Form No. 3362-362 Rev A 11枚 枚刃 7 イ ン チ ・ リ ー ル DPA カ ッ 8 & 11 ティングユニット Reelmaster ® 5510 & 5610 ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト 03681— —シ リ ア ル 番 号 290000001 以 上 モ デ ル 番 号 03681 モ デ ル 番 号03682 03682— — シ リ ア ル 番 号 290000001 以 上 03696— —シ リ ア ル 番 号 290000001 以 上 モ デ ル 番 号 03696 03697— —シ リ ア ル 番 号 290000001 以 上 モ デ ル 番 号 03697 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに 図2 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 1. 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 弊社Toroのウェブサイトwww.Toro.comで製品・ アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報 閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていた だくことができます。 目次 整備について、またToro 純正部品についてな ど、分からないことはお気軽に弊社代理店また はToro カスタマー・サービスにおたずねくださ い。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル 番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の 取り付け位置を示します。いまのうちに番号を メモしておきましょう。 はじめに ............................... 2 安全について ...........................
安全について すから着用しないでください。作業には、 必ず長ズボンと頑丈な靴を着用してくださ い。安全メガネ、安全靴、およびヘルメッ トの着用をおすすめします。地域によって はこれらの着用が義務付けられています。 安全な御使用のためには、機械の運転、移動や搬 送、保守整備、保管などに係わる人々の日常の 意識や心がけ、また適切な訓練などが極めて重 要です。 不適切な使い方をしたり手入れを怠っ たりすると、死亡や負傷などの人身事故につな がります。事故を防止するために、以下に示す 安全のための注意事項を必ずお守りください。 • このカッティングユニットをお使いになる 前に、トラクションユニットのマニュアル と、カッティングユニットのマニュアルとを よくお読みになり、内容を十分に理解し、 適切な方法でお使いください。 • 子供には絶対にトラクションユニットの運 転やカッティングユニットの使用をさせな いでください。大人であっても適切な訓練 を受けていない人にはトラクションユニッ トの運転やカッティングユニットの使用を させないでください。このマニュアルを読 み、内容をきちんと理解した人のみがトラ クションユニッ
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 数量 用途 カッティングユニット 1 カッティングユニットを点検する 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを立てるときにはキッ クスタンドを使用します。 必要なパーツはありません。 – 後シールドを調整します。 必要なパーツはありません。 – カウンタ・ウェイトを取り付ける その他の付属品 内容 数量 パーツカタログ オペレーターズマニュアル 認証証明書 用途 1 1 1 以下の文書をよく読み、適切な場所に保管してください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 カッティングユニットのキックスタ ンド 点検 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 1 手順 カッティングユニット ベッドナイフやリールを見るためにカッティ ングユニットを立てる場合には、ベッドバー調 整ネジのナットが床面に接触しないように、 カッティングユニットの後ろ側についている キックスタンド(スタンドはトラクションユ ニットの付属品で
図3 1. 図4 カッティングユニットのキックスタンド 1. 3 後シールド 2. キャップスクリュ 4 後シールドを調整する カウンタ・ウェイトを取り付ける 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈 りカスを前に排出する)のがベストです。濡れ 芝などのように草が非常に重い時はシールドを 開ける方が良い場合もあります。 どのカッティングユニットも、カウンタ・ウェ イトをカッティングユニットの左側に取り付 けて出荷しています。下の図で、リール・モー タとカウンタ・バランスとの位置関係を確認し てください。 シールド(図 4)を開けるには、シールドを左 サイドプレートに固定しているキャップスク リュをゆるめ、シールドを開位置にセットし、 キャップスクリュを締めてください。 図5 1.
図6 1. カウンタ・ウェイト 2. カッティングユニット右側のベアリング・ハ ウジングについているプラスチック製のプ ラグを外す(図 7)。 3. 右側サイドプレートからキャップスクリュ2 本を取り外す(図 7)。 図7 1. プラスチック製プラグ 2. キャップスクリュ(2本) 4. 先ほど取り外したキャップスクリュ2本を 使って、カッティングユニット右側にカウ ンタ・ウェイトを取り付ける。 5.
