Form No. 3386-671 Rev B 輪駆 動 ト ラ ク Reelmaster® 7000-D 4輪 ションユニット シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03780—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 03780A—シ 製品の登録は www.Toro.com.
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目次 エンジンの整備 .................................................... 49 エアクリーナの整備........................................49 エンジンオイルについて ..................................50 ディーゼル酸化触媒DOCとすすフィルタの整 備............................................................51 燃料系統の整備 ................................................... 52 燃料タンク....................................................52 燃料ラインとその接続.....................................52 ウォーターセパレータの整備 .............................. 52 燃料フィルタの整備...........................
安全について 運転の前に • この機械は、EN ISO 5395:2013但し所定のステッカー の貼付が条件、および米国連邦ANSI規格B71.4-2012 に適合する製品として製造されています。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵 守事項は必ずお守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる注意事項 を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 • • • 安全な運転のために • 以下の注意事項は EN ISO 5395:2013 およびANSI B71.
運転操作 • • • • • • • • • • • • • 有毒な一酸化炭素ガスが溜まるような閉め切った場 所ではエンジンを運転しないでください。 作業は日中または十分な照明のもとで行ってくだ さい。 エンジンを掛ける前には、アタッチメントのクラッチ をすべて外し、ギアシフトをニュートラルにし、駐車 ブレーキを掛けてください。 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面での 作業には特に注意が必要です。転倒を防ぐため – 斜面では急停止・急発進しない。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に注意 すること。 – 急な旋回をしない。バックする時には安全に 十分注意する。 – マニュアルに指示があれば、カウンタバランス やホイールバランスを使用すること。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らない ようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するときは 通行に注意しましょう。 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回転 を止めてください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に気を付 け、人に向けないようにしてください。また作業中 は機械に人を近づ
• • • • • • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確実 に支えてください。 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛 かっている場合があります。取り外しには十分注意 してください。 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外して ください。バッテリーの接続を外すときにはマイナ スケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外 してください。取り付けるときにはプラスケーブル から接続します。 リールの点検を行うときには安全に十分注意してく ださい。必ず手袋を着用してください。 可動部に手足を近づけないよう注意してください。 エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能 な限り避けてください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 • テニスシューズやスニーカーでの作業は避けて ください。 • 安全靴と長ズボンの着用をおすすめします。地域 によってはこれらの着用が義務付けられていますの でご
• • • • 振動レベル 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高 圧で噴出していますから、手などを近づけないでくだ さい。リークの点検には新聞紙やボール紙を使い、 絶対に手を直接差し入れたりしないでください。高圧 で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な 損傷を引き起こします。万一、油圧オイルが体内に 入ったら、直ちに専門医の治療を受けてください。 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 0.3 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.3 m/s2 不確定値 K = 0.16 m/s2 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジンを 停止し、カッティングユニットを下降させてシステム 内部の圧力を完全に解放してください。 実測は、EN ISO 5395:2013 に定められた手順に則っ て実施されています。 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的に点検 してください。必要に応じて締め付けや修理交換 してください。 全身 振動レベルの実測値 = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal117-4766 117-4766 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 decal117-4763 117-4763 1. decal117-2718 117–2718 駐車ブレーキの掛け方左 2. 駐車ブレーキの解除のし 右のペダルをピンでつな 方 ロックピンを外し、ペダ ぐ 駐車ブレーキペダルを踏 ルを踏んで解除する。 み込んで、つま先ペダル を掛ける。 decal93-6680 93-6680 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal93-6686 93-6686 1. 油圧オイル 2.
decal93-6688 93-6688 1. 警告 整備作業前にマニュ アルを読むこと。 2. 手足や指の切断の危険 エ ンジンを止め、各部の完全 停止を待つこと。 decal121-3887 121–3887 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal110-9642 110-9642 1. 負荷が掛かっている危険 オペレーターズマニュアル を読 むこと 2. ロッドブラケットに一番近い穴にコッターピンを移し、昇降 アームとヨークをを外す decal121-3884 121–3884 1. エンジン 停止 2. エンジン予熱 3. エンジン 始動 decal112-5019 112-5019 decal93-6681 93-6681 1. decal125-8754 125–8754 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. 切 6. 低速 7. カッティングユニット下降 8. カッティングユニット上昇 9. オペレーターズマニュアル を読むこと。 5.
decal106-6754 106-6754 1. 警告高温部に触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 decal120-1670 120-1670 1. トラクションユニットの速度 2. 低速 3. 高速 decal125-4605 125–4605 1. 電動シート, 10A 6. 供給電流, 10A 2. 作業ランプ, 10A 7. コントローラ, 2A 3. エンジン, 10A 8. 供給電流, 7.5A 4. ライター, 10A 9. コントローラ, 2A 5. インフォセンター, 2A 10. エンジン予熱, 60A decal130-1651 130-1651 1.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. を読むこと 。 バッテリーに人を近づけな いこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 6. decal120-1683 120-1683 1. 2. 3. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず、講習を受け てから運転すること。 4. 警告斜面に駐車しないこと平らな場所で、駐車ブレーキを掛 け、カッティングユニットを下降させ、エンジンを停止させ、マ シンから離れる場合にはキーを抜き取ること。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 5.
