Form No. 3376-928 Rev C イン チ お よ び 32 イ ン チ カ ッ テ ィ ン 27イ グユニット Reelmaster® 7000-D ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト 用 シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03710—シ シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03711—シ シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03712—シ 製品の登録は www.Toro.com.
図2 はじめに 1. この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に 使用するのはお客様の責任です。 重要 は この他に2つの言葉で注意を促しています。重 注はその他の 製品の構造などについての注意点を、注 注意点を表しています。 弊社に直接おたずねをいただく場合 www.Toro.com 製 品・アクセサリに関する情報、代理店についての情 報、お買い上げ製品の登録などを行っていただく ことができます。 目次 安全について ............................................................. 3 安全ラベルと指示ラベル .................................... 3 組み立て ..................................................................... 4 1 カッティングユニットを点検す る ..................................
安全について らみつく危険がありますから着用しないでくだ さい。 安全メガネ、安全靴、およびヘルメット の着用をおすすめします。地域によってはこれ らの着用が義務付けられています。 安全な御使用のためには 機械の運転、移動や搬送、 保守整備、保管などに係わる人々の日常の意識や心 がけ、また適切な訓練などが極めて重要です 不適 切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、死 亡や負傷などの人身事故につながります。事故を 防止するために 以下に示す安全のための注意事項 を必ずお守りください • このカッティングユニットをお使いになる前 に、トラクションユニットのマニュアルと、 カッティングユニットのマニュアルとをよくお 読みになり、内容を十分に理解し、適切な方 法でお使いください。 • 子供には絶対にトラクションユニットの運転や カッティングユニットの使用をさせないでくだ さい。大人であっても適切な訓練を受けていな い人にはトラクションユニットの運転やカッ ティングユニットの使用をさせないでくださ い。このマニュアルを読み、内容をきちんと理 解した人のみがトラクションユニットやカッ ティングユニットを取
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 カッティングユニット 1 カッティングユニットを点検します。 2 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを立てるときにはキッ クスタンドを使用します。 3 4 必要なパーツはありません。 – 後シールドを調整します。. 必要なパーツはありません。 – カウンタウェイトを取り付けます。 5 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットのステアリングを調 整します。. その他の付属品 内容 数量 用途 パーツカタログ オペレーターズマニュアル 認証証明書 1 1 1 付属の文書はよくお読みになってから適切な場所に保管し てください。 リング 1 カッティングユニットにリールモータを取り付ける際に使用 します。 ネジ 2 カッティングユニットにリールモータを取り付ける際に使用 します。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 3.
図3 1. 図4 カッティングユニットのキックスタンド 1. 3 後部シールド 2. ボルト 4 後シールドを調整する カウンタウェイトを取り付ける 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 ほとんどの場合、シールドを閉じた状態にする前方 に排出すると、最もよく分散します。濡れ芝など のように草が非常に重い時はシールドを開ける方 が良い場合もあります。 どのカッティングユニットも、カウンタウェイトを カッティングユニットの左側に取り付けて出荷して います。下の図で、リールモータとカウンタバラン スとの位置関係を確認してください。 後シールド図 4を開くには、シールドを左サイドプ レートに固定しているボルトをゆるめます。シー ルドを希望位置にセットしたら、ボルトを元通り に締め付けます。 図5 1. 2番と4番のカッティングユニットで、カウン タウェイトをユニット左側に固定しているボ ルト 2本 を外す。 2.
5 カッティングユニットのステアリン グを調整する 必要なパーツはありません。 後カッティングユニットのステアリングを大 きくする 後ろのカッティングユニット2番と3番のキャリアフ レームから、ピボットスペーサ、六角ソケットね じ、およびフランジロックナット各2図 8を取り外す ことにより、これらのカッティングユニットの首振 り追従性能を向上させることができます図 9。 図6 1. カウンタウェイト 1 3. カッティングユニット右側のベアリングハウ ジングについているプラスチック製のプラグ を外す 図 7 。 4. 右側サイドプレートから、ボルト2本を外す 図 7。 2 3 G015978 4 図8 1 G003321 1. 六角ソケットねじ 3. キャリアフレーム 2. ピボットスペーサ 4. フランジロックナット 2 図7 1. 5. 6. プラスチック製プラグ 2.
