す 。 通 常 の 外 気 温 が 高 い ( 18 °℃ °C) ) 熱 帯 地 方 で は 、 ISO VG 68 オ イ ル の ほ う が 適 °C 切と思われます。 プレミアム生分解油圧オイル — Mobil EAL EnviroSyn 46H 重 要 Mobil EAL EnviroSyn 46H は 、 ト ロ 社 が こ の 製 品への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。 このオイルは、トロ社の油圧装置で使用しているエ ラストマーに悪影響を与えず、また広範囲な温度帯 での使用が可能です。このオイルは通常の鉱物性オ イルと互換性がありますが、十分な生分解性を確保 し、オイルそのものの性能を十分に発揮させるため には、通常オイルと混合せず、完全に入れ替えて 使用することが望まれます。この生分解油圧オイ ル は 、 モ ー ビ ル 代 理 店 に て 、 19 リ ッ ト ル 缶 ま た は 208 リ ッ ト ル 缶 で 販 売 し て お り ま す 。 図 35 1.
図 37 1. 油圧オイルタンクのキャップ 4. 補給口の首からディップスティックを抜き、 ウ ェスできれいに拭う。もう一度首に差し込 んで引き抜き、オイルの量を点検する。FULL 位置から上下 程度の範囲内にあればよい。タ ンクに入れすぎないように注意する。 5. 油量が少なければFULLマークまで補給する。 6. ディップスティックとキャップを取り付ける。 リールとベッドナイフの摺り合わ せを点検する 前日の調子に関係なく、毎日、芝刈り作業を行う前 に、各カッティングユニットのリールとベッドナイ フの接触状態を点検してください。リールと下刃の 全長にわたって軽い接触があれば適正です。( カッ ティングユニットのオペレーターズマニュアルの 「リールと下刃の調整」の項を参照してください。) 図 36 1. 3. 油圧オイルタンクのカバー ホイールナットのトルクを点検する 1-4時間後に1回と、10 10時 運転開始から1-4 1-4 10時間 後 にもう1 回、ホイールナットのトルク締めを行う; トルク 値は 70-90 ft-lb(94-122 N.m= 9.7-12.4 kg.
• 燃料切れでエンジンが停止した時 • 燃料系統の整備作業、例えばフィルタ交換、セ 注 通常は、上記のエア抜き操作でエンジンが始動 できるようになります。始動できない時は、噴射 ポンプとインジェクタの間にエアが入っている可 能性があります;燃料インジェクタからのエア抜 き(燃料系統の整備 (ページ 41))を参照してく ださい。 パレータの洗浄などを行った後 危険 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6 ~ 13mm 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保す るためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 エンジンの始動と停止 重要 エンジンを始めて始動するとき、燃 料切れによってエンジンが停止したとき
1. カッティングユニットを希望の刈高にセット する。 2. 刈り込み条件に最も適した刈り込み速度を決 める。 3. ステッカー 110–0996(図 40)上のグラフを 使って、適切なリール速度の設定を行う。 リールの速度を設定するには、ノブ(図 39) を回して、ノブの矢印を、所定の番号に合わ せます。 図 39 1.
図 40 1. 前リール回路コントロール 3. リール: 刈り込みとバックラップ 5. リール - 刈高 2. 後リール回路コントロール 4. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 6. 走行速度 昇降アームのカウンタバランスを 調整する 凹凸の激しいターフで一定の刈高にカット、サッチ が厚くたまっているターフで削らないように刈るな ど、様々なターフ条件に合わせて、後カッティング ユニットの昇降アームについているカウンタバラ ンスを調整することができます。 1 2 各カウンタバランスを、4種類の設定のうちの1つに 設定してください。位置を1つずらすごとに、カッ ティングユニットに掛かる圧力が 2.3 kg 増加また は減少します。カウンタバランスをゼロにしたい場 合には、スプリングを第1スプリングアクチュエータ の裏側(第4番目の位置)にセットしてください。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2.
2. エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉 める。但し、7~11 Nm(0.7~1.1kg.m)以上の トルクで締め付けないよう注意すること。 重要 バイパスバルブを開いたままでエンジ ンを回転させるとトランスミッションがオー バーヒートします。 ジャッキアップポイント 警告 ジャッキ(油圧ジャッキ、機械式ジャッキ)が 外れたり破損したりすると重大な事故となる。 • マシンをジャッキアップしたら、必ずスタ ンドで支えること。 図 42 1. スイッチ 2. スイッチの取り付けナット 3. 4. スイッチの調整ブラケット 昇降アームのセンサー • 油圧ジャッキだけで支えてはならない。 • 前:各前輪の内側、アクスルチューブの下にあ る四角いパッド(図 44) 緊急時の牽引移動 緊急時には、油圧ポンプについているバイパスバル ブを開いて本機を前進方向に牽引または押して移 動することができます。 重要 トランスミッションを保護するために、牽 引 ま た は 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.
消し、キーを OFF 位置に戻すと、ランプは消灯し てシステムは自動的にリセットされます。 図 45 1. 車両前部のロープ掛けポイント 図 47 • 後:車両の左右側それぞれの後フレーム(図 46) 1. 故障診断ランプ ランプの点滅は以下のどちらかを知らせています: • 出力回路の1つがショートしている。 • 出力回路の1つが断線している。 故障診断ディスプレイを使用するときには、まず、 どの出力に異常があるのか、から出発しま す。 インタロックスイッチの動作を点検する (ページ 33) を 参照。 始動スイッチをON位置にしても診断ランプが点灯し ない時は、電子コントローラが作動していないこと を示しています。考えられる原因としては: • • • • 図 46 1.
注 診断する機械の種類にあった正しいオー バーレイを、ACEディスプレイにセットして ください。 コントローラが機械を制御するためには、各入力・ 出力スイッチが正しく接続・機能している必要が あります。 故障診断用ACEディスプレイは、この機能(電気 系)をチェックする装置です。 インタロックスイッチの動作を点 検する インタロックスイッチは、走行ペダルがニュートラ ル位置、リール回転スイッチが停止(回転禁止)位 置、リールコントロールレバーがニュートラル位置 の時にのみエンジンの始動を許可します。また、走 行ペダルが踏まれた状態でオペレータが座席を離 れるとエンジンを停止させます。 注意 図 49 インタロックスイッチは安全装置であり、これ を取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 6. インタロックスイッチの機能点検手順 7. 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレー キを掛ける。 2.
3. コントローラ付近にあるワイヤハーネスと、 コネクタを探し出す。 4. ワイヤハーネスのコネクタからループバッ ク・コネクタを注意深く外す。 5. ハーネスのコネクタに ACE テスターを接続 する。 注 診断する機械の種類にあった正しいオー バーレイを、ACEにセットする。 6. キースイッチを ON 位置に回す(エンジンは 始動させない)。 8. MSV2 前リール回路 MSV1 後リール回路 SVRV カッティングユニット上昇/下降 SV1 前カッティングユニット上昇/下降 SV3 後カッティングユニット上昇/下降 SV2 カッティングユニット上昇 ヒント 注 オーバーレイの赤文字は対応する入力ス イッチを示し、緑文字は出力を示します。 7.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイール・ナットを 94~122 Nm(6.2~8.9 kg.m)にトルク締めする。 使用開始後最初の 8 時間 • オルタネータベルトの磨耗と張りの点検を行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイール・ナットを 94~122 Nm(6.2~8.9 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ。 エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検 エアフィルタのインジケータの表示2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作 リールとベッドナイフの摺り合わせ 刈高の調整の点検。 グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ修理を行う。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを回転させた状態で油圧フィルタのインジケータの表示を確認する。また、油圧オイルの量(オイルが暖かい状態)を点検する。 3.
