Form No. 3376-943 Rev C 枚刃 5 イ ン チ リ ー ル ・ 8 枚 刃 お よ び 11枚 DPA カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト Reelmaster® 5210/5410 シ リ ー ズ ・ ト ラ ク シ ョ ン ユニット シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03694—シ シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03695—シ 製品の登録は www.Toro.com.
図2 はじめに 1. この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に 使用するのはお客様の責任です。 危険警告記号 重要 は この他に2つの言葉で注意を促しています。重 注はその他の 製品の構造などについての注意点を、注 注意点を表しています。 弊社に直接おたずねをいただく場合 www.Toro.com 製 品・アクセサリに関する情報、代理店についての情 報、お買い上げ製品の登録などを行っていただく ことができます。 目次 安全について ............................................................. 3 安全ラベルと指示ラベル .................................... 3 組み立て ..................................................................... 4 1 点検 ........................................
安全について は機械にからみつく危険がありますから着用し ないでください。作業には、必ず長ズボンと頑 丈な靴を着用してください。安全メガネ、安全 靴、およびヘルメットの着用をおすすめしま す。地域によってはこれらの着用が義務付けら れています。 安全な御使用のためには 機械の運転、移動や搬送、 保守整備、保管などに係わる人々の日常の意識や心 がけ、また適切な訓練などが極めて重要です 不適 切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、死 亡や負傷などの人身事故につながります。事故を 防止するために 以下に示す安全のための注意事項 を必ずお守りください • このカッティングユニットをお使いになる前 に、トラクションユニットのマニュアルを読 み、内容をよく理解し、注意事項を守ってお使 いください。 • このカッティングユニットをお使いになる前 に、このマニュアルを読み、内容をよく理解 し、注意事項を守ってお使いください。 • 子供には絶対にトラクションユニットの運転や カッティングユニットの使用をさせないでくだ さい。大人であっても適切な訓練を受けていな い人にはトラクションユニットの運転やカッ ティングユニット
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 カッティングユニット 1 カッティングユニットを点検する 2 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを立てるときにはキッ クスタンドを使用します。 3 4 必要なパーツはありません。 – 後シールドを調整します。 必要なパーツはありません。 – カウンタウェイトを取り付ける その他の付属品 内容 数量 用途 パーツカタログ オペレーターズマニュアル 認証証明書 1 1 1 以下の文書をよく読み、適切な場所に保管してください。 リング 1 リールモータをカッティングユニットに取り付ける時に使用 します。 ネジ 2 リールモータをカッティングユニットに取り付けるのに使用 します。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 カッティングユニットのキックスタ ンド 点検 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 カッティングユニット 1 ベッドナイフやリールを見るためにカッティング ユニットを立
図3 1. 図4 カッティングユニットのキックスタンド 1. 3 後シールド 2. キャップスクリュ 4 後シールドを調整する カウンタウェイトを取り付ける 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく刈りカス を前に排出するのがベストです。濡れ芝などのよう に草が非常に重い時はシールドを開ける方が良い 場合もあります。 どのカッティングユニットも、カウンタウェイトを カッティングユニットの左側に取り付けて出荷して います。下の図で、リールモータとカウンタバラン スとの位置関係を確認してください。 シールド図 4を開けるには、シールドを左サイド プレートに固定しているキャップスクリュをゆる め、シールドを開位置にセットし、キャップスク リュを締めてください。 図5 1.