decal120-1686 120-1686 CE 基 準 に 適 合 さ せ る 場 合 に P/N 120–1683 の 上 か ら 貼 り 付 け る * * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN ISO 5395:2013 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載されてい る斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 2. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず、講習を受け てから運転すること。 4. 警告斜面に駐車しないこと平らな場所で、駐車ブレーキを掛 け、カッティングユニットを下降させ、エンジンを停止させ、マ シンから離れる場合にはキーを抜き取ること。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 5. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 6. ベルトに巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 アル を読むこと。 3.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 必要なパーツはありません。 – サポートローラを調整します 2 警告表示ステッカー 1 CE 基準に適合させない場合には使用す る必要はありません。 フードロックブラケット リベット ねじ, 1/4 x 2 インチ 平ワッシャ, 1/4 inch ロックナット, 1/4 inch 前ホースガイド 右 前ホースガイド 左 1 2 1 2 1 1 1 必要なパーツはありません。 – ターフ補正スプリングを調整します。 6 カッティングユニットのキックスタンド 1 カッティングユニットにキックスタンドを 取り付けます。 7 8 必要なパーツはありません。 – マシンのグリスアップを行ってください。 必要なパーツはありません。 – 後アクスルオイル、油圧オイル、エンジ ンオイルの量を点検します。 9 ゲージバー 1 ゲージバーは刈高の調整に使用します。 3 4 5 欧州 CE 規格に適合させる場合にのみ 必要となります。 カッティングユニットを取
1 2 サポートローラを調整する 諸国用の警告ステッカーに貼 り代えます。 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 警告表示ステッカー 1 トラクションユニットに取り付けるカッティングユニッ トの刈り幅に合わせて、サポートローラを以下のよう に調整する 手順 • 27 インチのカッティングユニットを使用する場合に CE 基準に適合させる必要がある場合には、警告ス テッカーP/N 120–1683を、P/N 120–1686 の上から 貼り付けます。 は、ローラを、サポートアセンブリのチャネルの上 穴に取り付ける図 3。 • 32 インチのカッティングユニットを使用する場合に は、ローラを、サポートアセンブリのチャネルの下 穴に取り付ける図 3。 3 CE 規 格 に 適 合 さ せ る た め に フードにロックを取り付けま す。 この作業に必要なパーツ g019541 図3 1. サポートアセンブリのチャ ネル材 3.
g012629 図6 1. CE 用ロックブラケット g014982 図4 1. 2. フードのラッチ フードラッチブラケットをフードに固定しているリ ベット2本を外す図 5。フードからフードラッチブラ ケットを取り外す。 2. ボルトナットアセンブリ 4. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列させる。 5. ブラケットとワッシャをフードにリベットで固定す る図 6。 6. フードラッチブラケットにラッチを入れる図 7。 g012630 図7 1. g012628 7. 図5 1. 3. フードラッチブラケット 2.
g012631 図8 1. ボルト 2. ナット 3. フードロックブラケットの アーム g003320 4 図9 1. カッティングユニットを取り付 ける 5. この作業に必要なパーツ 1 前ホースガイド 右 1 前ホースガイド 左 カウンタウェイト どのカッティングユニットも、カッティングユニット の右側にターフ補正スプリングを取り付けて出荷 している。ターフ補正スプリングは、リール駆動 用モータを取り付ける側に取り付ける必要があ る。以下の要領で、ターフ補正スプリングの位 置換えを行う A. カッティングユニットのタブにロッドブラケット を固定しているキャリッジボルト2本を外す 図 10 。 手順 1. 出荷用ブラケットからリールモータを取り出す。 2. 出荷用のブラケットを外して破棄する。 3. カッティングユニットをカートンから取り出す。同 梱されているカッティングユニット用 オペレーター ズマニュアル に従って、希望の設定に組み立 て、調整を行う。 4.
g003967 図 11 1. 反対側のキャリアフレーム タブ D. 2. ロッドブラケット カッティングユニットのタブにロッドブラケット を取り付け、キャリッジボルト2本とナットで固 定する図 11。また、ロッドブラケットの再取り 付けを行うときに、カッティングユニットのタブ の前に、左ホースガイドを取り付ける図 13。 左前 カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト と 、 #5右 右 重 要 #4左 前 カッティングユニットでは、ロッドブラケット 取り付けナットを使って、各ユニットのタブの 前に、ホースガイドを取り付ける。ホースガ イドは、中央カッティングユニットに向かって 図 14。 。 傾 斜 す る の が 正 し い 図 12図 g015160 図 13 1. ホースガイド図は左用 2. ロッドブラケット 3. ナット g014684 図 12 g019602 図 14 1. ホースガイドは、それぞれ中央カッティングユニットに向かって傾斜するのが正しい。 注 カッティングユニットをトラクションユニット 6.
9. フロントに取り付けるカッティングユニットは、昇降 アームの下に入れるときにキャリアフレームのシャ フトを立てて昇降アームのピボットヨークに挿入す る図 16。スラストワッシャがキャリアフレームの シャフトの所定位置にあることを確認してください。 10. クリックピンを使って、キャリアフレームシャフトを 昇降アームのヨークに固定する図 16。 11. Tカッティングユニットを首振りしないようにロック 固定するには、スナッパピンを使ってピボットヨー クをキャリアフレームに固定します図 17。 g015978 図 15 1. 六角ソケットねじ 3. キャリアフレーム 2. ピボットスペーサ 4. フランジロックナット 7. 全部の昇降アームを完全に下降させる。 8. キャリアフレームのシャフトにきれいなグリスを 塗る 図 16 。 g015977 図 17 1. スナッパピン 注 法面では、カッティングユニットを固定する ことをお奨めします。 12. 刈高 19mm 超で使用する場合には、リアカッティ ングユニットの取り付けは以下の要領で行う。 A.