定期整備ステッカー 図 50 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 潤滑 • 昇降アームのシリンダ(各アームに2ヶ所) (図 52) ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 50運 通常の使用では50 50 運転 時 間 ご と に一般用2号リチ ウムグリスによる潤滑を行います。車体を水洗い 直ち に グリスアッ したときは整備間隔に関係なく直 プしてください。 図 52 グリスアップ箇所は以下の通りです: • ポンプ駆動シャフトのUジョイント(3ヶ所) (図 51) 図 51 37
• 昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所) • アクスルのステアリングピボット(1ヶ所) (図 52) (図 56) • カッティングユニットのキャリアフレームとピ ボット(各2)(図 53) 図 56 • ステアリングシリンダのボールジョイント (2ヶ 所)(図 57) 図 53 • 昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所) (図 54) 図 57 図 54 • ブレーキペダル(1ヶ所)(図 58)。 • 後アクスルのタイロッド(2ヶ所)(図 55) G011615 図 58 図 55 38
エンジンの整備 フィ ル さえて確実にボ ディーに密着させる。フ タの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 エアクリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損していれば交換してくださ い。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。 エアクリーナの整備はインジケータ(図 59)が赤 色になってから行ってください。早めに整備を行っ ても意味がありません。むしろフィルタを外した ときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が 大きくなります。 図 60 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着してい るのを確認してください。 1. 1. 2. エアクリーナのカバーをボディーに固定して いるラッチを外す(図 59)。 エアクリーナのカバー エアクリーナのフィルタ 3. エアクリーナのインジケータ 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レットバルブを外し、内部を清掃して元通り に取り付ける。 5.
図 63 1. スロットルケーブルのピボッ ト 2. インジェクションポンプのレ バーアーム 図 62 1. オイルフィルタ 4. 新しいフィルタのシールにきれいなエンジン オイルを薄く塗る。 5. アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガ スケットがアダプタに当たるまで手でねじ込 み、そこから更に 1/2 回転増し締めする。 スロットルの調整 スロットルレバーを前に倒し、コントロール アームのスロットの前端から 3 mm ぐらい手前 の位置にセットする。 2. 燃料噴射ポンプのレバーの隣にあるスロット ルケーブルのコネクタをゆるめる(図 63)。 4. スロットルケーブルのコネ クタ 3. インジェクションポンプレバーのアームをハ イアイドルストップに当てる(図 63)。 4. スロットルケーブルを引いてたるみをなくし た状態にし、スロットルケーブルコネクタを 締め付ける。 5. クランクケースにオイルを入れ る; エンジンオイルの量を点検する (ページ 23)を 参照。 1.
燃料系統の整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6 ~ 13mm 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保す るためである。 図 64 1. 燃料フィルタ・水セパレータ 3. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐ う。 4. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに 拭く。 5. ガスケットに薄くオイルを塗る。 燃料タンクの内部清掃 6. ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ 込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 7.
電気系統の整備 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 行う時には、バッテリーから2本のケーブルを両方 とも、電子コントロール・モジュールからのワイヤ ハーネスを2本とも、そしてオルタネータからの ターミナルコネクタを外してください。 バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 50運転時間ごと 図 65 1. 警告 燃料インジェクタ 2. 始動キーを ON 位置に回し、接続部から流れ 出る燃料が泡立たなくなるのを待つ。エアが 抜けて燃料のみが流れ出てくるようになった らキーをOFFに戻す。 3. パイプをしっかり締め付ける。 4.
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすよう でしたら調整が必要です。動きだすようでしたら 調整が必要です。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を下降させ、エンジンを停止させる。 2. 機体前部をジャッキアップして前タイヤを床 から浮かす。落下事故防止のために、ジャッ キスタンドや支持ブロックなどを使って機体 をサポートする。 図 66 1. ヒューズブロック 注 4WD モデルでは後輪も浮かせてください。 警告 ジャッキ(油圧ジャッキ、機械式ジャッ キ)が外れたり破損したりすると重大な事 故となる。 • マシンをジャッキアップしたら、必ず スタンドで支えること。 • 油圧ジャッキだけで支えてはならない。 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調 整カムのロックナットをゆるめる(図 68)。 図 67 図 68 1. 43 ロックナット 2.