製品の概要 仕様 モデル番号 純重量 03694 51 kg 03695 52 kg カッティングユニット用アクセサリとキット パーツカタログでパーツ番号をご確認くだ さい 。 注 特に明記しない限り、どのアクセサリもカッティ ングユニット1台あたりに1つ必要です。 集 草 バ ス ケ ッ ト キ ッ ト カッティングユニットに取 り付けて刈りかすを収集します。 後昇降シリンダ・キット 後カッティングユニットの 昇降アームのシリンダにカラーを取り付け、カッ ティングユニットの上昇高さを制限するキットで す。これにより、後部の集草バスケットのための空 間を大きくすることができます。 後ローラ用ブラシ キット 後ローラの表面に密着して 高速度で回転し、ローラについた刈りかすをきれい に落として刈高のムラをなくし、また刈りかすが塊 になって見栄えを悪くするのを防止します。これに より、刈った後の見栄えが改善します。 グ ル ー マ キ ッ ト 前ローラの直後に取り付ける回転 式のブレードで、ローラに踏まれた芝草を、刈り 込む直前に立たせるので芝目を減らすためには最 高のキットです。また、芝草についた露を
運転操作 のため、これらの刈高においても刈り込み後の見 栄えが向上しています。 シ ョ ル ダ ロ ー ラ 暖地型の芝草バミューダ、ゾイシ ア、パスパラムなどで、オーバーラップマークが できる場合に有効です。 個必 要 暖地型の芝草バ カ ラ ー キ ッ ト 各 ロ ー ラ に 6個 ミューダ、ゾイシア、パスパラムなどで、オーバー ラップマークができる場合に有効です。既存の溝 付きローラの外側の溝部分に取り付けて使用しま すが、ショルダローラよりもあたりが軟らかいの が特長です。 長い後ローラ 暖地型の芝草バミューダ、ゾイシア、 パスパラムなどで、オーバーラップマークやカッ ティングユニット間のミスマッチを減らします。 フル前ローラ よりはっきりとしたストライプを作り たい同じ方向に繰り返し刈る場合に有効ですが、 実効刈高がわずかに高くなりカットのクオリティ がわずかに下がります。 スクレーパ 溝付きローラ、ショルダ ローラ、後ロー ラ、フル前ローラ用 オプションローラのどれにでも 取り付けられる固定式のスクレーパで、ローラにつ いた刈りかすを掻き落とすことによって一定の刈高 でのカットを行います。 ロ ー
. 上記ステップ6と7を繰り返して、カッティング ユニットの左右どちらの側でも、同じ力でシム を引き抜けるように、しかしそこから左右でも う1クリック締めるとシムを引き抜けなくなる ように、下刃とリール刃のすき間を調整する。 以上で、下刃とリールが平行に調整された。 注 以上の調整は、毎日行う必要はありませ ん。研磨を行った後や分解して再組み立てを 行った時に実施してください。 9. この位置あと1クリック締めるとシムが通らな くなる位置から、ベッドバーアジャスタをそ れぞれ右に2クリック締める。 注 1回のクリックで、下刃が 0.018 mm 移動す 調整 ね じ を 締 め す ぎ な い よ う に 注 意 し て る。調 ください。 10. g020158 図9 1. カッティングユニットのキックスタンド 3. カッティングユニットの右端からおよそ 25mm の位置でリール刃が下刃と交差するように リールを回して位置を決める。その後の調整 をやりやすくするために、この刃にマーカー で印をつける。リール刃と下刃が交差して いる場所で、リール刃と下刃の間に、シム 0.
刈高チャートで使用している用語 の解説 刈高の設定 希望の刈高に合わせること。 名目の刈高 作業台で設定した刈高 図 11 1. スペーサ 2. ローラブラケット 3. 2. カッティングユニットの後部を持ち上げてベッ ドナイフの下に角材などの枕を置く。 3. 各ローラブラケットとスペーサをそれぞれの サイドプレート取り付けフランジに固定して いるナット2個を外す。 4. サイドプレート取り付けフランジとスペーサ から、ローラとボルトを外す。 5. スペーサを、ローラブラケットの上にしてボ ルトに通す。 6. ローラブラケットと2枚のスペーサとを、サ イドプレート取り付けフランジの下側に、ボ ルトで取り付ける。 7.
図 13 1. 後スペーサ 2. サイドプレートの取り付け フランジ 3. 刈り込みの「強さ」 図 14 後スペーサ 1. ターフ補正スプリング 3. スプリングロッド 2. ヘアピンコッター 4. 六角ナット 2. 刈り込みの強さは、後スペーサの数で設定します。 刈高の設定が同じなら、サイドプレート取り付け フランジの下にセットするスペーサの数が多いほ ど「きつい」刈り込みになります。トラクション ユニットに取り付ける全部のカッティングユニッ トを同じ「きつさ」に設定する必要があります同 じ数の後スペーサ P/N 119-0626 を取り付ける そう しないと刈り込み後の見栄えが悪くなる場合があ ります 図 13 。 スプリングロッド前部の6角ナットを締めて、 スプリング圧縮状態の長さが127 mm になるよ うにする 図 14 。 注 アップダウンの激しい場所で使用する時に は、スプリングの長さを 1.