トの オペレーターズマニュアル に従って、決めら れたリンクを使用すること。 5 ターフ補正スプリングを調整 する 必要なパーツはありません。 手順 g003948 ターフ補正スプリング図 21は、前ローラから後ローラ へと、カッティングユニットの体重移動を行います。こ れによりユニットを安定させ、いわゆる「波打ったよう な」仕上がりボビングとかマーセリングといわれる現 象 を防いでいます。 図 19 1. 昇降アームのチェーン 2. チェーンブラケット 3. スナッパピン 14. リールモータのスプラインシャフトにきれいなグリ スを塗りつける。 15. リールモータのOリングにオイルを塗りつけ、モー タのフランジに取り付ける。 16. 重要 この調整は、カッティングユニットをトラクタに 取り付け、ユニットを真っ直ぐ前に向けて床に降ろし た状態で行ってください。 1.
6 カッティングユニットのキック スタンドを使う この作業に必要なパーツ カッティングユニットのキックスタンド 1 手順 ベッドナイフやリールを見るためにカッティングユニットを 立てる場合には、ベッドバー調整ネジのナットが床面に 接触しないように、カッティングユニットの後ろ側につい ているキックスタンドで支えるようにしてください図 22。 g004144 図 23 1. チェーンブラケット 2. スナッパピン 3. カッティングユニットのキッ クスタンド 7 グリスアップを行う 必要なパーツはありません。 手順 g003985 初めて運転する前にマシン全体のグリスアップを行って ください。「潤滑」の項を参照。この作業を怠ると重要 部品に急激な磨耗が発生しますから注意してください。 図 22 1.
8 液量を点検する 必要なパーツはありません。 手順 1. 初回運転の前に、後アクスルオイルの量を点検 してください。「駆動系統の保守」の「後アクス ルオイルの点検」を参照。 2. 初回運転の前に油圧オイルの量を確認してくだ さい。「運転」の章の「油圧オイルの量の確 認」を参照。 g004552 図 24 初回運転の前に油圧オイルの量を確認してくだ さい。「運転」の章の「エンジンオイルの点 検」を参照。 3. 9 ゲージバーを使う この作業に必要なパーツ 1 ゲージバー 手順 ゲージバーは刈高の調整に使用します。カッティングユ ニットの調整に関する詳細はカッティングユニットのオペ レーターズマニュアルを参照してください(図 24)。 21 1. ゲージバー 4. グルーマ搭載時の刈高調 整に使う穴 2. 3. 刈高調整ねじ ナット 5.
製品の概要 チルト調整ペダル 各部の名称と操作 ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダル図 25を 踏みこみ、ステアリングタワーを手前に引き寄せ、ちょ うど良い位置になったら、ペダルから足を離します。 ブレーキペダル 刈り込み速度リミッタ 2枚のペダル図 25により左右の車輪を独立で制御し、 旋回性能、駐車、斜面での走行性能を高めています。 刈り込み速度リミッタ図 26を上位置にセットすると、 事前にセットしてある刈り込み速度での走行になり、 カッティングユニットが回転できるようになります。刈 り込み速度の調整はスペーサで行い、スペーサ1枚 で、走行速度が約 0.
インフォセンター インフォセンターLCDディスプレイは、マシンの運転状 態、故障診断などの情報を表示します図 27。 PTO ス イ ッ チ PTOスイッチ図 27には2つの位置があります Out回転と In停止です。PTO ボタンを引くとカッティングユニットの ブレードが回転を開始します。カッティングユニットのブ レードの回転を止めるにはボタンを押し込んでください。 g010239 図 28 1. 電源ソケット 2. バッグホルダー バッグホルダー g021208 図 27 バッグホルダー図 28は物入れにお使いください。 1. 昇降コントロールレバー 4. PTO スイッチ 2. キースイッチ 5. エンジン速度スイッチ 3. インフォセンター 6.
座席調整 の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不具合 診断など、マシンに関わる様々な情報を表示します図 31。インフォセンターには初期画面スプラッシュ画面と メイン画面があります。インフォセンターのどのボタンで も、押せば初期画面とメイン画面とをいつでも切り替え ることができ、また、矢印ボタンで選択することによっ て、希望する項目の内容を確認することができます。 前後調整レバー レバーを外側に引いて座席を前後に移動させます図 30 。 座席アームレスト調整ノブ ノブを回して運転席のアームレストの角度を調整します 図 30 。 背板調整レバー レバー動かしてシートの背板の角度を調整します(図 30)。 体重調整ゲージ オペレータの体重に合わせて適正に調整ができると表 示が出ます図 30。高さ調整は、緑色の範囲内でサス ペンションの位置を変えて行ないます。 g020650 図 31 g008837 体重調整ゲージ 4. 座席背板調整レバー 2. 体重調整レバー 5. アームレスト調整ノブ 3.
インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
* 「オペレータ向け」のメッセージのみが翻訳表示され ます。故障、整備、診断の画面は「整備士向け」メッ セージです。タイトルは選択された言語で表示されます が、本文は英語表示となります。 About マシンについて メニュー項目 名称 Model マシンのモデル番号を表示し ます。 SN マシンのシリアル番号を表示 します。 Machine Controller Revisionコ ントローラ改訂番号 マスターコントローラのソフトウェ アの改訂番号を表示します。 インフォセンターの改定番号 インフォセンターのソフトウェア の改訂番号を表示します。 CAN Bus マシン内部の通信状態を表示 します。 保護 項 目 Protected Menus保 g028522 インフォセンターの「設定」メニューで変更可能な項目 は8つありますオートアイドル待ち時間、刃数、刈り込 み速度、刈高、前リール速度、および後リール速度で す。これらの設定は、「パスワード保護メニュー」で 保護することができます。 図 33 3.
オートアイドルの設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「オートアイドルAuto Idle」があります。 • 右ボタンを使って、オートアイドル時間を、 OFF, 8S, 10S, 15S, 20S, および 30S から選択します。 前・後リール速度の設定方法 前後のリールの速度は、刃数、刈り込み速度および刈 高からインフォセンターが自動的に計算しますが、いろ いろな刈り込み条件に対応するために速度設定を手動 で変更することができるようになっています。 • リール速度設定を変更するには、 F Reel RPM、 R Reel RPM またはその両方までスクロールして ください。 • 右側のボタンを使用して、リール速度を変更してく ださい。設定の変更をしているとき、ディスプレイに は、刃数、刈り込み速度および刈高に基づいて計 算された以前と同じリール速度が表示されています が、新しく入力した値も表示されます。 刃数の設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「Blade Count」があります。 • 右側のボタンを使用して、刃数を 5、8 または 11
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚 に 障 害を起こす可能性がある。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつで もエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、 キーを抜いておくこと。 g009702 図 34 エンジンオイルの量を点検する 1. エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 50)を参照してください。 2. ラジエター内部の液量を点検する。補給口の首 の上部まであればよい。また、補助タンク側面に ついてい るFULLマークまであればよい図 34。 3. 液量が不足している場合には冷却液は水とエチ レングリコール不凍液の50/50 混合液を補給す る。水だけの使用やアルコール系、メタノール系 の冷却液の使用は避けること。 4.
燃 料 表 (cont'd.) 危険 燃料を補給中、静電気による火花が燃料に引火 する危険がある。発火したり爆発したりすると、や けどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しない。 車両のカーペットやプラスチック製の床材など が絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなる ので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には、大型タンクのノズルからで なく小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。 ディーゼル燃料の仕様 地域 ASTM D975 No. 1-D S15 USA No. 2-D S15 EN 590 EU 諸国 ISO 8217 DMX 米国外 JIS K2204 Grade No.
燃料タンク容量 注 不適切なオイルの使用による損害については弊社 は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使 い下さる様お願いいたします。 83 リットル 低流 動 点 ア ン チ ウ ェ ア 油 圧 作 動 液 , ISO VG 高 粘 度 イ ン デ ッ ク ス /低 マル チ グ レ ー ド 46マ 物性 cSt @ 40°C 44 50 粘度, ASTM D445 cSt @ 100°C 7.99.1 140 またはそれ以上粘性イ 粘性インデックス ASTM ンデックスが高いものはマ D2270 ルチウェイトオイルです) -37°C -45°C 流動点 ASTM D97 11 以上 FZG, フェールステージ 500 ppm 最大 水分含有量新しい液 産業規格 Vickers I-286-S, Vickers M-2950-S, Denison HF-0, Vickers 35 VQ 25 (Eaton ATS373-C) 燃料を補給する 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止させてキーを抜き取る。 2.
エンジンの始動と停止 エンジンの始動手順 重要 以下の場合には燃料システムのエア抜きが必 要です 燃料切れでエンジンが停止した時 • • g026704 燃料系統の整備作業を行った後 1. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュ ートラル 位置にあることを確認する。さらに、駐車 ブレー キが掛かっていることを確認する。 2. エンジン速度スイッチをローアイドル位置にセッ トする。 3. キーを RUN 位置に回す。グローランプの点灯 を確認する。 4. グローランプが消えたら、キーをSTART位置に 回す。エンジンが始動したらすぐにキーから手 を放す。キーは RUN 位置に戻る。エンジン速 度の調整を行う。 図 36 1. 油圧オイルタンクのキャップ 3. 給油口からキャップを取る。 4. 補給口の首からディップスティックを抜き、ウ ェス できれいに拭う。 5.
エンジン速度スイッチ 1. 作業現場に移動し、刈り込みの一列目に合わせ てマシンを待機させる。 エンジン速度スイッチは、2つのエンジン速度モードを 切り換えます。スイッチを軽くたたくと、エンジン速度を 100 rpmずつ増加または減少させることができます。ス イッチを押し下げてそのまま保持すると、エンジンは自 動的にハイ・アイドルまたはロー・アイドルになります。 2. PTOスイッチが 切 であることを確認する。 3. 刈り込み速度リミッタを前に倒す。 4. スロットル速度スイッチを、エンジン速度ハイアイ ドルにセットする。 5. ジョイスティックで、カッティングユニットを芝面 まで降下させる。 6. PTO スイッチを押して、カッティングユニットの 作動準備状態にする。 7. ジョイスティックで、カッティングユニットを芝面 から上昇させる。 8.
