Operator's Manual

23カッティングユニットが何かを噛み込んだり、異常な
振動をした場合は、直ちに回転を止め、エンジンを停
止し、機械の全動作が停止するのを待ち、それから点
検にかかってください。破損したリールや下刃は必ず
修理・交換してから作業を行ってください。カッティ
ングユニットに異物が噛み込んだ場合、これを外そう
として芝刈り/バックラップ レバーを前進位置とバック
ラップ位置の間で急激に往復させると油圧システムを
損傷する恐れがありますから避けてください。レバー
はスムーズにSTOP位置に戻らなければいけません。
24.運転席をはなれる前に:
A.トラクション ペダルをニュートラルにする。
B.駐車ブレーキを掛ける。
C.カッティングユニットを停止、回転停止を確認。
D.エンジンを停止し、キーを抜く。
E.斜面に駐車するときは必ず車輪止めをかける。
25.Toro牽引バー(オプション)は緊急時の牽引専用です。
使用はあくまで緊急時に限り、通常の移送にはトレー
ラを使用してください。
保  守
26整備・調整作業の前には、必ずエンジンを停止し、始
動スイッチからキーを抜いてください。
27.常に車両全体の安全を心掛け、また、ボルト、ナット、
ネジ類が十分に締まっているかを確認してください。
28油圧系のラインコネクタは頻繁に点検してください。
油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホースの状態
を確認してください。
29油圧のピンホール リークやノズルからは作動油が高圧
で噴出していますから、手などを近づけないでくださ
い。リークの点検には新聞紙やボール紙を使い、絶対
に手を直接差し入れたりしないでください。高圧で噴
出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な損傷を引
き起こします。万一このような事故が起こったら、こ
の種の労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科
手術を受けないと壊疽(えそ)を起こします。
30油圧システムの整備作業を行う時は、必ずエンジンを
停止し、カッティングユニットを地表面まで下降させ
て、システム内の圧力を完全に解放してください。
31.大がかりな修理が必要になった時、補助が必要な時は
Toro正規代理店にご相談ください。
32火災防止のため、エンジン付近に余分なグリス、芝草
や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意くださ
い。またエンジン後部の保護スクリーンの清掃を頻繁
に行ってください。
33エンジンを回転させながら調整を行わなければならな
い時は、手足や頭や衣服をカッティングユニットや可
動部に近づけないように十分ご注意ください。また、
無用の人間を近づけないようにしてください。
34ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないで
ください。エンジンの最大回転数は2500rpm±100rpm
です。Toro正規代理店でタコメータによる検査を受け、
安全性と精度を確認しておきましょう。
35オイルの点検や補充は、必ずエンジンを停止した状態
で行ってください。
36整備作業中はバッテリの接続を外してください。故障
探究などでバッテリの接続が必要な場合にのみ接続を
行うようにしてください。
37.バックラップ作業は2人で行うことをお勧めします。互
いの役割を決め、声を掛け合いながら作業を進めてく
ださい。
38常に安全に、最高の性能でお使いいただくため、交換
部品やアクセサリToro純正品をお求めください。他
社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合も
あり、まToro社の製品保証を受けられなくなる場合
がありますのでご注意ください。
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安全について(続き)