Form No.3328-901 Reelmaster ® 4000 シリーズ用 5, 7, 11 枚刃カッティングユニット Model No. 03752-230000001 and up Model No. 03753-230000001 and up Model No. 03723-230000001 and up Model No. 03724-230000001 and up Model No. 03725-230000001 and up Model No.
もくじ はじめに 安全について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .2 Toro 製品をお買い上げいただき、まことにありがとうざ います。 安全管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .3 Toro 社では、この製品について正しくご理解いただき、 十分にご満足いただけるよう願っております。この説明 書を読んで運転方法や整備の手順を十分にご理解くださ い。他人への迷惑や事故を防止する上でも、正しい理解 が必要です。設計製造、特に安全性には常に最大の注意 を払い、最新の技術が投入されておりますが、お客様に おかれましても、この製品を実際に運転する方に対して 適切なトレーニングを行っていただきますようお願い申 し上げます。整備、交換部品についてなど、分からない ことはお気軽に弊社代理店におたずねください。 安全ラベルと指示ラベル . . . . . . . . . . . . . .
安全について 安全ラベルと指示ラベル このカッティングユニットには以下のようなステッカーが貼ってあります。破れたり読みにくくなっ たら新しいものに貼り替えてください。表示されているパーツ番号を、代理店にお知らせください。 (P/N 67-7960) (P/N 85-6410) 1 1 2 (P/N 93-6688 ; CE 用) (P/N 93-7814 ; CE 用) 1.保守整備作業を行う前にオペレーターズマニュアルを読む こと。 2.手足の切断危険: エンジンを停止し、すべての動きが完全 に停止するまでリール部に手や足を近づけてはならない。 1..巻き込まれ危険: 可動部に近づくな。 仕様 主な仕様 前ローラ 7枚刃、11 枚刃には溝付きローラを標準装備 刈高 5枚刃: 25 〜 76 mm 7枚刃: 9.5 〜 45 mm 11 枚刃: 9.5 〜 19 mm 刈高調整範囲 クリップ (ターフ状態に合わせて可変) ロック式コーンナットにより迅速な調整と確実な調整固定が可能。刈高変更時の 目安として 6.3 mm ごとに目盛りをつけてある。 5枚刃: 4.
オプション・アクセサリ フローテーション・キット (1マシンに 1キット) Model No. 03760 固定ヘッド・キット (1マシンに 1キット) Model No. 03762 溝付きローラ・キット (1マシンに 1キット) Model No. 03762 サイド・スキッド・キット (1マシンに 1キット) Model No. 03744 フルローラ・キット (1マシンに 1キット) Model No. 03742 サッチングユニット右用 (1マシンに 3キット) Model No. 03732 サッチングユニット左用 (1マシンに 2キット) Model No.
注 意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜き、カッティングユニットを降下させてお くこと。 3 チッパー・プレートとウェイトを 取り付ける 2 1.図1を参照して、マシンへの搭載位置に合わせて全 部のカッティングユニットを床に並べる:右カッテ ィングユニット(すべて同じ製品)は No.1, No. 3, No. 5 ユニットとなる。左カッティングユニット (両方とも同じ製品)は No.2, No. 4 ユニットとなる。 1 こちらが前方 図2 1.内側カバー 3.平頭ソケットネジ 2.チッパー・プレート 注: No.1 ユニットにはまだチッパー・プレートを取り付 けません。 4.No.1, No.2 と No.