重要 エンジンを低速で回している時間が長いと、すす フィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転 での使用をできるだけ短くしましょう。 ディーゼル微粒子フィルタ DPF の 再 生 DPF は排気系統の一部です。DPF には酸化促進触媒 が入っていて有害ガスを減少させ、すすフィルタが排気 に含まれているすすを取り除きます。 注意 DPF の 駐 車 再 生 中 や リ カ バ リ ー 再 生 中 の 排 気 は にな る 。 高 温 の 排 気 高 温 お よ そ 600°C (1112°F)に は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 すすがたまってくると、DPF を高温にして再生を行いま す。溜っているすすを高温によって燃焼させて灰にし、 すすフィルタの詰まりを取り除き、排気ガスが DPF を 通り抜けられるようにします。 すすの蓄積具合は、DPF のバック圧をコンピュータで 監視することによって行っています。バック圧が高くな りすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタ の中ですすを燃焼させることができなくなります。すす を DPF にためないようにするには、以下のような注意 が必要です •
DPF へ の 灰 の 蓄 積 • 軽い灰は排気管から放出されますが、重い灰は フィルタ内部に残ります。 • 灰は、再生の結果としてできるものです。よって、 機械の稼働時間が長くなるにつれ、放出されない 灰が蓄積してきます。 • すすの蓄積量が所定量に達すると、エンジンのコン ピュータからインフォセンターへ、灰の蓄積に関す るアドバイスまたは警告情報が送信されます。 • このアドバイスや警告は、DPF の整備が必要であ ることを示しています。 • 警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰 の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とし ます。 • DPF 内のすすの蓄積量は、エンジンのコンピュータ が計算しています。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル アドバイスまたは不具合コード レベル 1システ ムアドバイス エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし 100% インフォセンターにアドバイ ス番号 #179 が表示された
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 37)を参照。 アシスト エンジンの低速運転、低負荷運転を行うこと、DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知すること が原因で実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイ が表示された場合には、アシスト再 コン 生が進行中。 アシスト再生中は、コンピュータが吸気スロットルを 調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 37)を参照。 リセット アシスト再生によってもすすの量を十分に減らすこと ができない時にのみ実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイコン センサー読み値の基準をリセ
リセット再生 DPF の パ ッ シ ブ 再 生 • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • パッシブ再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 g214711 図 44 アシスト/リセット再生アイコン g214711 図 43 アシスト/リセット再生アイコン • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 43。 • コンピュータが吸気スロットルを調整してエンジンの 排気温度を高めます。 • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 44。 • コンピュータが吸気スロットルと燃料噴射とを調整し てエンジンの排気温度を高めます。 重要 アシスト再生やリセット再生のアイコンが表示 される時には、マシンからの排気の温度が通常よ りも高くなる可能性があります。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 • アシスト再
駐車再生 駐車再生の実行 注 保護メニューのロック解除方法 アクセス制限付きメ ニューへのアクセス (ページ 27)を参照。 1. 保護メニューにアクセスし、サブメニューのロッ クを解除する図 47 アクセス制限付きメニューへ のアクセス (ページ 27)を参照。 g214713 図 45 駐車再生要求アイコン g028523 図 47 • インフォセンターに、駐車再生要求アイコンが表 示されます 図 45 。 • 駐車再生が必要になると、インフォセンターにエン ジン警告 SPN 3719, FMI 16図 46 が表示され、エ ンジン出力が 85% にダウンします。 2.
g212138 g211986 図 49 4. 図 51 Initiating DPF Regen DPF 再生開始Are you sure?というメッセージが表示されるので、中央ボ タンを押す 図 50 。 6. スロットルコントロールを低速アイドル位置にセッ トして、中央ボタンを押す図 52。 g212372 図 52 g212125 図 50 7. 5. 冷却液の温度が 60°C (140°F) 未満の場合に is running and above 60C/140F” は、Insure エンジン作動と冷却水を確認と表示される図 51。 駐車再生が開始されると、以下のメッセージが 表示される A.
g212405 g213424 図 53 B. 図 55 • Waiting on 待機中というメッセージが表 示される 図 54 。 再生不許可の場合には DPF Regen Not Allowed と表示される図 56。左ボタンを 押してホーム画面に戻る。 重要 再生実行条件のすべてを満たして いない場合や、前回の再生からの経過 時 間 が 50 時 間 未 満 の 場 合 は 再 生 不 許 可 と な っ て DPF Regen Not Allowed と 表示されます。 g212406 図 54 C. 再生を行うかどうかをコンピュータが判断す る。判断結果は、インフォセンターにメッセー ジで表示される • 再生許可の場合には Regen Initiated 再 生を開始しましたと表示。再生が終了す るまで、最大 30 分間が必要。終了ま で待つ 図 55 。 g212410 図 56 8.
9. リカバリ再生に要する時間は 4 時間程度です。 リカバリ再生は、弊社正規代理店の整備士が行い ます。弊社正規代理店に連絡してください。 • • エンジン低温—待て エンジン適温—待て 昇降アームのカウンタバラン スを調整する エンジン高温—再生中~% 終了 凹凸の激しいターフで一定の刈高にカット、サッチが厚 くたまっているターフで削らないように刈るなど、様々 なターフ条件に合わせて、後カッティングユニットの昇 降アームについているカウンタバランスを調整するこ とができます。 駐車再生が終了すると、インフォセンターに Regen Complete と表示される。左ボタンを押し てホーム画面に戻る図 57。 調整は、カウンタバランスのスプリングの設定位置全 部でヶ所ありますを変更することによって行います。位 置を1目盛り変えるごとに、カウンタバランスの重量効 果が2.3 kg変わります。カウンタバランスを完全になく したい場合には、スプリングをスプリングアクチュエータ の後側にセット4番目の位置します。 1.