ステアリングを固定する場合 製品の概要 Tカッティングユニットを首振りしないようにロッ ク固定するには、スナッパピンを使ってピボット ヨークをキャリアフレームに固定します図 10。 仕様 重量 27 インチ, 8 枚刃 77 kg 27 インチ, 11 枚刃 79 kg 32 インチ, 8 枚刃 87 kg カッティングユニット用のアクセサリとキット 注 パーツカタログでパーツ番号をご確認ください。 注 特に明記しない限り、どのアクセサリもカッティ ングユニット1台あたりに1つ必要です。 後ローラ用ブラシ キット 後ローラの表面に密着して 高速度で回転し、ローラについた刈りかすをきれい に落として刈高のムラをなくし、また刈りかすが塊 になって見栄えを悪くするのを防止します。これに より、刈った後の見栄えが改善します。 グ ル ー マ ・ キ ッ ト モ デ ル 03711 の み 前ローラの直後 に回転刃を配置し、刈り込む前に芝草をしっかりと 立たせて、芝目の形成を防止する最も良い方法とし て、またターフがスポンジ状になるのを防止する有 効な方法として利用されます。 また、グルーマが ターフから朝露
運転操作 個必 要 暖地型の芝草バ カ ラ ー キ ッ ト 各 ロ ー ラ に 6個 ミューダ、ゾイシア、パスパラムなどで、オーバー ラップマークができる場合に有効です。通常の溝付 きローラに取り付けて使用しますが、ショルダロー ラよりもあたりが軟らかいのが特長です。 短い後ローラ 寒地型の芝草ベント、ブルーグラス、 ライグラスなどで、ダブル・ローラマークができる 場合に有効です。短いローラは、後のカッティング ユニットの後ローラとしてのみ使用してください。 フル前ローラ よりはっきりとしたストライプを作り たい同じ方向に繰り返し刈る場合に有効ですが、 実効刈高がわずかに高くなりカットのクオリティ がわずかに下がります。 スクレーパ 溝付きローラ、ショルダ ローラ、後ロー ラ、フル前ローラ用 オプションローラのどれにでも 取り付けられる固定式のスクレーパで、ローラにつ いた刈りかすを掻き落とすことによって一定の刈高 でのカットを行います。 ロ ー ラ リ ビ ル ド キ ッ ト ローラの分解組み立てに必 要なすべてのベアリング、ベアリングナット、内側 シール、外側シールをセットにしたキットです。 ロ ー ラ
8. 上記ステップ6と7を繰り返して、カッティング ユニットの左右どちらの側でも、同じ力でシム を引き抜けるように、しかしそこから左右でも う1クリック締めるとシムを引き抜けなくなる ように、下刃とリール刃のすき間を調整する。 以上で、下刃とリールが平行に調整された。 注 以上の調整は、毎日行う必要はありませ ん。研磨を行った後や分解して再組み立てを 行った時に実施してください。 9. この位置あと1クリック締めるとシムが通らな くなる位置から、ベッドバーアジャスタを右 に1クリック締める。 注 1回のクリックで、下刃が 0.022mm 移動し 調整 ね じ を 締 め す ぎ な い よ う に 注 意 し ます。調 てください。 10. g020158 図 12 1. カッティングユニットのキックスタンド 3. カッティングユニットの右端からおよそ 25mm の位置でリール刃が下刃と交差するように リールを回して位置を決める。その後の調整 をやりやすくするために、この刃にマーカー で印をつける。リール刃と下刃が交差して いる場所で、リール刃と下刃の間に、シム 0.
刈高に関わる用語の解説 刈高の設定 希望刈高 名目の刈高 作業台で設定した刈高 前後のローラの底部を結んでできる平面からベッド ナイフの先端までの高さのこと、いわば理論上の刈 り込み高さです。 図 14 1. スペーサ 2. ローラブラケット 3. サイドプレートの取り付け フランジ 実効刈高 2. カッティングユニットの後部を持ち上げてベッ ドナイフの下に角材などの枕を置く。 3. 各ローラブラケットとスペーサをそれぞれの サイドプレート取り付けフランジに固定して いるナット2個を外す。 4. サイドプレート取り付けフランジとスペーサ から、ローラとボルトを外す。 5. スペーサを、ローラブラケットの上にしてボ ルトに通す。 6. ローラブラケットと2枚のスペーサとを、サ イドプレート取り付けフランジの下側に、ボ ルトで取り付ける。 7.