製品の概要 仕様 トラクタ 刈高 リールマスター 5510 & 5610 トラクションユニット用カッティングユニット ユニット左右にある垂直ねじによって前ローラを上下させて刈高を調整し、ロック・ネジで 固定する。 刈高調整範囲 作業台の上で設定する通常の刈高の範囲は 3 mm~25 mm。高刈りキットを取り付けた場合の 刈高調整範囲は 25 mm~51 mm。実効刈高はターフのコンディション、ベッドナイフの種類、ロー ラの種類、装着しているアタッチメントなどによって変化する。 リール溶接部 リールの大きさは直径 18 cm, 長さ 56 cm。高張力低合金鋼製の刃に硬化処理と耐衝撃 処理を行っている。 リール・ベアリング 2トラック式自動整列ボール・ベアリングをリール・シャフトの各端に押し嵌めしている。 動力アタッチメント カッティングユニットへのリール・モータの取り付けはクイック着脱方式を採用している。カッティン グユニットは左右どちら側からでも駆動可能。 フレーム アルミ・ダイキャスト製のクロス・メンバーにアルミ・ダイキャスト製のサイド・プレートを3本 のボルトで固定している。 ロ
運転操作 のを防止します。このキットには、溝付きロー ラ用のスクレーパが付属しています。 高 刈 り キ ッ ト : 前ローラのブラケットが新し くなり、後ローラ部にスペーサを使うようにし たことにより、25 mm 以上の刈高で刈ることが できるようになっています。また、この新しい 前ローラ・ブラケットの採用により、前ローラ の位置がカッティングユニットのかなり前に なり、そのために刈り込み後の見栄えが向上 しています。 シ ョ ル ダ ・ ロ ー ラ : 暖地型の芝草(バミュー ダ、ゾイシア、パスパラムなど)で、オーバー ラップ・マークができる場合に有効です。 カ ラ ー ・ キ ッ ト ( 各 ロ ー ラ に 6 個 必 要 ) : 暖地 型の芝草(バミューダ、ゾイシア、パスパラム など)で、オーバーラップ・マークができる場 合に有効です。通常の溝付きローラに取り付け て使用しますが、ショルダ・ローラよりもあた りが軟らかいのが特長です。 短 い 後 ロ ー ラ : 寒地型の芝草(ベント、ブ ルーグラス、ライグラスなど)で、ダブル・ ローラ・マークができる場合に有効です。 フ ル 前 ロ ー ラ : よ
4. サイドプレート取り付けフランジとスペー サから、ローラとボルトを外す。 5. スペーサを、ローラ・ブラケットの上にして ボルトに通す。 6. ローラ・ブラケットと2枚のスペーサとを、 サイドプレート取り付けフランジの下側 に、ボルトで取り付ける。 7. ベッドナイフとリールの調整を確認する。 カッティングユニットを立てて、前ローラ と後ローラ、およびベッドナイフが見え るようにする。 図9 注 リールと後ローラとの平行関係は、カッ ティングユニット全体の組み立て精度によ り保証されていますから、調整は不要で す。極わずかの狂いの調整は以下の方法に より可能です:カッティングユニットを定 盤の上に載せ、サイドプレート固定キャッ プスクリュをゆるめる(図 11)。きちんと 調整してキャップスクリュを締め付ける。 キャップスクリュを 27~33 ft-lb(3.7~ 4.5 kg.m)にトルク締めする。 4. この作業をリールの反対側の端でも行い、 新聞紙で確認して必要に応じて調整する。 5.
どのような刈り上がりを希望するかによって 異なってきます。使っていくうちにベストの 設定がわかるようになります。また、ターフ のコンディションはシーズンを通じて変化し ますから、それに応じて調整してゆくことが できます。 一般的に、暖地型の芝草(バミューダ、パス パラム、ゾイシアなど)には、弱い~普通程 度の設定が適しており、寒地型の芝草(ベン ト、ブルーグラス、ライグラスなど)には、普 通~きつめの設定が適しています。きつい設 定では、リールの回転によって、より多くの 芝草がベッドナイフにかき寄せられるので、 刈り取り量が多くなります。 図 13 1. 昇降チェーン 2. Uブラケット 3. 下穴 グルーマ カッティングユニットにグルーマを取り付けた 場合の推奨刈高設定値を示しています。 図 12 1. 2. 後スペーサ サイド・プレートの取り付け フランジ 3.
刈高チャート 刈高設定 刈り込みの「強さ」 後スペーサの数 チェーン・リンクの数 グルーマ・キットを取り 付けている場合 6.3 mm (0.250") 弱め 普通 強め 0 0 1 5 5 5 Y Y - 9.5 mm (0.375") 弱め 普通 強め 0 1 2 5 5 5 Y Y - 12.7 mm (0.500") 弱め 普通 強め 0 1 2 5 5 5 Y Y Y 15.9 mm (0.625") 弱め 普通 強め 1 2 3 5 5 5 Y Y - 19.0 mm (0.750") 弱め 普通 強め 2 3 4 5 5 5 Y Y - 22.2 mm (0.875") 弱め 普通 強め 2 3 4 5 5 5 Y Y - 25.4 mm (1.000") 弱め 普通 強め 3 4 5 5 5 4+ Y Y - 28.6 mm (1.125") 弱め 普通 強め 4 5 6 5 5 5 - 31.7 mm (1.250")* 弱め 普通 強め 4 5 6 5 5 5 - 34.9 mm (1.
刈り高の調整 注 刈高を 25 mm 以上に設定するには高刈り キットが必要です。 1. 刈り高アームをカッティングユニットのサ イドプレートに固定しているロックナット をゆるめる(図 14)。 図 16 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ 頭がリールにぴったりと掛かっているのが 正しい調整状態です。下刃の左右端でこの 状態となるように調整してください。 図 14 1. 2. 刈高アーム ロックナット 3. 調整ネジ 5. ナットを締めて調整を固定する。締めすぎ ないように注意すること。ワッシャの遊び がなくなればよい。 2. ゲージバー(図 15)のナットをゆるめ、 調整ネジを希望の刈り高に合わせる。 ネジ 頭の下からバーの表面までの距離が刈り 高となる。 以下の表により、希望する刈高に最も適し たベッドナイフを決定してください。 ベッドナイフ選択チャート 図 15 1. ゲージバー 4. 2. 3. 刈高調整ネジ ナット 5. グルーマ搭載時の刈高調 整に使う穴 使用しない穴 3.
注 出荷時に面取りを施していますが (図 18)、この面取りはベッドナイフの寿 命の中ほど(40%)でなくなりますので、再 度の面取りが必要になります。 カッティングユニットの特性 このカッティングユニットではデュアル・ノブ 方式によってベッドナイフとリールの調整を 行うようになっており、最適の調整を簡単に 手早く行うことができます。また、このデュ アル・ノブ方式では非常に正確な調整ができ ますので、ベッドナイフとリールとが相互に 研磨しあうようになり、鋭利な刃先が長持ち して、高品質な刈りを長時間持続させること ができ、バックラップの頻度を大幅に減らす ことができます。 カッティングユニットの毎日の調整 毎日の芝刈りの前に、また必要に応じて、各 カッティングユニットのリールとベッドナイ この 点 検 フの接触状態を点検してください。こ は、前日の調子に係わりなく毎回行うことが 非常に大切です。 1. 平らな固い床の上にカッティングユニッ トを降ろし、エンジンを停止、キーを抜 き取る。 2.
注 ベッドナイフの推奨研磨角度は、上面、前 面ともに 3~7度です(図 19)。 図 19 1.
保守 潤滑 1台のカッティングユニットに6ヵ所のグリス ポイントがありますから(図 21)、それぞれ のポイントにNo.2 リチウム系汎用グリスを補 給してください。 図 22 1. グリスポイントは、前ローラ(2ヶ所)、後 ローラ(2ヶ所)、リール・ベアリング(2ヶ 所)です。 ベッドナイフ調整ノブ 2. ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた 手袋をして、カッティングユニットの刃の 部分をつかみ、リールを左右に揺すってガ タがあるかどうかを調べる(図 23)。 注 カッティングユニットを水で洗浄した場合 はすぐにグリスアップしてください。ベアリン グ内から水を追い出しておくことにより、ベア リングの寿命を延ばすことができます。 1. グリス・ニップルの周囲をウェスできれい に拭く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリ ングの逃がしバルブからはみ出してくるま でグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 図 23 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する: A.
でガタを吸収できない場合には、ベアリ ングを交換する。 注 リール・ベアリングに予負荷を掛ける 必要はありません。リール・ベアリング調 整ナットを締め付けすぎるとベアリング を破損しますから注意してください。 4. ベアリング・ハウジングにベアリング調整 ナットを固定している固定ネジを締め付け る。0.14~0.17 kg.m にトルク締めする。 ベッド・バーの整備 図 27 ベッド・バーの取り外し 1. 2. 1. ベッド・バー調整ネジ(図 25)を左に回し てベッドナイフとリールの接触をなくす。 3. 4. ベッド・バー・ボルト ナット スチール製ワッシャ ナイロン製ワッシャ ベッド・バーの取り付け 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの 間にベッド・バーの固定用「耳」を入れる。 2. スプリング・テンション・ナットをゆるめ て、ワッシャがベッドバーを全く押さない ようにする(図 25)。 2.
ローラの整備 すべてのベアリング、ベアリング・ナット、内 側シール、外側シールをセットにしたキットで す。ローラ・リビルド・ツール・キットは、ロー ラ・リビルド・キットをつかってローラの再組み 立てを行うのに必要な工具と説明書のキットで す。詳細は、パーツカタログをご覧になるか、 代理店にお問い合わせください。 ローラの整備用として、ローラ・リビルド・キッ ト(Part No. 114–5430)およびローラ・リビル ド・ツール・キット(Part No. 115–0803)をご 用意しております(図 29)。ローラ・リビル ド・キットは、ローラの分解組み立てに必要な 図 29 1. 2. 3. 4. 5. リビルド・キット Part No. 114-5430 リビルド・ツール・キット Part No. 115-0803 内側シール ベアリング 外側シール 6. 7. 8. 9.
メモ: 18
メモ: 19
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