5. 残りのスプリングにも同じ調整を行う。 旋回時の昇降アームの高さを 調整する 1. 2. 1. フードを開け、中央のシュラウドを取る。 2. バイパスバルブのレバー図 61を右または左に 90°回転4分の1回転 させると内部でバイパスが 形成される。これにより、トランスミッ ションを破 損することなく機械を押して移動できる ようにな る。バルブを開けたとき、どちらの方向に 回し たかを覚えておくこと。 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛 けてキーを抜き取る。 昇降アームスイッチは、前右昇降アームの裏側 にあります 図 60 。 g009703 図 61 1. 3. g015079 3. エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに90度1/4 回転閉める。ただし、締め付けトルクが 711N·m 6.810.9kg.m = 58ft-lbを超えないようにすること。 -lb.)バルブを閉じて規定値にトルク締めする。 ジャッキアップポイント 図 60 1.
刈り込み あります。このコツは、走行ペダルの踏み込みに注意 することです。カッティングユニットへの負荷が大きく なったら走行に掛かる負荷を下げてやるきとです。 エンジンを始動し、エンジン速度を FAST 位置にセット する。刈り込み速度リミッタを「刈り込み」位置にセッ トします。PTO スイッチを ON 位置にセットし、昇降ス イッチでカッティングユニットを下降させます前方のカッ ティングユニットは、後方のカッティングユニットよりも 早く降りてきます。走行ペダルを前進側に踏み込めば 刈り込みが始まります。 エンジンの回転数が落ちてきたら、ペダルの踏み込み を浅くして走行速度を落としてやりましょう。そうしてエ ンジンの回転が上がってきたら、再び走行ペダルを踏 み込みます。一方、移動走行時のように、カッティング ユニットが回転しておらず、カッティングユニットへの 負荷がない場合には、ペダルを一杯に踏み込んで最 高速度で走行することができます。 移動走行 もう一つのポイントはブレーキペダルの使い方です。旋 回時にブレーキを使用すると、小さな半径で旋回するこ とができます。但し、誤って芝を傷つけないよう注意
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 8 時間 使用開始後最初の 200 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • プラネタリギアオイルを交換する。 • リアアクスルオイルを交換する。 • 油圧フィルタを交換する • • • • • • • • • 冷却系統を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 インタロックスイッチの動作を点検してください。 エンジンオイルの量を点検する。 水セパレータの水抜きと異物の除去。 燃料フィルタ・水セパレータからの水抜きは毎日おこなって異物を除去してください。 エンジン部、オイルクーラ、ラジエターを清掃する。 油圧ライン油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングの ゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか十分に点検してください。 50運転時間ごと • ベアリングとブッシュのグリスアップを行ってください。 • バッテリーの状態の点検 100運転時間ごと • オルタネータベルトの磨耗と張りの点検 200運転時間ご
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動 作 ブレーキの動作を 確認する エンジンオイルの 量を点検する 冷却水の量を点 検する 燃料・水セパレー タの水抜きを行う エアフィルタの状 態インジケータの 表示を確認する ラジエターとオ イルクーラとスク リーンのよごれ具 合を点検する エンジンからの異 常音がないか点 検する 1 運転操作時に異 常音がないか点 検する 油圧オイルの量 を点検する 油圧ホースの磨 耗損傷を点検す る オイル漏れなど がないか点検す る。 タイヤ空気圧を点 検する。 計器類の動作を 確認する リールとベッドナ イフの摺り合わせ を点検する 刈高の調整具合 を点検する グリスアップを行 なう 2 塗装傷のタッチ アップ 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2.
定期整備ステッカー decal130-1651 図 62 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 46
整備前に行う作業 潤滑 フードの外しかた ベアリングとブッシュのグリス アップ 1. ラッチ図 63を外し、フードを回転させて開く。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部のベア リングとブッシュにNo.2汎用リ チウム系グリスを注入します。通常の使用では 50 運 転時間ごとに行いますが、機体を水洗いしたあとは整 備間隔に関係なく直ちにグリスアップしてください。 グリスアップ箇所は以下の通りです • ブレーキシャフトのピボットベアリング5ヶ所 図 64 g014982 図 63 1. フードのラッチ 2ヶ所 g009704 2.
ステアリングシリンダのボールジョイント 2ヶ所 図 66 • • カッティングユニットのキャリアフレームカッティング ユニット 1 台に 2 ケ所 図 68 • 昇降アームのピボットカッティングユニット 1 台に 1 ケ所 図 68 g015158 図 68 g009706 図 66 1.
エンジンの整備 高圧 の エ ア は 使 用 し ている大きなゴミを取り除く。高 ないでください。異物がフィルタを通ってエンジン 部へ吹き込まれる恐れがあります。 エアクリーナの整備 このエア洗浄により、1次フィルタを外した時にホ コリが舞い上がってエンジン部へ入り込むのを防 止することができる。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 3.