冷却系統の整備 警告 トラクション調整カムの最終調整は、エン ジンを回転させながら行う必要がある。危 険を伴う作業であるから、 冷却部の清掃 マフラーなどの高温部分や回転部、可動 部に顔や手足を近づけぬよう十分注意す ること。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 4. エンジンを始動し、車輪の回転が止まるとこ ろまでカムを回す。 5. ロックナットを締めて調整を固定する。 吸気スクリーン、オイルクーラ、ラジエターは毎日 清掃してください(悪条件下で使用している場合 はより頻繁に)。 6. エンジンを止める。ジャッキスタンドをはず し、機体を床に下ろす。 7. 試験運転で調整を確認する。 100運転時間ごと 2年ごと 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エンジン部を丁寧に清掃する。 3. クランプをゆるめ、後スクリーンを開く (図 70)。 後輪のトーインの調整 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向け る。 2.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが25 mm以上となったり、 ブレーキの効きが悪いと感じられるようになった ら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペ ダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッ シュ(ギアのガタ)を利用してドラムを前後にゆす り、ドラムが何にも接触していないことを確認し てください。 1. 図 71 1. 6. オイルクーラ 2. 遊びを減らす(ブレーキを締める)には、ブ レーキケーブルのネジ山の前ナットをゆるめ、 後ろのナットを締める (図 73)。 1 オイルクーラのラッチ 2 オイルクーラとラジエターの裏表を(図 72) 圧縮空気で丁寧に清掃する。 図 73 1. 図 72 1. ラジエター 7. オイルクーラを元に戻し、ラッチで確実に固 定する。 8. スクリーンを閉じ、ラッチを掛ける。 45 ブレーキケーブル 2. 前ナット 2. 後ろナットを締めてケーブルを後ろへ引く; ホイールがロックするまでの行きしろが 12.
駐車ブレーキの調整 ベルトの整備 駐車ブレーキが固定できなくなった場合には、駐 車ブレーキのツメを調整します。 初日の運転が終了したらオルタネータベルトの状 態と張りの点検調整を行い、その後は100運転時間 ごとに点検調整します。 1. 駐車ブレーキのツメをフレームに固定してい るネジ2本をゆるめる(図 74)。 オルタネータベルトのテンション 調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 100運転時間ごと 1. フードを開ける。 2. オルタネータ側プーリとクランクシャフト側 プーリ間の中央部(図 75)でベルトを指で10 kg 程度の力で押して点検する。 2 4 1 3 図 74 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ(2本) 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるま で駐車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 74). 3. ねじ(2本)を締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを 解除する。 5.
油圧系統の整備 重要 入れすぎないこと。 油圧フィルタの交換 油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が表 示されます(図 77)。エンジン回転中にこのイン ジケータを点検したとき、表示が緑色の領域にあれ ば交換は不要です。表示が赤色の領域に入ったら、 油圧フィルタを交換してください。 2年ごと 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体 を洗浄する必要がありますので、Toro 代理店にご 連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になっ たり黒ずんだ色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンク(図 76)の下についているフィッティ ングの下に、オイルを受ける大型の容器を置 く。 図 77 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1.
警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。 図 79 1. 油圧フィルタ 3. フィルタを外す。 4. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを 薄く塗る。 5. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 6. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタ を手でねじ込み、そこからさらに1/2回転締 め付ける。 7. もう1つのフィルタについても、同じ要領で 作業を行う。 8. エンジンを始動して2分間運転し、システム 内のエアをパージする。 9.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットのバックラップ 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 図 81 1. 注 バックラップの時は、前3ユニット、後2ユニッ トがそれぞれ共に回転します。 刈り込み回路テストポート(2個) 昇降マニホルドブロックついているテストポート (図 82)は、昇降回路の故障探究用です。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を降下させ、エンジンを停止して、駐車ブ レーキを掛け、リール回転スイッチを回転禁 止位置とする。 2. 運転席を上げてリールコントロールを露出さ せる。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバッ クラップ用に設定する;カッティングユニッ トの オペレーターズマニュアル を参照。 4.
6. 保管 バックラップスイッチで前のカッティングユ ニット又は後ろのカッティングユニット、あ るいは両方を選択する(図 83)。 トラクションユニットの整備 危険 人身事故防止のため、カッティングユニッ トから十分離れてから次の手順に進むこ と。 7. 8. 9. 10. 刈り込み/移動走行切り換えレバーを「刈り 込み」にセットし、リール回転スイッチを回 転許可にセットする。リールコントロールレ バーを前に倒すとリールが回転してバック ラップが始まる。 長い柄のブラシを使ってラッピングコンパウ ンドを塗布しながらラッピングを続ける。柄 の短いブラシは絶対に使用しないこと。 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する全部のタイヤ空気圧を 83~103 kPa(0.8~1.0 kg/cm2)に調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5.
図面 油 圧 回 路 図 (Rev.
電 気 回 路 図 (Rev.
メモ: 53
メモ: 54
メモ: 55
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