シャ、ナットを使用)。フローテーション・アセンブリ のオス側端部が前を向くのが正しい取り付け方です。各 Uボルトを均等に締め付けてください。 フローテーション・キットを取り付ける 各ユニットにフローテーション・キット(図4)を取り 付けます(キットに付属しているUボルト、ロックワッ シャ、ナットを使用)。フローテーション・アセンブリ のオス側端部が前を向くのが正しい取り付け方です。各 Uボルトを均等に締め付けてください。 注 1 2 意 フローテーションUジョイントに指を挟まないよう に注意すること。 フローテーションUジョイントに手を近づけない。 注:カッティングユニットにフローティング・ヘッド・ アセンブリを取り付ける時には、アセンブリの底部 にあるフラップが、カッティング・フレーム・チュ ーブの内側にくるように取り付けてください(図4 挿入図)。 3 5 4 図5 1.固定ヘッド・アセンブリ 2.スラストワッシャ(必要に応じて) 3.カバープレート 4.姿勢調整プレート 昇降アームに固定する 1.各昇降アームから 3 本のボルト(図5:メートルネ ジ)を外す。 注:細い方のボルトは
2.チッパー・ブラケットをカッティングユニットに取 り付ける(キャップスクリュとロックナットを使 用)。 重要 カッティングユニットが降下するまでレバーから 手を離さないでください。レバーが惰性でニュートラル 位置に戻るとユニットが降下しない場合があります。 重要 ホースに無理な力が掛かっていないかどうか各ユ ニットを上下させて確認してください。 3.エンジンを停止し、キーを抜き取る。手で1つずつ 昇降アームを引っ張って床の高さに下ろす。No.4 と No.5 ユニットにもこの作業を行う。 注 3.ホース・クランプのキャップスクリュを本締めして チッパー・ブラケットに固定する。 意 ローラ・バンパーを取り付ける カッティングユニットを取り付けない状態でエンジ ンを始動すると昇降アームが上昇するので注意する こと。 (フローテーション・キットのみ) 注:ローラ・バンパーは、フローティング位置で前ロー ラを取り付けて使用するとき以外には必要ありません。 4.各ユニットをアームの下に引き入れてオス側端部を 穴にはめ込む。 1.No.
3.リール・モータ・プーリをハウジングから入れ、ベ ルトをまわし掛ける(図 11)。 油圧モータを取り付ける 1.カッティングユニットから、ロックナット、ボルト、 出荷用カバー、駆動プレート・シールドを取る(図9)。 1 2 3 図 11 1.油圧モータ 3.駆動ベルト 2.モータ・プーリ 4.リール・モータのフランジに固定ボルト(2本)を 通す(頭がハウジングの内側、平ワッシャは上のボ ルトに付く。)ロックナットを通し、リール・モー タをスロットの上に押しつけてベルトに張りを与え ながら固定する(図 12)。締めつけトルクは約 3.45 kg.m (34 N.
フレームに接触しないこと、また、フローテーショ ン・キットにも接触しないようホースに十分な弛みも 必要です。モータを取り付けた時にホースがねじれて しまっている場合は、モータのスイベル・ナットをゆ るめて、ねじれを取り除いてやります。これを行わな いとホースの寿命が非常に短くなります。カッティン グユニットを下ろした時、全部のホースがねじれ等の ない自然なラインで配置されていることが大切です。 2.接触が全くない場合には、両側のアジャスタの固定 ナットをゆるめ(図 14)、軽い接触音が聞こえる所 まで両側を均等に締めて(右回し)やる。 6.No.4 と No.
3.後ローラのジャムナットと調整ノブをゆるめ、平面 に対してローラを押し下げ、リールが鋼角材とその 全長にわたって接触し、後ローラがその全長にわた って平面と接触していることを確認してジャム・ナ ットと調整ノブを締める。締めたらもう一度、リー ルと後ローラが隙間なく平面と接触しているのを確 認する。ローラと平面の間に紙などを入れて点検す ると分かりやすい。 ット・アームの穴(図 15)に入れてカッティングユ ニットを固定位置にロックし、ナットを締めてロッ クナットを固定する。そして前ローラを上げて平面 から浮かせる。 1 2 AもBもその全長にわたって接触していること 後ローラ リール 刈高+ 9 mm 図 14 フロート位置のカッティングユニット 1.ロックアウト・ピン 2.ジャムナット 調整用定盤(25 mm × 2.リールの下に、厚さが所望刈り高より 9.
