Operator's Manual

誤った使用や整備は怪我や事故のもとになります。事故を
防止するために、以下に示す安全のための注意事項を必ず
お守りください。
運転の前に
1.本機をご使用になる前に、必ずトラクション ユニット
とカッティングユニットのマニュアルをお読みになり、
内容をよく理解してください。本書が1冊で足りない場
合は、お買い上げのToro代理店にモデル番号とシリア
ル番号をお知らせ下されば無料で差し上げます。
子供に機械を操作させないでください。大人でも、正
しい運転知識のない方には操作をさせないでください。
本機各部の操作方法や緊急のエンジン停止方法に十分
慣れておきましょう。
安全カバー、安全装置、ステッカーなどは所定の場所
に正しく取り付けて御使用ください。これらが破損・
故障したり、文字が読めなくなった場合は、作業前に
修理・交換してください。
作業には頑丈な靴を着用してください。サンダル、テ
ニスシューズ、スニーカー、裸足等での作業は危険で
す。また、機械の可動部に巻き込まれて怪我をする恐
れがありますので、ダブついた衣服もさけてください。
安全ゴーグル、安全靴、長ズボン、ヘルメットの着用
をお勧めします。地域によってはこれらの使用が義務
づけられていますのでご注意ください。
作業中にリールにはね飛ばされて危険なものが作業区
域に落ちていないか十分に確認してください。
運転士以外の人を乗せないでください。また、作業区
域に人(特に子供)やペットを立ち入らせないでくだ
さい。
9.軽油は引火性が高いので十分ご注意ください:
A.燃料容器は規格認可品を使用する。
B.エンジンが熱い時に燃料タンクのフタを開けない。
C.燃料取り扱い中は禁煙。
給油は屋外で行い、燃料タンク上面(給油口の根
元)から約2.5cm下までとする。から燃料が
あふれないように注意する。
E.こぼれた燃料はよく拭き取る。
運転中に
10排気ガスは有害で、場合によっては死亡事故につなが
ります。換気の不十分な場所ではエンジンを運転しな
いでください。
11.運転中・作業中は必ず着席してください。
12インタロックの作動を毎日点検し、スイッチに不良が
あれば、運転前に交換してください。インタロックは
安全装置ですから取り外したりバイパス配線しないで
ください。また、スイッチは故障の有無に係わらず2
毎に全部交換してください。
13.本機は運転席での騒音レベルが85dB(A)を超える場
合があります。長時間の運転の場合には、聴覚保護の
ため、耳パッドの使用をお勧めします。
14エンジンを始動させる前に、警告灯、ブザー、信号灯
などが正しく作動することを確認してください。
15運転には十分な注意を払ってください。特に転倒や暴
走事故を防止するために以下の点にご注意ください。
A.作業は日中または十分な照明のもとで行うこと。
B.隠れた穴などの見えない障害物に注意すること。
C.サンド トラップや溝、小川の近く、斜面等では十
二分に警戒すること。
D.旋回時は必ず減速する。急停止や急発進をしない。
走行速度リミッタでペダルの行程の調整を行い、
作業用・移動用の適正速度を設定しておく。
E.バックするときは後方の安全を確認すること。
道路では一般の交通に十分注意し、常に道を譲る
ようにこころがけること。
G.下り坂では十分に減速すること。
16.可動部やリール回転部に手足を近づけないでください。
17斜面の横切り運転は十分注意してください。特に急発
進・急停止をしないようにしてください。
18斜面での運転に習熟してください。斜面での運転ミス
は転倒、大ケガや死亡事故につながります。
19.4輪駆動モデルには必ずROPS(横転保護バー)とシー
ピボット保持ピンを取り付け、運転時は必ずシート
ベルトを着用してください。
20坂を登りきれない時は、必ずバックで、ゆっくりと下
がって下さい。絶対にUターンしないで真っ直ぐに下
がってください。
21移動時にはカッティングユニットを上昇位置にし、確
実にラッチを掛けてください。
22エンジンの回転中や停止直後は、エンジン本体、マフ
ラー、排気管などに触れると火傷の危険がありますか
ら手を触れないでください。
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安全について