6. インジケータ図 69が赤になっている場合はリセッ トする。 オイル量が安全レンジ内にあればよい図 73。 エンジンオイルについて オイルの仕様 以下の条件を満たす、低灰分low-ashの高品質エンジ ンオイルを使用してください • API 規格 CJ-4 またはそれ以上 • ACEA 規格 E6 • JASO 規格 DH-2 重 要 API CJ-4 以 上 、 ACEA E6 ま た は JASO DH-2 の オ イ ル を 使 用 し な い と DPF が 詰 ま っ て エ ン ジ ン を 破 損します。 g020435 図 73 1. 以下の粘度のエンジンオイルを使用してください 推奨オイルSAE 15W-40-18℃0°F) • • 4. 他に使用可能なオイルSAE 10W-30 または 5W-30 全温度帯 Toro のプレミアムエンジンオイル 15W-40 または 10W-30を代理店にてお求めいただくことができます。 パーツカタログでパーツ番号をご確認ください。 ディップスティック 2.
とす デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと またはエンジンの不具合 表示が SPN 3720 FMI 16、SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合 は、すすフィルタを清掃する。 • インフォセンターにADVISORY 179 が表示された場合 は、DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィル タの整備時期が近づいています。 g009713 図 74 1. ドレンプラグ g213865 3. オイルが完全に抜けたらドレンプラグを取り付 ける。 4. オイルフィルタ図 75を外す。 図 76 • エンジンの不具合として CHECK ENGINE SPN 3251 FMI 0、 CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 0 または CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 16がインフォセンターに表示さ れる場合には図 77、各表示の指示に従ってすす フィルタを清掃してください g214715 g213864 g008807 図 75 1.
燃料系統の整備 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—燃料フィルタ・水 セパレータからの水抜きは毎日おこ なって異物を除去してください。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、また、エンジンが 停止して冷えた状態で行う。こぼれた燃料は ふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料タ ンクの首の根元から25 mm 程度下までとする。 これは、温度が上昇して燃料が膨張したときに あふれないように空間を確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 400運転時間ごと—燃料フィルタのキャニスタは 所定時期に交換してください。 水セパレータの水抜きは毎日おこなって異物を除去し てください。フィルタは400運転時間ごとに交換してく ださい。 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく図 78。 2.
電気系統の整備 燃料フィルタの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと バッテリーの充電と接続 エンジンの燃料フィルタは400運転時間ごとに交換 します。 1. 警告 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 79。 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 1. 運転席のコンソールパネルのラッチを外して持 ち上げる 図 80 。 g021291 図 79 1. 燃料フィルタのヘッド 2. 燃料フィルタ 2. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をき れいに拭く 図 79 。 3. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを塗 る。より詳細な内容については、このマシンに付 属している エンジンマニュアル をご参照ください。 4. ドライフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付 け部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに 1/2回転締め付ける。 5.
2. 充電器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットす る。3-4 Aで4-8時間充電する。 3. 充電が終わったらチャージャをコンセントから抜 き、バッテリー端子からはずす。 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触 れるとショートを起こして火花が発 生する。それによって水素ガスが爆発を起こ し人身事故に至る恐れがある。 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火 気を近づけない。 4. 赤い ケーブルをバッテリーの 端子に、 黒いケー ブル はバッテリーの 端子に固定する図 81ケーブ ルはキャップスクリュとナットで各電極に確実に固 定すること。プラス端子が電極に十分にはまり込 んでいること、ケーブルの配線に無理がないこと を確認する。ケーブルとバッテリーカバーを接触 させないこと。ショート防止のために 端子にゴム キャップをかぶせる。 2.
バッテリーの手入れ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 行う時には、バッテリーのマイナスケーブルの接続 を外してください。 注 50 運転時間ごとまたは1週間に1度、バッテリーを点 検してください。端子や周囲が汚れていると自然放電し ますので、バッテリーが汚れないようにしてください。洗 浄する場合は、まず重曹と水で全体を洗います。次に 真水ですすぎ、。腐食防止のために両方の端子部に ワセリンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗ってください。 ヒューズ ヒューズは運転席のコントローラパネルの下に取り付 けてあります。 g026705 図 83 1. 運転席のコンソールパネル 2. ラッチ decal125-4605 図 82 ラッチを外し、オペレータコントロールパネル図 83を開 いてヒューズを露出させる図 84。 g016642 図 84 1.
走行系統の整備 プラネタリギアオイルの交換 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと または1年に1回のうち早く到達 した方の時期 ホイールナットのトルクを点検 する 200運転時間で初回交換を行います。その後は 800運 転時間ごと又は 1 年に 1 回のうち早い方の時期に交換 してください。補給用には高品質のSAE 85W-140 ギア オイルを使用してく ださい。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 200運転時間ごと 警告 1. この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故 につながる恐れがある。 平らな場所で、点検/ドレンプラグが一番低い位 置時計の 6 時の位置に来るように停止させる 図 86 。 前輪と後輪のホイールナットを85-100ft.-lb.115136 にト ル ク 締 め す る こ の 作 業 N·m= 11.813.8 kg.