4.前ローラのナットをゆるめ、ローラの左右の端で高 さを調整して前ローラにゲージバーが接触するよう にする。ゲージバーが、前後のローラにぴったり接 触できた状態でベッドナイフにかるく引っかかって いるように調整する。 2 約 3 mm の前傾 * 1 この長さを刈高にセット 前ローラ 図 17 ゲージバー(P/N 98-1852) 1.長いコーン・ナット 前ローラの高さを調整してセット 2.短いコーン・ナット * 注:ベッドナイフは前傾していなければならない。 図 19 3.ゲージ・バーのジャム・ナットをゆるめ、第1ネジ を、所望の刈り高に合わせる。ネジの頭の下からバ ーの表面までの高さが刈り高となる(図 18)。ジャ ムナットを締めて刈高を固定し、第1ネジの頭をベ ッドナイフの切刃の上に引っかけ、バーを後ローラ の底に当る(図 19)。 ゲージバーを使って刈高の調整を行う 重要 ゲージ・バーが前ローラと後ローラに接触しなが らネジ頭がベッドナイフの上面を軽く滑ることができる よう、リールの両側で正しく調整してください。 この長さを刈高にセット 5.ロック・ピンを抜いてカッティ
カッティングユニットの姿勢の点検と 調整 3 1.ベッドナイフに傾斜計(P/N 99-3503)を当て、ベッ ドナイフの角度を測る(図 20)。 2 図 21 1.第1ネジ 2.第2ネジ 3.ゲージバーの角度 4.前ローラ 図 20 1.ベッドナイフの角度 4.第2ネジの長さを調節して第2ネジがベッドナイフ に当たるようにする。 2.2本ネジのゲージバー(P/N 98-1852)の第1ネジを、 所望の刈り高に合わせる。 5.ゲージバーに傾斜計を載せて角度を測る(ゲージバ ーの角度;図 21)。 3.前後のローラにゲージバーを渡しかける。この時、 第1のネジがベッドナイフにぴったりと接触した状 態で、ゲージバーが前後のローラにぴったり接触し なければならない。 6.姿勢(°)=ベッドナイフ角度−ゲージバー角度 =(1で求めた値)−(2で求めた値) 7.上記の手順で第2のネジに設定が「写し取られた」 ので、残りのカッティングユニット(フローティン グ・カッティングユニット用の)調整を行うことに より、全部のユニットを同じに設定することができ る(9 ページの「後ローラをリールに対して平行に す
保守 固定ユニットの刈り高の調整 1.リールとベッドナイフの調整を行う。 注:「左」「右」は、運転席から見たときの方向です。 2.スキッド(又は前ローラ)をゆるめて最高位置まで 上げる。 潤 3.後ローラのジャムナットをゆるめて所望の刈り高よ り大きくなるまでローラを下げる(ベッドナイフの 適正角をとるため)。 滑 グリスアップの前後には必ずグリス・ニップルをウェス で拭いてください。使用するグリスはリチウム系 2号汎 用グリスとし、手動式のグリス・ガンを使ってください。 グリス・ポイントは全部で8ヵ所あります。注入時に圧 力を掛けすぎるとシールを傷め、芝を汚す原因となりま すから注意してください。 ・ 重要 芝刈機を洗浄する時はエンジンを停止し、キーを 抜き取ってください。また、洗浄作業後はすぐにリール とローラにグリスを注入しておくと、水の侵入によるリ ールやベアリングのトラブルを未然に防止することがで きます。 4.カッティングユニットをコンパネ等の平面上(50cm × 75cm 程度)に下ろす。エンジンを停止しキーを 抜き取る。 5.リールの下に、所望刈り高程度の厚さで長さが 70 c
バックラップ作業は2人で行い、お互いに声を掛けて安 全の確認しながら行ってください。1人は運転席に座っ てリールのコントロールを行い、もう1人がバックラッ プを行います。 (エンジンを始動する前に No.1(中央)カ ッティングユニットのデフレクタを上位置に固定してお いてください。) 1人目の仕事(運転席) 1.着席し、駐車ブレーキを掛ける。 図 23 2.速度調整ノブを左に回して最低速度(1 番)にセッ トする。 2.フローテーション・キットや固定キットのピボット: 1週間に1度、1回のポンプ動作でよい。 3.エンジンを始動し、以下のうちの 1 組のカッティン グユニットを降下させる: 1)中央ユニット(No.1 〜 No.3)、または 2)左側ユニット(No.4)または 3)右側ユニット(No.5) 中央のユニットは 3 つが同時にオン・オフする。 No.4 と No.5 ユニットを上昇させてラッチを掛ける と(回転しないようになる)、No.1 〜 No.3 のカッテ ィングユニットをバックラップする。No.1 ユニット は後ろから長い柄のブラシでパウダーを塗布してや る。No.2 と No.
