Operator's Manual
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4.指に抵抗を感じるところまでプランジャを押し、エン
ジンを始動させてみます。始動できなければ、上記3.を
もう一度行います。
注:燃料フィルタと噴射ポンプの間のエア抜きを行わなけ
ればならない場合があります。その場合、噴射ポンプ
のノブ(図14)をゆるめてプライミングを行います。
警告灯の作動確認
毎日の仕業点検の一つとして警告灯の作動を確認します。
注:アラームが鳴り始めると、その原因が取り除かれるか、
解除ボタンを押すかするまで鳴りつづけます。原因が2
つあった場合、アラームは鳴りませんが警告灯が点灯
します。
インタロック システムの作動確認
1.広い安全な場所(ゴミが落ちていないこと、無用の人
間を遠ざけること)で、カッティングユニットを下降
させ、エンジンを停止します。
2.着席し、駐車ブレーキ(図12)芝刈り/バックラップ レ
バーを「芝刈り」及び「バックラップ」位置でそれぞ
れエンジンを始動させてみてください。クランキング
しなければ正常です。クランキングすれば、カッター
駆動スイッチの不良ですから直ちに修理してください。
3.着席し、駐車ブレーキを解除し、芝刈り/バックラップ
レバーを「STOP」位置にしてエンジンを始動させてみ
てください。クランキングしなければ正常です。クラ
ンキングすればブレーキ スイッチの異常ですから修理
してください。
4.駐車ブレーキを掛け、エンジンを始動させ、カッティ
ングユニットを下降させ、芝刈り/バックラップ レバー
を「芝刈り」位置として座席から立ち上がってくださ
い。数秒以内にエンジンが停止すれば正常です。同じ
ことを「バックラップ」位置でも行います。エンジン
が停止すれば正常、しなければ直ちに修理が必要です。
注:立ち上がってからエンジンが停止するまで1〜2秒かか
ります。
5.駐車ブレーキを掛け、芝刈り/バックラップ レバーを
「ニュートラル」位置としてエンジンを始動し、駐車ブ
レーキをはずして、座席から立ち上がります。エンジ
ンが停止すれば正常、しなければ修理が必要です。
緊急時の移動方法
緊急時には、トラクション ポンプ バイパス バルブを開くこ
とにより、ごく短距離であれば、本機を牽引または押して
して移動することができます。
重要:緊急移動時の速度は、3〜5 km/h以下としてくださ
い。これ以上の速度では油圧系が損傷します。移動
距離が長くなる場合は、トラックやトレーラに積ん
で移送してください。
運 転(続き)
危 険
インタロックスイッチは運転者の安全を確保するための
装置であるから、絶対に取り外してはならない。スイッ
チ動作を毎日確認し、動作不良があれば必ず修理してか
ら運転にかかること。スイッチは、作動状態に係わらず
2年毎に全部交換する。
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図14
1.噴射ポンプのノブ
図15
1.警告灯テスト ボタン