Operator's Manual
バッテリーの手入れ
50運転時間ごとにバッテリ及びケーブルの接続を点検して
ください。
1.エンジンを停止し、エンジンの前カバーのラッチを外
して、エンジンカバーを開けます。
2.ケーブルを点検し、破損などがあれば必要な修理を行
います。
3.各セルの電解液レベルを点検します。
4.バッテリ カバー等を元通りに取り付けて終了。
ハンド ブレーキとトラクション スイッチの調整
ハンド ブレーキのケーブルが延びてエンジンが始動しなく
なったらケーブルを調整します(図34)。
1.ハンド ブレーキを3段目(3目盛)まで引きます。
2.ハンド ブレーキをもう1段だけ引きます。
3.Uブラケットの4個のナットを均等に調整してスプリン
グに張りをもたせます。この調整で走行スイッチの作
動タイミングが変わります。
4.Uブラケットの4個のナットをさらに調整して、ブレー
キ4段目でエンジン始動、2段目では始動しないように
してください。
油圧オイルの補給
油圧オイル タンクの容量は約35.2 l です。エンジンが冷えて
いる状態で本機を水平な場所に駐車した時、点検窓の矢印
(図35)よりもオイルレベルが6〜12 mm下がっていれば
OKです。エンジンが熱い時は矢印と同じレベルが適正量で
す。足りなければ補給します。油圧オイルの銘柄について
はp.9を参照してください。
1.座席ロックピンを外して座席をはね上げ、支持棒で支え
ます。
2.補給口(図36)の周囲をていねいに拭き、フタを取り、
所定レベル(図35)までオイルを補給します。
重要:補給用のオイルの缶を開ける前に缶の汚れを十分に落
としてください。また、補給用の漏斗や容器も汚れ
ていないよう十分注意してください。
3.フタを閉じ、座席を元通りに戻して終了です。
油圧オイルタンクの水抜き
100運転時間ごとに行ってください。
1.ドレン プラグ(図37)を半回転開いてドレン パンに水
を受けます。
26
保 守(続き)
図34
1.駐車ブレーキ 4.走行スイッチ
2.ブレーキ ケーブル 5.走行ペダル
3.Uブラケットのナット
図35
1.点検窓と矢印
図36
1.補給口
1
1