Operator's Manual
ターフや土壌のコンディションなどにより実効
刈高はさまざまに変化します。カッティングユ
ニットの設定(刈り込みの強さ、ローラの種類
と位置、ベッドナイフの種類、装着するアタッ
チメント、ターフ補正装置の調整など)も、実
効刈高に影響を与えます。ターフ・エバリュ
エータ(モデル04399)を使って、定期的に
実効刈高を確認し、名目刈高との差を把握し
ておくことをお勧めします。
刈 刈
刈
り り
り
込 込
込
み み
み
の の
の
「 「
「
強 強
強
さ さ
さ
」 」
」
カッティングユニットの「強さ」あるいは「き
つさ」は、刈り上がりに大きな影響を与えま
す。この「強さ」或いは「きつさ」とは、ベッ
ドナイフと地表とがなす角度のことを言います
(図12)。
この角度を何度にセットするのが一番よいか
は、ターフのコンディションによって、また、
どのような刈り上がりを希望するかによって
異なってきます。使っていくうちにベストの
設定がわかるようになります。また、ターフ
のコンディションはシーズンを通じて変化し
ますから、それに応じて調整してゆくことが
できます。
一般的に、暖地型の芝草(バミューダ、パス
パラム、ゾイシアなど)には、弱い~普通程
度の設定が適しており、寒地型の芝草(ベン
ト、ブルーグラス、ライグラスなど)には、普
通~きつめの設定が適しています。きつい設
定では、リールの回転によって、より多くの
芝草がベッドナイフにかき寄せられるので、
刈り取り量が多くなります。
図 図
図
12 12
12
1.後スペーサ3.刈り込みの「強さ」
2.サイド・プレートの取り付け
フランジ
後 後
後
ス ス
ス
ペ ペ
ペ
ー ー
ー
サ サ
サ
刈り込みの強さは、後スペーサの数で設定しま
す。刈高の設定が同じなら、サイドプレート
取り付けフランジの下にセットするスペーサ
の数が多いほど「きつい」刈り込みになりま
す。トラクションユニットに取り付ける全部
のカッティングユニットを同じ「きつさ」に
設定する必要があります(同じ数の後スペー
サP/N106-3925を取り付ける);そうしない
と刈り込み後の見栄えが悪くなる場合があり
ます(
図12)。
タ タ
タ
ー ー
ー
フ フ
フ
補 補
補
正 正
正
ス ス
ス
プ プ
プ
リ リ
リ
ン ン
ン
グ グ
グ
の の
の
設 設
設
定 定
定
ターフ補正スプリングは、カッティングユ
ニットの前から後ろへの「体重移動」を行う
働きがあります。(これによりユニットを安
定させ、いわゆる「波打ったような」仕上が
り(ボビングとかマーセリングといわれる現
象)を防いでいます。
重 重
重
要 要
要
こ こ
こ
の の
の
調 調
調
整 整
整
は は
は
、 、
、
カ カ
カ
ッ ッ
ッ
テ テ
テ
ィ ィ
ィ
ン ン
ン
グ グ
グ
ユ ユ
ユ
ニ ニ
ニ
ッ ッ
ッ
ト ト
ト
を を
を
ト ト
ト
ラ ラ
ラ
ク ク
ク
タ タ
タ
に に
に
取 取
取
り り
り
付 付
付
け け
け
、 、
、
ユ ユ
ユ
ニ ニ
ニ
ッ ッ
ッ
ト ト
ト
を を
を
真 真
真
っ っ
っ
直 直
直
ぐ ぐ
ぐ
前 前
前
に に
に
向 向
向
け け
け
て て
て
床 床
床
に に
に
降 降
降
ろ ろ
ろ
し し
し
た た
た
状 状
状
態 態
態
で で
で
行 行
行
っ っ
っ
て て
て
く く
く
だ だ
だ
さ さ
さ
い い
い
。 。
。
1.ヘアピンコッターがスプリングロッドの後
の穴に差し込まれていることを必ず確認し
おいてください(
図13)。
図 図
図
13 13
13
1.ターフ補正スプリング3.スプリングロッド
2.ヘアピンコッター
4.六角ナット
2.スプリングロッド前部の6角ナットを締め
て、スプリング(圧縮状態)の長さが15.9
cmになるようにする(図13)。
注 注
注
アンジュレーションの激しい場所で使用
する場合には、スプリングの長さを12.7
mm短くしてください。地表追従性が若干下
がります。
注 注
注
刈高や刈り込みの強さを変更した場合に
は、ターフ補正スプリングの設定の確認、
調整が必要になります。
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