2.ブラシ(76mm; 29-9200 ハンドル・アセンブリ付属 品)をバックラップ用コンパウンドの入った容器に 浸し、安全な位置に立って、バックラップ・モード への切替えの合図をだす。 3.リールの全幅にわたってムラなく、全部のリール刃 にパウダーを塗布してやる。リールとベッドナイフ の接触音が途絶えたり、研ぎムラが見えたりしたら、 パウダーを塗布し直す。 3 2 4.リールとベッドナイフの調整が必要になったら、も う1人に指示してリールを停止、エンジンを停止し、 キーを抜き取ってもらい、安全を確認してから調整 にかかる。 1 図 25 5.各リールが平均に、十分に、研げるよう配慮する。 リールの刃先に少なくとも 0.
アセンブリの取り付け: 1.ベッドバーのベッドナイフ取り付け面のサビ等を落 とし、入念に磨く。 4 2.次回の整備作業を楽に行うことができるように、ベ ッドナイフ取り付けネジにはネバーシーズ等を塗っ てからベッドバーにベッドナイフを取り付ける。 3.固 定 ね じ の 締 め つ け の 最 終 段 階 で は 、 特 殊 工 具 (P/N 51-0880)とトルクレンチを使用する(図 25)。 締めつけトルクは 28 kg.
4. ショルダー・ボルトからコーン・ナットを取り、皿 ワッシャとボルトを抜いて、ベアリング・ハウジン グをリール・シャフトから抜き取る(図 30)。 6 5. ドライブ・ハウジングからカバーとベルトを取る (図 30)。 5 4 1 2 7 1 3 図 31 1.リール・キャップスクリュ 2.プーリ・ワッシャ 2 3.受動プーリ 4.ドライブ・ハウジング 5.調整ハンドル・アセンブリ 図 30 6.半月キー 1.ドライブ・ハウジング(カバーを外した状態) 7.ドライブ・ハウジング・ボルト 2.駆動ベルト 6. リール・シャフトから、リール・キャップ・ネジと 鋸歯ワッシャ、プーリ・ワッシャを取る(図 31)。 9. サイド・プレートからリール・アセンブリを抜き出 す。 注: キャップスクリュにはロッキング・ペーストを塗っ てあります。 7. プラーを使用して、リール・シャフトから受動プー リを引き抜き(図 31)、半月キーも取る。 10.ドライブ・ハウジングのベアリングとシールを抜く には、ハウジングの内側からリテーナ・リングを取 り外し、アウタ・シールを、ベルト・ドライブ
9. リール・シャフトのドライブ・ハウジング側端に半 月キーを取り付け、受動プーリをはめ込む。 組み立て: 1. ドライブ・ハウジングとベアリング・ハウジングの 取り付け穴にあるフランジ・ブッシュの磨耗が大き ければ交換する(図 29)。 10.プーリのワッシャのスロットとロール・ピンが合っ ているのを確認し、ワッシャ、歯状ワッシャとキャ ップスクリュを通す(図 31)。ネジ部分に中程度の ロッキング剤を塗り 6.2 〜 7.6 kg.
図 34 1.コーン・ナット 2.ロッド&カラー・アセンブリ 3.フレックス・ロックナット 2.ロッド&カラー・アセンブリは、ローラ両端から抜 き取れば取り外すことができる(図 34)。 ローラの取り付け 重要 新しいローラをカッティングユニットに取り付け る時には、ローラ・シャフトのロックナットがカッティ ングユニットの右側にくるように(図 34 ;運転席から見 たときに)取り付けてください。これにより、使用中に ロックナットがゆるむのを防止することができます。 19
Toro 業務用機器の品質保証 2年間品質保証 Toro 社の製品保証内容 Toro 社およびその関連会社である Toro ワランティー社 は、両社の合意に基づき、Toro 社の製品(但し 1996 年 以降に製造された製品で 1997 年 1 月 1 日以降にお買い上 げいただいたもの、以下「製品」と呼びます)の材質 上または製造上の欠陥に対して、2 年間または 1500 運 転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品質保 証を共同で実施いたします。この品質保証の対象とな った場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行いま す。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃等が含まれます。また、保証は「製品」が納品され た時点から有効となります。 * アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入 した弊社代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり保証内容や条件について疑 問がある場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial