Form No. 3370-490 Rev A 11枚 枚刃 5 イ ン チ リ ー ル DPA カ ッ 8 & 11 ティングユニット Reelmaster ® 5210/5410 シ リ ー ズ ・ ト ラ ク シ ョ ン ユ ニット 03694— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 03694 03695— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 03695 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに 図2 1. この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 弊社Toroのウェブサイトwww.Toro.comで製品・ アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報 閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていた だくことができます。 目次 整備について、またToro 純正部品についてな ど、分からないことはお気軽に弊社代理店ま たはToro カスタマーサービスにおたずねく ださい。お問い合わせの際には、必ず製品の モデル番号とシリアル番号をお知らせくださ い。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印し た銘板の取り付け位置を示します。いまのうち に番号をメモしておきましょう。 はじめに ................................2 安全について ............................
安全について 品に損傷が発生していないか点検してくださ い。損傷や異常があれば修理を行い、それま では作業を再開しないでください。 安全な御使用のためには、機械の運転、移動や搬 送、保守整備、保管などに係わる人々の日常の 意識や心がけ、また適切な訓練などが極めて重 要です。 不適切な使い方をしたり手入れを怠っ たりすると、死亡や負傷などの人身事故につな がります。事故を防止するために、以下に示す 安全のための注意事項を必ずお守りください。 • 機械から離れる前に、必ずカッティングユ ニットを地面に降下させ、キーを抜き取っ てください。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつ け、常にカッティングユニットの安全を心掛 けてください。 • このカッティングユニットをお使いになる 前に、トラクションユニットのマニュアルを 読み、内容をよく理解し、注意事項を守っ てお使いください。 • 整備・調整・格納作業の前には、エンジンが 不意に作動することのないよう、必ずキーを 抜き取っておいてください。 • このカッティングユニットをお使いになる 前に、このマニュアルを読み、内容をよく理 解し、注意事項を守って
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付していま す。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-6688 1. 警告 – 整備作業前にマニュ アルを読むこと。 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 数量 用途 カッティングユニット 1 カッティングユニットを点検する 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを立てるときにはキッ クスタンドを使用します。 必要なパーツはありません。 – 後シールドを調整します。 必要なパーツはありません。 – カウンタ・ウェイトを取り付ける その他の付属品 内容 数量 用途 パーツカタログ オペレーターズマニュアル 認証証明書 1 1 1 以下の文書をよく読み、適切な場所に保管してください。 O リング 1 リール・モータをカッティングユニットに取り付ける時に使 用します。 ネジ 2 リール・モータをカッティングユニットに取り付けるのに使 用します。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 カッティングユニットのキックスタ ンド 点検 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 1 手順 カッティングユニット ベッドナイフやリールを見るためにカッティン グユニット
図3 1. 図4 カッティングユニットのキックスタンド 1. 3 後シールド 2. キャップスクリュ 4 後シールドを調整する カウンタ・ウェイトを取り付ける 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈 りカスを前に排出する)のがベストです。濡れ 芝などのように草が非常に重い時はシールドを 開ける方が良い場合もあります。 どのカッティングユニットも、カウンタ・ウェ イトをカッティングユニットの左側に取り付 けて出荷しています。下の図で、リール・モー タとカウンタ・バランスとの位置関係を確認し てください。 シールド(図 4)を開けるには、シールドを左 サイドプレートに固定しているキャップスク リュをゆるめ、シールドを開位置にセットし、 キャップスクリュを締めてください。 図5 1.
製品の概要 仕様 純重量 モデル 03694: 51 kg モデル 03695:52 kg カッティングユニット用アクセサリとキット (パーツカタログでパーツ番号をご確認く ださい)。 注 特に明記しない限り、どのアクセサリもカッ ティングユニット1台あたりに1つ必要です。 集 草 バ ス ケ ッ ト ・ キ ッ ト : カッティングユニッ トに取り付けて刈りかすを収集します。 後 昇 降 シ リ ン ダ ・ キ ッ ト : 後カッティングユ ニットの昇降アームのシリンダにカラーを取り 付け、カッティングユニットの上昇高さを制限 するキットです。これにより、後部の集草バス ケットのための空間を大きくすることができま す。 後 ロ ー ラ 用 ブ ラ シ ・ キ ッ ト : 後ローラの表面 に密着して高速度で回転し、ローラについた刈 りかすをきれいに落として刈高のムラをなく し、また刈りかすが塊になって見栄えを悪くす るのを防止します。これにより、刈った後の 見栄えが改善します。 グ ル ー マ ・ キ ッ ト : 前ローラの直後に取り付 ける回転式のブレードで、ローラに踏まれた芝 草を、刈り込む直前に立た
運転操作 のを防止します。このキットには、溝付きロー ラ用のスクレーパが付属しています。 高 刈 り キ ッ ト : 前ローラのブラケットが新し くなり、後ローラ部にスペーサを使うようにし たことにより、25 mm 以上の刈高で刈ることが できるようになっています。また、この新しい 前ローラ・ブラケットの採用により、前ローラ の位置がカッティングユニットのかなり前にな り、そのため、これらの刈高においても刈り込 み後の見栄えが向上しています。 シ ョ ル ダ ・ ロ ー ラ : 暖地型の芝草(バミュー ダ、ゾイシア、パスパラムなど)で、オーバー ラップ・マークができる場合に有効です。 カ ラ ー ・ キ ッ ト ( 各 ロ ー ラ に 6 個 必 要 ) : 暖地 型の芝草(バミューダ、ゾイシア、パスパラム など)で、オーバーラップ・マークができる場 合に有効です。既存の溝付きローラの外側の 溝部分に取り付けて使用しますが、ショルダ・ ローラよりもあたりが軟らかいのが特長です。 長い後ローラ 暖地型の芝草(バミューダ、ゾイ シア、パスパラムなど)で、オーバーラップ・ マークやカッティングユニット間のミスマッ
4. サイドプレート取り付けフランジとスペー サから、ローラとボルトを外す。 5. スペーサを、ローラ・ブラケットの上にして ボルトに通す。 6. ローラ・ブラケットと2枚のスペーサとを、 サイドプレート取り付けフランジの下側 に、ボルトで取り付ける。 7. ベッドナイフとリールの調整を確認する。 カッティングユニットを立てて、前ローラ と後ローラ、およびベッドナイフが見える ようにする。 G003323 図9 注 リールと後ローラとの平行関係は、カッ ティングユニット全体の組み立て精度によ り保証されていますから、調整は不要で す。極わずかの狂いの調整は以下の方法に より可能です:カッティングユニットを定 盤の上に載せ、サイドプレート固定キャッ プスクリュをゆるめる(図 11)。きちんと 調整してキャップスクリュを締め付ける。 キャップスクリュを 27-33 ft-lb(37-45 Nm=3.7-4.6 kg.m)にトルク締めする。 4. この作業をリールの反対側の端でも行い、 新聞紙で確認して必要に応じて調整する。 5.
ターフや土壌のコンディションなどにより実効 刈高はさまざまに変化します。カッティングユ ニットの設定(刈り込みの強さ、ローラの種類 と位置、ベッドナイフの種類、装着するアタッ チメント、ターフ補正装置の調整など)も、実 効刈高に影響を与えます。ターフ・エバリュ エータ(モデル 04399)を使って、定期的に 実効刈高を確認し、名目刈高との差を把握し ておくことをお勧めします。 取り付けフランジの下にセットするスペーサ の数が多いほど「きつい」刈り込みになりま す。トラクションユニットに取り付ける全部 のカッティングユニットを同じ「きつさ」に 設定する必要があります(同じ数の後スペー サ P/N 119-0626 を取り付ける);そうしない と刈り込み後の見栄えが悪くなる場合があり ます(図 12)。 ターフ補正スプリングの設定 刈り込みの「強さ」 ターフ補正スプリングは、カッティングユ ニットの前から後ろへの「体重移動」を行う 働きがあります。(これによりユニットを安 定させ、いわゆる「波打ったような」仕上が り(ボビングとかマーセリングといわれる現 象)を防いでいます。 カッティングユニットの「強
チェーン・リンク リンク・アーム・チェーンを取り付ける位置 によって、後ローラのピッチ角が決まります (図 14)。 図 14 1. 昇降チェーン 3. 下穴 2.
刈高チャート 刈高設定 刈り込みの「強さ」 後スペーサの数 チェーン・リンクの数 グルーマ・キットを取り 付けている場合 0.190 インチ(6 mm) 弱め 普通 強め 0 0 1 3+ 3+ 3 Y Y - 0.375 インチ (9 mm) 弱め 普通 強め 0 1 2 4 3 3 Y Y - 0.500 インチ (13 mm) 弱め 普通 強め 0 1 2 4 3+ 3 Y Y Y 0.625 インチ (16 mm) 弱め 普通 強め 1 2 3 4 3 3 Y Y - 0.750 インチ (19 mm) 弱め 普通 強め 2 3 4 3+ 3 3 Y Y - 0.875 インチ (22 mm) 弱め 普通 強め 2 3 4 4 3 3 Y Y - 1.000 インチ (25 mm) 弱め 普通 強め 3 4 5 3+ 3 3 Y Y - 1.125 インチ (29 mm)* 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 - 1.
刈り高の調整 注 刈高を 25 mm 以上に設定するには高刈り キットが必要です。 1. 刈り高ブラケットをカッティングユニッ トのサイドプレートに固定しているロック ナットをゆるめる(図 15)。 図 17 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ 頭がリールにぴったりと掛かっているのが 正しい調整状態です。下刃の左右端でこの 状態となるように調整してください。 図 15 1. 2. 刈高ブラケット ロックナット 3. 調整ネジ 5. ナットを締めて調整を固定する。締めすぎ ないように注意すること。ワッシャの遊び がなくなればよい。 2. ゲージバー(図 16)のナットをゆるめ、 調整ネジを希望の刈り高に合わせる。 ネ ジ頭の下からバーの表面までの距離が刈り 高となる。 以下の表により、希望する刈高に最も適し たベッドナイフを決定してください。 ベッドナイフ選択チャート 図 16 1. ゲージバー 4. 2. 3. 刈高調整ネジ ナット 5. グルーマ搭載時の刈高調 整に使う穴 使用しない穴 3.
注 ベッドナイフとリール刃は継続的に接触 しているので、使用期間が長くなるとベッド ナイフの全長にわたり、切先部に小さなバ リが出来てきます。時々ヤスリでこのバリ を取り除いてやると切れ味が向上します。 ベッドナイフは、長期間使用しているうち にリールに削られ、リールの端部と接触す る縁の部分が角張ってきます。この角張っ た部分はヤスリで削り落としてください。 図 18 1.
ベッドナイフ(下刃)の整備 ベッドナイフの使用限界を以下の表に示しま す。 重要 ベッドナイフの使用限界を超えてカッ ティングユニットを使用すると、刈り込みの 見栄えが悪化したり、衝突に対してのベッド ナイフの構造的な強度が不十分になる可能性 があります。 ベッドナイフの使用限界表 ベッドナイフ パーツ番号 先長ローカット EdgeMax®(オ プション) 119–4280 先長ローカット (オプション) 図 21 使用限界 * ベッドナイフの リップの高さ * 220 イ ン チ (5.6 mm) 0.190 インチ (4.8 mm) 120–1640 0.220 インチ (5.6 mm) 0.190 インチ (4.8 mm) ローカット(オ プション) 110-4084 0.220 インチ (5.6 mm) 0.190 インチ (4.8 mm) EdgeMax® (標 準) 108-9095 .270 イ ン チ (6.9 mm) 0.190 インチ (4.8 mm) スタンダード (オプション) 108-9096 .270 イ ン チ (6.9 mm) 0.
保守 潤滑 1台のカッティングユニットに6ヵ所のグリス ポイントがありますから(図 22)、それぞれ のポイントにNo.2 リチウム系汎用グリスを補 給してください。 図 23 1. グリスポイントは、前ローラ(2ヶ所)、後 ローラ(2ヶ所)、リール・ベアリング(2ヶ 所)です。 ベッドナイフ調整ノブ 2. ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた 手袋をして、カッティングユニットの刃の部 分をつかみ、リールを左右に揺すってガタが あるかどうかを調べる(図 24)。 注 カッティングユニットを水で洗浄した場合は すぐにグリスアップしてください。ベアリング 内から水を追い出しておくことにより、ベアリ ングの寿命を延ばすことができます。 1. グリス・ニップルの周囲をウェスできれい に拭く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリ ングの逃がしバルブからはみ出してくるまで グリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 G003331 図 24 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する: A.
ガタを吸収できない場合には、ベアリン グを交換する。 ドバーの両端にナイロンワッシャとスチー ルワッシャが2枚ずつあるので注意する (図 28)。 注 リール・ベアリングに予負荷を掛ける 必要はありません。リール・ベアリング調 整ナットを締め付けすぎるとベアリング を破損しますから注意してください。 4. ベアリング・ハウジングにベアリング調整 ナットを固定している固定ネジを締め付け る。12-1.5 in-lb(1.4-1.7 N.m = 0.14-0.17 kg.m)にトルク締めする。 ベッド・バーの整備 ベッド・バーの取り外し 1. ベッドバー調整ねじを左に回してベッドナ イフとリールの接触をなくす(図 26)。 図 28 1. 2. ベッドバーボルト ナット 3. スチール製ワッシャ 4. ナイロン製ワッシャ ベッド・バーの取り付け 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの 間にベッド・バーの固定用「耳」を入れる。 2.
サイドプレートに固定する。ナイロンワッ シャはサイド・プレートの両側のボスに嵌め 込む。その外側からスチール製ワッシャを 取り付ける(図 30)。ベッドバーボルトを 27-33 ft.-lb (37-45 N-m = 4.6-1.7 kg.m) にトルク締めする。左右の遊びが完全になく なって外側のスチール製ワッシャが回らなく なるまで(ただし決して締めすぎになったり サイド・プレートが変形したりしていない) ロックナットを締め付ける。内側のワッシャ には遊びがあってよい(図 28)。 2 1 g016648 10.各ベッドバーアジャスタ・アセンブリを締 め付けて圧縮スプリングを完全に圧縮し、そ こから1/2回転だけ戻す(図 29)。 図 29 1. スプリングテンション・ナット 2. スプリング 11.カッティングユニットの反対側についても 同じ作業を行う。 HD デ ュ ア ル ポ イ ン ト ア ジ ャ ス タ DPA)) の 整 備 ( DPA 12.リールと下刃の調整を行う 1.
11 G016355 10 7 9 8 4 6 5 2 3 図 30 1. シャフトアジャスタ 2. ウェーブワッシャ 4. 5. ここにネバーシーズを塗る 平ワッシャ 3. フランジブッシュ 6. ロックナット 7. 8. 9. ローラの整備 ローラの整備用として、ローラ・リビルド・キッ ト(Part No. 114–5430)およびローラ・リビル ド・ツール・キット(Part No. 115–0803)をご 用意しております(図 31)。ローラ・リビルド・ キットは、ローラの分解組み立てに必要なすべ てのベアリング、ベアリング・ナット、内側シー ル、外側シールをセットにしたキットです。 ローラ・リビルド・ツールキットは、ローラ・リ ビルド・キットをつかってローラの再組み立て を行うのに必要な工具と説明書のキットです。 詳細は、パーツカタログをご覧になるか、代理 店にお問い合わせください。 19 1 ここにネバーシーズを塗る ベッドバー調整ねじ 硬化ワッシャ 10. 圧縮スプリング 11.
図 31 1. リビルド・キット Part No. 114-5430 2. 3. リビルド・ツール・キット Part No. 115-0803 内側シール 4. 5. ベアリング 外側シール 20 6. 7. 8. ベアリングナット 内側シールツール ワッシャ 9.
メモ: 21
メモ: 22
メモ: 23
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到来するま で保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。 部品や アセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部品