刈高チャート 刈高設定 刈り込みの「強さ」 後スペーサの数 チェーンリンクの数 グルーマキットを取り 付けている場合 6.4 mm 弱め 普通 強め 0 0 1 3+ 3+ 3 Y Y - 9.5 mm 弱め 普通 強め 0 1 2 4 3 3 Y Y - 12.7 mm 弱め 普通 強め 0 1 2 4 3+ 3 Y Y Y 15.6 mm 弱め 普通 強め 1 2 3 4 3 3 Y Y - 19.1 mm 弱め 普通 強め 2 3 4 3+ 3 3 Y Y - 22.2 mm 弱め 普通 強め 2 3 4 4 3 3 Y Y - 25.4 mm 弱め 普通 強め 3 4 5 3+ 3 3 Y Y - 28.6 mm* 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 - 31.8 mm* 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 - 34.9 mm* 弱め 普通 強め 4 5 6 4 3 3 - 38.
刈り高の調整 注 刈高を 25.4 mm 以上に設定するには高刈りキッ トを取り付けることが必要です。 1. 刈り高ブラケットをカッティングユニットの サイドプレートに固定しているロックナット をゆるめる 図 16 。 図 18 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ頭 がリールにぴったりと掛かっているのが正し い調整状態です。下刃の左右端でこの状態と なるように調整してください。 図 16 1. 刈高ブラケット 2. ロックナット 2. 3. 調整ネジ 5. ゲージバー図 17のナットをゆるめ、調整ネジ を希望の刈り高に合わせる ネジ頭の下から バーの表面までの距離が刈り高となる。 ナットを締めて調整を固定する。締めすぎな いように注意すること。ワッシャの遊びがな くなればよい。 以下の表により、希望する刈高に最も適した ベッドナイフを決定してください。 ベッドナイフ選択チャート 図 17 1. ゲージバー 4. グルーマ搭載時の刈高調 整に使う穴 2. 3. 刈高調整ネジ ナット 5. 使用しない穴 3.
* 暖地型芝草を 12.7mm 以下の刈高で刈り込む 場合には、ローカット用ベッドナイフが必要 となる場合があります。 図 19 1. ベッドナイフのリップの高さ* カッティングユニットの特性 図 20 このカッティングユニットではデュアルノブ方式 によってベッドナイフとリールの調整を行うよう になっており、最適の調整を簡単に手早く行うこ とができます。また、このデュアルノブ方式では 非常に正確な調整ができますので、ベッドナイフ とリールとが相互に研磨しあうようになり、鋭利 な刃先が長持ちして、高品質な刈りを長時間持続 させることができ、バックラップの頻度を大幅に 減らすことができます。 注 接触を強くしないと切れない場合には、鋭 利な刃先を取り戻して精密なカットができる ようにバックラップ、ベッドナイフのフェー シング、または研磨を行うことが必要「Toro リール/ロータリーモアのための研磨マニュア ルForm No.
ベッドナイフ 下刃 の整備 注 面取りを大きくしすぎると、ターフに刈り残 しが出るようになりますから注意が必要です。 ベッドナイフの使用限界を以下の表に示します。 重要 ベッドナイフの使用限界を超えてカッティングユニットを使用すると、刈り込みの見栄えが悪化した り、衝突に対してのベッドナイフの構造的な強度が不十分になる可能性があります。 ベッドナイフの使用限界表 ベッドナイフ パーツ番号 ベッドナイフのリッ プの高さ * 使用限界 * ローカット オプション 110-4084 5.6mm 4.8 mm プレミアム・ローオプション 125–2771 5.6mm 6.4-12.7 mm EdgeMax® 低刈用 オプション 127–7132 5.6mm 6.4-12.7 mm 先長ローカットオプション 120–1640 5.6mm 4.8 mm 先長ローカット EdgeMax®オプション 119–4280 5.6mm 4.8 mm EdgeMax® 標準 108-9095 6.9mm 4.8 mm スタンダードオプション 108-9096 6.
保守 潤滑 台のカッティングユニットにヵ所のグリスポイント がありますから図 24、それぞれのポイントにNo.2 リ チウム系汎用グリスを補給してください。 図 25 グリスポイントは、前ローラ2ヶ所、後ローラ2ヶ 所、リールベアリング2ヶ所です。 1. 注 カッティングユニットを水で洗浄した場合はす ぐにグリスアップしてください。ベアリング内か ら水を追い出しておくことにより、ベアリングの 寿命を延ばすことができます。 1. グリスニップルの周囲をウェスできれいに拭 く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリン グの逃がしバルブからはみ出してくるまでグ リスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 2. ベッドナイフ調整ノブ ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた手 袋をして、カッティングユニットの刃の部分 をつかみ、リールを左右に揺すってガタがあ るかどうかを調べる図 26。 G003331 図 26 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する A.
注 リールベアリングに予負荷を掛ける必 要はありません。リールベアリング調整 ナットを締め付けすぎるとベアリングを 破損しますから注意してください。 4. ベアリングハウジングにベアリング調整ナッ トを固定している固定ネジを締め付ける。 1.4-1.7 N-m0.14-0.17 kg.m=12-15 in-lbにトルク締 めする。 ベッドバーの整備 図 30 ベッドバーの取り外し 1. 1. 2. ベッドバー調整ねじを左に回してベッドナイ フとリールの接触をなくす図 28。 ベッドバーボルト ナット 3. スチール製ワッシャ 4. ナイロン製ワッシャ ベッドバーの取り付け 図 28 1. 2. ベッドバー調整ネジ 3. スプリングテンション・ナット 4. ベッドバー ワッシャ 2. スプリングテンション・ナットをゆるめて、 ワッシャがベッドバーを全く押さないように する 図 28 。 3. ベッドバーボルト図 29を固定しているロック ナット機体両側をゆるめる。 1. ベッドバー・アジャスタとワッシャとの間に ベッドバーの固定用耳を入れる。 2.
が回らなくなるまでただし決して締めすぎに なったりサイドプレートが変形したりしてい ないロックナットを締め付ける。内側のワッ シャには遊びがあってよい図 30。 2 1 g016648 図 31 1. スプリングテンション・ナット 2. スプリング HD デ ュ ア ル ポ イ ン ト ア ジ ャ ス タ DPA の 整 備 1. 全部のパーツを取り外すHD DPA キットモデ ル 120–7230の 取り付け要領書 および 図 32を 参照 。 2. カッティングユニットのセンターフレームの ブッシュ挿入場所にネバーシーズを塗布する 図 32 。 3. フランジブッシュのキーとフレームのキー溝 を揃えて、ブッシュを挿入する図 32。 4. アジャスタシャフトにウェーブワッシャを通 し、アジャスタシャフトをカッティングユニッ トのフレームのフランジブッシュに通す図 32。 5. 平ワッシャとロックナットでアジャスタシャ フトを固定する図 32。ホイールナットを 20-27 N-m15-20 ft-lb=0.17-0.23 kg.
11 G016355 10 7 9 8 4 6 5 2 3 図 32 1 1. シャフトアジャスタ ここにネバーシーズを塗る 平ワッシャ ここにネバーシーズを塗る 10. 圧縮スプリング ウェーブワッシャ 4. 5. 7. 2. 8. ベッドバー調整ねじ 11. スプリングテンションナット 3. フランジブッシュ 6. ロックナット 9. 硬化ワッシャ ローラの整備 ローラの整備用として、ローラリビルドキットPart No. 114–5430およびローラリビルドツールキット Part No.
図 33 1. リビルドキット Part No. 114-5430 2. 3. リビルドツールキット Part No. 115-0803 内側シール 4. ベアリング 5. 外側シール 19 6. 7. ベアリングナット 内側シールツール 8. ワッシャ 9.
メモ 20
メモ 21
メモ 22
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