図 16 1. 後スペーサ 2. サイドプレートの取り付け フランジ 3. 刈り込みの「強さ」 図 17 後スペーサ ターフ補正スプリング 3. スプリングロッド 2. ヘアピンコッター 4. 六角ナット 2. 刈り込みの強さは、後スペーサの数で設定します。 刈高の設定が同じなら、サイドプレート取り付け フランジの下にセットするスペーサの数が多いほ ど「きつい」刈り込みになります。トラクション ユニットに取り付ける全部のカッティングユニッ トを同じ「きつさ」に設定する必要があります同 じ数の後スペーサ P/N 106-3925 を取り付ける そう しないと刈り込み後の見栄えが悪くなる場合があ ります 図 16 。 スプリングロッド前部の6角ナットを締めて、 スプリング圧縮状態の長さが15.9 cm になるよ うにする 図 17 。 注 アップダウンの激しい場所で使用する時には、ス プリングの長さを 1.
グルーマ 以下の表は、カッティングユニットにグルーマ・キットを取り付けた場合の推奨刈高です。 刈高チャート 刈高設定 刈り込みの「強さ」 後スペーサの数 チェーンリンクの数 グルーマキットを取り 付けている場合 6.
41.3 mm* 44.4 mm* 47.6 mm* 50.8 mm* 54.0 mm* 57.1 mm* 60.3 mm* 63.
刈り高の調整 1. 刈り高アームをカッティングユニットのサイ ドプレートに固定しているロックナットをゆ るめる 図 19 。 図 21 図 19 図は 8 枚刃カッティングユニット 1. 調整ネジ 2. ロックナット 2. 3. 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ頭 がリールにぴったりと掛かっているのが正し い調整状態です。下刃の左右端でこの状態と なるように調整してください。 刈高アーム 5. ゲージバー図 20のナットをゆるめ、調整ネジ を希望の刈り高に合わせる ネジ頭の下から バーの表面までの距離が刈り高となる。 ナットを締めて調整を固定する。締めすぎな いように注意すること。ワッシャの遊びがな くなればよい。 以下の表により、希望する刈高に最も適した ベッドナイフを決定してください。 ベッドナイフ選択チャート ベッドナ イフ パーツ番号 ベッドナイ フのリップ の高さ* 刈高 ローカット オプション 120–1641 27 イ ン チ 120–1642 32インチ 5.6 mm 6.4–12.
ベッドナイフは、長期間使用しているうちに リールに削られ、リールの端部と接触する縁 の部分が角張ってきます。この角張った部分 はヤスリで削り落としてください。 図 22 1.
ベッドナイフの整備 ベッドナイフの使用限界を以下の表に示します。 重要 使用限界を超えているベッドナイフでは、刈り込み後の見映えが悪くなったり、カッティングユニッ トの耐衝撃性が低下したりする可能性があります。 ベッドナイフの使用限界表 ベッドナイフ パーツ番号 ベッドナイフのリッ プの高さ 使用限界* 研磨角度 上面角/前面角 ローカット オプション 120–1641 69cm 120–1642 81cm 5.6 mm 4.8 mm 5度/5 度 EdgeMax®オプション 112-8910 69cm 112-8956 81cm 6.9 mm 4.8 mm 5度/5 度 標準 通常装備品 114-9388 (69cm) 114-9389 81cm 6.9 mm 4.8 mm 5度/5 度 ヘビーデューティー オプション 114-9390 69cm 114-9391 81cm 9.3 mm 4.8 mm 5度/5 度 ベ ッ ド ナ イ フ の 上 面 と 前 面 の 推 奨 研 磨 角 度 (図 24) 2 3 g025579 図 24 1.
保守 潤滑 定期的に、6ヶ所のグリスポイント図 26にNo.2汎用 リチウム系グリスを注入します。 グリスポイントは、前ローラ2ヶ所、後ローラ2ヶ 所、リールベアリング2ヶ所です。 図 27 1. 注 カッティングユニットを水で洗浄した場合はす ぐにグリスアップしてください。ベアリング内か ら水を追い出しておくことにより、ベアリングの 寿命を延ばすことができます。 1. グリスニップルの周囲をウェスできれいに拭 く。 2. きれいなグリスがローラのシールやベアリン グの逃がしバルブからはみ出してくるまでグ リスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 2. ベッドナイフ調整ノブ ボロ布を厚く巻くか丈夫なパッドのついた手 袋をして、カッティングユニットの刃の部分 をつかみ、リールを左右に揺すってガタがあ るかどうかを調べる図 28。 1 G003331 図 28 3. ガタがある場合は、以下の手順で調整する A. g017023 カッティングユニットの左側にあるベアリ ングハウジングにベアリング調整ナットを 固定している固定ネジをゆるめる図 29。 図 26 1.
注 リールベアリングに予負荷を掛ける必 要はありません。リールベアリング調整 ナットを締め付けすぎるとベアリングを 破損しますから注意してください。 4. ベアリングハウジングにベアリング調整ナッ トを固定している固定ネジを締め付ける。 1.5-1.7 N-m0.14-0.17 kg.m=12-15 in-lbにトルク締 めする。 ベッドバーの整備 図 32 ベッドバーの取り外し 1. 1. 2. ベッドバー調整ネジ図 30を左に回してベッド ナイフとリールの接触をなくす。 ベッドバーボルト ナット 3. スチール製ワッシャ 4. ナイロン製ワッシャ ベッドバーの取り付け 1. ベッドバーアジャスタとワッシャとの間にベッ ドバーの固定用耳を入れる。 2. ベッドバーボルトとボルトについているナッ トとワッシャ6枚で、ベッドバーを各サイドプ レートに固定する。 3. サイドプレートのボスの両側にナイロンワッ シャを入れる。 4. その外側からスチール製ワッシャを取り付け る 図 32 。 図 30 1. 2. ベッドバー調整ネジ 3. スプリングテンション・ナット 4.
HD デ ュ ア ル ポ イ ン ト ア ジ ャ ス タ DPA の 整 備 1. 全部のパーツを取り外すHD DPA キットモデ ル 120–7230の 取り付け要領書 および 図 34を 参照 。 2. カッティングユニットのセンターフレームの ブッシュ挿入場所にネバーシーズを塗布する 図 34 。 11 10 フランジブッシュのキーとフレームのキー溝 を揃えて、ブッシュを挿入する図 34。 4. アジャスタシャフトにウェーブワッシャを通 し、アジャスタシャフトをカッティングユニッ トのフレームのフランジブッシュに通す図 34。 5. 平ワッシャとロックナットでアジャスタシャ フトを固定する図 34。ホイールナットを 20-27 N-m15-20 ft-lb=0.17-0.23 kg.mにトルク締めする。 3. 注 ベッドバーアジャスタのシャフトは左ね じである。 g016926 7 9 8 4 6 5 2 3 図 34 1 1. シャフトアジャスタ ここにネバーシーズを塗る 平ワッシャ ここにネバーシーズを塗る 10. 圧縮スプリング ウェーブワッシャ 4.
ローラの整備 べてのベアリング、ベアリングナット、内側シー ル、外側シールをセットにしたキットです。ロー ラリビルドツールキットは、ローラリビルドキット をつかってローラの再組み立てを行うのに必要な工 具と説明書のキットです。詳細は、パーツカタログ をご覧になるか、代理店にお問い合わせください。 ローラの整備用として、ローラリビルドキットPart No. 114–5430およびローラリビルドツールキットPart No. 115–0803をご用意しております図 35。ローラリ ビルドキットは、ローラの分解組み立てに必要なす 図 35 1. リビルドキット Part No. 114-5430 2. 3. リビルドツールキット Part No. 115-0803 内側シール 4. ベアリング 5. 外側シール 6. 7. 20 ベアリングナット 内側シールツール 8. ワッシャ 9.
メモ 21
メモ 22
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