リッ ト ル 入 り 終 わ る 前 に 一 杯 に な っ て し 重 要 0.65リ 時間 ほ ど 待 つ か 、 一 度 プ ラ グ を ま っ た 場 合 は 、 1時 はめてマシンを 3 m ほど移動させると、ブレー キシステムにオイルがまわって残り量を補給す ることができるようになります。そのようにして全 量を入れてください。 7. プラグを元通りに取り付ける。 8. 反対側のプラネタリギアアセンブリも同様に作 業する。 g009717 図 89 リアアクスルオイルの点検 1. ドレンプラグの位置 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと リアアクスルには出荷時にSAE 85W-90 ギアオイルを 注入しています。初めて使用する前および 400 運転時 間ごとに量を点検してください。容量は2.4 リットルです 。オイル漏れの目視点検は毎日行ってください。 3. オイルが抜けやすいように点検用プラグ3 個を 抜く。 4. 各ドレンプラグからオイルを抜き、容器で回収 する。 1. 平らな場所に駐車する。 5. プラグを取り付ける。 2.
g009987 g009718 図 90 1. ポンプロッド ジャムナット 2. 図 92 ポンプコントロールチューブ 5. 車輪の回転が止まったら、ナットを締めて調整 を固定する。 6. エンジンを停止し、右ブレーキ をゆるめる。 ジャッキスタンドをはずし、機体を床に下ろす。 試験運転で調整を確認する。 1. 1. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測るアクスルの高さ位置で計測。前での 測定値が、後ろでの測定値より 3mm 小さけれ ば合格とする図 91。 g009169 図 91 1. トラクションユニットの前部 2. タイヤ後部よりも 3 mm 小 さい 2. 3. 中心線から中心線までの 距離 調整が必要な場合は、タイロッドのボールジョイ ントのコッターピンとナットを外す図 92。次に、タ イロッドのボールジョイントをアクスルケースのサ ポートから外す。 58 2. タイロッドのボールジョイント 3. タイロッド両側のクランプをゆるめる図 92。 4.
冷却系統の整備 エンジンの冷却システムの整 備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジン部、オイルクーラ、ラジエターは毎日清掃し てください。汚れが激しければより頻繁な清掃が必 要です。 1. 後スクリーン図 93のラッチをはずして後部を開け る。スクリーンを丁寧に清掃する。 注 蝶番のピンを抜くとスクリーンを外すことが できます。 g020509 図 94 1. オイルクーラ/ラジエター ラジ エ タ ー 部 を 水 で 清 掃 す る 重 要 オ イ ル ク ー ラ /ラ と、さびが発生したり、各部の破損が早く進む 恐れがあり、ほこりが固くこびりつくので避けて ください。 3. g014987 図 93 1. 2.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータベルトの整備 ブレーキペダルの「遊び」が 13mm以上となったり、 ブレーキの効きが悪いと感じられるようになったら、調 整を行ってください。遊びとは、ブレーキペダルを踏 み込んでから抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを 言います。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 左右のペダルが独立に動けるように、ブレーキペ ダルのロックピンを外す。 2. 行きしろを小さくするにはブレーキを締める A. オアウタネータのベルト図 96は100運転時間ごとに点 検します。 1. プーリとプーリとの中間部を 40N約4.5kg の力で 押した時に10mm 程度のたわみがあれば適正で す。 2. たわみが10mmでない場合には、オルタネータ 取り付けボルトをゆるめる図 96。適当な張りに 調整してボルトを締める。ベルトのたわみが適切 に調整されたことを確認する。 ブレーキケーブル図 95の端にある前ナッ ト をゆるめる。 g009721 図 95 1. ブレーキケーブル B.
油圧系統の整備 油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。オイ ルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄 する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡くださ い。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ 色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. 油圧オイルタンクからケースリターンラインを外 し、流れ出すオイルを大型の容器に受ける。オイ ルが全部流れ出たらラインを元通りに接続する。 3. g009723 図 97 油圧オイルタンクに約 28.4 リットルのオイルを入 れる「油圧オイルを点検する」を参照。 1. 油圧フィルタ 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しな いでください。他のオイルを使用するとシステム を損傷する可能性があります。 4. タンクにキャップを取り付ける。エンジンを始動 し、全部の油圧装置を操作して内部にオイルを行 き渡らせる。また、オイル漏れがないか点検し て、エンジンを停止する。 5.
カッティングユニットの保守 による劣化などがないか毎日点検してください。異常を 発見したら必ず運転を行う前に修理してください。 警告 カッティングユニットのバック ラップ 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 • • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷 や変形がないか接続部が確実に締まっている かを確認する。 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをする。 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに 専門医の治療を受けてください。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等を 近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリールを 絶対に手や足で回そうとしないこと。 注 バックラップの時は、前ユニット、後ユニットがそ れぞれ共に回転します。 1.
保管 エンジン 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめ る。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイルフィ ルタを取り付ける。 3. オイルパンに所定のモーターオイルを入れる。 4. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転を 行う。 5. エンジンを止める。 6. 燃料タンクから燃料を抜き取り、きれいな燃料で 内部を洗浄する。 7. 燃料系統の接続状態を点検し必要な締め付け を行う。 8. エアクリーナをきれいに清掃する。 9. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水 テープでふさぐ。 冷却水 エチレングリコール不凍液と水とのの 50/50 混合液の量を点検し、凍結を考慮して必 要に応じて補給する。 g015076 図 99 1. 前側バックラップレバー 2. 後側バックラップレバー 8. リールの回転が止まってしまったり、回転が一定 しない場合には、スロットル速度を少し上げて 安定させる。 10. 9.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期